インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~   作:青海 翠果

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 皆さん、お久しぶりでございます。青海翠果です。今日はこの作品に関係ないですが、我が最愛の、松浦果南ちゃんの誕生日でございます!!
 まあ、関係ないので話を進めましょう。前回感想をくださった方が、セシリアの機体を改良して、国との関係性は大丈夫なのか?とコメントをくださったのですが、そのコメントに対しての設定の追加をさせていただきました。
 この設定の追加により、後のシャルとラウラの機体についての話にも影響が出てくると思います。
 それと、今回から乱が出てきます。初っ端から乱に対して開理君が...。
 それでは第8話、スタート!



#8 慢心の中華少女の襲来と怒りの天使

 

 ~食堂・朝~

 

 

 セシリア「それにしても、わたくしの機体を改良してくださったのはありがたいのですが、国の許可も得ずにやってよかったのでしょうか?」

 

 開理「あぁ、その点に関しては問題ないよ。一年前位にEU加盟国とラビットクラフトワークスの協定を結んでいてね、ラビットクラフトワークスの製作した機体の安全性とか色んなものが証明された結果、EU加盟国内のIS関係の企業をラビットクラフトワークスの傘下にしたり、加盟国の所有するISの改良を自由に行える権限を束さんと俺が取れたから、セシリアの機体を改良しても法律に引っかかることはないの。」

 

 簪「つまり、開理君と束博士は、実質EU加盟国のISを自由にできるの?」

 

 開理「そうじゃない、俺たちが自由にできるのは『改良』。まぁ、束さんなら普通にコアの意思を別のコアに転送して全停止させたりできそうだけど。」

 

 簪「機体を良くして操縦者に合わせるようにすれば、結果もちゃんと出て、国にとっても良いことだもんね。」

 

 セシリア「なるほど、つまり開理さんはもうイギリスの同意を得ているも同然なのですね!」

 

 開理「ああ、ちなみに簪さんの機体は、倉持技研が凍結したけど、千冬さんに頼んでラビットクラフトワークスに所有権を渡すようにしてもらったんだ。」

 

 簪「織斑先生...。あとでお礼を言いに行かなくちゃ...!」

 

 一夏「お、開理兄!」

 

 百夏「あれ、オルコットさんも?」

 

 円夏「それと、日本代表候補生の更識簪さんも。」

 

 開理「よう。三人も朝ごはんか?」

 

 一夏「うん。てか、初めてみる3ショットだな。」

 

 簪「あ、初めまして...更識簪です...。いつも本音がお世話になってます...。」

 

 開理「お前らのクラスののほほんさんは、簪さんの従者なんだって。」

 

 百夏「あ、そうなの!?意外なところで繋がりが...あ、初めまして。神代百夏です。みんなはのほほんさんって呼んでるけど、あたしはほんちゃんって呼ばせてもらってます。よろしくお願いします。」

 

 一夏「神代一夏です。えっと、二人目の男子だけど、よろしく。」

 

 円夏「私は神代円夏です。この中では末っ子です。よろしくお願いします。」

 

 簪「あ、よろしくお願いします...。さすが、開理君のご妹弟、優しそうだね...。」

 

 一夏「というか、オルコットさんと開理兄って繋がりあったっけ?」

 

 開理「俺が決闘を申し込んで倒した後に、色々教えて、機体の改良をした。」

 

 百夏「へ~、てことはやっぱりクラスでいきなり謝ったの、兄さんが影響してたんだね。」

 

 開理「謝った?」

 

 セシリア「はい、今まで皆様に、失礼な罵詈雑言の数々を言ってしまったので、許していただけるとは全く思っていませんでしたが、謝罪をさせていただきました。」

 

 円夏「さすが開理兄さん、女尊男卑から差別なき正しき思考に戻すとは...。」

 

 開理「そんな大それたことはしてないと思うぞ、しっかりと現実を認識させ、自分を客観的に見つめさせ、そこからどう変わるべきなのか、ほんの少し手助けしただけ。」

 

 セシリア「おかげでわたくしは、自分の愚かさを自覚し、他の方々に敬意を持ってお話しするべきなのだということを理解できましたわ。まぁ、この程度で愚かなわたくしを抜け出せたわけでは全くないのですが。」

 

 百夏「それでも、変わろうとしてるってことが大事なんだから。すごいと思うな~。」

 

 セシリア「あ、ありがとうございます!」

 

 開理「さて、話はそれまでにして、朝食を済ませよう。遅刻しないようにな。」

 

 

 ~1年4組の教室・三時間目終了後の休み時間~

 

 

 簪「ねぇ開理君、2組に転校生が来たらしいよ...。」

 

 開理「え?2組に?」(おかしい、鈴は1組のはず...もしや!)

 

 

 ~食堂・昼休み~

 

 

 ?「待ってたよ、お姉ちゃん!」

 

 鈴「乱、そこは人の邪魔になるから、席に行きなさい。」

 

 乱「あ、ごめんなさい...。」

 

 一夏「鈴、この子は...?」

 

 鈴「あ、ごめんね一夏、箒。この子は『凰乱音』あたしの従妹で中国の代表候補生。」

 

 箒「な、なるほど。どことなく鈴に雰囲気が似ていると思ったら...。」

 

 乱「あなたが織斑一夏...ふむふむ、まあ、合格ってとこかしら?」

 

 一夏「へ?」

 

 鈴「乱、どういう事?」

 

 乱「鈴お姉ちゃんに釣り合ってるかどうか、確かめてたの。」

 

 鈴「はぁ!?なんであんたが決めるのよ!?」

 

 乱「え、だ、だって、鈴お姉ちゃんが心配なんだもん!あたしの全く知らない所で男に惚れてて、全然会えなくて...。」

 

 鈴「会えてなかったのは悪かったわ、ごめんなさい。でも一夏を悪く言うのは関係ないわ!」

 

 乱「だって、見た目と実力が伴わないのは当然だし...。」

 

 開理「..........。」(殺気)

 

 簪「.........。」(ガタガタ)

 

 鈴「は?中国の候補生になったからって、調子に乗るな!世界にはあんたより強い奴なんていくらでもいるんだから!」

 

 乱「はぁ?そんなわけないじゃん。あたしより強い奴?いないいない...。」

 

 開理「うるっせえんだよ!!!!!!」

 

 全員『!?』

 

 開理「候補生程度で慢心するな、クソッたれ!!その慢心で、どれだけの力が発揮されないと思う!?6割が無駄になるだろうな!!ISを競技用だの軍事兵器だの言って、命も懸けねぇくせに、へらへら乗ってんじゃねえよ、このボンクラがぁ!!!!」

 

 乱「え...え、あ、え、えと...。」

 

 開理「数ミリ程度の実力をつけただけで、世界に通用すると思うな!!!あと、お前の不快な話のせいで、飯が不味くなった!!ほかの人も食いづらいだろうな!!...まぁ、俺もその責任を負う一人だから、この場で謝罪します。皆さん、お騒がせしてすみませんでした。」

 

 乱「...え、えと、誰この人?」

 

 開理以外『はぁ!?』

 

 鈴「IS界の伝説、翠天使、神代開理を知らないの!?馬鹿じゃないの!?」

 

 乱「す、翠天使?何それ?」

 

 鈴「アンタはぁ...!!!!いっぺん世界の常識について学びなおしてこい!!!!」

 

 乱「え?え?どういう事!?」

 

 鈴「白騎士・翠天使事件を本当に知らないの?」

 

 乱「名前ぐらいしか...。」

 

 鈴「はぁ...あのね!!....。」

 

 

 ~説明後~

 

 

 乱「え...それじゃあ、この人が、ブリュンヒルデを超えるかもしれない、学園最強の人?」

 

 開理「学園最強は楯無さんだろ。」

 

 楯無「いやいや、もう開理君に会長の座を譲りたいくらいよ。」

 

 開理「噂どころか一言つぶやくだけで来られるとビックリしますよ、楯無さん。」

 

 楯無「あ、ごめんね。ものすごい殺気が来たから、何事かと思ったら...。」

 

 乱「じゃあ、この人を倒せば、学園最強ってことだよね、お姉ちゃん!」

 

 鈴「はぁ、アンタ程度に勝てるわけがないでしょ?」

 

 乱「そんなのわかんないじゃん、ねえ、開理さんだっけ?クラス代表対抗戦に出るんでしょ?」

 

 開理「ああ。」

 

 乱「その時に決着を付けましょ。」

 

 開理「ああ、いいぜ。命がけの戦いをしようか。」

 

 乱「え...?」

 

 鈴「良かったわね乱、これで開理さんのバトルフルコースルート決定ね♪」

 

 開理「出来るだけ手加減しない、気絶しても悪く思うなよ。お前がふった喧嘩だからな。」(殺気全開)

 

 乱「あ、あ、あ...。」(ガタガタガタガタ)

 

 開理「会えるのを楽しみにしている、凰乱音。お騒がせしました。」

 

 さて、開理は乱に対して、どのような戦いをするのか?

 

 




 ということで、乱が開理君に喧嘩を売っちゃいました。世間知らずは結構重い罪なのかもしれません。
 また最近、キンハー3を買ってしまったり、SAOFBとスマブラに課金してしまったり、かなり色々ありました。(言い訳)
 あと胃腸風邪にもかかり、休みがちなのですが、頑張りたいと思います。これからもこんな作者ではございますが、応援のほどよろしくお願いいたします。
 それではまた次回、読了ありがとうございました。

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