ドラゴンボールZ 真武道会2アナザー   作:アンドロイドQ14

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1話 動き出したバビディ一味

???

 ある宇宙では界王神見習いのザマスは悟空らしき人物と合体したものの、ある人物には敵わずに逃げ回っていた。

 

合体ザマス「き、貴様、全王になぜ似ている!?」

 

先代の全王「似てるも何も、私は今の全王の父親なのだよ。君はタブーを犯した。よって、消えてもらおう」

 

 全王にひげを生やしたような姿をしている先代の全王は地球人の見た目をした武闘家の姿に変身した。

 

合体ザマス「な、姿が…」

 

先代の全王「私は決まった姿を持たないのだよ。気分次第で色んな姿に変身するのが趣味でね。おっと、君を消さないと。リバースビーム!」

 

 七色のビームを合体ザマスはよけようともしなかった。

 

合体ザマス「ふん、代々の全王が使えるという回復光線を浴びせた所で…」

 

 ところが、ザマスの体に異変が起こった。合体したザマスは分離してしまい、悟空らしき人物はザマスになってしまって時の指輪もポタラも消滅した上、2人共赤ちゃんになってしまった。

 

ベビーザマス「ば、ばぶばぶ!(な、なぜだ!?なぜ合体が!?)」

 

先代の全王「君、リバースビームの本当の威力を知らなかったようだね。リバースビームは対象の時間を逆行させる。つまり、時の指輪やポタラをできる前の状態に戻して消滅させたり、変身や合体する前や体を入れ替える前、不老不死になる前や子供とか赤ん坊の状態にも戻せるんだよ。回復はそれを応用したものに過ぎない。では、さようなら」

 

ベビーザマス達「ばぶ~~!(赤ちゃんにされて死ぬのは嫌だ~~!!)」

 

 リバースビームと破壊神も使える破壊の攻撃でザマスは時の指輪もドラゴンボールによる不老不死も失い、赤ちゃんにされるという辱めを受けてからあらゆる次元から消え去ってしまった。

 

先代の全王「これで息子の無駄な破壊を防げる。息子の破壊を1から元に戻すには骨が折れるからね。おっと、今日の仕事をしなければ」

 

 ザマスを始末した後、先代の全王はあらゆる次元の宇宙を映せる水晶を出してバビディ達が暗躍しようとしている未来世界を見つめた。

 

 

地球(未来)

 トランクスは各地の復興事業の合間を縫ってパンを鍛えていた。

 

トランクス「よし、今日はここまでだ」

 

パン「トランクス、数年ぶりに天下一武道会が開かれるけど私、出たい!」

 

トランクス「そうだな。そろそろパンにも実戦の経験が必要なのかも知れない。出るか」

 

パン「うん!」

 

 

 

天下一武道会会場

先代の全王『そして、天下一武道会当日…』

 

パン「トランクス、随分嬉しそうね」

 

トランクス「実は天下一武道会は一度出てみたかったんだ。母さんには黙って参加を決めちゃったけど、応援に来られても恥ずかしいし、久しぶりに実戦もいいかな」

 

パン「街のみんな、とっても楽しそうよ」

 

トランクス「そうだな。人造人間がいた時にはとても考えられなかった…」

 

パン「トランクス、そろそろ本選が始まるから移動するわよ」

 

 トランクスはブルマに黙って参加を決めていたが、ブルマはビーデルとチチと共に来ていた。

 

ブルマ「もう、トランクスったら、本当に隠し事が苦手なんだから」

 

チチ「パンは参加するってすぐに言ってくれただ」

 

ブルマ「チチさんも随分と元気になったわね」

 

チチ「こんなに可愛い孫娘を遺してくれた悟飯ちゃんのためにも、オラだっていつまでも沈んでいられねえだ」

 

ビーデル「お義母さんも以前は天下一武道会に出たそうですね」

 

チチ「あぁ、本選で悟空さとぶつかって、そして結婚して、ああ、あん時の事が今のように思えてくるだよ」

 

ブルマ「孫君も悟飯君も生きていたら、パンちゃんをとっても可愛がってたでしょうね」

 

ビーデル「ブルマさんとお義母さんもトランクスとパンを応援してあげましょう」

 

 昔の事を思い出しながら、母親達は語り合っていた。

 

観客A「おい、この前ダチから聞いたんだが、新しい人造人間が現れたらしいぜ」

 

観客B「おいおい、何かの冗談だろう?」

 

観客A「間違いないって。レッドリボン軍のマークをつけた服を着た男三人を見かけたって言ってたんだ。それも、とても人間とは思えねえ頑丈さとパワーを持ってたってさ」

 

観客B「マジかよ!でも、そいつらもトランクスの前では瞬殺だろうな」

 

 観客たちが話している不穏な噂を聞いたブルマは手持ちのカプセルに視線を向けた。

 

アナウンサー「皆さん、大変長らくお待たせいたしました~~っ!!ただいまから、天下一武道会を始めます!」

 

ブルマ「頑張れ、トランクス!」

 

トランクス「母さん、何でここに!?まいったなぁ、バレてたのか…」

 

パン「私なんかもうママとおばあちゃんに話したよ」

 

トランクス「(そう言えば、パンを鍛える時も一悶着あったなぁ…)」

 

 

 

回想

 トランクスはパンを自身の後継者にしたいためにチチとビーデルにこの事を話していた。

 

チチ「何でパンに武術を教えるんだ!?もう平和になったからそんな事はしなくていいだ!」

 

トランクス「あなたの言う事もわかります!ですが、万一、俺が倒れた時に誰がこの地球を守るのですか!?新しい敵が現れた時にあなたはまた地獄のような世界に戻ってもいいとおっしゃるのですか!?」

 

 悟空、そして悟飯を失ったチチは孫娘のパンに武術を教えたくなかったが、トランクスのいう事も間違っていないため、頼みを受け入れたのであった。そして、トランクスは自身の経験を元にパンの指導を始めたのであった。

 

トランクス「パン、パワーに偏った変身をしてはいけない。今から、パワーに偏った変身をするとどうなるのか教えよう」

 

 以前、完全体のセルに指摘された事をパンに教えるためにトランクスはパワーに偏った変身をした。

 

パン「そこのどこがダメなの?」

 

トランクス「今から俺の攻撃を回避するんだ」

 

 トランクスは攻撃を仕掛けたが、いつもよりスピードが遅かったためにパンは簡単にかわせた。

 

パン「なんか、いつもより遅い感じがする」

 

トランクス「その通り、パワーに偏った変身をするとスピードが落ちてしまうんだ。いかに強力な攻撃でも当たらなければ意味がない。過去の世界で戦った完全体のセルにそう指摘されたんだ」

 

パン「敵に指摘されちゃうなんて、トランクスって意外と抜けてる所もあったのね」

 

トランクス「それは否定しないが…。後、さっきの変身はエネルギーの消耗も激しいんだ。わかったね?」

 

パン「きちんと実例を見せてくれたからよくわかるわよ」

 

 

 

トランクス「(そもそも厳しい修行を積み、悟飯さんの死を経験して俺はようやく超サイヤ人になれたのに、まだ武術も習っていない5歳の時に超サイヤ人になれた上に今となっては完全体のセルをやや上回る強さになったパンの潜在能力は凄いものだ。もしかすると…、鍛え続ければすぐに俺や過去の悟飯さんを超えてしまうかも知れない…)」

 

アナウンサー「さぁ、天下一武道会の始まりです!今回も目が離せない熱い戦いになりそうです!」

 

 第1試合はパンとキビトの試合となった。

 

トランクス「パン、あの2人の雰囲気は普通じゃない。くれぐれも油断するな」

 

パン「キビトっていうおじさんとシンの2人の事ね。大丈夫よ、私の方が上なんだから!」

 

キビト「パンといったな、娘。超サイヤ人とやらに変身するのだ」

 

パン「ちょっとおじさん、どうしてなの?」

 

キビト「君とトランクスという青年が私達の助けになるのか試したい。詳しい事は超サイヤ人になれば教えよう」

 

パン「仕方ないわね。変身すればいいんでしょ?変身すれば。はああああっ!!」

 

 キビトに言われてパンは超サイヤ人に変身した。

 

チチ「パン、超サイヤ人は不良だから公の場で見せちゃダメだけろ!!」

 

 超サイヤ人を不良として嫌っているチチはパンが超サイヤ人に変身した事に我を忘れて叫び出し、ブルマとビーデルに取り押さえられた。

 

 

上空

 そんな中、バビディとダーブラが反応した。

 

バビディ「おほっ、み~つけた!」

 

ダーブラ「む?ほほう、なかなかいいエネルギーのようですね、バビディ様。早速、奪ってきましょうか?」

 

バビディ「そうだね~早くブウを復活させたいし、僕はここで待ってるから頼んだよ~ダーブラ」

 

ダーブラ「それとバビディ様、場合によっては彼等を使ってもよろしいでしょうか?」

 

バビディ「好きにするといいよ~」

 

 ダーブラは5人の怪しい者達と共に天下一武道会会場に乗り込んだ。

 

 

 

天下一武道会会場

 超サイヤ人に変身したパンと超サイヤ人2に変身したトランクスの強さに驚きと喜びを隠せない界王神とキビトだったが、突如としてダーブラが天下一武道会に乱入し、次々と武闘家達のエネルギーを奪っていった。

 

パン「あいつら、みんなが楽しみにしている天下一武道会をめちゃくちゃにして!!」

 

トランクス「許さんぞ!」

 

 ダーブラの行いに激怒したトランクスとパンはダーブラに戦いを挑もうとしたが、界王神に動きを封じられてしまった。

 

パン「何で動けなくしたのよ!私とトランクスを行かせなさいよ!!」

 

シン「行ってはいけません、トランクス君、パンちゃん!」

 

トランクス「お前達も奴等の仲間か!?」

 

シン「落ち着いてください、トランクス君、パンちゃん!我々はあなたの味方です!あなた達はあれと戦ってはいけない!とにかく、今はあれと戦ってはいけないのです!行きますよ、キビト!」

 

トランクス「ど、どこへ行く?離せ!」

 

 トランクスとパンは動きを封じられたまま、界王神達に連れられた。

 

バビディ「ちっ、邪魔が入ったか。界王神の奴、ここで逃げるとは面白くない事をするじゃないか!」

 

ダーブラ「逃がさんぞ!」

 

 トランクス達をおびき出すため、ダーブラは近隣の街を無差別に破壊し始めた。

 

パン「あいつら……!!」

 

トランクス「許さん…、絶対に許さんぞ!!」

 

 怒りがピークに達したトランクスとパンは界王神の拘束を破り、ダーブラに向かっていき、パンはダーブラを蹴り飛ばした。

 

ダーブラ「ふっはっはっはっ、飛んで火にいる夏の虫とはお前達の事だな。やれ!」

 

 次の攻撃を加えようとしたトランクスとパンだったが、突如として動きを封じられてしまった。

 

トランクス「な、何っ!?」

 

 動きを封じていたのはボージャックの部下のビドー、ブージン、ザンギャ、ゴクアだった。そして、ボージャックもいた。5人の額にはバビディに洗脳された証であるMのマークがついていた。

 

キビト「界王神様、奴等は…」

 

シン「間違いありません、奴等はかつて銀河を荒らし回ったヘラー一族!」

 

トランクス「バカな、バビディはボージャック一味の封印を解いて配下にしていたとでもいうのか!?」

 

ボージャック「その通りだ、小僧。さぁ、小娘共々魔人ブウ復活のためにエネルギーはいただくぞ!」

 

 バビディの洗脳で強化されたビドー達の結界はゴクアも加わっているために超サイヤ人2の力でも簡単に破れず、、トランクスとパンは体内のエネルギーを奪われ、敗れてしまった。

 

ボージャック「バビディ様、この小僧と小娘のエネルギーはすさまじいものです。他にもこいつらのような連中がいるのでしょうか?」

 

バビディ「僕の知っているレベルの戦士ではないね~。こいつらのほかにもそんな奴がいるのか、記憶をのぞいてみようか」

 

ダーブラ「それは面白いですな」

 

 トランクスはバビディに記憶を覗かれてしまった。過去の戦士やタイムマシンの事まで。

 

バビディ「ほほぉ~、これは面白い事になってきたね~!」

 

ダーブラ「この力、そして奴の記憶にあった戦士達…。この者達をこちらへおびき寄せる事ができれば、ブウ復活のエネルギー源として役立ちそうですね」

 

バビディ「くっくっくっ、面白くなってきたねー!ここはひとまず退却だよ。行くよ、ダーブラ、ボージャック達!」

 

 バビディ一味は退却した。

 

シン「このままではまずい!キビト!」

 

キビト「はっ!」

 

 キビトはエネルギーを奪われたトランクスとパンの力を元に戻した。

 

トランクス「力が…戻っていく…。ありがとうございます、キビトさん、それと…」

 

キビト「この方は界王の頂点に」

 

シン「今はそんな暇はありません。私はシンと言います。トランクス君、パンちゃん、一休みしてからバビディがどう出るか考えましょう」

 

 戦いの疲れもあるため、トランクスとパンは一休みする事にした。疲れがとれてから一同はバビディを探そうとしたその時…、

 

一般人「大変だぁ~~、人造人間が現れたぞ~~!!」

 

トランクス「じ、人造人間だと!?」

 

 未来の世界は人造人間17号と18号によって地獄と化していた。トランクスによって倒され、ようやく人造人間による恐怖の記憶が消えようとしていた矢先、新たな人造人間の出現で悪夢が蘇ろうとしていた。

 

トランクス「何でなんだ、俺が17号と18号を、セルを倒したはずなのに!?」

 

 人造人間に対する怒りが人一倍強いトランクスは向かっていった。街を破壊していた人造人間はかつてトランクスが過去の世界に行った時に戦った3体の人造人間だった。

 

トランクス「まさか…、13号と14号、15号が未来にもいただと…!」

 

13号「貴様はトランクスだな?孫悟空はもういないから残りの人間共々お前も消してやろう」

 

トランクス「13号、もうこの時代を地獄にさせてたまるものか!この場でお前達を破壊する!」

 

 トランクスの凄まじい怒りにパンは驚いていた。

 

パン「あんなに怒るトランクス、初めて見た…」

 

キビト「余程、人造人間に怒りを抱いているのであろう」

 

 過去の戦いを経験して強くなったトランクスの前には13号達は無力であった。14号と15号は一瞬で破壊された。

 

13号「なかなかやるようだな。だが、これならどうだ!?」

 

 13号は過去の世界の13号と同じように14号と15号の動力炉とデータチップを吸収して合体13号となったが、やはりトランクスには瞬殺されたのであった。

 

トランクス「これで終わりだ…!」

 

合体13号『終わりではないぞ、トランクス。お前が倒した俺と14号と15号は足止め用に作られた劣化コピーに過ぎん。オリジナルの俺達はこいつらとの強さは比較にはならんぞ。こうしている間にもバビディ様達はどんどん街を破壊しているぞ。は~っはっはっは~っ!!』

 

 オリジナルの13号の伝言を伝えた後、合体13号の頭部は爆発した。

 

シン「あれで足止め用ですって…」

 

トランクス「何てことだ!!せっかく長い時間をかけて復興してきたというのに!ちくしょう!どうすればいいんだ!俺とパンだけではどうにもできない…」

 

シン「トランクス君、しっかりしなさい!君が焦ってもどうにもならないんですよ」

 

キビト「そうだ。それに君達じゃない、我々だっているんだ」

 

シン「ブウの復活を止めるためには私達だけじゃダメなんです。君達の力が必要なんですよ!地球の人達をこれ以上失うわけにはいかないでしょう!」

 

パン「なら、話は早いじゃない。あいつらを倒せば済む事よ」

 

トランクス「パン、この状況はただ、敵を倒せば済む話ではないんだ!2人では街を守りながら戦えないし、仙豆もないし、俺達だけじゃ無理だ!俺達だけでは…」

 

 しかし、トランクスはある事が閃いた。

 

トランクス「そうか…、タイムマシンがあるじゃないか!過去の世界に行って、悟空さんや父さん達の力を借りる事ができれば…」

 

シン「タイムマシン?」

 

トランクス「はい!以前にタイムマシンを使って過去の地球に行き、そこで過去の強い仲間達と一緒に闘った事があるのです!あれから、タイムマシンの研究も進んで、たくさんの人を乗せる事もできるようになったし、皆さんにこの世界へ来てもらえれば…」

 

シン「た、タイムマシン!?君と同じように戦える人がいるというのなら、バビディ達を止める事ができるのかも知れない…」

 

キビト「し、しかし…、タイムマシンとやらを使う事は時間移動を行う事になります。その行為をビルス様と時の界王神様がお許しになるのか…」

 

シン「キビト、これは緊急事態です!そんな事は言ってられません!後でこの事はビルス様と時の界王神様に報告して許しをもらいましょう!トランクス君、そのタイムマシンは今、どこにあるのですか?」

 

トランクス「西の都に…はっ、もしかしたら母さんが既に帰っているかも知れない!母さんが心配だ…」

 

???「話は傍で聞かせてもらったわよ、トランクス」

 

 声がした方にはブルマ達がいた。

 

トランクス「母さん!今すぐ西の都へ」

 

ブルマ「その必要はないわよ。実は数日前から新しい人造人間が現れたっていう噂を聞いて、タイムマシンの往復分のエネルギーのチャージが済んだ所でホイホイカプセルに入れて持っていたのよ」

 

パン「ありがとう、ブルマさん!これで私も悟空おじいちゃんやパパに会える!」

 

トランクス「だが、その前に奴等を撃退しないと!界王神様達はカリン塔へ行って仙豆を持ってきてくれませんか?そして、母さん達を神様の宮殿にまで送ってください。地上にいるより、あそこの方が安全ですから」

 

シン「仙豆ですか?わかりました」

 

キビト「トランクス、パン、死ぬなよ」

 

 ブルマ達の事を界王神とキビトに任せ、トランクスとパンは過去へ行く前にバビディ一味の破壊活動を止めるため、急いだ。

 

ボージャック「ふん、また来たか」

 

トランクス「ダーブラ、ボージャック、お前達の好きにはさせんぞ!!」

 

 最初から超サイヤ人2に変身して全開で挑み、パンも最初から全開でボージャックの部下達と戦っていた。

 

ザンギャ「ここはお子様の来る所ではないのよ」

 

パン「あんたを見てると、無性にやっつけたくなるのよ!」

 

ゴクア「身の程知らずのようだな」

 

ビドー「顔がぐちゃぐちゃになるまでしてから殺そうか?」

 

ブージン「そうだな」

 

 パンが離れた所でザンギャ達と戦っている間にトランクスはダーブラとボージャックを圧倒していた。

 

ボージャック「ちぃっ、かなりやりやがる!」

 

ダーブラ「ボージャック、今はムキになる事はない。この場は撤収して、例の連中を連れてこさせるんだ」

 

ボージャック「それもそうだな。お前ら、この場は撤収だ!」

 

 ダーブラ達はボージャック一味と共に撤退した。

 

 

 

神様の神殿

 破壊活動が止まっている間にトランクスは一旦、神様の神殿に来た。

 

シン「トランクス君、仙豆をいただきました」

 

 界王神はカリンからもらった仙豆をトランクスに渡した。

 

トランクス「ありがとうございます、界王神様」

 

ブルマ「それと、タイムマシンよ」

 

 ブルマはカプセルからタイムマシンを出した。

 

パン「これで、悟空おじいちゃんやパパに会える…」

 

トランクス「さぁ行こう、パン!悟空さんや俺の父さん達が待つ過去の世界へ!」

 

先代の全王『トランクスはパンと共にタイムマシンで過去の世界に出発した。希望である悟空達を未来の世界に連れて来るために。果たして、未来はまた絶望の地獄に戻るのか、希望溢れるものになるのか…』




これで1話は終わりです。
今回は界王神とキビトの登場とバビディ一味が本格的に暴れ出す話になっています。
冒頭のザマスを赤ちゃんに戻してしまった先代の全王が放ったリバースビームはドラゴンボールによる不老不死で時の指輪を持つザマスをどうすれば全王の破壊以外で殺せるのかどうか考えた結果、幽遊白書の逆玉手箱やHUGっとプリキュアのトラウムのメカの時間逆行を参考にして時間を逆行させる事でアイテムを消滅させたり、変身や合体、体の入れ替えや不老不死さえ元に戻してしまう単純ながらも相手を無力化したり回復したりと応用も利く強力な時間逆行光線のリバースビームが思いつきました。
先代の全王は全王は宇宙破壊などというとんでもない事がホイホイできるので、間違って破壊した際のフォロー役が必要ではないかと思い、全王とは逆に再生を得意とする先代の全王を出しました。ちなみに、デジモンアドベンチャーシリーズのナレーションはタケルがやってたというオチだったので、それをドラゴンボールでもやってみようと思い、今小説でナレーションをしていたのは先代の全王という事にしています。
劇場版の敵はジャネンバとヒルデガーン、ブロリー以外は楽勝だろと簡単に思われないように、今回から本格的に暴れ出したボージャック一味みたいにバビディの洗脳で強化されている上、街を破壊するために街の防衛と敵の撃破を両立させなければいけないと描写していきます。
次の話はゲームの真武道会2ではあっさり流された未来トランクスと悟空達の再会をじっくりと描いていきます。

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