戦国乙女~時を越えし乙女と気楽な転生者   作:生徒会長月光

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BLAZBLUE本編の展開が少し行き詰まってるので気分転換気味の小説です。基本何でも許せる方だけお読みください。それ以外はブラウザバックをオススメします。それでは始まります。


序章 尾張
プロローグ


BLAZBLUE本編より数年後のある日、出雲祐希は転生させた神であり自らの師匠から世界の狭間に呼び出されたことから始まる。

 

「祐希よ。お前に調査してほしい世界があるんじゃ。」

 

「どうしたんだじいさん。いつもは空間の歪みの調査がメインなのに今回は世界そのものの調査だなんて。」

 

「実はその世界から何らかの正体不明のエネルギー反応が観測されたようなのじゃ。空間の歪みとは違うものの何らかの膨大な力が時に影響を及ぼしているのじゃ。

これがその世界特有の物の力ならば良いが、それ以外が原因ならばこれはその世界だけでなく周りの世界にも影響を与えかねん。だからこそお前に行って確かめてほしいんじゃ。」

 

「いつも通り任せてくれじいさん。」

 

祐希は自ら作り出した概念核武装や道具を揃え準備を整えた。

 

そして祐希は拳銃に2つ付いたmaximum スロットにdimensionメモリとwrapメモリをmaximum driveさせ調査を依頼された世界へと旅立った。

 

祐希が調査を依頼された世界は戦国乙女と呼ばれた戦国武将が天下をとるためしのぎを削る世界であった。

 

その世界では正史とは違うある出来事が起こっていた。

 

ある村に守人の一族の住む集落があった。その村の守人の一人娘は村から離れた森で動物と戯れていた。(その中にはどこかで見たことのある熊も混ざっていた)そんな日常はある日突然崩れた。

 

村が謎の集団に襲われ、集落は火に包まれ大勢の村人が死んでいった。少女は森に行っていたため火に巻き込まれずに済んだものの、集落を襲った集団に見つかってしまう。逃げるものの途中で木の幹に足をとられ躓き倒れてしまう。

 

先頭の男が剣をまさに振り下ろそうとし少女は目をぎゅっと閉じた。

しかしいつまで経っても痛みが来なかった。そうして目を開けると、そこには独特な刀を持った、女性が立って男を切り伏せていた。切り伏せられた男は倒れずに闇にとけるように消えた。

 

「ごめんなさい。怖かったでしょ。少しの間目を閉じていて。すぐに終わらせるから。」

 

そう言いまだ残っていた集団へと走り剣を振るい、切り裂いていく。そうして数分後その場には少女と女性しか立っているものはいなかった。

 

「もう大丈夫。よく頑張ったね。怖かったでしょ。」

 

女性が言い終える前に少女は女性に抱きつき堪えていた涙が溢れだす。命の危機に極限の環境のなかで助けられ目の前に大人の人がいたのだ。人の温もりが少女にとってどれだけありがたかったことか。

女性は少女を抱きしめ少女が落ち着くのを待つ。その間も周囲の警戒は怠らないようにしていた。

 

ある程度時間も経ち少女も多少の落ち着きを取り戻し、女性は少女に何があったかを聞く。

「この村で何が起きたか何か知ってる?」

 

「わかんない。あたし村の近くの森で動物さんたちと遊んでたの。いつも通り暗くなったから村に帰ったら。」

 

それ以上言葉は続かなかった。

「ありがとう。話してくれて。ひとまずここから離れよう。またさっきの集団が襲ってこないとも限らないから。」

 

「おとうさんとおかあさんがまだ村にいるの。探しに行かないと。」

 

「けど、またさっきみたいに怖い目に遭うかもしれない。戦う力のない今の貴女は今度こそ死んでしまうかもしれない。」

 

「でも...」

 

「ただしそれは貴女一人だったらの話し。」

 

「えっ?!」

 

「私がついていけば少なくともさっきの奴等は敵ではないわ。ここから避難して安全なところに行くか、両親を探しに危険を犯すかどっちにするかは貴女が決めなさい。」

 

「お願い。おねーさん一緒におとうさんたちを探して。」

 

少女は間髪入れずにそう言う。

 

「それじゃあ行きましょう。あと貴女の名前を教えて。」

 

「ヒデヨシ。豊臣ヒデヨシだよ。おねーさんは?」

 

「私は……クニナガとでも呼んで。」

 

「うん。クニナガおねーさん。」

 

そうして炎が辺りを照らす中、少女と女性は進む。その先に一体何が待つのかは少女たちはまだ知らない。




あとがき
久しぶりに小説を書いたものの出来は今一な月光です。パチスロ戦国乙女2で大勝した記念と,あるSSに触発され書いてみました。時系列としてはBLAZBLUE centralfictionから数年後となります。なので祐希はアローラ含めたポケモンとZクリスタルも入手しているとします。
女性の正体は追々明かしていこうと思います。

続くとしたら結構なオリジナルになると思いますが続けるかどうかは考え中です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また、次回があればお願いします。

dimension メモリ
次元の記憶を宿したメモリ。あらゆる次元が記憶されていて、maximum driveにより特定の次元空間に繋げることができる。

wrap メモリ
歪みの記憶を宿したメモリ。maximumdriveによりあらゆる場所へと瞬間移動させることができる。その他にも攻撃を任意で歪めた場所へと移すことができる。

今後の予定

  • 番外編で相模の地に寄る
  • ノブナガのところに久しぶりに寄る
  • 室生オウガイに戦いを挑まれる
  • 番外編を挟んで原作へ
  • 三人目の逆行者の正体が知りたい

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