名探偵コナン~capable,able assistant~ 作:明涼
新一side
今日は幼馴染の毛利蘭と親友の沖田颯真の試合の日だった。当然応援に来ていたんだけど、蘭の試合が始まる前に目暮警部から連絡があり事件だと言われた。一瞬迷ったが結局、オレは事件を優先した。あの時の蘭の顔が目に焼き付いて離れない、怒っていながら寂しそうな顔がー。
「おお、颯真君!現場はー」
そんな事を考えていると隣にいた目暮警部に電話が掛かってきていた。?・・・って颯真?!
「ー10分くらいで着くと思うから、準備して外で待っててくれ。おお、いるぞ?変わるかね?」
試合はどうしたんだとか色々考えていると、颯真が何か言ったらしく目暮警部が変わるか?と聞いていた。
「??わかった、伝えよう。ーああ」
「颯真が来るんですか?」
「ああ、新一君からのメールを見て連絡してきたらしい。お、それから伝言を頼まれたよ」
(あ、何か嫌な予感(^_^;))
「“後で説教な(-_-)”だそうだ。何かあったのかね?」
「いえ大丈夫です」
(説教か・・・(^_^;)まぁ、しょうがないか・・・)
「警部!こちらです」
「ああ、わかった。新一君、行こうか?」
「はい」
ふうと息を吐く。頭を切り変えると目暮警部の方に歩いて行ったー。
~〇〇体育館前~
「颯真君!乗って!」
体育館の前で高木刑事を待ってると目の前に覆面パトカーが止まり、助手席の窓から顔を出して高木刑事が声を掛けてきた。
「申し訳ありません、わざわざ迎えに来ていただいて」
「いや、いいんだよ(^-^)丁度、通り道だったからね」
「そうですか?ー事件の概要を聞いてもいいですか?」
「被害者は広尾優也さん25歳。死因は司法解剖してみないと詳しくは解らないけど、鋭利な刃物で数ヶ所刺されていたみたいだ。ー颯真君?」
ー広尾優也?まさかー!
「高木刑事、被害者の広尾優也さんは僕の知り合いかもしれません」
「本当かい?!」
「顔を見ないとわかりませんが・・・」
「そうか・・・。目暮警部に伝えておくよ」
「お願いします。もう着きますか?」
「うん、あそこだよ」
「・・・・・・。」
前方を見ると目暮警部と新一が現場検証しているのが見えた。
「目暮警部!」
「おお、高木君。颯真君もわざわざ悪いな」
「いえ・・・」
「警部、実は被害者が颯真君の知り合いみたいで・・・」
「何だと、本当かね?!」
「名前は同じです。遺体を確認させてもらっていいですか?」
「解った、此方だ」
「颯真・・・」
「新一・・・」
「優也さんだった・・・」
「!!」
バサッ 遺体に掛けてあった布を捲り顔を見るとー。
「優也・・・さん、優也さん!!何でー!」
「颯真!」
遺体を確認して崩れ落ちそうになる体を新一が支えてくれた。
「ー知り合いで間違いないかね?」
「はい・・・颯真の従兄の広尾優也さんです」
「ーそうか・・・。落ち着いたら話を聞かせてもらうから今日は帰った方がいい。高木君、2人を送ってあげてくれ」
「わかりました。ー行こうか」
「はい・・・すみません」
「・・・・・・。」
「あ、高木刑事?颯真のマンションまでお願いします」
「わかったよ」
「・・・新一」
「ん?」
「肩・・・貸して」
「ーおう。颯真?」
「・・・ん?」
「ーオレが必ず犯人を見つけるから。でもそのために颯真もオレをサポートしてくれよ」
「新一・・・」
「オレの助手は颯真しかいねぇんだ」
「うん・・・ありがとう」
新一と幼馴染で良かった。新一と親友で良かった。新一の助手になって良かったー。この時改めてそう思ったー。