悪辣な転生者に裁きを   作:フライング・招き猫

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幕間  百春の転生

 

 

 

 白い何も無い空間に一人の男性が胡座をかいて座っていた。

 

 「ここどこだ? 俺は確か部屋でゲームしてたはずだけど・・・・・」

 

 青年は周囲を見回して、ある可能性に気がついた。

 

 (これってもしかして・・・・・)

 

 「あの~、よろしいでしょうか?」

 

 背後から突然、女性から話かけられて驚く青年。

 

 「うわっ!! あ、あんたは誰だよ!」

 

 「そうですね、あなた方の認識からすれば神という存在にあたるでしょうか。」

 

 「そ、その神様が何の用だよ。そもそも、ここはいったい何処なんだよ!」

 

 「まずは、そこから説明いたします。ここは狭間の世界と言いまして、現世でもあの世でも無い、あらゆる事象の束縛を受けない世界です。そしてあなたは予定外に死んでしまった為にここにいます。」

 

 「予定外に死んだってことは、あんた達のミスなのか!」

 

 「結論から言うとそうなります。幾つもの不幸な事象が重なりあった結果、死ぬ予定ではなかった貴方が死んでしまいました。そこで救済措置として、貴方を新たな世界に転生させる事になりました。ちなみに転生する世界は【インフィニット・ストラトス】というライトノベルを原典とする、それによく似た世界です。」

 

 (よっしゃラッキー!! あのISの世界か!なら、俺が一夏に変わってハーレム生活を送ってやる。)

 

 この時、青年は話をちゃんと聞いていなかった。ISによく似た世界に転生というのをISの世界に転生すると受け取ってしまったのだ。

 

 「さて、転生特典をお渡ししますが、4つ選んでください。」

 

 「それじゃあ1つ目は優秀な肉体と頭脳、2つ目はISの適正と専用機、3つ目は周囲の人間達に絶対的な信頼を得られる力、4つ目は俺を織斑家の長男として転生させる事。」

 

 「わかりました、それでは転生してもらいます。良い二度目の人生を~!」

 

 こうして青年は転生していった。

 

 「そう言えば、彼は専用機が欲しいと言っていたけど指定はなかったわね・・・どうしましょう?よし、この中から選んだ世界のロボットを専用機にしましょう。」

 

 そう言って女神は穴の開いた箱を何処からともなく取り出して、右手を穴の中にいてれ探り1枚の紙を取り出す。

 

 「え~と、何々・・・スパロボ系。そうなるとあの世界にスパロボの機体が存在することになるわね。次にどの機体かな。」

 

 もう一度、箱に手を入れて紙を取り出す。

 

 

「え~と、スレードゲルミル・・・・・・まあいいか。」

 

 

 残された女神は、転生の手続きをしていた。だが、これが後に上位神のお叱りを受ける事態になるとは女神も予見出来なかった。

 

 

織斑百春の転生特典 

 

 1 優秀な肉体と頭脳

 

 2 ISの適正と専用機 

   ※専用機は指定がなかった為にくじ引きでスレードゲルミルに決定

 

 3 周囲の人間達に絶対的な信頼を得られる力

 

 4 織斑家の長男として転生

 

 

 

 上位神による制約修正後

 

 

 1 優秀な肉体と頭脳。ただし、持続させる為の努力をしなければならない。

 

 2 ISの適正と専用機。専用機に関しては、乗りこなす為のトレーニングが必要不可欠。

 

 3 周囲の人間達に絶対的な信頼を得られる力。ただし、信頼を得る為には時間をかけて信頼を得られる努力が必要。

 

 4 織斑家の長男として転生。 ただし、本来いない人物として転生する為に、転生者の知らない出来事が起きたり、起きると思っている出来事が起きない可能性がある。

 

 

 

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