第四幕 到着、再会、そして新たな出会い
祐希とクニナガは尾張の領地を出て約1週間。道中茶屋により自然を堪能しながら京の町へと辿り着いた。祐希はBLAZBLUE世界では見られない、大自然を満喫しクニナガは茶屋で団子を大量に頼み風流な景色を楽しんでいた(団子のお金は全て祐希がこの時代に来たときに金などの貴金属を換金していたもので支払った。)京の町では様々な山菜や魚や南蛮から仕入れたワインなどといった様々な種類のものを扱う市場が開かれていた。
「さて無事に京へ来れたがこれからどうするんだ?」「何とかして将軍様に会おうと思ってる。」「将軍に?何で。」「それはまだ言えない……」
「そうか。だが将軍に会おうにも知らない奴がいきなり会いたいってだけじゃ門前払いされるだろう。」
「何とかして将軍様と何か繋がりが持てれば良いのだけれど、そう簡単には行かないし、困ったわ。」
「まぁまだ京に着いたばかりだし、一先ず宿を取って上手い飯を食べたら何か閃くかもしれないぞ。」
「そうね。今はそうしましょう。」
そして無事に宿を取ることが出来た二人は
魚が美味しいと評判の食事処で魚に舌鼓をうち〆にお茶を飲んでいた。
「さてと将軍に会う方法を一つ思い付いた。」「私も思い付いたわ。そっちの考えを先に聞かせて。」
「最近京では作物の被害が多数出ているそうだ。幕府は対策を練っているがまだ対処ができていないのが現状だ。その状況を利用し俺たちで解決すれば良い。」
「でもそんな簡単に将軍様に会わせてくれるかな?」「流石に一回だけならそうだ。だが回数を重ねていけば幕府側としてはどんな人物か気になり接触してくる。」
「私も京のためになることをすれば良いと思ったけど回数を重ねないといけないのね。」
「こればかりは仕方ないさ。誰か幕府に知り合いでもいれば良いんだけどな。」
そうして食事処から出て宿へと向かう二人。後日祐希は知り合いが幕府の重鎮だったことに後から気付くことになる。
次の日から祐希たちは精力的に田畑を荒らす動物や賊を捕まえ京へと貢献をした。そうしている内に周辺の村人と仲良くなり徐徐に慣れていくことに成功した。それから数日が経ったある日。その日は祐希は調べものをするために歴史の書物を探しに本屋へと足を向けた。
(ヒデヨシちゃんの村を襲った謎の影…あれを放置していると後に大変なことになりそうな感じがするが昔の出来事でそれに類似したことが起こっていれば対策が打てるんだが。そう簡単には行かないだろうな。)
そして本屋で書物を探し始め約一時間程たち目的の本が無さそうだったので気になった本を買おうと手を伸ばす。
「「あっ」」「すまない」「すみません」
「「ん?あっ」」
「祐希殿、お久し振りですね。いつ頃此方へ?」
「あぁ。あんたか。久しぶりだな。体はもう平気か?俺はつい最近に京に来てな。」
「そうでしたか。体は今のところ問題はありませんね。しかし何かあってはいけないので注意はしてますね。」
「そうか。」「そういえばあの時助けていただいた時のお礼をさせてもらえませんか?」
「別に気にしなくても良いんだぞ。もう半年ぐらい前のことなんだから。」
「いえ。受けた恩をそのままにすることは出来ません。おもてなしをさせてください。」
「はぁ。わかったよ。その前に連れがいるからそれを迎えに行ってからでも良いか?」
「えぇ。構いませんよ。それでは参りましょう。」
「所でもてなすって言ったってどこへ行くんだ?」
「実は私今、二条城で将軍様の手伝いをしているんですよ。」
「えっそれは本当か?ユウサイ殿。」
祐希がユウサイと出会ったのはこの世界に来た当初に遡る。炎の勢いが凄まじい中で苦しそうにしていたユウサイを発見し近づき手当てをしようとしたときに、ユウサイから闇の波動が吹き荒れ、突如として襲い掛かってきた。
いかにも暴走か何かに乗っ取られた感じがした祐希は六杖光牢で動きを封じて、持っていた強力なお札(博麗印)で怨念のような思念体を体から追い出すことに成功した。そして懐に仕舞っていた小さい瓶を取り出しその中に封じ込めた。その時、封じ込めたものから微かに切り離されたものが何処かへと飛んでいってしまったことは勇気も知らない。
その後意識を取り戻した彼女から経緯とこの世界のことを聞いたりして具合が良くなるまで様子を見て別れたという経緯があった。
一方その頃のクニナガは周辺の村を見て回り平和そうなのを確認したところであった。
「この村は比較的平和だな。いつぶりかな。こんなゆっくりと考える時間があるのは。」
クニナガは考える。自分が将軍に会ったとき何をすれば良いのかを。自分のような余所者が将軍に危機が迫っていると言っても信じてもらうには根拠がない。だがそれでも彼女は伝えなければいけない。今後の世界を良くするためにも、
そうして考えて歩いていると、建物の影から出てきた人とぶつかってしまった。幸いクニナガは倒れなかったものの、ぶつかった人影は男の子であったようで尻餅をついていた。
「すまない。考え事をしていて気付かなかった。立てるか?」
と言い手を伸ばし起こすのを手伝う。
「すみません。ありがとうございます。」
「急いでいたようだがどうしたんだ?」
「それは……」
「いたぞ。オイッこっちにガキがいたぞ。」
そう言い柄の悪そうな男たちが少年を囲むように現れる。
「おい姉ちゃん、怪我したくなけりゃ、そのガキをこっちに渡しな。」
「少年君が何かしたのか?」
「そいつはウチで扱ってる商品を見たんだ。生かして帰すわけには行かないんでね。わかったらさっさと。」
カチッ シャリンッ カチッ
その音が聞こえたときには目の前の男は倒れていた。
「安心しろ峰打ちだ。さてと見ただけでこんな子供まで追いかけるなんて、そんなにヤバい物を扱ってるのか?まぁ答えなくても別に良いけど。」
そして回りにいた男たちに動揺がはしるがそれより速くクニナガの刀は男たちの意識を刈り取った。
「さて。少年君は見られたら不味いものを見てしまったってことで良いかな?」
「はい。私が御付きの者と一緒に歩いていた時、御付きの者が定期連絡をしているとき怪しい人影が目に映ったので追いかけたら幕府で取引が制限又は禁止している物が沢山あったんです。それでそれを知らせようとしたら見つかってしまって、逃げていたときに貴女にぶつかってしまったんです。」「そうだったのか。」
「通りすがりの方に言うことではないということは承知していますがお願いします。私をお城まで護衛をしてもらえませんか?」
話している内にどこかで見たことがある顔だということに気付き少年に聞いてみる。
「お城って二条城のこと?少年君の名前ってもしかして。」
「申し遅れました。私第13代将軍足利ヨシテルの弟 足利義昭と申します。」
こうして突然の出会いを切っ掛けにクニナガは幕府の抱える問題に関わることになっていく。無事にクニナガは解決できるだろうか?
あとがき
今回も読んでいただきありがとうございます。今回から京の町での物語になります。そして祐希が最初に知り合った戦国乙女は細川ユウサイでした。彼女から出てきたものは魔封波で瓶に封じ込めました。ユウサイが乗っ取られる可能性は無くなりました。しかし何処かへと飛び去った不穏な力は物語へと絡んでくることになります。
博麗印のお札は永琳のところへ遊びにいったときに、神社へ賽銭を入れに入れたら気前よく譲ってもらったという経緯があった。次回からは幕府の問題にクニナガが向かっていくことになる予定です。
感想やコメント貰えると助かります。
それとアンケートでクニナガのパートナーポケモンを募集するのでご協力お願いします。
来週はFGOプリヤコラボが来るのでガチャが楽しみです。それでは今回も読んでいただきありがとうございました。次回も読んで貰えると嬉しいです。
BLEACH 縛道編
縛道の六十一 六杖光牢
詠唱
雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此(これ)を六(むつ)に別つ
六つの帯状の光が胴を囲うように突き刺さり動きを奪う。
祐希は相手の動きを封じるとき無詠唱でよく使用する縛道である。
今後の予定
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番外編で相模の地に寄る
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ノブナガのところに久しぶりに寄る
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室生オウガイに戦いを挑まれる
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番外編を挟んで原作へ
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三人目の逆行者の正体が知りたい