第三話・殺しと再会。
俺は今、防衛省に来ている。
「改めて確認するがァ、俺への依頼は鷹岡明の監視と暗殺、超生物の殺害は気が向いたらでいいんだよなァ?」
「ああ、先程渡した書類に書いてある任務を鷹岡明が達成出来なかった場合、即座に暗殺してくれて構いません。」
「超生物の暗殺はまだ貴方の出る幕ではありません、もう少し時期が経ってからお願いするつもりです。」
「生徒、または超生物との接触はしていいのかァ?」
「超生物単体なら構いませんが、生徒の場合、鷹岡明に関する事情が無ければ接触しないでいただきたい、また、現場には部下の烏間がいるので事前に烏間と顔合わせをしておいていただきたいのだが。」
「了解したァ、超生物はともかく鷹岡明の暗殺は任せろォ。」
「お願いします、逃しでもした場合奴に教えた超生物の情報が漏れる危険があるので、出来るだけ他人と接触する前でお願いします。」
「ハァ、注文の多い客だなァ、まァ、依頼を受けたからにはしっかりと達成するから安心してまってろォ。」
そうして、物語は原作と違った道を進んでいく。
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俺は烏間と顔合わせし、鷹岡の監視員として遠目から観察していると話した。
それから数日後。
俺は今三年E組の校舎へ向かう途中の階段を歩いている。
階段をおと数段登れば三年E組の校舎が見えるという所で俺は
階段を登りきると、見えて来たのは座り込む鷹岡と鷹岡の首元にナイフを当てている潮田渚の姿。
潮田渚は鷹岡の首元からナイフを離し、その場を離れる。
俺は極限まで気配を殺し、鷹岡に接近する。
すると鷹岡は突然激昂し、潮田渚に襲いかかろうとする。
視界の端で烏間が動いて鷹岡を押さえようとするが、それより早く俺は鷹岡の目の前に移動した。
鷹岡は俺に気付かずに俺の横を通り過ぎようとする。
…そして俺はすれ違いざまに鷹岡の心臓を抜き取り殺していた気配を元に戻す。
……ッッッブシュゥゥゥゥーー
「………………え?」
後ろで潮田渚が疑問の声を上げる。
他の生徒は何が起こっているか理解していないようだ。
「ハァ、めんどクセェ。」
鷹岡は地面に倒れ、遅れて生徒の悲鳴が聞こえる。
「「「キャァァァァーー!!」」」「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」
視界の端から顔を赤くした
俺は足元に転がっている石ころを能力を使って蹴り飛ばし、おおよそマッハ19程の速さで石ころを飛ばす。
だがやはりマッハが1違うだけで先生には避けられてしまい、先生は俺から三メートル程距離を空けて止まる。
多少暗殺の訓練をしているとはいえ、学生の彼等には石ころは認識できないだろう。
「防衛省から依頼された鷹岡明の殺害は無事に完了したァ、烏間さんよォ、俺はもう帰るぞォ?」
俺は先生を無視して烏間に話しかける。
「お前の任務は鷹岡の監視じゃなかったのか?」
「正確には監視と殺害だァ、こいつがどんな訓練をしようが構わないがァ、生徒にやられる弱い教官何て必要ないし、そこの小せェガキにやられた時点で任務は失敗してるんだァ、国家の情報が漏れる前に殺すのが妥当だろォ。」
「だが、生徒の前で殺す事は無いだろう、2代目死神、世界最強の殺し屋、アクセラレータ。」
それを聞いた生徒の殆どがその言葉に驚く。
俺の名前は知らない様だが、世界最強の殺し屋ってところに驚いたのだろう。
「アン?ここは暗殺教室だろォ?人殺しの技術を学んでんだァ、目の前で人が殺されたぐらいで悲鳴をあげてるようじゃあ、暗殺者なんて夢のまた夢だなァ。」
「実際、俺がテメェらぐらいの時に俺がセンセェと呼ぶ奴には、目の前で実際の人殺しを何度も見せられ、それを見て学んだァ。」
「暗殺者ってのは、そう言うもんだろォ?殺センセェ?」
「…………。」
先生は黙ったままだ、そうだろう、殺せんせーは俺の言葉を否定できない、俺にそう教えた張本人だからな。
俺は鷹岡を回収し、そのまま来た道を引き返し殺せんせーの横を通り過ぎる瞬間、口を動かさずにこう言った。
「俺の忠告は無駄だったみたいだなァ、センセェ?」
そして俺は先生の横を通り過ぎ、首元のチョーカーの電源を切る。
「ハァ、生活以外での能力の使用で言語能力が多少崩れるのを防ぐ為にチョーカーをつけてるのはいいが、これじゃあ能力使用にチョーカーが必要みたいに見えるな。」
そう言って俺は三年E組とのファーストコンタクトを終えた。
そして場面は移り三年E組の教室。
教室内は重苦しい雰囲気に包まれていた。
「「「「……………………………。」」」」
すると潮田渚が突然烏間に向かって質問する。
「あ、あの!…さっきの、世界最強の殺し屋って…」
烏間は質問に答える。
「ああ、奴の名前はアクセラレータ。世界最強の殺し屋、2代目死神と恐れられている世界一の殺し屋だ。」
「…ねぇ、烏間センセェ〜、2代目死神ってなぁに〜?」
今度は体育の時間をサボっていたカルマが質問する。
「元世界最強の殺し屋、死神と呼ばれていた男の弟子、正当後継者だから付けられた二つ名らしい。」
「それ以上の事を俺は知らないが、国の話しでは依頼達成率は今のとこと100%らしい。」
「何でそんな危険な奴がこの教室に来たんだよぉ!」
岡島 大河が騒ぐ。
「恐らく、先程から黙っているそこのタコの情報を外部に漏らさない為に国の上層部が依頼したのだろう。」
「奴の連絡先は国の上層部と世界トップレベルの暗殺者しか知らないと言われている、奴が来たと言う事はそう言う事だろう。」
「…さっきから黙ってねぇでテメェも喋ったらどうなんだ殺せんせー!!!」
寺坂が殺せんせーに向かって怒鳴る。
「………ヒミツです!!!」
顔を緑と黄色の縞々模様にした殺せんせーがふざけた様子ではぐらかす。
・・・・・・
「ふざけんなぁ!!」「そうだそうだ!!」「普通は喋る所でしょ殺せんせぇ!!!」「死ねやこのタコ!!」「巨乳死ねぇぇ!!」
教室全体から殺せんせーに向かって筆記用具などの道具が投げつけられ文句が飛んでくる。
「しょうがないじゃないですか!!先生のプライベートに関する事なんですからぁ!!!」
「殺せんせぇ!!!」
教室全体に潮田渚の大声が響き渡り、教室全体が静まり返る。
「あの時、アクセラレータが鷹岡先生の後ろに突然現れた様に見えたんですが、どう言う原理何ですか?」
「……アレは気配を殺すと言う、世界トップレベルの暗殺者しか使えない高等技術です。」
「そうなんですか?」
「ええ、気配を薄めるだけならば一流暗殺者ならば誰でもできます、少し警戒されればバレてしまいますが、ですが気配を殺す、つまりしっかりと意識して対象を肉眼で捉えようとしない限り、絶対に見つかることは無い高等技術、それを使えると言うことは、少なくとも彼は間違いなく世界トップレベルと言えるでしょう。」
「へぇ〜、暗殺の技術に詳しいんですね!殺せんせ!!!」
「にゅや!!ば、バレてしまいましたか。」
「詳しいのは勉強だけかと思ってたけど案外そう言うのにも詳しいんだなぁ殺せんせーって!!」
「当たり前でしょう、先生は皆さんに会うまでいろんな人に命を狙われていたんです、その中には勿論暗殺者も居ました、なので、先生は暗殺者を調べてみたんですよ。」
「へぇ〜、もっと聞かせてよ!先生!」
結局殺せんせーはアクセラレータの事をはぐらかし、暗殺教室はいつもの活気を取り戻した。
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