睦月型Crysis   作:長月桜

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一番分かってくれるのは、一番身近な人


姉妹

「夢で卯月と話したぁ?」

「そう、うーちゃんと…」

「へーぇ、すごい気になるけどまずは朝ごはん!一緒に行く?」

「うん…」

「決まり!あ!長月!今から朝ごはん?」

「あぁ皐月か、そうだ、丁度食堂に向かうところだ」

「よし!長月も一緒に朝ごはんだ!」

「拒否権は無しか全く…」

 

──────────────────────

 

「ふむ、夢で卯月に…信じ難いが弥生がそんな嘘をつく理由も無し…それで、どんな話をしたんだ?」

「ほれ!ボクも気になってたの!」

「お前はまず口の中にあるものを飲み込め…」

「んと、ね…難しいんだけど…簡単に言うと、うーちゃんは居なくなっても弥生の側にいつでもいるって…」

「そばにいる、かぁ、卯月らしくない発言だね?」

「うん…でも、弥生はやっぱり信じてる、うーちゃんがどこかで生きてるって…」

「そうだな、諦めちゃいけない、まだ沈んだなんて決まった訳じゃない、まだ信じていてもいいだろう、ただし、それで辛くなるなら話は別…」

「あーもー長月そういう固いのいいから!とにかく!弥生は自信を持っていいんだからね!」

「あのな、物事には順序というものが……」

 

そうだ、きっと…うーちゃんはまだ生きてる…どこかできっと…

 

──────────────────────

 

「弥生ちゃん、次、弥生ちゃんの番よ」

「ぁ、そうだった…」

 

「弥生ちゃん、やっぱり最近ぼーっとしてる事多いのね…」

「仕方ないわ、あんなことがあったんだもの…しばらくは様子を見ましょう?」

「分かったにゃしぃ」

 

「演習終了です、弥生さん、もう少し演習に身を入れるようにしてくださいね」

「はい…」

 

「相変わらず神通さん容赦ないのね…弥生ちゃん、気にすることないのね、一日二日で落ち着ける訳無いにゃしぃ」

「大丈夫、弥生は大丈夫…うーちゃんが、側にいてくれるから…」

「弥生ちゃん…そうだ、明日みんなでお出かけしましょ、司令官にも如月から伝えておくわ♪」

「えっ、でも…」

「弥生は色々考えすぎなのね!一度全部投げ出して休むといいのね!」

「そう、なのかな…」

「きっとそうさ!弥生最近辛そうだもん!」

「ああ、順序は別として休息は大切だぞ?」

「皐月…長月…」

「分かった…皆、ありがとう…」

「いいのいいの!ボク達は姉妹なんだもん!みんなで乗り越えよう!」

「皐月、お前はその前に神通さんからの課題があったろう、さっさと片付けてこい」

「げ!なんでそれ知ってるのさ!」

「むしろ知らないとでも思ったか阿呆」

「ひどい!実の姉にアホだって!」

「妹に手玉に取られてる時点で阿呆だろう」

「アホって言った方がアホなんだよ!」

「そんな子供みたいな言い方をしても無駄だぞ」

「むきーっ!」

 

「ふふっ…♪」

弥生は、一人じゃないんだ、睦月も、如月も、皐月も、長月も…

 

「笑った…」

「笑ったね…」

「笑ったのね…」

「皆、どうしたの…?」

「弥生の笑顔可愛い!!!」

「えっ、何…?」

 

弥生は笑顔になれた、のかな…

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