ドラゴンボールZ 真武道会2アナザー   作:アンドロイドQ14

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7話 ナメック星のドラゴンボール争奪戦(後編)

新ナメック星

 悟空達はチビコンビとヤムチャ、天津飯の4人がドラゴンボールを集め、残りのメンバーが敵の襲撃に備えていた。

 

ちびトランクス「後は1個だけだな」

 

悟天「この調子ならすぐに終わりそうだよ」

 

ピッコロ「(何だか、嫌な予感がするな…)」

 

悟空「そういや、バビディは全然見つからねえなぁ」

 

クリリン「でもさ、ドラゴンボールはこっちにあるし、むしろバビディの方から出てくるんじゃないのか?」

 

ちびトランクス「よーし、ラストスパートだ!」

 

ピッコロ「待て!」

 

 チビコンビをピッコロが制止した直後、巨大な気が近づいてきた。その正体はハッチヒャックであった。

 

トランクス「ハッチヒャックだと!?」

 

ベジータ「未来にもいたか!」

 

???「ハッチヒャック、何で急に僕の命令を無視するんだよ~!!」

 

 慌ててバビディ達も来た。

 

トランクス「バビディ!」

 

バビディ「お前達、ちょうどいいからドラゴンボールを奪うとするか。ボージャック、13号、クウラ!」

 

 ボージャック一味と13号達とクウラも出てきた。

 

17号「あいつらまで出てきたとはな」

 

トランクス「父さん、あのロボットに似た奴が本物のクウラなのですか?」

 

ベジータ「ああ、そうだ」

 

悟空「クウラまで配下にしてたとはな…」

 

バビディ「こいつらは悪の心でいっぱいだったから、僕の家来にしてやったんだよ~」

 

クウラ「お任せください、バビディ様。奴等を蹴散らしましょう」

 

 他にも巨大な気が悟空達の方に来ていた。

 

悟空「おめえはブロリー!」

 

ブロリー「カカロット…、カカロット…!!」

 

悟空「ブロリーはやべえ!本気で行かねえとあっちゅう間にやられちまう!」

 

クリリン「だけど、どうしてブロリーがクウラと一緒にいるんだ?」

 

クウラ「はっはっはっ、こいつはビッグゲテスターのエネルギーにちょうどよかったのだよ。パラガスとかいう猿の持っていた制御装置もあって、過剰供給にならないようにもできるしな」

 

バビディ「ブロリー、お前もドラゴンボールを奪え!」

 

 しかし、ブロリーはいう事を聞かなかった。

 

ブロリー「カカロット……、うおお、うおおおおおおおっ!!!」

 

 ブロリーは悟空への憎しみを全開にして気を開放した。そのパワーは制御装置さえ破壊し、伝説の超サイヤ人へと変身を遂げたのであった。

 

ベジータ「伝説の…、超サイヤ人…!」

 

ブロリー「カカロット、まずお前から血祭りにあげてやる…」

 

悟空「チビ達、ヤムチャ、天津飯、クリリン、おめえ達はデンデを連れてドラゴンボール集めを続けろ!こいつらはオラ達で何とかすっからな!」

 

クリリン「わかった!悟空、みんな、絶対に死ぬんじゃねえぞ!」

 

 5人はドラゴンボール集めを続けた。悟空がブロリーと、ベジータがハッチヒャックと、悟飯がクウラと、トランクスとパンとピッコロがボージャック達と、17号と18号が13号達と戦う事となった。悟空とベジータは超サイヤ人2でそれぞれ挑んだが、やはりパワーに差があった。

 

ブロリー「その程度のパワーで俺を倒せると思っていたのか?」

 

ハッチヒャック「滅びよ…!」

 

 ブロリーは気弾を放ち、ハッチヒャックもリベンジャーカノンを放ったが、悟空とベジータはガードしていた。

 

悟空「流石に2ではきついな…」

 

ベジータ「カカロット、ブロリーもハッチヒャックも一気に片付けるぞ!」

 

悟空「そうだな。はああああっ!!」

 

ベジータ「はああああっ!!」

 

 2人は一気に超サイヤ人3へと変身した。

 

ハッチヒャック「な、何……!?」

 

ブロリー「な、なんて奴だ…!」

 

 超サイヤ人3の悟空とベジータにブロリーとハッチヒャックは思わず怯んでいた。

 

ベジータ「気を付けろよ…、こうなってしまったらもう手加減はできんぞ…!」

 

ハッチヒャック「サイヤ…人…!!」

 

 凄まじい力に震えながらもハッチヒャックは力を全開にして向かっていったが、そういった行動をとった時点でベジータは迫っていた。

 

ベジータ「てやあ~~っ!!」

 

 ベジータのキック1発で超サイヤ人2ではビクともしなかったハッチヒャックを大きく吹っ飛ばした。

 

ハッチヒャック「ぐぬっ!」

 

ベジータ「だだだだだだっ!!」

 

 吹っ飛ばしてからのベジータのラッシュにハッチヒャックは抵抗する事もできず、受け続ける一方で締めに一撃を受けて吹っ飛ばされた。

 

ハッチヒャック「滅びよ…!」

 

 冷静さを欠いたハッチヒャックはリベンジャーカノンでベジータを倒そうとした。

 

ベジータ「ツフル人のガラクタ風情が俺達サイヤ人に勝てると思ったら大間違いだ!この一撃で消えてなくなれ!ファイナルフラァ~~ッシュ!!」

 

ハッチヒャック「ぐおおおおおっ!!」

 

 ファイナルフラッシュをまともに受けたハッチヒャックは抵抗する事もできずに消滅したのであった。

 

悟空「オラをここまでさせたのは、魔人ブウとジャネンバとヒルデガーンに続いておめえで4人目だ」

 

ブロリー「ふははっ、いくら髪型が変わった所で、この俺を超える事はできぬ!」

 

悟空「そうかな?やってみなきゃわかんねえ!」

 

 お互い全力で行ったが、超サイヤ人3となった悟空の攻撃はそれまでの攻撃ではビクともしなかったブロリーを吹っ飛ばした。

 

ブロリー「ぐおっ!」

 

悟空「でりゃりゃりゃりゃっ!!」

 

 ハッチヒャックと同様にブロリーも悟空のラッシュに抵抗する事ができずにまともに受けた。そして、強烈な一撃を受けて地面に落とされた。

 

悟空「でりゃあああっ!!」

 

ブロリー「うおおおおおっ!!」

 

 悟空は両手に気弾を作ったまま突撃し、ブロリーに直接叩き込んだ。叩き込まれたブロリーは大ダメージを受けた。

 

ブロリー「カカロット…」

 

悟空「やった…!」

 

クウラ「何!?ブロリーがやられただと!?」

 

悟飯「よそ見をする暇があるのか?ウスノロ!」

 

 トレーニングとバビディの洗脳で変身後は超サイヤ人3に若干劣る戦闘力を身に付けたクウラだったが、メタルクウラと複数がかりで戦っているのにも関わらず、潜在能力を限界以上に引き出された悟飯には敵わずに一方的にやられていた。そして、残りの敵達も押されていた。

 

パン「トランクス、パパ達が悪い奴等を圧倒してるわよ!もうあと一息よ!」

 

トランクス「パンこそ後少しだからといって油断するな!」

 

ピッコロ「どうやら、悟飯達の勝利は確定のようだな」

 

バビディ「もう、みんなだらしないじゃないか~!こうなったら、潜在能力が一番ありそうなブロリーの潜在能力を引き出してやる!パッパラパ~!!」

 

 ブロリーがやられたのは洗脳が不十分な上に潜在能力を引き出せていないと判断したバビディは洗脳を強化した上でブロリーの潜在能力を引き出した。

 

ブロリー「カカロット……!うぅっ、うおおおおっ!おおおおおおっ!!」

 

ベジータ「な、何だ!?」

 

悟空「ブロリーの気が…膨れ上がってる…!」

 

 バビディによってブロリー自身が引き出せていない潜在能力が開放されて気が膨れ上がっていき、さらに膨れ上がるとブロリーに変化が生じ始めた。その邪悪ですさまじい気はナメック星人達も感じ取っていた。

 

村人「最長老様、この気は…」

 

ムーリ「間違いなく、この気の持ち主こそ、前の最長老様のおっしゃっていた伝説の超サイヤ人なのかも知れん…」

 

村人「だとしたら、地球から来た方々では勝ち目は…」

 

ムーリ「諦めてはならない!彼等はフリーザという絶望的な敵に対しても粘り強く戦い続け、ついには勝利したのだ。我々も彼等を信じるしかない!」

 

 ブロリーの凄まじい気は悟飯達やボージャック達も気付いていた。

 

パン「パパ、あいつが…!」

 

悟飯「(ブロリーの気がお父さんとベジータさんより膨れ上がった上に何か変化し始めたぞ!あの変化はもしや…、超サイヤ人3!?)」

 

ブロリー「らあああああっ!!」

 

 悟飯の予想通り、ブロリーの変化は超サイヤ人3への変身と同じものであった。そして、超サイヤ人3への変身を遂げたのであった。

 

ベジータ「チビ達より簡単に超サイヤ人3になりやがって…」

 

ピッコロ「化け物め…!」

 

ブロリー「俺が化け物?違う、俺は大悪魔だ!」

 

バビディ「ブロリー、さっさとあいつらを殺してしまえ!」

 

 しかし、ブロリーは相変わらず命令に背き、バビディに狙いを定めた。

 

ブロリー「お前も親父と同じだ…。俺に命令するな!!」

 

クウラ「バビディ様!」

 

 ブロリーがバビディに向かってきたため、クウラが悟飯との戦闘を放り出して駆け付けたが、パンチ1発で地平線の彼方まで飛ばされてしまった。

 

バビディ「ひぃいいっ!!この場から逃げろ~~!!」

 

 暴走したブロリーに勝てないと判断したバビディはメタルクウラ達を置き土産にしてボージャック達と共に逃げた。

 

18号「逃げたみたいだね」

 

17号「とんでもない奴を残してな…」

 

 メタルクウラ達の相手は17号と18号、トランクスの3人がする事となった。超サイヤ人3と化したブロリーの前に悟空達は蛇に睨まれた蛙のようだった。

 

ブロリー「カカロット、第2ラウンドだ…!」

 

悟空「ベジータ、ここは腹括ってやるしかねえぞ…!」

 

ベジータ「くそったれ…、くそったれが~~!!」

 

 以前も感じた恐怖に負けじとベジータは悟空と一緒にブロリーに突っ込んでいってラッシュをかけた。しかし、超サイヤ人3と化したブロリーは腕を組みながら軽々とかわしていた。

 

悟空「(超サイヤ人3になった途端、スピードもパワーも桁違えになったぞ!)」

 

 ブロリーはかわしてる途中でラッシュをかわすのをやめ、両手に気弾を作り、悟空とベジータに撃ち込んだ。

 

悟空「ぐあっ!」

 

ベジータ「くそったれ!ファイナルフラァ~~ッシュ!!」

 

 ベジータは全力のファイナルフラッシュを放ったが、ブロリーはよけるどころか突っ込んでいき、そのままファイナルフラッシュを突っ切ってきた。

 

ベジータ「バ、バカな!ふおおおっ!!」

 

 そのままの勢いでブロリーはベジータにラリアットを叩き込み、一気に岩盤にクレーターができるほどの勢いで叩き付けられてしまった。

 

ブロリー「貴様もカカロットと同様に簡単には死なさんぞ!」

 

 ブロリーは岩盤に叩き付けたベジータに凄まじく重いパンチを連続で打ち込んだ後、締めの1発で大きく吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたベジータは超サイヤ人3の消耗とブロリーの凄まじい攻撃で変身も解けて倒れてしまった。

 

悟空「ベジータ!」

 

ブロリー「所詮、クズはクズなんだ…!カカロット、次はお前の番だ……!」

 

 ベジータを叩きのめした後、次のブロリーの標的は最も憎んでいる悟空であった。突っ込んできたブロリーに悟空は挑んだものの、力の差は歴然であり、一気に追い込まれてしまった。

 

パン「パパ、悟空おじいちゃんはあいつに勝てるの?」

 

悟飯「ダメかも知れない…!あいつは超サイヤ人3の消耗の激しさが全くない…。タフさとスタミナはお父さんより遥かに上だ…!」

 

 悟空とベジータのピンチをチビコンビは気の大きさで知った。

 

ちびトランクス「悟天、パパ達が大変な事になってそうだよ!」

 

悟天「急いで行かなきゃ!」

 

クリリン「お前達、どこに行くんだ!?」

 

ちびトランクス「ブロリーをやっつけに行くのさ!」

 

悟天「だから、後はクリリンさん達でドラゴンボールを集めて!」

 

 ドラゴンレーダーをクリリンに渡した後、チビコンビは悟空達の元に向かった。

 

デンデ「皆さん、急ぎましょう!」

 

クリリン「ああ。今の俺達がやるべき事は、ドラゴンボールを集める事だ!」

 

 自分達が行っても助けにならないとわかっているクリリン達はドラゴンボールを集める事を優先させた。ブロリーと戦っていた悟空はブロリーの圧倒的なパワーには敵わなかった。

 

悟空「こうなったらいちかばちかだ!」

 

 悟空はブロリーの後ろに瞬間移動した。

 

悟空「龍拳~~!!」

 

 ブロリーの背後から悟空はかつてピッコロ大魔王とヒルデガーンを葬った技、龍拳を放った。爆発の後に黄金の龍がブロリー目掛けて襲い掛かっって大爆発が起こった。

 

パン「やった、やったわ!悟空おじいちゃんがあの筋肉ダルマを倒したのよ!」

 

ピッコロ「いや、まだだ!」

 

悟飯「ヒルデガーンを倒した龍拳が…!」

 

 煙が晴れると、振り向いて悟空の龍拳を片手で受け止めたブロリーの姿があった。

 

悟空「嘘だろ…?龍拳を片手で受け止めちまうなんてよ…!」

 

ブロリー「今のをまともに受けていたら俺でも多少はダメージを受けていただろうな…!」

 

 そのまま悟空は気弾を何発もぶつけられてからラリアットをまともに受けて吹っ飛ばされ、掴まれてサマーソルトキックで蹴り飛ばされ、顔を掴まれて地面に叩きつけられた。

 

悟空「ブロリー、おめえしつけえぞ。ちったぁ手加減しろ…!」

 

ブロリー「手加減って何だぁ?」

 

 龍拳も通じずに悟空は圧倒的なブロリーとの力の差を悟って半ば笑いながらブロリーの強烈なパンチを受けて吹っ飛ばされたのであった。吹っ飛ばされた後に変身も解けてしまった。

 

ブロリー「次はカカロットの息子と孫だ…!」

 

 次の狙いは自分とパンであると悟った悟飯は構えた。

 

???「ブロリー、オヤジ達をよくもやってくれたな!」

 

 そこへ、ゴテンクスが超サイヤ人3の状態でやってきた。

 

ゴテンクス「ブロリー、今度はこの正義の死神、スーパーゴテンクス様が相手だ!」

 

ブロリー「また1匹、虫けらが死にに来たか」

 

ゴテンクス「へっ、同じ超サイヤ人3でも俺様の方が強いに決まってるぜ!」

 

悟飯「ゴテンクス、俺と一緒に」

 

ゴテンクス「アニキの出番なんかねえぜ!なぜなら、俺様がブロリーを倒すんだからな!」

 

ピッコロ「待て、ゴテンクス!」

 

 悟飯とピッコロの制止も聞かず、ゴテンクスはブロリーに突っ込んでいった。しかし、戦闘経験が少ない悟天とちびトランクスが合体したゴテンクスのラッシュは力の差もあり、簡単にブロリーにかわされていた。

 

ブロリー「動きが単調すぎる。所詮は力だけ強くてまともな戦闘経験もないただの子供だ」

 

ゴテンクス「舐めるなよ!ギャラクディカドーナツだ!」

 

 リングでブロリーを拘束しようとしたが、その前にブロリーの気弾で破壊された。

 

ゴテンクス「さっきのは小手調べだ!スーパーゴーストカミカゼアタック!オバケ纏めて100人!」

 

 一気にゴテンクスはオバケを100体出した。

 

オバケ「オバケだぞ、怖いぞ!」

 

ゴテンクス「オバケ達を全員かわせるか?かかれ~~!」

 

 オバケたちはいっせいにブロリーに襲い掛かった。

 

ブロリー「所詮は子供騙しの技だ。うおおおおおおっ!!」

 

 ブロリーが気を開放しただけでオバケ達は吹き飛ばされ、オバケ同士がぶつかって爆発し、爆発の連鎖で大爆発が起こった。それからゴテンクスは色んな技を出したが、どれもブロリーには効かなかった。

 

パン「どれもこれもあの筋肉ダルマには全然効いてないわね!ゴテンクスの技って全然実用性がないものばかりじゃない!」

 

ピッコロ「パンの言う通りだ。悟空やベジータなら、そんな技は使わんだろう」

 

ゴテンクス「これならどうだ!?連続しねしねミサイル!!」

 

 追い詰められたゴテンクスは気弾をブロリーに連射した。

 

ゴテンクス「どうだ?まいったか!?」

 

ブロリー「お前のした攻撃は…これか…?」

 

 連続しねしねミサイルはブロリーには効いておらず、逆にブロリーは片手で連続しねしねミサイルをマネしてゴテンクスの以上の威力で放った。

 

ゴテンクス「嘘だろ!?連続しねしねミサイルをコピーしやがった!!」

 

パン「(あんなの、誰でもマネできるわよ。あいつ、調子に乗りやすいし、バカを通り越して大バカじゃない!)」

 

 叔父と過去の師が合体したゴテンクスをパンは心の中で酷評していた。ブロリーの連続しねしねミサイルを何百発も受けてゴテンクスはダウンしたのであった。

 

ブロリー「終わったな。所詮、ガキはガキなんだ!カカロットの息子、お前も今から血祭りにあげてやる…!お前も俺を倒すのだろう?」

 

悟飯「違うな。ブロリー、俺は貴様を殺すつもりだ!」

 

 ブロリーと悟飯は向かっていった。悟飯のパンチは他の戦士と違ってブロリーに効いていた。そして、悟飯はラッシュをかけた。

 

パン「凄い、凄いわ、パパ!パンチが筋肉ダルマに効いたし、あのバカとは大違いでかっこいいわよ!」

 

 悟飯の攻撃はブロリーに効いていた。しかし、ブロリーのパワーとタフさはとてつもないものであり、同時にブロリーの攻撃も悟飯に効いていたため、タフさで劣る悟飯が次第にブロリーに押され始めた。

 

パン「どうしたのよ、パパ!さっきの勢いはどこに行っちゃったの!?」

 

ピッコロ「ブロリーのタフさに押され始めているんだ!奴はまさに化け物だ…!」

 

悟飯「この野郎!」

 

ブロリー「ふははははっ!!」

 

 タフさでブロリーは悟飯を押し、一気にラッシュをかけた。劣勢になった父親を見て、パンの怒りが溜まっていた。

 

パン「あの筋肉ダルマ…!」

 

ピッコロ「よせ、パン!」

 

 父親の危機にパンは変身して制止を振り切り、ブロリーを殴った。

 

ブロリー「カカロットの孫よ、その程度のパワーで俺を倒せるとでも思っていたのか?」

 

 そのままパンはブロリーに掴まれて過去のビーデルがスポポビッチに痛めつけられた時以上にブロリーに殴られるなりして痛めつけられた。

 

パン「ああっ!(痛い…、とっても痛い…!パパ達はこんな化け物と戦っていたなんて…!)」

 

ブロリー「とっておきだ!」

 

 パンを投げ捨てた後、ブロリーは大きな気弾をパン目掛けて投げつけた。

 

悟飯「パン!」

 

 娘の危機に悟飯はかつてピッコロが自分を庇った時のようにパンを庇ったのであった。

 

悟飯「うわああああっ!!」

 

ブロリー「カカロットの息子、娘がかわいいか?ふははははっ!」

 

パン「パパ、どうしてこんな目に遭ってまで私を!?」

 

悟飯「決まってるじゃないか…、子供を守るのが親なんだ…。まだ、僕にいる時代ではパンは生まれてないけど…、パンは僕とビーデルさんの娘だ。死なせてしまったら、未来のビーデルさんに会わせる顔がなくてね…」

 

ブロリー「カカロットの息子よ、もう苦しむ事もない。今、楽にしてやろう…!」

 

パン「筋肉ダルマ…、パパを……、パパを…みんなを…これ以上傷つけるなぁ!!!」

 

 父親を傷つけられた事でパンの怒りは限界を超え、更なる変身を果たしたのであった。

 

18号「何だい!?あれは!」

 

トランクス「間違いない!パンはあの時のとんでもない変身をしたんだ!」

 

17号「とんでもない変身だって!?」

 

 更なる変身を遂げたパンは髪がさらに逆立ち、スパークも超サイヤ人2より激しいものとなっていた。

 

悟飯「あれが…、パン…?」

 

ベジータ「(気の大きさが悟飯ぐらいはあるぞ…、あれが…トランクスの言っていたとんでもない変身なのか…?)」

 

 ボコボコにされたベジータは遠くから更なる変身を果たしたパンを目撃したのであった。

 

ブロリー「カカロットの孫よ、父親より早く死にたいようだな」

 

パン「死にはしないわ。死ぬのはあんたの方よ、筋肉ダルマ!」

 

 パンはブロリーと攻防を繰り広げた。ボロボロの悟飯の元へデンデが来て、治療を行っていた。

 

悟飯「デンデ、もうボールは全部集まったのかい?」

 

デンデ「はい。後はタイミングを見計らってポルンガを呼び出して願いを叶えるだけです」

 

ピッコロ「デンデは今の内に戻れ!悟空達には俺が仙豆をやる!」

 

 悟飯の治療を終えた後、デンデはクリリン達の所へ戻った。パンとブロリーの攻防は続いていたが、やはりブロリーのタフさとスタミナに押され始めた。

 

パン「何てスタミナとタフさなのよ!」

 

ブロリー「とっておきで楽にしてやる!」

 

 しかし、治療が終わった悟飯にブロリーは殴られたのであった。

 

ブロリー「何っ!?」

 

パン「パパ!」

 

悟飯「パン、1人でよく頑張ったな。僕も一緒に戦うぞ!」

 

 ブロリーは猛攻をかけたが、悟飯とパンの親子の連携に翻弄されていった。

 

トランクス「何て連携なんだ!?」

 

悟空「オラでもあんなのはできっこねえぞ…」

 

ピッコロ「悟空、仙豆だ」

 

 ブロリーにボコボコにされた悟空は仙豆を食べた。悟飯がブロリーと正面からぶつかり、体の小さいパンがその死角から攻撃するという連携に流石のブロリーもダメージが蓄積していった。

 

ブロリー「カカロットの息子が図に乗って…!気が高まる…、溢れる…!うおおおおっ、おおおおっ!!」

 

 ブロリーは怒りと共に高まる気を抑えられなくなり、辺り一面にエネルギー弾を発射した。

 

パン「メチャクチャすぎるわよ、あの筋肉ダルマは!」

 

悟飯「パン、一気に勝負を決めるぞ!か~め~」

 

パン「は~め~~」

 

悟飯親子「波~~~~っ!!」

 

ブロリー「カカロットの息子と孫よ…、この星諸共、破壊し尽くしてやる!!」

 

 一気に勝負を決めるため、悟飯親子はかめはめ波を放ったが、流石のブロリーも怒ったのか、最大限にエネルギーを凝縮させた気弾、ギガンティックミーティアを発射した。気弾はかめはめ波にぶつかると巨大化して押した。

 

パン「パパ、あの気弾が押してるわよ!」

 

悟飯「全力を出すんだ、パン!気を爆発させろ!」

 

悟空「悟飯、パン、オラも忘れるんじゃねえぞ、波~~~っ!」

 

 悟空も超サイヤ人3でかめはめ波を放った。

 

ブロリー「カカロット!!」

 

悟飯「ブロリー、サイヤ人そのものの気性のお前にはわからんだろう!大切な家族や仲間がいるから強くなれるんだ!それがないお前は俺達には勝てない!はあああっ!!」

 

 親子孫3代かめはめ波は3人がフルパワーで放出した事でブロリーの気弾を打ち破り、ブロリーに命中した。

 

ブロリー「バカな~~っ!!カカロット~~!!」

 

 そのままブロリーは宇宙へ飛ばされ、かめはめ波は新ナメック星の近くにある太陽に向かっていった。

 

パン「パパ…、私達、あの筋肉ダルマを倒したのね!」

 

悟飯「そのようだ。よくやったな、パン!」

 

 全力を出してパンは変身が解けていた。そんなパンは悟飯に抱き付いたのであった。

 

悟空「それにしても、パンにこんな力があったなんて思ってなかったぞ」

 

悟飯「怒りが限界を超えるとあの変身ができるんか…」

 

 ブロリーの気が消え、メタルクウラ達が全滅したのをクリリン達は確認した。

 

天津飯「ブロリーの気が消えたぞ!」

 

クリリン「今だ、デンデ!」

 

デンデ「はい!タッカラプト・ポッポルンガ・プピリット・パロ!」

 

 デンデの呪文でポルンガが呼び出された。それを隠れていたバビディが目撃した。

 

バビディ「あっ、僕を差し置いて呼び出しやがって…!行くぞ!」

 

 しかし、何者か気弾を発射してバビディ達を邪魔した。

 

ポルンガ「さぁ、願いを言え。どんな願いも3つ叶えてやろう」

 

ヤムチャ「デンデ、願い事はわかるな?」

 

デンデ「はい!」

 

 デンデはポルンガに殺されたナメック星人の蘇生、ビッグゲテスターの消滅、そして村の建物を元通りにする事を伝え、ポルンガはそれを叶えてくれた。

 

ポルンガ「では、さらばだ!」

 

 願いを叶え終わったポルンガは消えていった。

 

バビディ「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょおおおおお~っ!!お前達、もうこの星に用はないから地球へ帰るぞ!」

 

 思い通りにならない上にドラゴンボールを先に使われたバビディは機嫌を悪くして新ナメック星を去って行ったのであった。

 

17号「ここでの戦いは大変だったな」

 

18号「バビディにクウラにブロリーの大暴走。でも、何とかなったわね」

 

デンデ「皆さん、地球へ行きましょうか」

 

トランクス「はい。急いだほうがいいでしょう。ブウが暴れ出しているかも知れませんから」

 

 悟空達はデンデをつれて地球へ向かうのであった。その様子を天使の輪っかがあるもう1人の悟空が見ていた。

 

 

とある星

 親子孫3代かめはめ波で太陽に撃ち込まれたと思われたブロリーであったが、途中で脱出してとある星に不時着していた。

 

ブロリー「カカロット、カカロット~~~ッ!!!」

 

 悟空達に負けた悔しさ故にすぐに地球に向かおうと思ったよりも傷が深いため、休む事にした。

 

先代の全王『遂にドラゴンボール争奪戦を制し、デンデを地球に連れて来る事に成功した悟空達。しかし、ブロリーはまだ死んでいなかった。そして時を同じくして、地球にいる魔人ブウに異変が起ころうとしているのであった』




これで今回の話は終わりです。
今回はドラゴンボール争奪戦の後編ですが、実質的にブロリーとの戦いになっています。ブロリーは操られるよりは制御が外れて大暴走するのが合ってると思い、バビディの洗脳さえ振り切って大暴走している姿を描きました。
今回登場したトランクスの話でもあったパンのとんでもない変身ですが、神と神に出たすげえ超サイヤ人と判断してかまいません。一応、2と区別ができるようにスパークはより激しいという風に描写しています。
まだ死んでいないブロリーですが、映画と違って次は生身で地球にやってきます。
次の話はブウがある人物と運命的な出会いをする話となります。
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