アンドロメダ「艤装用(ピッチリ)スーツ見ながら言われても説得力ないわ!!(# ゜Д゜)」
無限に広がる大宇宙。
この無数のきらめきの中に様々な生命の営みがある。
愛、希望、野心、力、それは地球での出来事となんら変わることはない。
そして今、地球にてある戦いが行われていた。
某所
土星に似た惑星を背景に幾つものミサイルが白煙の尾を引き飛翔する。しばらくするとそれらは宇宙に明るい花火を灯す。そしてその花火に呼応するようにその回りにいた艦が火だるまとなり消えていく。
『着弾。』
機械的な声がミサイルの着弾を知らせる。しかし、その言語は地球上のどの言葉にも類似することはなく、嫌がうえにも異星人の言葉だと解る。
さらに機械的な声は続けて報告する。
『敵艦隊前衛に突破口を形成。敵艦隊の動きに乱れが生じています。』
その報告に赤色の服に身を包んだ艦娘、ゼルグート二世が直ぐ様指示を飛ばす。
ゼルグート『敵艦隊の旗艦を叩く、駆逐艦戦隊突撃!敵艦隊を錯乱せよ!重巡洋艦戦隊は駆逐艦戦隊の援護に回れ、ゲルガメッシュは別働隊を率いて指定の宙域へジャンプだ!余も出るぞ!続け!」
メルトリア級を旗艦にした駆逐艦戦隊が一気に加速し突破口へと食い破るように突撃していく。
その後を追うようにゼルグート率いる艦隊も突撃する。
無論戦っている相手、地球艦隊も応戦を開始する。
地球艦隊side
アポロノーム「第1護衛駆逐艦隊、被害甚大!旗艦比叡との通信途絶!現在、第2護衛駆逐艦隊が応戦中!」
アンドロメダ「第58戦隊前へ!第2護衛駆逐艦隊の援護に回れ!アポロノーム及びアンタレスは艦載機発艦!対空警戒を厳に!」
アンタレス「アンドロメダ姉、レーダー及びセンサーに反応!艦隊後方に重力震反応、敵艦隊の別働隊と思われる!」
アンドロメダ「くっ、第105戦隊及び第4護衛駆逐艦隊と艦載機隊の半数は後方の敵艦隊の足止めを!」
アンドロメダが懸命に防戦の指示を行うも戦局を挽回するには至らない。
さらに…
アポロノーム「艦隊直上及び直下に艦載機反応!急速接近!」
アンドロメダ「しまった!全艦対空戦闘!」
しかし、その指示は遅きに失した。
敵艦載機隊の攻撃によりアポロノームとアンタレスが火球へと飲まれる。
アンドロメダ「アポロノーム!アンタレス!」
アンドロメダが二人の名前を呼ぶが返事は返って来ることはない。
その間にもゼルグートが自慢の重装甲を武器に味方の艦隊を食い破るように突撃していく。
そして…
ゼルグート「これで終わりだ。アンドロメダよ。」
ゼルグートの放った主砲のエネルギー弾がアンドロメダを貫いた。波動防壁は先の艦載機隊と敵艦隊の攻撃で失われており、機能はしていなかった。
撃たれた直後、アンドロメダの視界は真っ白になっていった。そして…
『そこまで!演習終了!地球側旗艦アンドロメダ撃沈判定!よってガミラス側の勝利!』
審判の声が響くと同時に宇宙だった背景が全面白い壁に囲まれた空間へと変わる。
そこにいたのはアンドロメダ、アポロノーム、アンタレス、比叡、ゼルグート、ゲルガメッシュの6人だけだ。
ここまで書けば読者の皆様はお分かりだろう、今までのは全てシミュレーションシステムを使って行われた演習である。
アンドロメダ「だぁ~~~~!負けた~~~!!!」
アンドロメダが座り込んだ状態で叫ぶ。
身体中汗だくで息も絶え絶えだ。
ボディラインがよく分かる艤装用スーツに荒い息づかいと汗に濡れた身体、そして僅かに赤く染まった頬がなんとも言えぬ艶かしさを出してい「黙れ」アッハイ…
ゼルグート「…?、どうしたのだ?アンドロメダよ。なにか気に触る事でも言ったか?」
アンドロメダ「あ、いや何でもない。こっちの話し。」
アンドロメダside
はぁ、負けちゃったよ…やっぱりガミラスの誇る最新鋭艦なだけあるなぁ…なかなか勝てそうにないや…
アンドロメダ「それにしても、もう一週間か…早いね、時が経つのは…」
ゼルグート「なんだ?藪から棒に、年寄り臭いことを言いおって。」
うぐ、確かに急な話しだけど、年寄り扱いは酷くないかな…
自分で言うのもなんだがあたしは結構かわいい方に入ると思っている。それこそアイドルをやっても不思議ではないほどに。
艦隊美少女アイドル、アンドロメダ、永遠の17才です!
☆(o≧▽゜)o
やめよう…自分でやってて恥ずかしくなってきた。
ゼルグート達が転校してきてから一週間が経過していた。
最初はゼルグートの尊大な喋り方に声を掛けにくかった子が多かったが話してみると、面倒見が良く、妹思いな子だったため直ぐに仲良くなった。
アンドロメダ「そう言えばさ…ゼルグートとゲルガメッシュの妹も一緒に転入して来てるんだよね?まだ会ったことないんだけど…」
ふと、そんなことを思いだしゼルグートに聞いてみた。
ゼルグート「貴様は本当に唐突に話題を変えるときがあるな…まぁ良いが、我が妹、ドメラーズ三世はゲルガメッシュの妹シュバリエルと特務艦娘のユウーと一緒のクラスにおる。確か…ヤマトとか言う艦娘と仲良くなったと聞いておるが…」
アンドロメダ「えっ?!(*´・д・)ヤマトのクラスにいるの?マジか~(゜ロ゜;)」
ゼルグート「なんだ?そのヤマトとか言う艦娘を知っておるのか?」
アンドロメダ「あたしの親友だけど…聞いたこと無いの?地球とイスカンダルを艤装だけで単独で無寄港、無補給で往復した話。」
ゼルグート「そう言えば、地球へ来る前に耳にしたな…んっ?ちょっと待て、そのヤマトと貴様の親友のヤマトは同一人物なのか!?(゜ロ゜ノ)ノ」
まさかという様子のゼルグートにそうだよと答えるとゼルグートは心底驚いた表情になった。
今から3年ほど前、地球にて初めて波動エンジンを搭載した艤装を使って片道16万8千光年、往復33万6千光年の旅を僅か1年成し遂げた艦娘がいた。未だに信頼性が今ほど高くなかったそれを使い、ゲシュタムの門を使わず、何処にも立ち寄らずに目的地であるイスカンダル星へ赴き、同じルートで地球へ帰還を果たした。当時はその偉業に地球全土が歓喜にわき、ガミラスの総統もそれを称えるほどだった。
その当事者がまさかこの学校にいるとは思っても見なかったらしい。
ゼルグート「驚いたな…まさかそれほどの偉業を成し遂げた艦娘が余の妹と同じクラスだとはな…是非とも会ってみたいものだが…」
アンドロメダ「ヤマトのクラスだったら、たぶんこの時間だったら隣の演習場で演習やってるはずだから見にいってみる?」
あたしがそう提案するとゼルグートがよろしく頼むと返事を返したので着替えるため演習場を後にすることにした。
因みにアポロノーム達は先に着替え室にいっている。
ゼルグートと喋りながら演習場の出口へ向かうがこのとき、私はそれを見つめる視線に気付いていなかった。
モニター室
「はぁはぁ…流石ですわ、アンドロメダ姉様。負けて悔しがるお姿、乱れた息、そして激しく動いた身体を伝う汗…なんて艶かしい…///あの身体に包まれて抱き締められて吐息を吹きかけられそのあと(ピー)や(ピー)を(ピー)されて、そのあと(自主規制)されるのですわね…そんなことされたらわたくしは…わたくしは~!!///」
演習場のモニターの前で身体をくねらせながら悶えるのは次女のアルデバランだ。アンドロメダ達のクラスの次に演習場を使う予定だったのでモニター室で見学していたのだが…
ご覧のとおりアルデバランが妄想状態で暴走しているのだ。幸いなのか…クラスメイトはもはやこの状態は慣れっこなのか生暖い目でみていた。唯一アキレスだけは目からハイライトが消えた状態だったが…
アキレス(後でアンドロメダ姉さんに伝えとこ…)
オチがヒドイんじゃ!
次回遂にあの人が登場!
それにしても21話は何度も見ても熱くなりますな…