長らく放置していましたが、未熟な作者がスランプを起こして放置して他の作品に逃げまくった為、大変長らくお待たせしてしまい、申し訳ありません。
生徒達の夏休みも終わりを迎え、椚ヶ丘中学の第二学期が始まった頃、俺は三年E組の校舎の職員室に来て居た。
「烏間センセェよおォ、何で俺がガキ共の世話なんかしなきゃならねェんだァ?」
まあ、理由は何となく予想できる、骸の野郎ォ、面倒くせェ事しやがって……。
「この教室で俺は近接戦闘の技術を教えているのだが、暗殺技術は教えられない、偶にロヴロに暗殺技術の指導を行って貰って居たのだが、そのロヴロが何者かに襲撃されてこちらに来れないらしい。」
骸くゥン……予想はしてたがァ…やっぱりスクラップ決定だァァァ!!
「ハァ、めんどくせェ、まァ、依頼の金は貰っているんだが…………フンッ、再起不能にはしねェが少なくともガキ共にとってはキツイ指導になるかもなァ。」
まあ、不必要な暴力さえしなければ問題も無いだろう。
「鷹岡の様な指導で無ければ大丈夫だ。」
「チッ、ンじゃあ、腑抜けてるガキ共を叩き直すとするかァ。」
その後を話は続き……
「では五分後に体育の授業が始まる、頼んだぞ。」
「まァ、三流のガキ共が及第点レベルまで成長すればいいなァ。」
俺はそう言ってグラウンドへ向かった。
《プルルルルルルルルッ》
突然俺の携帯に電話がかかってきた。
「(ピッ)何の様だァ、三馬鹿ァ。」
『おお!お久しぶりです旦那ぁ!!ガストロですけどよぉ、今椚ヶ丘学校の近くでクソウメェラーメン屋でグリップとスモッグ、それに居合わせたレッドアイを誘ってみんなで飲んでるんだがぁ、旦那も一緒に飲みませんか!!』
「……おいテメェ等ァ、今から俺のいう場所に来い、楽しい事させてやるゥ。」
『いつもの事ッスけど、イキナリッスねぇ!!すぐ行きます!!』
「あァ、○○の××にある店の前の山を登った先だァ、3分で来いよォ。」
『2分で行けます!!!おいテメェ等ぁ!!アクセラレータの旦那がお呼びだぁ!!行くぞ!!!(プツ)』
よし、これで多少楽になるだろう。
◆
三年E組の生徒が、ぞろぞろと集まってきた頃、俺は職員室の窓を開け、中にいる烏間に声をかける。
「烏間センセェ、今から知り合いが四人程来るがァ、問題ねェよなァ?アンタも顔を知ってる筈のメンツだァ。」
糞ガキ共は前の鷹岡の件と修学旅行で三馬鹿とオマケのレッドアイとは面識はある筈だ。
「そうか、こちらに害が無いのならば大丈夫だ。」
「大丈夫に決まってんだろォ、あいつ等にも殺し屋としてのプライドはしっかりある筈だァ、悪人でも無きゃ被害なんてでる訳ねェだろォ。」
「何だと!?殺し屋か!?」
烏間は殺し屋と聞いて同様した様だが、心配無用である。
「まァまってろォ、そろそろ来る筈だァ。」
すると後ろからバタバタと階段を登る足音が聞こえて来る。
「アクセラレータの旦那ァ!!お待たせしましたぁ!!」
そう言って三馬鹿とオマケ……もとい四馬鹿が階段を登りきって俺の前に並ぶ。
「来たかァ、四馬鹿ァ。」
そう呼ぶとレッドアイが過剰に反応する。
「こいつ等はともかく何で俺まで馬鹿に含まれてるんですか!!!」
ノリだ、察しろ。
「知るかァ、そんなもン。」
そう言ってグラウンドにいる生徒達の方を向く。
生徒達は驚いたいる様だが、俺はどんどん話を進める。
「今日からテメェ等ガキ共に暗殺技術を教える事となった、アクセラレータだァ、よろしくゥ。」
すると、糞ガキ共は唖然として口をポカーンと開けて硬直している。
「こいつ等は俺のサポートとして呼んだァ、スモッグ、グリップ、ガストロ、レッドアイ、合わせて四馬鹿だァ。」
俺がそう言うと。
「「誰が四馬鹿だァ!!」」
と、スモッグとレッドアイが反応し、反論する。
「よォし……じゃあ、オマエら一旦それぞれの得意分野と苦手分野を教えろォ。」
そう言って俺と四馬鹿は暗殺教室の臨時講師として、糞ガキ共の指導が始まった。