インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~   作:青海 翠果

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 皆さん、ご無沙汰しております。青海翠果です。またネタ切れになりかけ、ラブライブの小説を一つ投稿するも、また読者側になりかけていましたが、やっとネタが思い浮かび、このIOの第二章を始めることが出来ました!
 ちなみに、第一章までの話のタイトルは、話中の開理君の台詞からとっていたのですが、章ごとにテイストを変えていこうと思っています。
 今後とも、不定期更新ではございますが、この作品と青海翠果をどうぞよろしくお願い致します。
 それでは、第七話スタート!


第二章 ~更識姉妹喧嘩&クラス代表対抗戦編~
#7 英国淑女の進化


 ~生徒会室~

 

 

 この日、開理と楯無、更には通信で束を交えて、ラビットクラフトワークスと更識の協定についての話し合いをしていたのである。

 

 開理「こんな感じですかね。でも、意外と速い承諾でビックリしましたよ。」

 

 楯無「メリットしかない話をなぜ断るの?それに、篠ノ之束博士と交渉なんて、なかなかスリリングじゃない?」

 

 開理「この状況を楽しんでいたんですか?」

 

 楯無「私が承諾すればもうこの話し合いは終わっちゃうんでしょ?もう少しでいいから束博士と他愛のないはなしでもなんて思ってたんだけど...。」

 

 束『この話し合いが終わっても、束さんは個人的にお話ししたいんだけどな~、たっちゃん♪』

 

 楯無「た、たっちゃん!?」

 

 開理「のほほんさんと同じだと捉えてもらえれば大丈夫ですよ。というか、心を開いた相手限定で名前を呼びますけど。」

 

 束『そそ、つまりたっちゃんは束さんのお気に入りの一人になったのよん♪』

 

 開理「ちなみに簪さんもお気に入りに入ってますよ。」

 

 束『かんちゃんとは、アニメ談義で熱く語れそうな気がするんだよね~。』

 

 楯無「姉妹そろってあの大天災のお気に入りになっちゃったわ...。」

 

 開理「世界最強の味方ですね。」

 

 束『かい君がそれ言っちゃう~?人類最強のIS操縦者君?』

 

 開理「人類最強ではないでしょ、千冬さんがいるんだし。」

 

 束『いやいや、かい君ならち~ちゃんも簡単に倒せそうだよ?』

 

 開理「そんな馬鹿な...。」

 

 楯無「いえ、案外あり得るかもしれないわ、次のモンド・グロッソのシード枠とか。」

 

 束『そうだね~、かい君が鮮やかに敵を落としていくシーンが目に浮かぶね~。』

 

 開理「と、とにかく、これで更識と正式に協力関係になったてことですよね。」

 

 束『そうだね、たっちゃん、これからよろしくね!』

 

 楯無「はい、束さん!」

 

 開理「ていうか、楯無さんの専用機も、簪さんとの決闘が終わったら改良しましょうか?」

 

 楯無「え、いいの!?」

 

 開理「もちろん。でも、簪さんが戦いたいのはきっとミステリアス・レイディのほうでしょうから、決闘後っていうのは絶対ですけど。」

 

 楯無「そうね、でも開理君に改良してもらえるなら、新しい名前も付けてもらっちゃおうかしら?」

 

 開理「え、新しい名前になるならコンセプトから変えちゃうほどになるんですが...。」

 

 楯無「いいわよ、私自身、全力が出てる気がしない時がたまにあってね。それなら、私の戦い方に合ったものを開理君に作ってもらう方がいいと思ってね。」

 

 開理「わかりました、試合までに他に作るとしても、セシリアの機体とかの改良だと思うので、多分開発は出来ると思いますよ。」

 

 楯無「あら、セシリアちゃんの?」

 

 開理「はい、ブルー・ティアーズでしたっけ?彼女の実力はあの程度の機体じゃ引き出せないと思います。だから俺が改良します。」

 

 楯無「やけに優しいのね。」

 

 開理「変わろうとする人の手助けをしたいんです。」

 

 楯無「じゃあ、セシリアちゃんの機体も名前が変わるのかしらね?」

 

 開理「変えましょうかね、今の構想ならある程度決めていますが。」

 

 楯無「楽しみにしてるわ。」

 

 開理「はい、失礼します。あ、それと、これが束さんの電話番号です。」

 

 楯無「あ、ありがとね。」

 

 開理「いえいえ、じゃあ、失礼します。」

 

 楯無「うん、またね~。」

 

 ~放課後・アリーナ~

 

 セシリア「あら、開理さん!」

 

 開理「お、セシリア。ちょうどいいところに。」

 

 セシリア「え?どうかしたのですか?」

 

 開理「俺に、セシリアの機体を改良させてもらえないか?」

 

 セシリア「え、宜しいのですか!?」

 

 開理「ああ、あの時の試合で、ブルー・ティアーズでは、君の実力を発揮できていないことがなんとなくわかった。だから、君の実力をフルに発揮できる機体を、俺が作ってみたい。ダメかな?」

 

 セシリア「む、むしろこちらから頼みたかったのですが、あの時に失礼をしてしまったので...。」

 

 開理「気にしない気にしない、ていうか、今ちゃんと変わろうとしてるってことが大事だって前に言ったじゃん。そんな変わろうとしてる人を、俺は手助けしたいんだ。だから、三時間くらいあれば、改良できると思うから、俺にその機体を預けてほしい。」

 

 セシリア「わかりましたわ、それで、わたくしに手伝えることがあれば何なりと。」

 

 開理「じゃあ、セシリアの戦術とか、得意武器とかを教えてほしい。というか、整備室に行こう。いろいろ聞きながらの方が速いし。」

 

 セシリア「了解ですわ、でも、ルームメイトの方がご心配されるのでは?」

 

 開理「大丈夫、この時間なら彼女も整備室にいるし。それに、事前に『今日はセシリアの機体の改良をしようと思ってる。』って言ってあるから。」

 

 セシリア「そうなのですか。ちなみに、ルームメイトの方は...。」

 

 開理「更識簪さん。俺がIS学園で初めてISを改良した人。」

 

 セシリア「更識簪さん...たしか、日本の代表候補生の方ですわね。その方が...。」

 

 開理「うん、さて、着いたよ。」

 

 

 ~整備室~

 

 

 開理「こんにちは、簪さん。」

 

 簪「あ、開理君、待ってたよ...そして、そちらが、セシリア・オルコットさん...?」

 

 セシリア「あ、はい、セシリア・オルコットと申します。初めまして、えっと、更識簪さん...。」

 

 簪「うん、初めまして、更識簪です...。簪でいいよ、私もセシリアって呼ぶね...。」

 

 セシリア「あ、わかりましたわ、簪さん。」

 

 開理「さて、セシリアの機体の改良に入るわけだけど、得意武器は、銃火器系統だよね。」

 

 セシリア「はい、主にスナイパーライフルなどを。」

 

 開理「ていうか、ビット操縦を手動にすると、きっと疲れるはずだよね。だから、AIビットにしよう。で、必要数は、ビームビット2機、ブレードビット4機、ミサイルビット4機、計10機かな。んで、片手直剣を二本入れて、ノンリロードのスナイパーライフルも入れよう。スナイパーライフルが高威力武器の担当だから、ほかの武装を手数に回して、手数を増やす作戦で行かないと。」

 

 簪「いつ見てもすごい...あんなに早く構想が思いつくなんて...。」

 

 セシリア「あれほどの高性能な機体、わたくしに扱えるのでしょうか...?」

 

 開理「アサルト?サブマ?悩むな~、アサルトにするか。これを二丁、ノンリロードで。んで、機体カラーは青と黒かな、強いって印象は青黒だよな。」

 

 セシリア「あ、ブルー・ティアーズが...生まれ変わっていく...。」

 

 簪「コンセプトをガラッと変えて強く、乗り手のために作り替えてくれるのが、開理君の機体製作・改良の極意なの...。」

 

 セシリア「なるほど...。」

 

 開理「出来た!名前は...『ノルン・クローズ』だな。」

 

 セシリア「ノルン・クローズ...素敵な機体ですわ...!」

 

 開理「呼び出すときはノルンで通じると思うぞ。」

 

 セシリア「これが、わたくしの新しい相棒!」

 

 開理「ノンリロードスナイパーライフル『ギャラクシーゲイザー』、二刀流用の片手直剣二本『イグジスト』、10機のAIビット『シュラウド』あとはアサルトライフルが二丁搭載されてるよ。で、青色のパーツが光るときは高機動モード『ストライクモード』、黒が光るときは、銃撃や狙撃用のモード『ブラストモード』。しっかり切り替えて戦うことが重要なんだ。」

 

 セシリア「な、なるほど。でも、SEの消費が激しそうな機体ですわね...。」

 

 開理「いや、基本的に、俺が作る機体はダメージを受けない限りSEは減らない仕組みにしてある。束さんのコアとか俺が作ったコアとか関係なく。」

 

 セシリア「そ、そうなんですの!?」

 

 開理「ああ、だから敵からの攻撃で食らったダメージ以外でSEが減ることはない。」

 

 簪「やっぱり開理君は天才...。」

 

 開理「やめて、恥ずかしいから...。」

 

 セシリア・簪(可愛い...♡)

 

 開理「と、とにかく!セシリア、君に使ってほしい。」

 

 セシリア「は、はい!」

 

 開理「じゃあ、フィッティングとパーソナライズを済ませよう。」

 

 セシリア「わかりましたわ。」

 

 簪「私も手伝おうか...?」

 

 開理「お願い、じゃあ...。」

 

 

 ~数十分後~

 

 

 開理「よし、これで一次移行(ファーストシフト)完了。」

 

 セシリア「すみません、ここまでしてもらって...。」

 

 開理「気にしない気にしない、それに、この後の夕食も、一緒に食べよう、ね、簪さん。」

 

 簪「うん、外国人の友達は初めてだから、宜しくね、セシリア...。」

 

 セシリア「あ、は、はい...。」

 

 ~開理と簪の部屋~

 

 開理「ようこそ、セシリア。じゃあ、数十分待ってて。晩御飯作るから。」

 

 セシリア「か、開理さんが晩御飯を!?」

 

 簪「うん、開理君の料理は絶品だよ...。」

 

 セシリア「そうなのですか...。」

 

 開理「セシリア、好きな食べ物なんかある?」

 

 セシリア「そ、そうですね。野菜だとジャガイモ、アスパラガス。お肉なんかも好きですわ。」

 

 開理「了解、んじゃあ...。」

 

 ~約三十分後~

 

 開理「ある料理漫画のを真似てみた、『なんちゃってローストポーク』出来上がり。」

 

 セシリア「なんちゃってローストポーク?見た目はそのままローストポークですわね...。」

 

 簪「でも、何か秘密が...。」

 

 開理「じゃあ切り分けるね、はいどうぞ。」

 

 セシリア「これは...。」

 

 簪「ベーコンで、ジャガイモを巻いてるの?」

 

 開理「そのとおり、ジャガイモをポテトサラダに使うくらいに潰して、固めた後に回りをベーコンで巻いて、麻紐で縛って、クレソンなんかを回りに撒いて、オーブンで焼き上げる。で、完成。」

 

 セシリア「すごく、美味しそうですわ...。」

 

 簪「きっと、美味しいよ...。」

 

 開理「冷めないうちに食べよう。じゃあ。」

 

 三人『いただきます。』

 

 セシリア「ん~、美味しいですわ!!」

 

 簪「すごく、美味しい!今日の料理も、最高だよ...!」

 

 開理「よかった、喜んでもらえて。」

 

 セシリア「こんなに美味しい食事は何時ぶりでしょう...?本国でもこれほどの美味しい食事は食べたことがありませんわ...!」

 

 開理「そ、そんなに...!?」

 

 簪「さすが開理君、誰の味覚にも美味しいって言わせられる料理人だね...!」

 

 開理「そこまで料理が得意ってわけじゃ...。」

 

 セシリア「得意というレベルではありませんわ!プロを超えていますわ!」

 

 簪「うん、高級料理店で出ても不思議じゃない美味しさだよ...。」

 

 開理「え、えぇ...。」

 

 こうして、開理・簪・セシリアの仲は深まっていく。

 

 




  
 さて今回は、セシリアの機体のパワーアップと簪ちゃんとセシリアの初絡み、あと前半には開理君と楯無さんと束さんの、ちょっと真面目な会議もありつつ、開理君が作るISの機体の特徴『ダメージ以外ではSEが減らない』という結構ヤバい特性が出てきました。これは、プロローグ二話で開理君が『殴る蹴るの攻撃をしてもSEが減らない』と言っていた理由になります。
 あと、最後の方で出てきたなんちゃってローストポーク。ジャンプの漫画をご覧の方ならわかりますよね?あの漫画ですよ。
 ということで、今回はここまで!
 また次回もよろしくお願いします!
 読了ありがとうございました。
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