おジャ魔女どれみドッカ~ンレジェンド!!   作:魔鬼靐ユリア@仇助に命捧ぐ闘鬼神

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第12の呪文:危険なアイドル!ターゲットは瀬川おんぷ!!

その日、瀬川おんぷは、ドラマの収録日であった。

 

無事に撮影を終えたおんぷは、家に戻ってきてきていた。

 

途中、あいこから電話がかかってきて、例の魔女の手下が大阪にも現れた事を聞かされた。

 

そして、翌日・・・

 

 

 

いつものようにおんぷが美空小学校に登校すると、何だか2組が騒がしかった。

 

見ると、美空新聞を開いてその内容に見入っている。

 

おんぷ

「どうしたの?みんな・・・」

 

はづき

「あ、おんぷちゃん!」

 

あいこ

「とんでもないニュースがあるんや!」

 

おんぷ

「とんでもないニュース?」

 

あいことはづきに即され、おんぷも新聞をのぞき込んだ。

 

そこにはなんと、『美空小学校6年2組初音りずむ、ついに芸能界進出か!?』という見出しの記事が載っていたのだ。

 

おんぷ

「りずむちゃんが芸能界デビュー?そんな事、マジョルカ昨日まで言ってなかったのに・・・」

 

その時、春日みすずと初音りずむが入ってきた。

 

りずむ

「みんな、おはよー!」

 

みすず

「ん?なんか様子がおかしいよ?」

 

次の瞬間、クラスメートがりずむに寄ってきた。

 

加納のり子

「りずむちゃん、ついに芸能界に進出するんだね!」

 

天野こうた

「楽しみだなぁ!」

 

梅野ゆかり

「デビュー曲は何にするの?」

 

りずむ

「へ?へ?」

 

おんぷ

「りずむちゃん、私と一緒に仕事できるかもよ?」

 

りずむ

「ど、どういう事!?アタシ、そんなの知らないよ〜!!」

 

 

 

MAHO堂にて

 

 

 

りずむ

「どういう事よ、マジョリカ!!」

 

マジョリカ

「ああ、あの記事の事か?」

 

おんぷ

「やっぱり、マジョリカ達が関係してるのね!」

 

マジョルカ

「そうじゃよ。今まではおんぷだけでやってきていたが、せっかくりずむが来てるんだ。この機会に、オマエも人間界で芸能界デビューしたらいいと思ったんじゃよ。」

 

マジョリカ

「心配するな。契約金は高いし、歌声も申し分ない・・・こっちの芸能界でも、充分やっていけると思うが・・・」

 

おんぷ

「ちょっと、2人とも・・・」

 

そういうおんぷがりずむの方を向くと、彼女は涙を流していた。

 

りずむ

「アタシに何も相談しないで、勝手な事しないでよ!!マジョリカもマジョルカも、大っ嫌〜い!!!」

 

そう叫ぶと、りずむは止めようとするおんぷを突き飛ばし、走って行ってしまった。

 

おんぷ

「り、りずむちゃん・・・」

 

 

 

のぞみ

「え?どうしてりずむが人間界で芸能活動をしてないかって?」

 

のぞみはおんぷの家に呼ばれ、相談を受けていた。

 

おんぷ

「うん。この前カラオケに行った時も歌とても上手だったし、私の歌も楽々歌えてた・・・りずむちゃんの力なら、こっちで芸能活動しても成功すると思うんだけど・・・」

 

のぞみ

「ああ、それね・・・実はりずむのお母さん、人間界の芸能活動にトラウマがあるのよ・・・」

 

おんぷ

「りずむちゃんのお母さんって、まさか・・・」

 

のぞみ

「そう、彼女の母親はマジョプリマよ。」

 

おんぷ

「でも、どうしてそれが・・・?」

 

のぞみ

「マジョプリマね、若い頃に芸能人として人間界にやって来た事があるのよ。その時に、人間達の芸能活動に対する態度を見て、人間達に失望したの・・・それからりずむが生まれて、数日がたったある日、りずむが人間界でアイドルになりたいと言い出してね。その時にマジョプリマ、『人間達は信用できない。芸能活動に対する気持ちが欠けている。だから、あなたには人間界でアイドルになってほしくない』ってりずむに言ったのよ・・・」

 

おんぷ

「そうだったの・・・」

 

のぞみ

「でも、おんぷちゃん達との出会いや、FLAT4のトオル君のおかげで、マジョプリマも少しずつだけど人間達に対する気持ちを変えてきてる。でも、りずむはまだその事を引きずっているのよ・・・」

 

おんぷ

「そんな・・・かわいそう・・・」

 

のぞみ

「でもアタシは、りずむがあのままでいいとは思わない・・・アイドルなら、どんな修羅場もくぐり抜けなければいけない・・・そう思ってる・・・」

 

おんぷ

「そうだよ・・・そうだよね!りずむちゃんを探しに行きましょ!」

 

のぞみ

「ええ!」

 

シュッシュッ!

 

おんぷ

「プリティーウィッチーおんぷっちー♪」

 

のぞみ

「プリティーウィッチーのぞみっちー♪」

 

おんぷ

「プ〜ルルンプルンファ〜ミファ〜ミファー!りずむちゃんの居場所を、教えて!!」

 

ヒュ〜・・・

 

カラン・・・

 

おんぷ

「これって・・・」

 

のぞみ

「尋ね人ステッキ?」

 

おんぷ

「とりあえず、使ってみよう。」

 

コト・・・

 

おんぷがステッキを立てると、ステッキは右斜めに倒れた。

 

おんぷ

「あっちみたいね・・・」

 

のぞみ

「行きましょ!」

 

おんぷとのぞみは、ホウキに乗って飛び出した。

 

 

 

美空山の中

 

 

 

りずむ

「クスン、クスン・・・マジョリカとマジョルカのバカ・・・」

 

ソング

「あらあら、こんな所で油売ってるなんて・・・ずいぶんと余裕じゃない?りずむちゃん・・・」

 

りずむ

「!!ソング!!」

 

ザッザッ・・・

 

ソング

「そんなにマジョリカ達が憎いんだったらさ、アタシ達の仲間になりなよ。仲間になれば、どんな魔法でも思いっきり使えるんだよ!」

 

りずむ

「断るね。アタシはそんな事をするために、人間界に来たんじゃないんだから!」

 

ソング

「だったら、力ずくでその気にさせてあげるよ。来なさい!」

 

シュッシュッ!

 

りずむ

「プリティーウィッチーりずむっちー♪」

 

ソング

「プ〜ルルンプルンファ〜ミファ〜ミファー!人食いガエルよ、出てこい!!」

 

ボゥン!

 

『ゲコゲコ・・・』

 

ソング

「この子に一度飲み込まれると、強力な胃液で溶かされるわよ。さあ、仲間になりなさい!!」

 

りずむ

「キ・・・キャ〜ッ!!」

 

 

 

のぞみ

「!りずむの声が聞こえた!」

 

おんぷ

「近いわ!急ぎましょ!」

 

 

 

ソング

「そらそらそら〜!!」

 

りずむ

「キャ〜、キャ〜、キャ〜!!」

 

りずむは猛スピードで、ソングとカエルから逃げている。

 

ダダダダダ・・・

 

ソング

「逃げてばかりじゃ、アタシには勝てないよ!」

 

りずむ

「くっ・・・やるしかない!キ〜ラリンリルンラ〜ミラ〜ミラー!頑丈な壁よ、出てこい!!」

 

ズォォォ・・・

 

バリン!!

 

『ゲコ〜!!』

 

りずむ

「わ〜っ、ぜんぜんダメだぁ〜!!」

 

ヒュッ!

 

パシ!

 

カエルの舌が、りずむの右足を捕らえた。

 

りずむ

「!!」

 

『ゲコォ!』

 

りずむは引っ張られ、倒れ込んだ。

 

りずむ

「キャ!!」

 

ドタッ!

 

『ゲコゲコ・・・』

 

りずむ

「も、もうダメ・・・!!」

 

のぞみ

「りずむ〜!!」

 

おんぷ

「助けに来たわよ!!」

 

ザッ!

 

りずむ

「のぞみ!おんぷちゃん!!」

 

ソング

「チッ、余計な事を・・・カエル!さっさと片づけなさい!!」

 

『ゲコォ・・・』

 

スウゥゥゥ・・・

 

おんぷ

「カエルの姿が消えた!!」

 

のぞみ

「いったい、どこにいるの!?」

 

その時・・・

 

ニュルルルル!!

 

おんぷ・のぞみ・りずむ

「えっ・・・キャアアアアッ!!」

 

おんぷ達3人は、カエルの舌に巻かれてしまった。

 

おんぷ・のぞみ・りずむ

「うぅっ・・・!!」

 

『ゲコォ!』

 

カエルは舌を巻きとり、おんぷ達3人を引き寄せた。

 

おんぷ・のぞみ・りずむ

「キャ〜ッ!!」

 

パクッ!

 

ゴクン!

 

カエルは、おんぷ達3人をペロリと飲み込んだ。

 

『ゲコォ♪』

 

ソング

「さあ、その子達を痛めつけなさい!」

 

『ゲ・・・ゲコォ・・・』

 

ソング

「?何なの!?」

 

おんぷ

「プ〜ルルンプルン涼やかに〜・・・」

 

のぞみ

「パウラ〜ピラルペ〜ル静やかに〜・・・」

 

りずむ

「キ〜ラリンリルン艶やかに〜・・・」

 

おんぷ・のぞみ・りずむ

「マジカルステージ!!カエルよ、消え去って!!」

 

ピカァ・・・

 

シュウゥゥゥ・・・

 

ソング

「な!!カエルが消えた・・・!!」

 

おんぷ

「今度はこっちの番よ!プ〜ルルンプルンファ〜ミファ〜ミファー!巨大な手よ、出てこい!!」

 

ボゥン!!

 

のぞみ

「パウラ〜ピラルペ〜ルペルパ〜ウピウレ!巨大なバットよ、出ろぉ!!」

 

ボゥン!!

 

ガシッ!

 

ソング

「キャッ!?」

 

ブンッ!

 

ソング

「え!?」

 

ドカッ!

 

ソング

「キャ〜ッ!!」

 

パッカァァァン!!

 

ソング

「キャアアアアッ!!覚えてなさ〜い!!」

 

ソングはバットで打たれ、ふっ飛ばされていった。

 

のぞみ

「あら〜、飛ばしすぎたかしら・・・」

 

 

 

そしてその後・・・

 

おんぷ

「ねぇ、りずむちゃん。マジョプリマはもう、人間に対する気持ちを変えてきてるの。だからね、自分の道は自分で決めていいのよ。」

 

りずむ

「う、うん・・・」

 

ちょうどその時、トオルがドラマ撮影を終えて控え室に戻ってきた。

 

トオル

「おんぷちゃん、やっと終わったよ〜!」

 

おんぷ

「お疲れさま!今回もバッチリだったよ!」

 

トオル

「まぁね!あれ?りずむちゃんじゃないか・・・」

 

りずむ

「あ・・・」

 

おんぷ

「ね?魔法使いのトオル君も、こうやってアイドルやってるの。だからね、もうあなたもアイドルになっていいんだよ。」

 

りずむ

「うん!!アタシ、オーディション受けてみる!!」

 

そして、1ヶ月後・・・

 

テレビ画面には、仲良くドラマに出演しているおんぷ達3人の姿があった。

 

りずむ

「(おんぷちゃん達のおかげで、吹っ切れたわ・・・ありがとう!おんぷちゃん、トオル君!!)」

 

りずむは、満面の笑みを浮かべていた。




のぞみ「りずむ、アイドルになれてよかったね。」
りずむ「うん!アタシが吹っ切れたのは、のぞみのおかげでもあるのよ!」
のぞみ「りずむが元気になってよかったわ。」
りずむ「それにしても、今回もマジョボルトの手下が出てくるなんてね・・・」
のぞみ「マジョボルトか・・・『マジョボルト』って名前、どうも偽名のような気がするのよね・・・」
りずむ「え?」
のぞみ「あ、イヤ・・・何でもない・・・」
りずむ「そう・・・」
のぞみ「次回、おジャ魔女どれみドッカ〜ン!『狙いはアメリカ!ももこ激闘の時!!』」
りずむ「世界を平和な未来に変〜えて!!」

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