とある策士の外史旅(仮)   作:カツヲ武士
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ようやく話が前に進みそうです。

腐り目と腹黒が形容詞になっている主人公。

千葉のお兄さんは無関係です。



選べ!命を取るか、夢を守るか!

  

 ふむ・・・弟子のあんな顔は初めて見るな。

 

なんてゆーか、

 

どうしよう。

 

とか

 

駄目だコイツ。

 

とか

 

変わってくれ。

 

とか

 

 目は口ほどにモノを言うらしいが、感情を隠すことに長けた我が弟子が目だけでなく、顔全体で感情を表すのは、はっきり言って異常だろう。

 

ご家族の方が見たら驚くんじゃないか?

 

だが、まぁ。弟子よ、その気持ちはわかる。

 

 あんな下半身丸出しで、糞尿を垂れ流した跡を隠そうともしない女性がどこかのギャングばりの決め顔で決めた覚悟がマトモなはずが無い。

 

 自爆覚悟でこすりつけられる前に

避難したいというのは真っ当な感情だ。

 

 かく言う俺も巻き込まれる前に逃げたい。

 

ん?ふと思ったが、今ならコイツ殺ってもバレないんじゃ?

 

 弟子と目が合う。

弟子も気付いたな。

 

よし・・・・・・・・・殺るか?

 

 チッ、気付いたか。

 

あのまま決め顔してたら、何かしらの行動に移す前に殺れたんだが、流石に青い顔して涙ぐんで首をイヤイヤ振っている女はなぁ。

 

しかも俺に何か悪影響を与えたわけでもない女を問答無用で殺るわけにはいかんよな。

 

 いや、この恋姫的後漢で、女だからといって殺さないなんて甘ったれたことを言うつもりはない。

 

 実際さっき殺った9人は全員が女だったしな。

 

 だが敵意や殺意を持たない人間を殺していくのはただのシリアルキラーだろう。

 

 理由があれば殺して良いというわけじゃないが

自分なりのルールを定めないと、際限なく死体を

積み重ねていくことになる。

 

 そんなことをしていたら社会が殺しにかかってくる。

 

 まぁこのご時世、今の俺なら一人で生きていくことは可能ではある。

 

田舎に行って狩りでもしながら生活してれば、まぁ生きていけるだろう。

 

 それの何が面白いのかと言う話なんだが。

 

 基本的に俺の行動基準は暇つぶしなんだ。

せっかく前世?の記憶があって

子供のころから効果的に鍛えることができた。

 

 結果、俺は選べる立場にある。 

 

 自分が君主として立つ気はない。

さすがにそこまで自惚れてない。

 

 良く弟子が言ってるが

腹黒だの、鬼畜、外道、は軍師として、

将帥としては誉め言葉だ。

 

 だが君主としてはダメだろう。

今更偽ったところで、滲み出る腹黒さは隠せない。

それにこーゆーのは隠してもバレるもんだからな。

 

 だからこの乱世、誰かを盛り立てる形で生きるのが

一番楽しめる生き方だと思う。

 

 洛陽で種馬生活? アホか。

 S〇Xは趣味だから楽しいんであって

 仕事にしたら地獄だぞ?

 

 ちなみに俺は今も昔も経験済みだ。

今世では地元に帰った時に親に用意されてた。

 ・・・なんでもある程度女に慣れてないと

ハニトラにやられるんだそうだ。 

 

 まぁそうだよね。男を操るなら女だよね。

 酒と女と博打だったか?。

 うん、やらん。

 

 酒は 温い、薄い、不味いの三拍子

 

 女は病気が怖いからな。

あと、変に洛陽で女の影を見せると、名家どもがうごめきそうだったし

弟子の教育に悪すぎる。

 

 博打は・・・基本チンチロリンでイカサマし放題だからなぁ。

 

この世界、麻雀は有るが競馬とかはないんだよ。

なぜか上下水道は完備してあるんだがな。

 

 

ゲーム時空の不思議だが・・・

 

まぁ種馬主人公とて、糞尿臭い建物の中だと

勃つモノも立たないんだろうて。

 

 種馬主人公と言えば、内政チートの基本であるリバーシは作らない。

作れば売れるだろうが、まだ著作権とかが無いので最初に作る利点が無いんだ。

 

むしろ転生者に目をつけられるデメリットの方がデカイ。やるにしても、後から堂々とパクる。

 

 俺がやったのは連作障害を防ぐための一手、豆を植えさせたのと、種蒔きのやり方を変えさせたくらいだ。

 

 実際に何処かの陣営でやるにしても、本では大丈夫でした!ってのと、自分の荘園で実際に行いました!では説得力がまるで違う。

 

それに今のうちに試してデータをとって置けば、後は地方の土地に合わせた微調整で済むからな。

 

 元々が荘園一つ。

 多少の増収でも国は動かない。

 スパイが見てもわからない。

 

農業に対する知識なんて、この時代どこにも

無いんだから。

 

 

 

 

 おっと、現実逃避、現実逃避。

 

 いやぁ弟子の気持ちが良く分かる。

 

 だってなぁ、今山の中では下半身丸出しの狐耳フードしてる娘さんが泣きながら頭を下げてるんだぜ?

 

思考も停止して現実から逃げたくもなるってもんだ。

 

何の話だったか・・・あぁコイツを殺さなかった理由か。

 

一言で言えば、コイツが荀攸公達だからだ。

 

恋姫では出てこなかったが、他のゲームで言えば間違いなくネームドキャラ。

 

 なんたって曹操陣営の筆頭軍師は荀公達なんだぜ?

 

郭嘉は早死にしたし、程昱は十面埋伏が有名だが

当時でも結構な高齢だったからな。

軍師としてそんなに活躍はしていなかったんだ。

 

まぁ恋姫だと、その現地に居なかったってのを裏方の諜報にまわったと解釈して役割を与えていたが・・・

 

  賈詡に至っては曹操の息子を殺してるし、比較的新参だったから筆頭にはならなかった。

 

荀彧は内政官としての役割が大きかった。

戦略家としてはともかく、戦術家としては・・・

あっさり呂布に陳留他を獲られてたなぁ

 

だから曹操軍で曹操の代わりに軍師として将兵を率いたのは荀公達だったってのが定説だったはずだ。(異論はあるだろう)

 

 そんな荀攸をここで殺す?

 いや、さすがにもったいない。

 

 ここで俺が確保すれば

 荀家に対しても

 何進に対しても

 宦官に対しても

 何かしらの手が打てる。

 

流石に名前は捨ててもらわなければならんだろうが名を捨てても、築いた人脈が消えるわけでもないしな。

 

それさえ承諾するのなら、荀公達は俺が抱えても良い。

 

ウチの荘園を手伝わせても良いし、弟子の実家の荘園を手伝わせても良いし。

 

いずれ何処かの陣営に所属するにしても、俺や弟子に対して苦手意識を持たせる事は不利にはならん。

 

同じ陣営ならデスマーチさせてやる。

 

 くっくっくっくっくっ 

さて、狐はどんな決断を下すのか。

 

 選ばせようじゃないか。

 まぁ選んだ結果によっては

 ココでハイクを詠むことになるがな。 




黒い笑顔の李儒くん

隣で弟子はうわぁってなってます。

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