【ネタ】神さま転生で欲望を叶えました【床上手希望】 作:echo21
なんやかんやあって、神さまが記憶を継承したまま転生させてくれると言うので、ありがたく頂戴した。なんやかんやはなんやかんやです。
「得点? 採点されてたの? 何点ですか?」
「いや、特典だ。ギフトになる。転生先でじゃがな、おぬしの欲望を三つ叶えてやろう。なんでもよいぞ。ほれ、言うてみい」
「欲望……。なんでも?」
「なんでもじゃ。強大な力、理想の女、尽きぬ金などでもよい。なんでもよいぞ。ほれ、おぬしの欲望をさらせ」
「なら、ならっ……」
ひとつめは、『恐ろしいほどの健康』だな。歯医者がこわいのだ。いくら磨いても虫歯はやってくるし、ドリルのきゅいんきゅいんがこわいのだ。だって、きゅいんきゅいんだもの。
「言うてなかったが、転生先は『魔法少女リリカルなのは』じゃ。美少女がおるぞ? 魔法があるんじゃぞ?」
「次いっていいか?」
「……うむ」
なぜか呆れられたがふたつめはアレだ、『不労所得できる程度の魔法を十全に使える才能』だ。どんな世界観かは知らないが、魔法があるのだからやれるだろう。うっはうっはである。黄金率などではなく、転生先の世界観にあったものになれば誰にも怪しまれない。もう一度いおう、うっはうっはである。
「あー。できはするんじゃが、バトルもあるぞ? 地球滅亡の危機もじゃな。英雄になれるかもしれんなー」
「不労所得の才で使える魔法で逃げれるでしょ。危ない場所には近寄らないよ。孫子も言ってたしね。次いっていいか?」
「なあ、ハレムとかどうじゃ? 洗脳なんてものもあるぞ? 誰もがおぬしの奴隷になるんじゃ。こう、たぎらんかね?」
「ふむ。ふむ……。ならば最後は『床上手』だ!」
恋愛は駆け引きがあるから一喜一憂して楽しい。洗脳して自慰するなら誰の迷惑もかけないように独りでするわい! 自慰っていうのはね。誰にも邪魔されず、孤独で切ないからはかどるのだよ。床上手はアレだ、「このえっち、すごい」とか言われてみたいしぃ、マンネリ化を防ぐためでもあるのだよ! 「浮気して色んなえっちを覚えてきてねっ」て、彼女に言われたことがあるんだっ。すごくっ、切ないです。
「なんかすまん。……それにしても、今までの転生者とは違いすぎるのぅ」
「童貞とは違うのだよ、童貞とはね。恋愛は成就しても結婚はできなかったんだよっ」
甲斐性がなかったからなっ!
「…………まあいいじゃろ。逝ってこい」
「あ、性別は男性でお願いしやす。わかってるだろうけど」
「ふふっ」
ちょっ、なんで今わらった! 俺は刺されたくないよっ!
「ちょっまっ!」
あっー。
きっと巻き込まれる(笑)