やはりこんな地獄の世界でも生き残ろうとするのは間違っていない   作:神威ツバサ

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皆さまお久しぶりです。

あれからリアルで色々ありまして、こんなに遅くなりました。







別行動

今俺達は、平塚先生が運転しているバスに乗り、川内を目指している。だが道には車やバスが乗り捨てられていたり、燃えていたりしているため回り道をしながら進んでいるため学校を出てから5時間は経っているが未だに川内に付いていない。

 

 

結衣「あー、お尻痛くなってきた」

 

いろは「私も痛くなってきましたー」

 

雪乃「由比ヶ浜さん一色さん、もう少しの辛抱よ」

 

結衣&いろは「「うーー」」

 

だが、確かにずっと座りっぱなしだと疲れてくるな、もしかしたらこれって歩いた方が危険だが早く着けるのではと思っていると平塚先生も俺と同じ事を思っていたらしく皆んなで話し合うことにした

 

小町「私は危険だけど歩いた方がいいと思います」

 

いろは「私も小町ちゃんと同じです、はーくんは?」

 

八幡「俺も歩いた方がいいと思う、このままバスで行ってもどの位で着くか分からんし、バスのエンジン音で気づかれるかも知れないからな」

 

結衣「でも、歩いてる時に囲まれたらどうするの?」

 

八幡「奴らはそこまで足は速くないから大丈夫だろ」

 

結衣「そっか」

 

雪乃「なら歩くと言う事で良いわね」

 

皆んなが頷き、歩くことに決まった。それから平塚先生は近くにバスを止め俺といろはは一足先にバスを降りた

 

八幡「どうだ?家族とかに連絡着いたか?」

 

いろは「うん、両親共大丈夫だったよ。後はーくんの家族も大学にいるみたい」

 

八幡「そっかなら一安心だな」

 

いろは「でもね、晴輝くんや沙月ちゃん達とは連絡が取れないの」

 

八幡「そっか、でもあいつはそんなにヤワじゃないから大丈夫だろ」

 

いろは「そうだね!」

 

いろはと話に夢中になっていたのがいけなかったと思う。

気が付いたら近くに大型バスが俺ら二人に目掛けて突っ込んできた。

俺は咄嗟にいろはの腕を掴み横に逃げようとしたが、バスが縁石にぶつかり横転して滑りながら向かってきたため横に逃げられないので後ろの橋の下に、逃げ込んだ。

 

ドーーーン

 

バスは前後が柱にぶつかりバスは止まったが出入り口が塞がってしまった。

 

小町「お兄ちゃん!いろはさん!大丈夫!!」

 

結衣「ヒッキー!いろはちゃん!」

 

八幡「俺らは大丈夫だ!でも、そっちに行けなくなった!」

 

八幡「だから、俺らは別のルートで向かうから先に行ってくれ!」

 

雪乃「わかったわ!気をつけて!」

 

すると隣にいたいろはが鼻を摘みながら

 

いろは「はーくん、なんかガソリンの匂いがしない?」

 

そこで俺はガソリンの匂いに気づいて、下を見るとガソリンが漏れているのとバスから火花が飛んでいる事に気がついて

 

八幡「バスから離れろ!ガソリンが漏れて爆発するぞ!」

 

小町達にそれを伝えた後に、俺はいろはの手を引っ張って向かいの出口に向かって走り、出口に出る時に爆発が起こり後ろを振り向くと炎が迫ってきたので、俺は咄嗟に出口の横に飛んだ。

 

そのすぐ後に炎が出口から噴き出してきた。

 

いろは「はーくん危なかったね!死ぬかと思ったよ」

 

八幡「ああ、火傷とかしてないか?」

 

いろは「うん、大丈夫だよ!はーくんが守ってくれたから!」

 

八幡「そっか、良かった」

 

俺はさっきまで居たところを見ると、まだ地面が燻っていてよく助かったものだと思った。

 

いろは「みんなと別れちゃったけどどうしよう」

 

八幡「さっき携帯電話持ってただろ?それで連絡すれば」

 

いろは「ごめん、電池が切れて使えなくなったよ」

 

八幡「そっかしょうがない、多分他の奴らは大丈夫だろうから俺らも川内に向かうか」

 

いろは「そうだね、キャーー!!」

 

俺はいろはの悲鳴に驚き、俺が振り向くとライダーの格好をした保菌者に押し倒されていた、保菌者がヘルメットを着用していたので噛まれはしないが、さっきの爆発の音で保菌者がこっちに来るかもしれないので俺は、近くにあったブロックで保菌者の頭を思いっきり叩きつけた。

 

叩きつけたら保菌者の被っていたヘルメットの後頭部は大きく凹んでいて保菌者は動かなくなった。

 

八幡「おい、いろは!大丈夫か!」

 

いろは「はーくん、怖かったよー」

 

いろはは、泣きながら俺に抱きついてきたので、俺はいろはを落ち着かせるためにいろはを抱きしめ、頭を撫でた。

 

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八幡「落ち着いたか?」

 

いろは「うん、落ち着いた」

 

いろは「ありがとう」

 

いろはが落ち着いたのでこれからどうやって行くか考えていると、俺はさっきの保菌者の事を思い出して、堤防の上に向かって階段を登った。

 

いろは「はーくんどうしていきなり堤防を登ったの?」

 

八幡「さっきの保菌者の格好覚えてるか?」

 

いろは「ライダーの格好をしてたね、まさか?」

 

八幡「ああ、そのまさかだ、お!あったぞ」

 

そこには、さっきの保菌者が乗っていたであろうバイクがあった、俺はバイクにキーがささっている事を確認してエンジンをかけたら、エンジンが始動したのでこれで移動することができる。

 

いろは「え?はーくんバイク運転できるの?」

 

八幡「免許は持ってないけど、ある人に仕込まれたからな」

 

あの人との特訓を思い出すと身震いがしてくる

 

いろは「でもエンジンの音でバレるってはーくん言ってたじゃん、大丈夫なの?」

 

八幡「バイクはバスと違って細い道も通れるしスピードも出せるか大丈夫だ」

 

八幡「それに、このバイクはエンジンの音がそんなにしない奴だから心配すんな」

 

いろは「そっか!これで川内に行けるね!」

 

八幡「いやまだ川内には向かわない」

 

いろは「え、なんで?」

 

八幡「一旦家に帰って、携帯の充電やら食料の回収を済ませたいからな」

 

いろは「わかった、よし!行こう!」

 

そして俺たちは、バイクをはしらせた

 

 




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