妖精の軌跡second   作:LINDBERG

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遅くなりましたが明けましておめでとうございます。


第22話 親娘

くっそー!?ふざけんな帝国軍!!

 

タイタス門手前のパルム間道。

セントアークとパルムを順調に通過し、どうやら追っ手も諦めたのかな?と安堵していたのだが……。

 

何で自国民に向けて遠慮無く砲撃してくんだ!?しかもリアシートに皇帝乗っけてんだぞ!!?

 

どういう訳かフィー達は、国境に配置されていたらしい帝国軍の戦車3台と機甲兵2機から、容赦の無い攻撃に晒されていた。

 

ナメやがって、国民を何だと思ってやがんだ!?もう2度と税金払わねーかんな!!!

 

激怒しながらも狭い間道の道幅を目一杯に使い、導力バイクを巧みに操作して砲弾の嵐を掻い潜る。例え後ろの皇帝を振り落としたとしても、その時は事故で済まそうと割り切っていた。

 

「むう……どうやら情報操作か何かで、私達の撃破命令が出ているらしいね」

皇帝は後部シートでずっと腕組みしたままだった。

「ん、みたいだね……」

 

そういえば特別実習のガレリア要塞でも、あっさりクロウの仲間達に遠隔操作されてたよな……。帝国軍……機甲兵の配置よりも先に、システムを見直せよ……。

 

思わず目を細める。

 

つーかマジでヤベェ……戦車と機甲兵の砲撃なんか1発でも喰らったら、導力バイク程度じゃ耐えられるワケが無ぇ。しかもあんな密集形体で陣取られてちゃ、いくらスピードがあってもすり抜けるのは無理だ。国境まで残り300アージュ位か……さて、どうする?

 

後輪をホイルスピンさせながらマシンを左右に振り続け、飛んでくる砲弾を避け続ける。容赦ない砲撃に晒された間道の石畳は、あちこちが捲れ上がり見るも無惨な状態だ。

 

一か八かで特攻してみるか?……無理だろうな、こういう時に無理して上手くいった試しが無ぇ。かといってこのままじゃ、ジリ貧もいいところだ。多少強引でも国境を越えて非戦闘区域迄行っちゃえば、何とかなりそうだけど……距離300アージュか……。

 

眼球を世話しなく動かし続け、周辺状況の確認を続ける。すると、林の中に一際大きな木が立っているのを視認した。

 

ん?アレの根元に強い衝撃を加えて、倒れてる間にジャンプ台代わりにして使えないか?国境まで結構距離はあるけど、このマシンの加速性能ならフルスロットルすれば行けそうな気がする。

 

頭の中でイメージを組み立てる……。全く根拠は無いが何となくいける気がした。

 

このままじゃラチがあかねーし、危険覚悟でいってみるか?……問題は、どうやってあの太い木を倒すかだけど……。

 

自分の装備を思い浮かべ、小さく横に首を振る。

 

ダメか、ワタシの手持ち武器じゃこの距離から倒木するのは絶対ムリだ。……悪く無い案だと思ったんだけどな。

 

ヤレヤレと苦笑いを浮かべていると、まるでこちらの思惑を読み取ったかの様に皇帝が声を掛けて来た。

「ふふ、困っている様だねフィー君。君が何を考えているのか、私にはハッキリと解るよ」

「ん?」

「君の不安は私が解決しよう!さぁ、迷わずに進むが良い!!」

任せろと言わんばかりに胸を叩いている。

 

……ホントかよ皇帝?でも他にアテも無い事だし、コイツなら確かに何とか出来そうな気もするな。……ん。

 

「らじゃ。そんじゃヨロシクお願い」

「ふふふ、大船に乗ったつもりで行きたまえ!」

後輪をロックして豪快に180°転回させると、砲撃の射程限界までマシンを走らせ、大木の正面に向きを変えて停車した。

 

……ふぅー。

 

1つ大きく息を吐き出して集中力を高め、ブレーキを掛けたままアクセルをゆっくりと開く。停車したままホイルスピンを続けるタイヤから焦げ臭い匂いと共に白煙が立ち上ぼり、あっという間に周辺をまるで霧に覆われたかの如く真っ白に染め上げた。

 

ん、視界も遮ったし……そんじゃ行ってみようか!300アージュ越えのジャンプ!!

 

勢い良くブレーキを離し、爆音を響かせながらマシンをスタートさせる。

ファースト、セカンド、サード、フォース……。淀みなくギアチェンジを繰り返しその都度速度を上げていくマシン。既にメーターの針が振り切れていて確認出来ないが、恐らく300セルジュ近く出ているだろう。大木迄の距離はおよそ100アージュ程に迫っていた。

「ん、そんじゃユーリ、お願い」

「ふっ、任せたまえ!」

皇帝は後部シートで腕組みを解くと怪しげな構えを取り、右腕にエネルギーを集中させる。

「我が一撃に砕けぬ物無し!帝都剛掌派!!」

謎の奥義が炸裂し、右腕から極大の衝撃波が放たれた。

 

おお!何か分からんけどスゲェ!!……っていうか、その技名なんとかなんないの?

 

無表情で目を細める……。

皇帝が放った衝撃波は、前方の木々を薙ぎ倒しながら一直線に大木へと突き進んで行く。……かに見えたが。

 

……ん?あれ?

 

衝撃波は大木の表皮をほんの少し削り取っただけで、そのまま右へと逸れて行った。

 

皇帝のアホぉぉ!?この距離で外してんじゃねーよ!マジで凄い不幸な目に遇いながら死ねば良いのに!!……って、え?

 

大木を掠めた衝撃波は威力を弱める事無く林の中を突き進み、その先にある国境の壁にブチ当たった。

 

……うわぁ。

 

何人をも通さぬ様に設計された国境の壁は、木っ端微塵に砕け散り、目の前にはリベールへと続く最短ルートが出来上がっていた。

 

や、ヤっちまいやがったよ……。

 

あからさまに顔をしかめるフィー。それに対して。

「ふふっ、どうだい?私もまだまだ捨てたものじゃないだろう?」

皇帝は再び腕を組むと、清々しい程のドヤ顔を浮かべていた。

 

いやいや、何言ってやがんだこのアホは?完全に国際問題確定じゃねーか。何が『君が何を考えているか解るよ』だ?何考えてると思いやがったんだ???

……まぁ、いっか。先に仕掛けて来たのは帝国軍だし、良く考えたらパスポートも何も持って無いから、正規ルートじゃ国境は越えられ無かっただろうし。

……ん、結果オーライって事にしとこ。

 

フィーは取り敢えず自分に都合良く考える事に決め、目の前の道を真っ直ぐに突き進んだ。

雲1つ無い青い空が、何故だか妙に恨めしかった。

 

 

 

 

 

 

「ここで良いの?」

「うむ。ありがとうフィー君、助かったよ」

 

追っ手を振り切ったフィー達は、無事にリベールへと辿り着いていた。流石の帝国軍も、他国の領域を犯してまで追っては来ない様子だ。

 

国境を越えてすぐの街、商業都市ボース。

大型のマーケットが有名で、他国への国際線も常時発着している、リベールでは割と大きな街だ。街中は平日にも関わらずかなりの賑わいを見せていて、沢山の買い物客で溢れていた。

 

ん、確か市長さんは女の人で、かなりの美人とか聞いた気がするけど……。……ああ、成る程。お目当てはソコか。

 

ヤレヤレと顔をしかめながら、宿屋の前にゆっくりとバイクを停車させた。

「ふむ……以前ドラゴンに襲われたと聞いていたんだが……どうやら完全に復興したようだね」

皇帝は周囲の様子をつぶさに眺めながら、紅いローブを翻してバイクを降りた。

「ドラゴン?……ホントに居るの、そんなの?」

「ああ、いわゆる聖獣というやつさ」

「聖獣なのに人間の街を襲ったんだ?」

「うむ、確かリベールの異変の際、結社の実験で操られていたと聞いたが……すまない、オリヴァルトから聞かされた話なので詳しくは知らないのだよ」

「ふーん……」

 

聖獣、ドラゴンか……。見てみたい気もするけど、ヤり合うのは勘弁して欲しいな。

 

そんな事を考えるフィーを余所に、皇帝は懐中時計を取り出して時間を確認していた。

「うむ、予定通りの時間だが……おや?」

宿屋の隣にある一際大きな屋敷から、民族風の衣装に身を包んだ1人の女性が姿を現した。

「ふふっ、どうやら丁度良いタイミングだったようだね」

皇帝は満足そうに頷くと、女性の方へと足を進めた。

 

ああ、やたらとデカイ家だなって思ってたけど、ここが市長さんのお家だったのか。……って、アレが市長さん?何か踊り子さんみたいな格好してるけど……。

 

小首を傾げて見つめていると、女性の方もこちらに気付いたらしく顔を向けて来た。

 

……ん?

 

目が合った瞬間、2人は同時に声を上げる。

「……あれ?シェラ?」

「え?フィーちゃん?」

シェラザードは声を掛けようと近付いていた皇帝の脇をあっさりとスルーし、小走りにフィーの元へと駆け寄った。

「久しぶりじゃない!どうしたのよこんな所で?……って、何か凄そうなのに乗ってるけど、何コレ?」

満面の笑みを見せながらも、視線がフィーと導力バイクを行ったり来たりしている。

「ん、遊撃士の依頼でちょっと。シェラは?」

「私は、ここの市長さんにちょっと届け物をね。そっかぁ、そういえば最年少で正遊撃士になったのよね。おめでとう!」

「ん、さんくす」

「ふふふ、てっきりリベールに来てくれるのかと期待してたんだけど?」

「ん、個人的に片付けなきゃなんない事があって、今はちょっと無理。……そのうち移籍するかもだから、そん時はヨロシク」

「ふふ、期待してるわよ。それで、今日は何の依頼なの?」

「ん、そこに居る依頼人の護衛」

ぞんざいに顎で皇帝を指す。当の本人は2人を見ながら楽しそうに笑っていた。

「あら、依頼人さんだったの?……っていうか、何処かで見た様な気がするんだけど……」

「ん、オリビエお兄ちゃんのお父さん」

「……アイツ、自分の事をお兄ちゃんって呼ばせてるのね。……って、え??オリビエのお父さん???」

急激にシェラザードの顔色が変わった。

「オリビエのお父さんって……ウソ、エレボニア皇帝???」

明らかに声が上擦っている。

「こんにちは、シェラザード・ハーヴェイさん」

笑みを絶やさないまま、皇帝はシェラザードへと近付いた。

「オリヴァルトがいつもお世話になっているそうだね、私からも感謝を申し上げる」

「へ、陛下!?大変失礼致しました!」

あたふたとしながら膝を折るシェラザード、に対し。

「止してくれ。今日は皇族としてでは無く、一個人として、貴女に会いにうかがったのだ」

皇帝は優しい笑みを浮かべたまま、そっとシェラザードを立たせた。

「わ、私にですか?」

「うむ、オリヴァルトから話を聞いて、どうしてもお会いしたくてね。ボースのメイベル市長とは古い付き合いで、この時間に来れば会えると情報を貰ってね。そこでフィー君に護衛をお願いしたという訳さ」

 

ふーん、市長さんじゃなくて、シェラが目当てだったのか……。……っていうか、息子の彼女をナンパするつもりか?……凄く不幸な死に方をしてから、煉獄で火炙りになって未来永劫苦しめば良いのに……。

 

「あ、あの……どのようなご用件でしょうか?」

「うむ、簡単に言ってしまえば、息子が見初めた女性がどういう方か、見てみたくなったのさ」

「っ!?」

「噂以上の美人さんで驚いたよ。フィー君と同じで遊撃士をなさっているとか?」

「はい、今はリベールで活動しています」

「確か、ランクはA級だと聞いたが?その若さで大したものだ」

「恐れ入ります……まだまだ未熟ではありますが」

「それと……失礼かと思ったんだが、貴女の過去についても少し調べさせて貰った」

「っ!!」

「細かい話をここでするつもりは無いが、大分苦労をなさった様だね」

「……」

「過去を消せる訳ではないし、貴女がこれまでにどんな道を歩いて来たのかを、とやかくいうつもりも無い」

「……」

「だが、帝国民はリベールの方達よりもゴシップ好きでね。もし今後もオリヴァルトとの関係が続くようなら、好奇な目で見られる事があるかも知れない」

「……」

 

……オイオイ、何か妙な話の流れになって来たぞ。

 

「……ハッキリと仰って下さい」

やや躊躇いがちにシェラザードが口を開く。

「私の様な何処の馬の骨とも知れない女では、ご子息には相応しく無いという事でしょうか?」

その瞳は少し悲しそうにしながらも、真っ直ぐに皇帝の目を見つめていた。

「そうだね……マスコミや国民に理解を得るのは、もしかすると難しいかも知れないね」

ややバツが悪そうに応える皇帝。

「貴女が帝国に対してどのような感情を持っているのかを知るよしは無いが、少なくとも良い印象は期待出来ないのだろう?……加えて貴女の過去が明るみになれば、居心地の悪い思いをさせてしまうかも知れない……」

「っ……」

皇帝は表情を変えぬまま、そこで言葉を区切った。

シェラザードは皇帝から視線を外して、静かに地面を見つめた。……心なしか暗い影が顔を覆っているように見える。

「ちょっ、ユーリ……」

堪らずフィーが口を挟もうとすると。

「……だから」

皇帝はシェラザードに視線を向けたまま言葉を続け。

「だから、もし貴女がそれでも良いと言ってくれるなら……」

片膝を折って地面にかしずき。

「どうか、私達の家族になってはくれないだろうか?」

深々とシェラザードに対して頭を下げた。

 

っ!?

 

予想外の光景にフィーは目を見張った。

「なっ!?、へ、陛下??お止め下さい!?」

フィー同様にシェラザードも目を見開いている。

「……もし周囲から批判の声が上がったら、私達が必ず君を守る!もしも貴方を傷付ける人間が居たら、どんな手を使ってでも排除しよう!もしオリヴァルトが浮気をしたら、息子のムスコを切り落としてくれても構わない!!」

 

ん……ソコは自己責任なんだね。

 

「き、切り落として良いのですか!?」

「ふっ……ヤツが真の漢ならば、切り落とされてもきっと不死鳥の如く甦るであろう!」

皇帝は力強く言い切った。

 

いや、ワタシは『無い』から良く知らないけど、1度切ったら多分もう生えて来ねーよ……。でもそうなったら、オリビエお兄ちゃんがオリビエお姉ちゃんに変わるだけか?

 

1人目を細めるフィー。

 

「だから……だから、どうか、オリヴァルトを宜しくお願いしたい……」

シェラザードに向かって膝を付いたまま頭を垂れ、言葉を紡ぎ続ける皇帝。嘘偽りの無いその言葉は、間違いなく優しさと愛に満ち溢れていた。

 

……ん、流石だね、ユーリ。ちょっとだけ見直したよ。……でもワタシには絶対触んないでね。

 

「……陛下」

シェラザードは皇帝と目線を合わせる様に膝を付くと。

「……どうか、頭を上げて下さい。陛下」

自分に出来る限りの敬意を表す様に口を開いた。

「ご子息と今後どのような関係になるかは分かりませんが、陛下の様な素晴らしい方が義父になって頂けるのであれば、私には何の不安もありません」

「そうか……そう言って貰えて私も嬉しいよ」

皇帝は立ち上がると、嬉しそうにシェラザードを見つめた。膝が汚れていたが、全く気にしていない様子だ。

「自分事だが、私はアレの母親に何も出来ず旅立たせてしまった。最期を看取る事も出来ずにね……。彼女が何を想いながらアレを育てたのかを知る術は無いが、アレには私と同じ道を歩いて欲しくは無いのだ……」

「……」

「勿論、若い2人の事にこれ以上の口を挟むつもりはないが、どうか宜しく頼むよ、シェラ君」

「……はい、陛下」

「ふふっ……陛下などでは無く、今日からパパと呼んでくれても構わないのだよ?」

「もう、陛下ったら、ご冗談を」

シェラザードは口に手を当てて軽く笑って見せる。それに対して皇帝は、口元は笑っていたが目はマジだった。

「そういえば、リベールには素晴らしい温泉宿があると聞いたんだが?」

「ええ、ツァイスにあるエルモという村で、ボースから飛行艇が出ていますが」

「ふふ、是非1度堪能したいと思っていたんだよ。もし時間があるなら、シェラ君も一緒にどうだい?」

「この後の予定は無いので大丈夫ですが、ご一緒しても宜しいのですか?」

「勿論だとも、私としてもA級遊撃士が同行してくれるなら心強い!是非とも案内をお願いしたい」

「でも、フィーちゃんは……」

シェラザードがフィーに視線を向ける。

「ん、ワタシの事は気にしないで。元々リベールまでって約束だったし」

フィーは「どうぞどうぞ」と言わんばかりに応える。

「そう?……それでは、遊撃士として皇帝陛下の護衛を承ります」

「うむ、宜しく頼むよ。同行中は私をパパと呼んでくれて構わないからね♪フィー君もありがとう、本当に助かったよ」

「もう、陛下ったら♪それじゃフィーちゃんまたね」

シェラザードは嬉しそうに皇帝の腕を取ると、そのままボース空港へ向けて歩き出す。1人残されたフィーには、その後ろ姿がまるで仲の良い父娘の様に見えた。

 

ん、良かったね、シェラ。……っていうか皇帝、結局息子の彼女を温泉宿に連れ込みやがったよ……引くわ。……でも温泉行ったらお酒も飲むだろうし、シェラって確か……。ま、いっか。

 

フィーは息子と同じ末路を辿るであろう皇帝の姿を見送り、導力バイクのエンジンを始動させた。

 

ワタシも今日はコレで終わりだし、リベールを一回りしてから帰ろっと。……あ、パスポート無いから大使館に行かなくちゃ……っ?

 

不意にARCUSの呼び出し音が響いた。

「……ん、こちら妖精」

「フィーか?トヴァルだ」

 

……なんだ?面倒事か?

 

「今何処に居るんだ?」

「ん、リベールのボースって所」

「ボース?お前さん確か、今朝ヘイムダルに行ったんじゃなかったか?」

「色々あってね、依頼はもう終わったよ」

「……そういえば、タイタス門の方がとんでもない騒ぎになってるみたいだが、お前さん何か関わってないだろうな?」

「ん、……さぁ」

「……なら良い。というか、聞いた俺が間違ってた……」

「で、何の連絡?」

「ああ、そうだった。お前さん、まだ正遊撃士の研修を受けて無いだろ?」

「研修?」

「ああ、ボースに居るなら丁度良いや。今すぐ霧降峡谷に向かってくれ」

「霧降峡谷?」

「そこの山小屋に研修監が居るから、詳しい事はソイツに聞いてくれ」

「ん、何か良く分かんないけど、取り敢えず行ってくる」

「おう、頑張って来いよ!」

通信が切れた。

 

研修?……はぁ、メンドくさいな。

 

1つため息を吐き出し、フィーは自分の物となった導力バイクをスタートさせた。

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