転生したのはいい...けどなんでゼットン?しかもノイズ   作:蝙蝠男

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この世界でのファウストは未来さんです。それ以外にも、翼さんのお母さんはザギによって殺されています。


番外編 復活する闇と復活する光

ブリッジ内に銃声と悲鳴が鳴り響いた。

 

「イヤああああああッ!」

 

「友里さんッ!しっかりしてくださいッ!」

 

友里は息をしてはいるが撃たれた箇所から血が止まらず、制服が赤黒く染まっていく。友里を撃った藤尭は他の職員と装者へと銃弾を発射する。装者たちは何とか回避するが、座った状態だった職員たちは回避する事が出来ず、床に倒れ伏した。

 

「やめてください藤尭さんッ!」

 

響が叫ぶも藤尭には聞こえておらず、次々と職員たちを撃ち抜いていく。男性職員が何とか抵抗を試みるも、まるで歯がたたない。

 

「司令と緒川さんがいない時に襲撃を仕掛けるなんて.....」

 

司令と緒川はS.O.N.G本部に呼び出されており、この場にはいなかった。だがそれも藤尭が本部の人間を操っているので、本当は呼び出しなどなかったのだが.....

 

大半の職員に重傷を与えた藤尭は装者へと狙いを定めるが、手に持った銃を何者かが撃ち落とした。藤尭は腕を擦りながら自分を撃った者の方向を見た。その正体はエボルトラスターを構えた翼だった。

 

「四番目の継承者。その銃、似合ってるじゃないですか」

 

藤尭は笑顔で翼にそう言った。すると藤尭の顔から笑顔が消え、背後に闇が浮かび上がった。

 

「あの闇は、アンノウンハンド.....」

 

調はそう呟いた。そして翼が声を荒げながら藤尭へと問いかける。

 

「藤尭さんだったんですか、裏切り者は」

 

「はい」

 

藤尭はさも当たり前と言わんばかりの態度で答えた。

 

「今までずっと、騙していたのかッ!」

 

翼はエボルトラスターから光弾を発射する。その弾は後ろの闇に吸収され、翼に跳ね返った。

 

「くッ!」

 

翼は跳ね返った光弾を回避する。藤尭は笑みを浮かべたままブリッジにいた者を見渡すと、ブリッジから出ていった。

 

「艦が沈められる前に浮上しますッ!」

 

無事だった職員が立ち上がり潜水艦を浮上させようと操作を開始する。その間に装者たちが藤尭の後を追う。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

藤尭が向かったのは完全聖遺物レーテが保管されているSectionー0だった。大きな扉は藤尭を通すまいとシールドを貼るが、片手で掻き消されてしまった。

 

「来訪者、今の貴様らの力で俺は止められない」

 

藤尭の目が赤く光り、扉が開かれた。藤尭は赤く発光し続けるレーテへ呟いた。

 

「もっと恐怖を吸い込め」

 

その直後、最も機動力が高い調が藤尭の元に辿り着き、鋸を発射した。だが発射された鋸は藤尭が放った闇のエネルギーで消し飛ばされた。

 

「あなたはいったい何者なの?」

 

調の問にザギはゆっくりと答えた。

 

「ダーク.....ザギ.....」

 

遅れて来た翼たちが到着し、アームドギアを構えながらザギへ問いかける。

 

「どうしてS.O.N.Gに潜入したッ!」

 

「S.O.N.Gはポテンシャルバリアが保たれている内に、ビーストを発生させない抗体の開発を勧めた。だが俺はそうさせないためにビーストとの戦いを管理し、調整を繰り返してきた。ただそれだけの事さ」

 

さらにザギは続ける。

 

「俺は、翼がウルトラマンの光を手にすることを予知していた。ファウストや、メフィストを造ってぶつけたのは、光の力を強化させるため。小日向 未来や天羽 奏を利用したのは、翼。お前の心に闇を植え付けるためだ。S.O.N.Gにいるのは、都合が良かったんだ」

 

「全ては、俺が元の姿を取り戻すための.....

 

 

 

道具だ」 

 

 

すると藤尭の目が赤く光り、レーテの元へと飛び上がる。翼たちはザギへ肉薄するが、ザギから放たれた衝撃波で弾き飛ばされてしまった。

 

「俺は十三年前のあの夜から、ずぅぅぅっとこの時を待っていた.....」

 

その言葉と共に翼は思い出した。十三年前、母の命を奪った者の顔を。

 

「お母様ッ!」

 

倒れたまま動かない母親、かそして自分を見つめる謎の男。

 

「俺がやった」

 

そう言って男は母親の死体を踏みつけた。

 

「お前が俺に光を手渡す、その時のために」

 

段々と翼の顔が怒りに歪む。その表情の変化をザギは面白そうに眺め、追い打ちをかける。

 

「思い出したか?」

 

「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

その一言をきっかけに翼は立ち上がり、激情に駆られたままエボルトラスターを引き抜いた。

 

「うあああああああああッ!」

 

光に包まれ、そして大きな爆発が起きる。その爆炎の中からネクサスとなった翼がザギへ殴りかかった。

 

「なにッ!?」

 

だがその拳が届くことはなかった。レーテから伸びる恐怖のエネルギーがネクサスを捉えた。

 

「レーテに蓄積された恐怖のエネルギーが、お前の憎しみにシンクロした。結果、光は闇に、変換される」

 

するとネクサスのコアから光が溢れ、レーテに吸い込まれていく。

 

「うわあああッ!ぐッ!ああああああああああッ!」

 

するとレーテが真っ黒に染まってしまった。そしてザギは両腕を大きく広げる。

 

「来い.....」

 

ザギの元へと闇が移動する。その闇はザギへと吸い込まれていった。

 

「おおおおおおおおおおッ!うぐッ!はあああああああああッ!」

 

「復活の時だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

すると闇があたりを飲み込む。響たちは身構え、辺りを警戒をする。闇が晴れると、ザギの本来の姿が目に入る。全身が黒く、所々に赤いラインが描かれていたその姿は邪悪と言う他なかった。

 

「uuuaaaaaaaaaaaaaa!」

 

ザギは雄叫びを上げ、屋根を突き破って出ていった。響は未だ闇に囚われたネクサスの元へと走る。

 

「翼さんッ!」

 

「響さんッ!?」

 

調たちも響の後を追おうしたが、住民をザギから守るのが先決と判断し、地上へと向かった。

 

その頃、東京では突如現れた黒い巨人の攻撃でパニックが起きていた。

 

「uuuuurrrrrggggg!」

 

ビルは倒壊し、東京は火の海に染まっていった。逃げ遅れた者はその身を焼かれ、断末魔の叫びを上げることなく死んでいった。

 

翼化囚われている闇に飛び込んだ響は、意識を失っている翼を見つけた。

 

「翼さぁぁぁぁぁん!駄目だッ!闇に呑み込まれたら、駄目だッ!貴女の厳しさが私を今まで支えてくれたッ!貴女の強さが私を勇気づけてくれたッ!憎しみは乗り越えられるッ!」

 

だがそれでも翼は目を覚まさなかった。

 

「だから翼さん.....

 

 

 

 

 

 

 

諦めるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

 

響が叫んだ直後、翼の目がうっすらと開き始めた。  

 

「立花.....」

 

翼が手を伸ばす。すると響も手を伸ばし、翼の手を掴んだ。すると光が響へと流れる。そして闇が晴れ、レーテが崩壊した。

 

東京では、調と切歌が被害者を少しでも抑えようとザギを攻撃していた。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

「デェェェェェェェスッ!」

 

鋸と鎌を飛ばし、ザギの注意を惹こうとしたが、シールドによって全て防がれてしまった。いつの間にか地上へ移動していた響は自分たちも援護しようと聖唱を歌おうとすると、手に違和感を感じた。握られていたのは、エボルトラスターだった。そして、今までネクサスとして戦ってきたマリアとエルフナインのイメージが頭に浮かんだ。響が翼の顔を見ると翼は黙って頷いた。響は立ち上がり、エボルトラスターを構える。

 

「絆.....ネクサス」

 

そして右腕で本体を前方に引き抜き左肩に当てる。そこから右腕を伸ばし、空に掲げる。

 

「おおおおおおおおおおッ!」

 

光が響を包み込み、ネクサスへと姿を変える。

 

 

調と切歌はザギの攻撃を必死に避けていたが連続で発射された光弾を回避出来ず、地面に落下しようとしていた。だがそれをネクサスが受け止めた。

 

「ウルトラマン......」

 

「もしかして、響さんデスか?」

 

ネクサスは二人を地面に下ろすと、ザギの元へと飛んだ。

 

「シェアッ!」

 

「eaaaaaaaaaaaaaaaaa!uuggggggggggrrrrrruuuuuuaaa!」

 

ザギの手から発射された光弾でネクサス馬が吹き飛ばされ、ビルに叩きつけられた。

 

「ウアアアアッ!」

 

すると響の頭の中にマリアの声が聞こえてきた。

 

『立て立花 響!お前は絶望の淵から何度も立ち上がった。だから私も戦えたッ!立て!お前が立たなくてどうする!』

 

するとネクサスのエナジーコアが光り、姿が変化する。その姿は全身が赤かった。それはマリアが変身していたジュネッスと呼ばれる姿だった。

 

「ハァァァァァッ!シェアッ!」

 

ザギはネクサスの姿の変化に警戒し、一旦距離をとる。その隙にネクサスは両腕を下方で交差させ、ゆっくりと両腕を広げエネルギーを生み出し、両腕をL字に組んでオーバーレイ・シュトロームを放った。ザギは正面から受け止め完全に耐えきった。

 

「uuuuoooa!」

 

「フッ!」

 

ザギのパンチネクサスは頭を下げることで回避し、右脇腹を蹴りつける。ザギは一瞬怯むが直ぐに立て直し、追撃よりも速くネクサスの胸を蹴りつけ、更に回し蹴りの追い打ちでネクサスの右腕を蹴りつける。ネクサスは痛む右腕を押さえつけながらもザギからは目を離さない。ザギはネクサスにゆっくりと近づく。ネクサスは立ち上がり右拳で殴りかかるが腕と首を掴まれて、押し負けてしまう。

 

「シェアァァァァァァ!」

 

「aaauuuuuuuuuuuuuuu!」

 

ネクサスは構えたままザギとの距離を維持する。すると今度はエルフナインの声が頭の中に聞こえてきた。

 

『負けないでください響さんッ!僕も響さんのお蔭で最後まで戦えました。ウルトラマンとして』

 

ザギの蹴りを左腕で払い落とす。ザギはそれを利用として振り向きざまのパンチを放つが、ネクサスが手首と関節部分を掴み動きを封じられる。そしてネクサスはその体制からザギを投げ飛ばした。ザギは立ち上がって反撃しようとするがネクサスのタックルを受けて後退する。ネクサスが構えをとると、赤から青の姿に変化する。その姿はエルフナインが変身していたジュネッスブルーと呼ばれる姿だ。ジュネッスブルーに変化したネクサスは

不死鳥のような光の矢、オーバーアローレイ・シュトロームをザギに向けて発射した。

 

「Uuuuuaaaauuu!」

 

イズマエルを貫いた技をザギは片手でかき消してしまっま。

 

「イズマエルを倒した技でさえ通用しないなんて.....」

 

「あんなトンデモにどうやってたら勝てるんデスか!?」

 

「安心しろ月読、暁。立花いや、ウルトラマンは絶対に負けることなどない」

 

翼の言葉に近くにいた少年が賛同する。

 

「そうだよ。前にも新宿で悪い怪獣をやっつけてくれたもん!」

 

「私も覚えてる。守ってもらった」

 

「ウルトラマンは、俺たちのために戦ってくれた」

 

人々の目の先ではネクサスとザギの格闘が繰り広げられていた。ネクサスはスピーディーな連続攻撃を繰り出し、僅かではあるがザギにダメージを与えていた。

 

「ウルトラマン!」

 

「ウルトラマン!」

 

「ウルトラマン!」

 

「ウルトラマン!」

 

「ウルトラマン!」 

 

ウルトラマンを応援する人々の声が徐々に上がり始める。

 

「uuuuoooooooooooaaaaaaaaaa!」

 

ザギが両腕を左右に伸ばし突き出すと、闇の光線、ザギ・グラビティが発射される。ネクサスはバリアで防ぐが威力が凄まじく、どんどん後退していった。街の人たちが、自分を呼んでいることに気づいた。

 

「頑張れぇぇぇぇぇ!」

 

その声援を切っ掛けに、ネクサスの体が光り輝き始めた。

 

「オオオ、シェアッ!」

 

光が晴れると、ネクサスの体は全身が銀色に変わり、背中には翼が生えていた。それはネクサス本来の姿であり、ノアの神と呼ばれる存在だ。

 

「uuuu..... ugaaaaaaaaa!」

 

変化したネクサスの姿を見たザギは、威嚇する様な方向をあげる。

 

「シュワッ!」

 

ザギはノアを殴りつけようとするが、ノアはザキの関節部分に腕を絡ませ、投げ飛ばす。反撃しようとするザギだが、胸部に蹴りを受け吹っ飛ばされ、蹴られた部分を抑え、うめき声をあげる。

 

「uoooooooooooooo!」

 

 

ノアはザギに歩きながら距離を縮めていった。ザギはノアを蹴りつけるが両手でガードされ、肘打ちをノーガードで受ける。それでも尚反撃を試みるが、クロスチョップにより反撃の隙さえ与えられなかった。さらにノアは腕に炎を纏わせたパンチで、ザギを宇宙空間まで吹き飛ばした。

 

「uuuuuuuuuooooooooooaaaaaaaaaa!」

 

「ハアアアアッ!シェェアッ!」

 

ノアは右手首に左拳を打ちつける様に腕を組む。ノアの腕から太陽の様に光り輝く光線、ライトニング・ノアが発射される。それに対しザギは左手首を右拳に打ち付け、ライトニング・ザギを発射し応戦する。

 

 

「ugaaaaaaaaaaaaaaa!」

 

だがザギの光線はノアの光線に押し負け、自分の放った光線ごと呑み込まれた。

 

「uuuuuaaaaaaaaaa!」

 

ザギは爆散し、地球からでも目視できる規模の爆発が起きた。その光景を子供たちは目に焼き付けていた。自分たちを守ってくれるヒーローは、存在するんだということを。

 

 

 

 

 

 

 

       諦めるな!




番外編は終了です。

カリオストロさんといえば何処が一番?

  • オッパイ
  • 仕草
  • 全てに決まってんだろ?

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