とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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連合軍の続きですね

後書きがすべてを
語ってます。

オリ設定オリ展開

嫌いな人は読み飛ばしで



今北産業合資会社

 さて、誘うとは言ってたけどさー

 誘って勝てるの?あの華雄よ?

 

 「袁紹のハリボテとミミズの民兵じゃろ?

 全滅以外の目が見えんの」

 

 「えぇ、黄蓋殿の言う通りです。

 正直言って、今の我々の陣容ですら華雄に勝つには、

 孫策と黄蓋殿が命懸けで当たり、

 意識を逸している時に周泰の攻撃を

 当てるしかありません。」

 

 母様と一騎打ちしても負けないくらいには

 強いわよね~

 

 「精神的な事を言えば儂らでは

 比べ物にならん。なんせヤツは・・・」

 

 「えぇ十万を越える羌族と我ら遠征軍の前で

 李儒殿と一騎打ちをし、地獄を見たにもかかわらず、

 こうして武器を持って立ち上がった豪傑です」

 

 しかも自分から挑んでるのよ?

 信じられないわ。私だって普通に逃げるわよ?

 

 こないだ来た呂布だって人間離れしてたけど

 アナタなら勝てるかしら?って聞いたら

 「・・・階段怖い」って言って逃げたし。

 

 「やっぱり階段が出てくるんじゃのぉ」

 

 「私には十字の陵墓も見えます」

 

 「・・・シュウユ様は何を見たのでしょう」

 

 「私はお会いしたことがないので何とも・・・」

 

 

 

 まぁいいけどさ、とりあえず私たちは今まで通り

 袁術の兵を彼らに当てていけばいいのよね?

 

 「そうじゃな。外に呂布と高順、牛輔に陳宮

 選り取りみどりじゃ」

 

 「少し違う気もしますが・・・まぁその通りです。

 周泰に索敵をしてもらい、騎兵が来たら

 そこに当てて、挟み込むと見せかけて

 今一歩で逃げられる。」

 

 「袁術配下にしてみれば、私たちが

 撃退してるって見えますからね」

 

 「私の用兵の練習にもなってくれてます」

 

 で、余った資財がこっちに来るから

 万々歳なんだけど・・・周瑜?

 

 「あぁなんでミミズが、

 わざわざ華雄と戦おうとしてるのか?だな」

 

 そうなのよ。諸葛亮も負けはわかってるんでしょ?

 曹操だってわかってたし。

 

 「そうじゃな、今更華雄に勝って

 どうしようと言うんじゃ?」

 

 「探りますか?」

 

 いえ、あそこは死地よ

 ミミズなんかのために行かせられないわ

 

 「そもそもが誘いに乗るかの?」

 

 「少なくとも華雄は

 進むべき時に進み、退くべき時に退く。

 守るべきところでは下がらない。

 万の兵を統率するにふさわしい良将です。

 正直今の孫策でも将としては勝てません」

 

 そうよねぇ。正直、才はわからないけど

 経験の差は歴然としてるもの。

 

 「策殿は地獄を見とらんしな」

 

 ・・・それもあるわね

 

 「あわよくば一騎打ち。とか言ってるみたいじゃないですか?

 よりにもよってあの勘違いの関の字が!」

 

 「呂蒙さん・・・」

 「「「・・・」」」

 

 まぁ、呂蒙のアレはともかく

 一騎打ちねぇ。

 さっき周瑜は私たちがみんなでかかれば

 みたいなこと言ってたけど、

 アナタはソレで華雄に勝てる自身はある?

 

 「無理ですね」

 

 「ほう、言い切るか」

 

 「はい周瑜様。まず、基本的にあの人は油断や増長がありません」

 

 した結果がアレだもんねぇ。

 

 「勘も鋭いです」

 

 潜入したら、見つかってお茶奢ってもらって、

 手紙も渡されたもんねぇ。

 

 「その上で純粋に強いんです」

 

 弱かったら立ち上がれないもんねぇ。

  

 「ですので、いくら孫策様や黄蓋様が

 命を懸けて足止めしても、肝心の私の奇襲が

 読まれてしまいます」

 

 「読まれた奇襲は奇襲ではない・・・か」

 

 つまりは挑発に乗るような将じゃないし、

 乗ったら乗ったで止めれないと。

 一騎打ちは無謀

 釣って罠で絡め取るのも・・・

 そもそも華雄一人じゃないしねぇ

 賈詡と張遼が居るんでしょ?

 

 その上、外には呂布と陳宮が率いる

 并州騎兵よ?どーすんのよ。

 

 「・・・ダメじゃな」

 「「「はい」」」

 

 

 

 だから私が考えるべきはいつ退くか・・・。

 

 「『退き際を間違えるな』と堅殿から使者が来て以来

 洛陽方面の情報がピタリと無くなったのう。」

 

 「てっきり「孫策に変わって飲む酒や茶がうまい!」

  とか来ると思ってたんだがな」

 

 「洛陽に着いてから、おそらく十日も経ってないと思います」

 

 「それに使者にも「これからは使者を送れなくなる。

 間違っても周泰様をこっちに送るような真似は

 するなっ」て言い含めてましたね」

 

 ・・・洛陽で何かが起こってるのね。

 その準備が終わってないから、私たちはこうして

 生きている。周瑜、何か予想はできる?

 

 「いや、無理だ。おそらく殿も洛陽で

 初めて知ったんだろう。

 で、締めつけが始まる前に

 なんとか使者を送り出した・・・」

 

 「あのお二人がそこまで秘密にすることか・・・」

 

 「少なくとも連合の中に、洛陽の情報を持っている人はいません」

 

 「勘違いどもが何かを掴んだから、華雄に戦いを

 挑んだという可能性は?」

 

 狙ってではなく、偶然何かを知った可能性も

 ・・・無くは無いのかしら?

 

 「そうでないとあの自信は出てこんか・・・」

 

 「いや黄蓋殿、知らないだけという可能性があります」

 

 「あぁ、そうじゃな。アレを見ていなければ

 華雄は李儒殿と一騎打ちして負けただけじゃもんな」

 

 「勘違いがっ!紛らわしいことして迷惑かけんなって話ですよ!」

 

 「・・・呂蒙さん」

 

 「「「・・・」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん?・・・アレ?ねぇ、黄蓋、周瑜アレ見える?

 

 「なんじゃいきなり・・・え?」

 

 「知っての通り私は目が悪いから・・・え?」

 

 「・・・え?」

 

 「皆さん凄いですよね~私には・・・え?」

 

 

 

 

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 さて、あの劉備が言った策だけど、

 桂花、どう思う?

 

 「今までの指揮を見れば、華雄は良将です。

 誘いに乗るような将には見えません」

 

 そうなのよね。妙に自身があったみたいなのよね。

 まぁ一騎討ちなら関羽なら負けはないと

 思うけど。

 

 もしかしたら何か私たちの知らないことを

 知っているのかしら?

 

 「・・・申し訳ございません」

 

 あら?何を謝ってるの?

 

 「私は董卓軍を見誤っていました」

 

 ・・・それは私もよ

 

 「いえ、主君が気づかないことに

 気づけなければ軍師の存在意義がありません!」

 

 あぁ、それはそうね

 

 「っっ!」

 

 でもね、反省は後になさい。

 

 「しかしっ!」

 

 今は反省よりすべきことがあるわ。

 

 「すべきこと・・・ですか?」

 

 えぇ、なぜ私たちはまだ生かされているのか?

 これを考えることよ

 

 「生かされているか?」

 

 そうよ、アナタはどっちかといえば、

 政略に詳しい軍師だから

 分かりづらいかもしれないけどね?

 私たちは詰んでるのよ。

 

 「そんな・・・」

 

 そうね、言うなれば一ヶ月程前に諸葛亮が

 言った俎上の鯉

 

 「一か月前から?」

 

 簡単に考えれば・・・

 呂布が率いる騎兵が突撃してきたら、

 耐えれる軍勢ってあるかしら?

 

 「・・・孫策様と、我々でやっとかと」

 

 いえ、我々では無理ね

 

 「華琳様!」

 

 桂花、軍師はね、現実を見なきゃダメ。

 

 「・・・はい」

 

 万を数える騎兵の騎射と突撃・・・防げるかしら?

 

 「無理で・・・す」

 

 そうね、人は経験していないことはできない。

 ただでさえ兵法上、自分たちと同数の騎兵に

 歩兵が勝てる通理はないのよ?

 

 そして、私が万の兵を率いたのは今回が初めて。

 さらに兵だって訓練が終わっていない。

 周りは連携どころか、邪魔になる。

 

 孫策以外の連合軍はまともに

 戦えないのよ。

 

 「・・・」

 

 その孫策だって抑えるのが精一杯。

 まぁ袁術軍がもう少し持てば挟んで

 数を減らせた場面はあったけど・・・

 

 相手もわざわざ強いとわかってる

 孫策とは、まともに戦わないわ。

 

 結果、孫策の兵は疲弊して

 袁術の兵は摩耗している・・・

 

 で目の前の董卓軍は大した損害もなく

 意気軒昂。

 まぁ汜水関を攻めてる我々は

 相手も本気じゃないからそれほど

 消耗はしてないけど・・・

 

 もし奴らが損害覚悟で後方にあたってきて

 兵糧がやられたら、どうなるかしら?

  

 「・・・汜水関と騎兵と飢えに囲まれて終わります」

 

 そうね、故にここは紛れもない死地。

 奴らはね。いつでも私たちを殺せるのよ?

 

 かといって、客観的に見れば

 我々は倍の兵で攻めている?

 

 ここで引けば、何をしてるんだと

 天下と史に恥を晒す事になるわ。

 

 前にも行けず、後ろにも退けない。

 惰性か知ってるかは別としても

 ある意味で劉備と一緒なのよ。

 

 「だからこそ・・・」

 

 そう、私たちは知らなくては行けないの

 そして、少なくとも孫策は何かを知ってるわ。

 

 「!」

 

 我々が陳留を治めるのに力を注いでいる間に

 彼女らは情報に力を注げた。

 

 その結果が今の情報量。

 

 もともと一群の太守と南郡都督では

 割ける労力も資金も違うから

 それで私たちに負けていたら

 あっちの立場もないんでしょうけど・・・

 

 「それでも」

 

 えぇ、現状負けてる事実は変わらない。

 

 正しい情報がなければ正しい答えには辿り着けないわ。

 だから劉備が何かを知ったならそれを知らないと

 まずい事になる・・・

 

 「アレの場合は何も知らない可能性もありますが・・・」

 

 ・・・そうね。まぁその場合は

 何も知らなかったという情報が手に入るって

・・・無意味ね 

 

 「・・・はい。何もなかったというなら

 それはそれで情報ですが」

 

 まぁ、いいわ(ソラ

 

 とりあえず今は戦場の動きを・・・え?

 

 「華琳様・・・え?」

 

 ・・・ねぇ桂花、私には華雄が出撃してる様に見える

 んだけど。疲れたのかしら?

 

 「いえ、私にもそう見えます。」

 

 

 『・・・・・・』

 

 「華琳様!華雄が予定通り出撃しました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『『なんでさ!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




華雄出るっ!

三行どころか
引っ張るだけ引っ張って
一行で終わる。そんな話

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