とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
<< 前の話 次の話 >>

85 / 186
前話のもんもんサイドですね

話はまったく進んでません。

むしろ前日的なお話

原作アンチあり

オリ設定。オリ展開
嫌いな人は読み飛ばし!

ちょくちょく微妙に修正してます



シナモンロールちゃんかっ!

では、陛下。我々が賊どもとぶつかったら

陛下は五千の親衛隊とともに長安へお引きください。

 

「ダメだもん!月を置いてなんて行けないもん!!」

 

・・・その気持ちは大変ありがたいのですが、

臣の為に陛下が危険を晒してはなりません。

以前も言いましたが戦に絶対は無いのです。

 

「・・・」

 

万が一逆賊が

命懸けで陛下を狙ってきたならば

突破される恐れがあります。

 

なにせ相手は約七万・・・

 

「予定より多いもん・・・」

 

申し訳ございません。

我々の力不足でございました。

 

「あ、違うもん!そんなことないもん!

月はよくやったもん。な、黄?」

 

「はい。四万の兵で20万の逆賊を

七万まで減らしたのです。

功を讃えることはあっても、

非を馴すものなどおりませんよ」

 

・・・ありがとうございます。

 

「それにこっちも増えたもん!」

 

「えぇ、南にいた張任将軍でしたか?

間に合ったのは僥倖です」

 

はい、奴らが虎牢関を抜けるのなら

陽人に兵はいりません。

留守役を残して戻しました。

 

「あっちは七万こっちは四万だもん!

少し不利だけど・・・」

 

はい、ここで勝つ必要はありません。

民の避難は完了しました。

あとは陛下が長安に入城すれば、

奴らは終わりです。

 

「うん、そうだもん!

白湯を馬鹿にしてる

袁紹に吠え面かかせて、

悠々と長安に入るもん!」

 

・・・

 

「董卓殿?」

 

それですが陛下、ここは我らに任せて

先に長安に向かいませんか?

 

「月?何を言ってるもん!」

 

何度も言いますが、戦に絶対はありません!

何度でも言いますが、万が一我等が抜かれたら

御身が危険に晒されるのです!

 

「「・・・」」

 

私は大将軍です。

陛下のお許しを得たなら

御身の代理人として

皇帝旗を掲げることに

なんの問題もございません。

 

「「・・・」」

 

故に陛下は逆賊を許さんと

皆に宣言し『奴らを片付けよ』と

そう命じて下さればよいのです。

 

それで陛下の威は保たれます!

あとは我らが行いますので

陛下は奴らがここにたどり着く前に

堂々と長安へお入りくだされば良いのです!

そうなれば袁紹が何を言ったとて

誰も陛下が袁紹から逃げた等とは言いません!

 

「・・・月」

 

「董卓殿・・・」

 

 

倍する兵に対して堂々とその意思を

示したと天下に知らしめることとなるのです

 

それは項羽に対して高祖劉邦様が行った

宣言に並ぶ偉業と言えましょう!

 

袁紹ごときの為に、陛下が

戦場で御身を危険に晒す必要など

ないのです!!

 

「月、それはダメだもん」

 

「「陛下!」」

 

「黄も聞くもん!

高祖様も光武帝様も、

引くことはあったもん。

負けたこともあったもん。

けど最後には立ち上がって勝ったもん!」

 

・・・

 

「たぶん、それは逃げなかったからだもん」

 

「・・・」

 

「引くのと逃げるのは違うもん!」

 

・・・

 

「前に袁紹が宮中に入ってきたとき、

白湯は逃げたもん・・・」

 

「陛下、それは・・・」

 

「本当なら堂々と

「何のようだ?ここがどこかわかってるのか?」

 って言ってアイツらを吹っ飛ばさなきゃ

 駄目だったもん!」

 

「「・・・」」

 

「高祖様ならそうしてたもん!」

 

「・・・陛下」

 

「それをしなかったから、袁紹が調子に

のって、こうして白湯に兵を向けたもん」

 

「「・・・」」

 

「それをしなかったから、周りの奴らだって

白湯を馬鹿にして、袁紹の味方をしてるもん!!」

 

「「・・・」」

 

「だからこそ、ここで白湯が奴らに

思い知らせるもん!

逃げるんじゃない、

引くんだって。

覚えてろよって見せるんだもん!」

 

「陛下、そこまでのご覚悟を・・・」

 

・・・陛下のお覚悟に対し無礼を申しました。

本来ならこの不敬、この場で償わなくては

なりませんが、せめてこの戦が終わるまでは

お預け願えませんでしょうか?

 

「いいもん!月は白湯を

心配してくれたんだもん!!」

 

ありがとうございます。

 

趙忠殿、言うまでもありませんが、

親衛隊は董承殿とともに絶対の信頼を

おけるものを選んでください。

この期に及んで宦官だ外戚だと

騒ぐ輩は絶対にダメです。

 

「無論です」

 

「どうしても月をおいていかなきゃ

駄目だもん?」

 

陛下の危険もそうですが

私は長安には入れません。

 

「月、なんでだもん?!」

 

「董卓殿、まさか・・・」

 

あぁ、大丈夫です。

死ぬつもりはありませんよ?

 

私は并州に行って兵をまとめなくては

なりませんからね。

 

「「あっ」」

 

率いてきた兵は汜水関で散りましたが、

并州にはまだ兵がおります。

それらを中核にして

兵をまとめ、公孫賛と共に袁紹を

討たねばなりません。

 

「なるほど、そうなれば

陛下と長安には入れませんね」

 

そういうことです。

それに、陛下が残ったら陛下が心配で

并州に退けないじゃないですか。

 

「・・・そんな風に

笑っていうことじゃないもん」

 

ふふ、今は無礼を許してくれるんでしょう?

 

「・・・」

 

 

陛下、戦場から離れたなら

衣類のお着替えを。

皇帝旗はしまってください

 

「・・・こそこそするもん?」

 

いえ、みすぼらしい格好を

する必要はありません。

むしろ、してはいけませんね。

 

ですが、目立ち過ぎれば

逆賊の放つ刺客に狙われて

暗殺される恐れがあります。

 

「暗殺・・・」

 

奴らは追い詰められた獣です。

 

それに事が陛下の玉体に関わります。

どんなことでも警戒して下さい。

それは過ぎるということはありません。

趙忠殿、そうですね?

 

「そうですね。可能性は高いです」

 

ですので、長安へ入るまでは

必要以上に目立たぬように。

 

また道中、陛下に味方する諸侯が

接触してくるかもしれませんが、

その者らから食事を出されても

絶対に口にしては行けません。

 

「え?なんでだもん??」

 

趙忠殿?

 

「えぇ、味方の振りをして

食事に毒を盛る可能性だって

ありますからね。

我々が準備した食料以外は

危険と考えたほうが良いでしょう」

 

「毒だもん・・・」

 

そういうことです。

ですので、陛下がいらっしゃることは

極力知られないようにします。

 

かつ、そのへんの諸侯が下手に

手を出せないよう、董承殿の旗を

掲げて動くことを提案致します。

 

「なるほど、ただでさえ五千の軍。

誰と分からぬならちょっかいも

あるでしょうが」

 

はい、董承殿の軍が長安に向かって

動いているなら、近隣の諸侯は

手を出せません。

 

「なんでだもん?」

 

長安に朱儁将軍と皇甫嵩将軍、

執金吾の馬騰殿が

いるからですよ。

 

「黄?」

 

「陛下、袁紹が逆賊で、

董承殿が陛下の忠臣であることは

皆が知っております」

 

「うん、そうだもん」

 

「朱儁も、皇甫嵩も、馬騰も、

長安で陛下をお待ちしています」

 

「そうだもん!」

 

「ここで董承殿に手を出せば

長安に居る者たちに討たれますからね」

 

「わかったもん!」

 

ただ、その軍勢の中に陛下が

いらっしゃるとわかれば話は別です。

 

「そうなんだもん?」

 

「そうですね・・・

陛下の御身を手土産に袁紹に

降り、長安から離れた場所に

逃げればなんとかなると

考える者もいるでしょう。

まさに逆賊の発想ですが・・・」

 

そういうことです。

 

ですので陛下、皇帝旗は

弘農まではお隠し下さい。

 

「弘農だもん?」

 

そもそも彼らが洛陽に来れないのは

洛陽からの民の受け入れで混乱しているのも

ありますが、羌賊による奇襲にそなえて

のことです。

 

「羌賊、確か・・・あぁ、

韓遂とか言いましたか?」

 

はい、アレが乱を起こしてまだ数年。

涼州は安定してるとは言えません

 

「黄、誰だもん?」

 

「数年前に羌賊を引き連れて、

漢に弓引いた反逆者です」

 

「そんなのがいたもん?!」

 

「えぇ、戦わずして漢の威光に

ひれ伏したため、命は取らなかった

はずですが・・・」

 

はい、それで合っています。

 

「なるほど、長安から兵を動かせば

羌族が長安の混乱を突く

可能性があるのですね?」

 

その通りです。ですから彼らは長安の

近くから動けません。

 

「なぜ彼らを呼ばないか、

不思議に思ってはおりましたが

そういうことでしたか」

 

はい、陛下がお入りになる長安を

万全の状態に整えるためです。

 

「忠臣だもん!」

 

はい、その通りです。

それで、先程も言いましたが。

今、長安は洛陽からの民を迎え入れていて

かなり混乱しています。

ですのでその混乱を逆賊や

羌賊に突かれぬように

天水から長安にかけて、

そして長安から弘農にかけての

警戒網が出来上がっております。

 

「なるほど、だから弘農だもん!」

 

えぇ、弘農までたどり着けば

堂々と皇帝旗を掲げて進軍しても

問題ありません。

 

「確かに・・・わかりました。

そのように打ち合わせを

行いましょう」

 

遺漏のないようお願いします。

弘農までの日程は急いで三日、

軍を率いている

ことを考えれば5日・・・

 

その間、陛下には不自由をお掛けすることとなりますが・・・

 

「いいもん!嘗胆ってやつだもん!」

 

「ご立派です陛下っ!!黄は涙が止まりません!!」

 

・・・はい、本当にお見事です。

その後、長安にて王允殿と

董承殿を筆頭として

馬騰殿、皇甫嵩将軍、

朱儁将軍らと共に

軍勢をまとめ、長安での体制を

作り上げてください。

 

私は并州で兵を纏め、奴らを引きつけます

 

「・・・大丈夫なのですか?」

 

えぇ、公孫賛も北方の

騎馬民族を警戒して

洛陽には来ておりませんが

紛れもなく漢の忠臣です。

 

袁紹が我々を攻めようとすれば後ろから

公孫賛が、逆にヤツが公孫賛を攻めようとすれば

我々が後ろを突いて、逆賊を休ませません。

 

そもそも逆賊どもは

ここまで来るのに、

かなり疲弊してますから

そう簡単には負けません。

 

そうして袁紹を討伐した後

官軍のみなさんと我々で

中原をまとめれば

逆賊の討伐はなります。

 

「白湯の力で漢の再興だもん!!」

 

「はい!陛下!!」

 

・・・あとは、万が一ですが

袁紹が謝罪をしてきた場合です。

 

「そんなの今更、許さないもん!!」

 

「そうです!許す必要がありません!!」

 

無論、袁紹や曹操は許しません。

ですが、彼らに無理やり付き合わされた

兵もまた漢の民。

つまりは陛下が歴代様から

受け継いだ財です。

 

「あ~!そうだもん!。

袁紹に無理やり連れて来られたのは、

皇帝である白湯の民だもん!」

 

「そうですね、確かにそれらは陛下の財。

では董卓殿どうすると?」

 

もし彼らが己の行いを反省し、

自分から皇帝旗の元に集うなら良し

 

「うん。それなら、いいもん!」

 

袁紹が自ら陛下の前に

頭を垂れて、自らの命でもって

兵の命を嘆願したなら、

それも良し。

 

「袁紹は許さないもん!」

 

無論です。袁紹の首を刎ね

兵の命を助けましょう。

その際は、曹操を初めとした

諸侯を捕らえることを条件としましょうか。

 

「白湯の前で兵に裏切られて

つかまるもん!」

 

「それはいいですね!」

 

もし、袁紹や曹操以外が使者

として来たなら・・・

 

「そんなの不敬だもん!」

 

「その通りです!!」

 

はい、そのまま殺して戦です。

 

 

慈悲を示すのは一度だけ、

たとえ無理やり連れてこられたとしても

そもそも皇帝旗に剣を向ける時点で賊ですから

それに気付けないなら

陛下の民たる資格はありません。

 

「慈悲は見せた。その上で逆らうなら賊・・・

つまりはどう転んでも陛下に損は

ありませんね?」

 

はい、あとは最初に言ったように、

相手の方が多いのですから

どうしても不測の事態は

発生してしまいます。

 

「・・・それは覚悟の上だもん!」

 

「・・・陛下!」

 

これよりは迅速な行動が求められます。

 

趙忠殿、何卒!何卒陛下を

無事に長安まで送り届けて下さい!!

 

「・・・月」

 

「董卓殿・・・言われるまでもありません!

アナタも陛下を悲しませることが無いよう、

無事に并州までたどり着いてください」

 

 

 

 

 

 

 

無論です。

袁紹に地獄を見せるまでは

死にませんよ

 

 

 

 

 

 

 

「「・・・」」

 

 

・・・どうしました?

 

「な、なんでもないもん!な、黄!!」

 

「え、ええ、問題ありません!」

 

そうですか?

では諸々の準備がありますので

これにて失礼致しますが、

・・・本当に大丈夫ですか?

 

 

 

「「だ、大丈夫!!」」

 

は、はぁ。それでは失礼致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黄・・・」

 

「えぇ陛下・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「やっぱり怖いって!!」」

 




あぁそうさ!サブタイに困ったのさ!

馬騰さんたちは
長安で遊んでるんじゃないんだよー
そんなお話です。

ちなみに臥薪嘗胆はこの時代
ない諺だからね!

ん?今までもこの時代にない諺使ってる?
・・・こまけぇこたぁ気にすんな!
しないで下さいおねがいします

感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。