「ということで!うーちゃん達で敵の水雷戦隊を誘引、主力艦隊の援護をすることになったぴょん」
「あたしもいます、もしもの事があっても絶対に沈ませはしないんだから!」
「誘引部隊は阿武隈さん、睦月、如月、うーちゃん、皐月、水無月ぴょん」
「弥生は…?」
「弥生は大淀さんと一緒に各部隊に指示を送って欲しいぴょん」
「分かった、頑張ってね…」
「ぴょん!」
──────────────────────
「さてと、作戦開始ぴょん」
「卯月達はそのまま12時の方角にに全速で、水雷戦隊の索敵にかかり次第8時の方角に転舵、誘引を始めて」
「「「了解!」」」
「お疲れ様、弥生さん、初めての通信側、大変だろうけど頑張りましょうね」
「はい…」
その数分後だった、悪夢が始まったのは…
「大淀さん!聞こえますか!」
「こちら大淀、どうしました?」
「敵艦隊…水雷戦隊じゃなく、機動部隊です!」
「そんな…!?阿武隈さんは他の子を連れてすぐにその海域から撤退して下さい!作戦中止命令を発令します!」
「待つぴょん!」
「え…?」
「敵が機動部隊だからどうしたぴょん?うーちゃん達は引きつけるだけでいいんだぴょん、皆がやらないならうーちゃん一人でもやるぴょん」
「やめて卯月…そんな事やめて…!」
「弥生さんの言う通り無謀です!卯月さん一人で機動部隊を誘引なんて!」
「この作戦、前にも失敗してるぴょんよね、司令官言ってたぴょん、今度こそ成功させなきゃって、それに迎撃部隊の所まで行ければ勝てるぴょん」
「だとしてもです!卯月さん一人でなんてやらせられません!」
「大淀さん、今逃げても敵の艦載機が襲ってくるぴょん、うーちゃん達じゃ対処しきれないぴょん、だからうーちゃんが時間を稼ぐぴょん」
「卯月…やめて…お願い…」
「分かりました、その代わり危険だと思ったのなら迎撃部隊の方に向かうようにして下さい、迎撃部隊も早急にそちらに向かわせます」
「物わかりが良くて助かるぴょん、それでこそ大淀さんぴょん!」
「各艦隊へ伝令、作戦は続行します、敵の機動部隊を誘引、これを迎撃部隊と共に撃破し主力艦隊を中枢に送り届けます」
「大淀さん!嫌!」
「弥生、うーちゃん言ったぴょん?敵を引きつけるだけって、だから落ち着くぴょん、それに危険だと思ったらちゃんと逃げるぴょん、約束は守るぴょん」
「………」
「弥生、うーちゃんは大丈夫ぴょん」
「……絶対、帰ってきて…」
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結局、うーちゃんは逃げなかった…お陰で作戦は成功した、けど、私は大切な人を助けられなかった…
あの時、私も一緒に言っていれば…
あの時、無理にでも撤退させていれば…
助かったのかも知れなかったのに…
「寝よう…」
どうにか辛いことを忘れるために、寝よう…
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─弥生、弥生起きるぴょん─
ん……
─弥生、私ぴょん!─
「うー、ちゃん…?」
─大正解、うーちゃんぴょん!─
「うーちゃん…うーちゃん…!」
─弥生、元気にしてたぴょん?─
「うん、元気…すごく元気…」
─それなら良かったぴょん♪─
「うーちゃん、生きて─」
─ごめんぴょん、うーちゃん、生きてはないぴょん─
「え…?」
─うーちゃん、生きてはないんだぴょん─
「嘘…だって今…」
─細かい話は無しぴょん、とにかく話を聞いて欲しいぴょん─
「…分かった…」
─流石弥生、話が早いぴょん─
─弥生、笑顔でやってるぴょん?泣いてないぴょん?─
「うん、笑顔、泣いてない…」
─それなら良かったぴょんっ、笑顔でいればどんな辛い事も笑い飛ばせるぴょん♪─
「でも、その事はもう…」
─それだけじゃないぴょん、弥生はこの先、卯月無しで生きていかなきゃ行けないぴょん─
─もちろん、卯月無しの方がいいって言うならそれでいいぴょん─
「そんな事ない…弥生はうーちゃんがいなきゃ…」
─やっと言ってくれたぴょんね♪─
─大丈夫、うーちゃんはいつでも側にいるぴょん、だから弥生は大丈夫ぴょん─
「うーちゃん…」
─弥生、そろそろうーちゃんなしでも頑張れる頃ぴょん─
「そんな事ない…!」
─弥生はいつまで経っても強情ぴょん、うーちゃんがいないとダメなら今頃弥生なら海に出てる筈ぴょん─
─でも弥生はこうして頑張ってるぴょん、だから大丈夫ぴょん─
「………」
─…弥生、うーちゃんはもういないぴょん、でも、弥生の心の中にはずっといるぴょん?─
「そんなの…」
─よくある話だけど本当ぴょん─
「うーちゃん…」
─んも〜長いぴょん!とにかく弥生なら大丈夫ぴょん!─
「本当に…?」
─ぴょん?─
「本当に、側にいてくれる?」
─本当ぴょん、艦娘に二言は無いぴょん!─
「分かった…」
─やっと分かってくれたぴょん…それじゃあ、弥生、頑張るぴょん─
「夢……そう、だよね、うーちゃんはいないんだもん…」
「…でも」
でも、少しだけ、頑張れる気がする…