おジャ魔女どれみドッカ~ンレジェンド!!   作:魔鬼靐ユリア@仇助に命捧ぐ闘鬼神

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第11の呪文:大阪の騒動!狙われたあいこ!!

風戸ほのかの誘拐騒動から、数日がたったある日の事。

 

妹尾あいこは、母である岡本あつこがいる大阪に里帰りしていた。

 

あいこ

「久しぶりに帰ってきたなぁ、大阪・・・早うお母ちゃんトコに行かな・・・」

 

その時、あいこの聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

「あいこ〜!!」

 

あいこ

「こ、この声は・・・」

 

大声をあげて走ってきたのは、あいこの幼なじみのアンリマー(本名、有馬健一)だった。

 

彼については、おジャ魔女どれみナ・イ・ショ第10話(DVD第6巻に収録)を参考にしてほしい。

 

アンリマー

「あいこ!こっちに帰ってたんやったら、連絡ぐらいしてくれや!」

 

あいこ

「アホ!なんでアタシがアンタに連絡せなアカンねん!」

 

アンリマー

「つれないなぁ・・・フィアンセで、今はオレの彼女やろ?あの時の約束、まさか忘れたとは言わさへんで・・・」

 

あいこ

「あ・・・」

 

そう、あいこはアンリマーが美空町にやって来た時、彼が帰る際に『阪神が優勝したらつき合う』と約束し、その数日後に阪神が優勝してしまったのだ。

 

あいこ

「ア、アハハ・・・」

 

アンリマー

「アハハやないやろ!約束通り、オレの彼女になってもらうからな!」

 

あいこ

「わかったわ。ほな、先にお母ちゃんトコ行くから、来いや!」

 

アンリマー

「おお!」

 

あいことアンリマーは、老人ホームに向かって走り出した。

 

その2人を、瀬能アイリが空から見つめていた。

 

アイリ

「ククク・・・おもしろい事になりそうだわ・・・」

 

 

 

あいことアンリマーは、あつこが働いている老人ホームにやって来た。

 

あいこ

「お母ちゃん!」

 

あつこ

「あいこ!久しぶりやねぇ!それに健一君も・・・」

 

アンリマー

「お母さん!娘さんをボクにください!」

 

あいこ

「早いっちゅうねん!!」

 

ポカ!

 

あいこはアンリマーをこづいた。

 

あつこ

「まあまあ、健一君ったらオマセさんね・・・ええよ!」

 

アンリマー

「よっしゃあ!」

 

あいこ

「お母ちゃ〜ん・・・」

 

 

 

 

 

あつこと別れた後、あいことアンリマーは久しぶりに大阪を観光していた。

 

 

 

アンリマー

「うーん、やっぱタコ焼きは本場の味に限るなぁ・・・」

 

あいこ

「そやね!」

 

談笑している2人を、黄緑色の帽子をかぶった少女が見て、クスクスと笑っていた。

 

そう、この少女は和久のぞみだった。

 

しかし、あいこはそれに気づいていない。

 

アンリマー

「あいこ、ちょっとあの公園まで来てくれ!!」

 

そう言うと、アンリマーはあいこの手を引っ張った。

 

あいこ

「キャ!」

 

アンリマーはあいこを引っ張り、店を出た。

 

のぞみは人が来ない事を確認すると、コロンタップを体に吹きかけた。

 

シュッシュッ!

 

のぞみ

「プリティーウィッチーのぞみっち〜♪」

 

のぞみはポロンをかざした。

 

のぞみ

「パウラ〜ピラルペ〜ルペルパ〜ウピウレ!アタシよネコに・・・なれぇ!!」

 

ボゥン!!

 

のぞみは緑色のネコに変身すると、あいこ達の後を追った。

 

 

 

のぞみがやっと追いついた時、アンリマーとあいこが向き合っていた。

 

アンリマー

「あいこ・・・ここ、覚えてるか?」

 

あいこ

「覚えてるで。アタシが1年の時、アンタにプロポーズされた場所やろ?」

 

のぞみは、ベンチで寝ころんでいるネコのフリをして、2人の会話を聞いている。

 

のぞみ

「(なんか、いい雰囲気ね、あの2人・・・)」

 

アンリマー

「その事なんだけどさ・・・」

 

あいこ

「なんや?」

 

アンリマー

「あいこ!!」

 

あいこ

「キャ!!」

 

アンリマーはあいこを抱き寄せると、キスをした。

 

のぞみ

「(うわぁ、やるわね、あの子・・・)」

 

あいこ

「/////・・・/////」

 

あいこは赤面した。

 

アンリマー

「あいこ・・・あっちの学校を卒業したら、こっちに戻ってきてほしいんや・・・オレ、あの時は正直勢いで告白したけど、今は真剣にあいこが好きなんや!!だから、オレと結婚してくれへんか?」

 

あいこ

「2回目のプロポーズやね、アンリマー・・・」

 

アンリマー

「そんで、オマエの返事は?」

 

あいこ

「もうちょっと、考えさせて・・・1時間後、またここで落ち合うって事で・・・」

 

アンリマー

「ああ・・・ええ返事、待ってるからな!!」

 

アンリマーは走っていった。

 

 

 

あいこ

「ど、どないしょ・・・アタシ、どないしたらええんやろ・・・アタシも真剣にアンリマーの事好きや・・・今大阪に戻った方がええのか、それともまだ・・・」

 

「大阪に戻ればええやない・・・」

 

あいこが上を見上げると、瀬能アイリがホウキに乗って飛んでいる。

 

アイリはスタッと地面に降りた。

 

アイリ

「大阪に戻ればええやない、妹尾あいこ・・・」

 

あいこ

「瀬能アイリ!!アンタ、マジョガエルの呪いが怖くないんか?」

 

アイリ

「アタシかて呪いは怖いわ。でもあいにく、この周囲1キロメートル四方には誰もおらんで。アタシがさっきテレビ局のレポーターを操って、この一帯に地震が起きるってウソのニュースを流したからな。」

 

あいこ

「禁断の魔法まで使いおって・・・それを使うたら、災いが・・・」

 

アイリ

「残念でした。アタシら全員、マナちゃんに災いを跳ね返す魔法をかけられてるからね。ちっとも応えないんや。」

 

あいこ

「くっ・・・」

 

アイリ

「それより、大阪に戻っちゃいいな。正直言うと、1人でも減った方がアタシらにとって都合ええんよね。あの子達はこっちで工作するからさ、戻りなよ。」

 

あいこ

「ふざけるな!アンタの言いなりになんか、ならへんで!!」

 

アイリ

「だったら、力ずくで言う事を聞かしてやる・・・来いや!!」

 

シュッシュッ!

 

あいこ

「プリティーウィッチーあいこっち〜♪」

 

アイリ

「さ、勝負やで。」

 

あいこ

「パメルク〜ラルク〜ラリロリ〜ポップン!瀬能アイリの苦手な物、出てこーい!!」

 

ボゥン!!

 

一冊の本があいこの手に落ちてきた。

 

あいこ

「誰でも笑い出すオヤジギャグ辞典・・・?」

 

アイリ

「プッ!オヤジギャグ・・・」

 

あいこは本を開いた。

 

あいこ

「日曜に遊園地連れてってくれないと許サンデー・・・?」

 

アイリ

「クククッ・・・サンデーと許サンデー・・・」

 

あいこ

「月曜雨でも学校休マンデー・・・」

 

アイリ

「アハハハハ!!」

 

あいこ

「火曜は彼氏とチューするでー・・・」

 

アイリ

「ダハハハハ!!」

 

あいこ

「水曜は花を植えんずでー・・・」

 

アイリ

「ハハハハハ!!」

 

あいこ

「木曜は傘をさーすでー・・・」

 

アイリ

「アハハハハ!!」

 

あいこ

「金曜のおかずはフライでー・・・」

 

アイリ

「キャハハハハ!!」

 

アイリはさっきから、腹をよじって爆笑しまくっている。

 

もちろん、笑いのツボが浅いのぞみも笑いたかったのだが、笑うと変身が解けてしまうため、笑うに笑えなかった。

 

のぞみ

「(クククッ・・・おもしろい・・・笑いたいけど・・・笑えないよ〜!!)」

 

あいこ

「土曜は嵐も去ったデー・・・」

 

アイリ

「アーハッハッハッ!!ハッ・・・」

 

アイリがハッとなると、あいこがきょとんとしていた。

 

アイリ

「ヤバい!アタシとした事が・・・敵の術中にまんまと・・・」

 

あいこ

「アンタの笑いのツボの浅さ、マジョルカ以上やな・・・」

 

アイリ

「く、くそ、よくもやってくれたな・・・生かして帰さんで〜!!」

 

あいこ

「な、なんでそうなんのよ・・・」

 

アイリ

「うっさい!うっさ〜い!!パメルク〜ラルク〜ラリロリ〜ポップン!出でよ、スパイル!!」

 

ボゥン!!

 

あいこ

「な、何やコイツは!?」

 

アイリ

「魔女界に生息するクモ・・・スパイルや。」

 

あいこ

「生息って、ポケモンかいな・・・」

 

アイリ

「ゴチャゴチャうっさ〜い!!行きなさい、スパイル!あの子を捕まえなさい!!」

 

スパイダ『シャ〜!!』

 

あいこ

「わ〜っ!!」

 

スパイルは糸を吐いてきた。

 

あいこは、懸命にそれを避ける。

 

アイリ

「ウフフフフ・・・いつまで逃げきれるかな?」

 

あいこ

「そうや!空の上なら・・・」

 

あいこはホウキにまたがると、飛び出した。

 

アイリ

「ムダや。」

 

スパイダは糸を吐くと、ホウキを絡めとり、弾いた。

 

あいこ

「わっ!」

 

あいこが空中に投げ出される。

 

アイリ

「今や、スパイル!」

 

スパイルが吐き出してきた糸に、あいこはグルグル巻きに絡めとられてしまった。

 

あいこ

「キャアアア〜ッ!!」

 

ドサッ!

 

あいこは地面に落ちた。

 

あいこ

「う〜ん、う〜ん!!」

 

あいこはジタバタともがいた。

 

アイリ

「ムダやで、あいこちゃん。」

 

そう言うと、アイリはガムテープをあいこの口に貼った。

 

あいこ

「ん〜、ん〜!!」

 

アイリ

「妹尾あいこちゃん、捕獲完了。さ、マナちゃんの所に行きましょうか?」

 

アイリはあいこを抱き上げた。

 

あいこ

「んむぅ〜、んむぅ〜!!(助けて、誰か助けてぇ〜!!)」

 

アイリ

「もう、終わりやね・・・」

 

「そこまでよ!!」

 

アイリ

「え?」

 

あいこ

「!!」

 

アイリとあいこが向いた方向には、和久のぞみが立っていた。

 

あいこ

「ん、んむむぅん・・・(の、のんちゃん・・・)」

 

のぞみ

「待ってて、あいこちゃん!すぐに助けてあげるから!!」

 

アイリ

「甘いな。スパイル、あの子も絡めとりなさ・・・」

 

のぞみ

「スパイルよ、燃えろ。」

 

ボン!!

 

スパイダはあっさり焼け死んだ。

 

アイリ

「ウ、ウソやろ!!」

 

のぞみ

「たああああ!!」

 

アイリ

「キャッ!!」

 

飛び蹴りでアイリをひるませ、のぞみはあいこを救出した。

 

のぞみ

「大丈夫、あいこちゃん!」

 

ボン!

 

あいこは糸から解放された。

 

あいこ

「た、助かった・・・」

 

のぞみ

「さ、お返しするわよ!!」

 

あいこ

「ええ!!」

 

のぞみ

「パウラ〜ピラルペ〜ルペルパ〜ウピウレ!」

 

あいこ

「パメルク〜ラルク〜ラリロリ〜ポップン!」

 

のぞみ・あいこ

「雷よ、瀬能アイリに落ちよ!!」

 

ピッシャアアン!!

 

アイリ

「キャアアア!!くっ・・・覚えてろ!!」

 

アイリはそう言うと、杖を振って消えた。

 

あいこ

「ああ!!逃げてもうた・・・」

 

のぞみ

「いいじゃない、無事だったんだから!」

 

あいこ

「そやな!」

 

 

 

それから1時間後

 

 

 

あいこ

「アンリマー・・・アタシ、まだ大阪には戻られへん・・・けど、絶対戻ってくるから・・・その時は・・・」

 

アンリマー

「ああ、じゃあな!!」

 

アンリマーはそう言うと、走っていった。

 

あいこ

「アンリマー・・・」

 

のぞみがネコの変身を解き、あいこに駆け寄った。

 

のぞみ

「あいこちゃん・・・」

 

その時、あいこの携帯電話がふるえた。

 

のぞみ

「あいこちゃん、携帯鳴ってるよ!」

 

あいこ

「あ、ホンマや。メール・・・?」

 

あいこは、メールを読んだ。

 

あいこ

「!!」

 

『卒業式の日がわかったら、知らせてくれ。

オマエを迎えに行く。

 

アンリマー』

 

あいこ

「ア・・・アホ・・・」

 

あいこは涙ぐんだ。

 

のぞみ

「あいこちゃん、よかったね・・・」

 

あいこ

「うん・・・」

 

あいこは、のぞみと一緒に美空町に帰っていった。




のぞみ「今回はあいこちゃん、大ピンチだったわね〜。」
あいこ「助かったわ、のんちゃん。」
のぞみ「どういたしまして!」
あいこ「それはそうと、のんちゃんなんで大阪にいたんや?」
のぞみ「マジョリカにタコ焼き用の千枚通しとワインオープナー買って来いって言われて、大阪まで買いに来たのよ。それで、記念にタコ焼き屋でタコ焼き食べてたら、あいこちゃんとあの子を見かけたから・・・」
あいこ「ちょ、ちょっと待って!ほんなら、アタシとアンリマーがキスしてたところも・・・」
のぞみ「バーッチリ、見ちゃいました!」
あいこ「/////えええ〜!!そ、そんなぁ〜!!/////」
のぞみ「あなた達、ラブラブって感じだったわよ!妬けるわぁ♪」
あいこ「/////うぅ・・・恥ずかしいよぉ・・・/////」
のぞみ「次回、おジャ魔女どれみドッカ〜ン!『危険なアイドル!ターゲットは瀬川おんぷ!!』あいこちゃん、必ず幸せにな〜れ!!」
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