半額を狩る海賊   作:零ちゃん

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今回は主人公の過去の話です。
なのでEX1としました。


#EX1

夢を見たんだ。過去の自分の夢を。

 

 

あれは、2年前。ちょうど中学2年生になったばっかりの頃だった。

あの頃の俺は、自分でも酷い物だと思えるくらい喧嘩していた。最初は理由もなくやっていた訳ではなく、言い合いしてるのを仲裁に入ったら殴られた、その結果喧嘩になるなどが殆どだった。

でも、気付いたら自分から喧嘩しに行くようになっていたんだ。それは、別の中学の生徒との喧嘩を境にそうなった。

 

喧嘩ばかりしてはいても、友人と呼べる存在は何人か居た。その内の友人二人とゲーセンで遊んでいた時の事だった。別の中学の生徒が変に絡んで来たんだ。内容は金をくれないか?という意味不明な内容。俺とその友人はその要求に応えるはずもなく、関わらないのがベストだと考えた後、逃げる事を選んだ。まぁ、当然追いかけてくる。突然逃げたんだ、金を持っているんだと考え追いかける。こうなれば相手は殴ってでも金を奪いにくる。友人二人を先に行かせ、俺が相手を引き受けた。

相手は二人組。案の定、殴られたし、蹴られたりもした。だけどやられっぱなしじゃあない。

 

「調子こいてんじゃねぇぞッ!!」

 

俺は二人組を殴るわ、蹴るわ、髪を引っ張るわ、色々してやった。

そこから俺は、別の中学の生徒と肩がぶつかる程度で喧嘩を起こすようになった。自分自身、喧嘩を楽しんでいたこともあった。

別の中学だろうと関係なく喧嘩しまくって荒らしていたから「荒らしの海人」と呼ばれるようになったのもその頃だ。

だけど、何故か理解者もいた。他中の人間をあまり好まない生徒会の人。双子の姉妹だったのは覚えているが、名前は思い出せない。転校してしまった為聞くことも出来なかった。

中学生活は喧嘩の日々だった為、よく母親に怒られた。父親は何故か良くやったと褒めてくるが。

 

高校生になる半年前くらいに引っ越しが決まり、転校になった。転校先は俺の中学生活の荒れ具合を知ってる人間は居ない。その為、この中学生活半年と高校生活は大人しく過ごそうと思った。あんな性格のまま転校先で過ごせる程の度胸はない。そこからはごく普通の生徒として過ごした。

そして高校生となり、大人しく過ごすはずだった。狼の戦いに巻き込まれ、まともな食事をする為に戦いに身を投じた結果中学生の頃の喧嘩ばかりしていた性格が出てきてしまった。

 

 

 

そして、今日もまた狼として戦いに身を投じる。

 

「もう開き直るってのも…いや、ダメだ。一部が知ってるだけでも僕からすれば不登校モノなのに、開き直ってしまったら自殺するしかなくなってしまう…」

「ワンコ、大丈夫?」

「へ?あ、大丈夫。大丈夫です。大丈夫でこざいます。」

 

茶髪先輩の声で我に帰る。

弁当取るためにはやっぱり喧嘩っぽさがあった中学の頃の性格がないとダメだという結論に至り、狼として戦う時だけ喧嘩っぽさのある性格を前面に出す、そう考えるようになった。




誤字とかあれば指摘オナシャス!センセンシャル!
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