とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士

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そのころの連合軍ってお話です

前のお話から半月くらい経ってる計算ですね

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嫌いな人は読み飛ばし!


()が孫策で
ーーが、はおー様の心の声です
 



こいつ直接脳内に・・・・・・!!

「なんであんな田舎者に勝てませんの!!」

 

(そりゃ、あの連中が篭る汜水関に弱兵が二倍じゃ勝てないわよねえ)

 

ーーーまさか董卓の軍勢が篭城戦でも

これほどの力を見せるとは。

完全に読み違えた。

あの軍勢が賊に足を引っ張られて

洛陽に到着が遅れるはずがない。

  

してやられた!今ならわかる。奴らは

洛陽で事が起こると知っていたから、

わざと遅れていたのね。

そんなことも知らずに私は、阿呆だなんだとーーー

 

「華琳さん!」

 

何かしら?

 

「何か案はありませんの?!」

 

(曹操も大変ね。まぁこんなのお神輿に

担いだんだから自業自得だけどね)

 

・・・前にも言ったけど、今の私たちでは汜水関は落とせないわ。

 

「なんですって!!」

 

だから陽人の官軍を叩くべきね。

あそこなら汜水関程固くはないし、

守ってるのも官軍よ。

并州勢程の力はないわ

 

「それではあの田舎者に負けたことになりますわ!」

 

(そのとおりじゃない。現実見なさいよ金ピカ)

 

ーーー田舎。そうよね、辺境で戦い続けて

きた将兵が、先日黄巾相手に初陣を果たした

ばかりの連合軍に劣るはずないじゃない。

勝つ為には白蓮か馬騰の率いる精鋭が必須。

それが居なければ戦いにもならないーーー

 

「美羽さん!アナタの軍勢は後ろから動いてませんわよね?!」

 

「あー。七乃?」

 

「はーい!よろしーでしょーか袁紹様。

私たちは後ろで并州の騎兵の相手をしていて

ボロボロにやられちゃってますよー?

誰か代わってくれるんですかー?」

 

ーーーそうよね。実際、孫策が袁術の兵を

預かって防衛してるから、私たちは騎兵に

挟まれずなんとかなってはいる。

私たちの最高戦力である孫策の軍勢が後ろに

拘束されているのは痛いけど、代わりに騎兵

からは守られてると考えれば無理は言えない。

他では・・・無理ね。 

私たちだってあの騎兵とは戦えないわ。

兵は神速を尊ぶとはいうけど、まさか

戦略的な意味だけじゃなく、戦場で

あの速さを維持しつつ騎射と突撃を

使い分けて来るなんて。

并州の騎兵を過小評価しすぎていた!

 

だけど、だからこそわからない

なんで私たちはーーー

 

ねぇ孫策殿。少し聞きたいのだけれど?

 

「曹操殿、何をだろう?」

 

なぜ私たちは全滅してないのかしら?

 

「なんですって!!」

「麗羽様っ!」

 

「ふむ、わからんな」

 

ーーー間違いなく何かを知っているわ。

けど私にはそれが何かわからない・・・

予想も出来ない。

あぁ視点の高さが違うのね。

 

 『これが為政者の責任だ。

 人の上に立つものの姿勢だ。

 目先の物事しか見れん貴様など

 足元にも及ばんよ』

 

クソっあの時、司馬仲達が言った通りか!ーーー

 

「あ、あのー、発言よろしいでしょうか?」

 

「あー、えー、たしか、劉備さん。でしたか?」

  

「はい!平原の劉備です!」

 

 ーーーなぜここで劉備が?

 現実を知って前にも行けず

 後ろにも退けず、惰性で

 動いていたはずだけどーーー

 

(うわー出た!筆頭殿曰く、ミミズ!!

桃色でにょろにょろすんの止めなさいよ!

てゆーか髪の色とか色々被ってるのよ!)

 

「まぁ、華琳さんも頼りにならないし、

意見があるなら聞いて差し上げますわ!」

 

私は陽人に行けって言ったわよ?(ボソっ)

 

「えーっと、よろしければ、私たちに先陣を任せていただけないでしょうか!」

 

「「「「「はぁ?」」」」」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「じゃあ雛里、汜水関にいる将は華雄と

徐栄。それから張遼で間違いないんだな?」

 

「はい!間違いありましぇん!」

 

・・・(賈詡さんも居ますけどね)

 

「で、連合軍が攻めあぐねてるのは何でだ?

20万はいなくても10万は居る。相手の三倍

以上の兵はあるよな?」

 

(ありません。実際は袁術様と孫策様の

兵が後方の騎兵に当たってるから

実質六万対三万です)

 

「ご主人様、アレは私でもわかる。

弱兵と弱卒では兵が多くても勝てん」

 

「そうなのか?」

 

「はいそうでしゅ、あの軍勢は明らかに

篭城戦にもなれてましゅ!対して私たち

連合軍でまともな城攻めを経験したことが

あるのは、孫策さんだけでしゅ!

いくら兵がいても、人は経験したことが

ないことはできましぇん。

ですので、どうしても勝てないんでしゅ」

 

そう、并州の騎兵が強いのはわかってた。

かなり過小評価はしてたけど、それでも

強いってことはわかってた。

けど、まさか歩兵まであそこまで戦い

慣れてるなんて思ってもみなかった。

おそらく連合軍のみんながそう思ってる。

 

「それを統率している華雄と徐栄は、

そこまで優秀な将なのか?あぁ、張遼が

優秀なのは知ってるんだけどさ」

 

「知ってる?あぁ天の知恵でしゅね。

えっと、じゃあ華雄さんについてをお話

しましゅ。まず彼女は、涼州で韓遂さん

とともに漢に叛旗を翻した人なんでしゅ」

 

「へぇ、黄巾の乱の前にそんなことが」

 

「はい。それでその際、一騎討ちで

李儒さんに負けて降伏しましゅた」

 

「はぁ?李儒って軍師じゃないのか?」

 

「え?天の知恵では軍師なんでしゅか?」

 

(あの李儒様が軍師?やっぱり天の知恵は・・・)

 

「違うのか?」

 

「ご主人様、前に話しただろう?」

 

「愛紗?そんな話あったか?」

 

「李儒とは例の暗黒、いや、安北将軍だ」

 

「は、あの50万を殺したって言う?

アレをやったヤツか!!」

 

「そうだ、そして広宗で私たちをコケにした

司馬仲達の師としても知られているな」

 

「はぁ~?」

 

「だから李儒は軍師というよりは、漢が誇る

冷徹無比な将軍だ」

 

「あ、あぁ、冷徹無比なのはわかるが」

 

「ご主人様、天の知恵にも李儒さんが

いたんだよね?どんな人だったの?」

 

「あ~董卓の軍師で、悪逆非道な印象だな」

 

「まぁ、あってるな」

「あってましゅ」

「あってるのだ!」

「あってるね」

(全然合ってない。司馬懿さんを見て

わかりませんか?

絶対にそんな薄っぺらい人じゃないですよ)

  

「でも一騎討ちする印象はなかったな。

・・・もしかして華雄って将としては

優秀だけど、個人の武力は弱いのか?」

 

「それはないかと。涼州の人も羌賊も、

弱い人を上に立つ人とは認めましぇん」

 

「なるほど、じゃあ李儒が強い?

うーん想像できないけど、まぁみんな

女の子な世界だし・・・いるのかな?」

 

「え?李儒さんは男の人でしゅよ?」

 

「はぁ?男でも強い人っているの?!」

 

「たまにいるみたいです。

まぁ、李儒がどれほどかは知りませんが、

私や鈴々には勝てませんよ」

 

「そりゃそうだ。愛紗や鈴々に勝てるなんて

それこそ呂布くらいだろうし」

 

「ご主人様!確かに伝え聞く呂布の武力は

侮れませんが、私たちは呂布にだって負けません!!」

 

「そうなのだ!」

 

(趙雲様と周泰様にはあっさり負けてましたけどね)

 

「わかったわかった。話を戻そう。愛紗は

華雄と一騎打ちできたら勝てるんだな?」

 

「無論です!」

 

(根拠がないですよ。雛里ちゃんは止めないの?)

 

「あわわ、ご主人様!愛紗さんが勝てると

しても、華雄さんが一騎打ちを受ける理由が

ありましぇんよ!」

 

(そこ?あぁ、お二人が納得しないもんね)

 

「そうなのか?挑発すれば乗る印象なんだが・・・」

 

「篭城側が不利な状況なら、それを覆す

ために一騎討ちもするんでしゅけど、

勝っているならやるだけ損でしゅ。

そのせいで味方が負けたら、恥とか

そう言う問題ではなくなりましゅから、

まともな将なら一騎討ちは断るんでしゅ」

 

「ん~華雄はまともな将だと?」

 

「今のところ、大軍を相手にしても指揮に

歪みがありましぇんし、部下もよく

鍛えられてましゅ。間違いなく良将でしゅ」

 

「うーんそうか~。なんとかして一騎討ちに

持ち込めないもんかな?」

 

「・・・ねぇご主人様?」

 

「ん、どうした桃香?何か妙案が?」

 

「あ、違うの、そうじゃないの。ねぇ、

私たちはなんのために戦ってるのかな?」

 

「「「・・・」」」

(兵糧のためでしょ?)

 

「董卓さんは悪くなくて、いや、やりすぎとは

思うけど、それでも決して悪いことをした

わけじゃないのに……」

 

「「「・・・」」」

(一ヶ月前から知ってましたよね)

 

「袁紹さんからはご飯をもらってるけど、

実際は袁紹さんが悪いことして洛陽から

逃げたんでしょ?」

 

「「「・・・」」」

(そうですね)

 

「だったら私たちは袁紹さんにはっきりと、

アナタが悪いんだからって言って、董卓さん

に謝って貰うようにお願いしなきゃ

いけないんじゃないかな?って思うんだ」

 

「「「・・・」」」

(は?)

 

「桃香・・・それは違う」

 

「え?」

 

「理屈ではそうかもしれない。だけど今更

そんなことを言ったところで袁紹は認めない。

なんたって自分や部下が殺されるんだからな」

 

(まぁそうですね)

 

「董卓だって認めない。そもそも袁紹が

こんなことしなければ、沢山の人が

死ぬようなことになってないんだから」

 

「ご主人様・・・」

 

(いや、だから、なんで桃香様がわからないの?)

 

「なら、今更そんなことを言ったって、

曹操が言ってたみたいに、袁紹から

裏切り者扱いされて殺されちゃうだけだ」

 

「ご主人様と桃香様は私が守ります!!」

「鈴々も守るのだ!!」

 

(いや、そういう話題じゃないでしょう?)

 

「うん。だけど守るべきは俺だけじゃない。

今は、俺たちについてきてくれた

七千の兵のみんなも第一に考えよう!」

 

「「「はい、ご主人様!」」」

(まぁ、目の前の事ができない人に先はないですよね)

 

「だからこそ、とりあえずは華雄だ。

今のままじゃ俺達はタダ飯食らいだからな。

いつ袁紹が方針を替えるかわからない。

みんなでご飯を食べるためにも戦功は必要だ」

 

「なるほど・・・うん。わかったよ!」

 

(夢から覚めるって・・・辛いなぁ)

 

「そういうわけだから、雛里?何か無いかな?」

 

「あうぅぅぅ。朱里ちゃんは何かない?」

 

……可能性があるとすれば、以前ご主人様が

おっしゃった釣り野伏せですね。

 

「え、あ、あぁそうか!挑発とかじゃなく追撃を誘うのか!」

 

それでも、もしかすれば・・・です。

華雄将軍が出てくるとは限りません。

それにもし誘引に成功して向こうが出撃して

きたら、沢山の兵隊さんが死んじゃいます。

 

「「「・・・」」」

 

「そうか。他には無いのか?」

 

少なくとも、今の私には浮かびません。

そもそもが一騎討ちに持ち込むことが

難しいんです。

犠牲を払わずに事を成すのはできません。

 

「朱里!!」

 

あとは、袁紹様にお願いして補強の援軍を

出してもらいつつ、他の諸将にお話をして、

出来るだけ早い救援をしてもらえば、

より犠牲は減らせるかと思われます。

 

「あぁ、それならなんとかなるのか・・・」

 

(袁紹様の兵は死んじゃいますけどね)

  

「どうしても犠牲はでちゃうんだね・・・」

 

無論です。それが戦ですので。

 

「朱里ちゃん・・・」

 

「・・・わかった。まずはその線で考えよう

だけど、他にいい案が浮かんだら言ってくれ。

みんなで検討しよう!」

 

「「「はいっ」」」

 

(ほかの案に乗り換える気満々じゃないですか)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

・・・つまり、あなた方が先陣で戦って

わざと相手を引き付ける囮になるのね?

 

「はいっ!今まで袁紹さんに兵糧を譲って

もらってましたけど、全然お返しできて

なかったから、何か出来ないかなって

ずっと考えてたんです!」

 

「まぁ劉備さん!素晴らしいですわ!」

 

(うわぁ。もしも兵糧がなかったら、

私たちもこうなってたのかー)

(感謝してくれてもいいんですよー?)

(当たり前に頭の中に入ってこないでよ!)

(ありゃ、怒られちゃいました)

 

「で、さすがに私たちだけだと不自然に

なるから、袁紹さんの兵も少しだけ

貸して欲しいんです!」

 

「おーほほほほほ!構いませんわ!

そうですね・・・真直さん?」

 

「はっ、劉備に五千程をつけましょう」

 

「ありがとうございます!」

 

ーーまぁ失敗しても劉備と袁紹の兵が

減るだけだし問題は、無いのかしら?ーー

 

 

「ではみなさん!明日はこの作戦で行きますわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄々しく、勇ましく、 華麗に前進ですわ!!」

 

 

 

 




まぁ作画一緒だし、ピンクだし、巨乳だし・・・

ファミチキはありません 
どうしても茶番だよねってお話
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