インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
さて今回は二章のラストの回であり説明回です。最後に次章の中心人物たちが登場します。みんなが待ってたあの子たちです。
それでは、第十三話スタート!
~ラビットクラフトワークス・地下研究所~
代表対抗戦から数日後のこの日、秋十と乱以外の専用機持ちと布仏姉妹と千冬、スコールとオータムと束が、この地下研究所に集まっている。ここに皆を呼び出したのは開理だ。
開「皆、集まってくれてありがとう。」
簪「は、初めて入った...RCWの地下研究所...。」
セ「それで、わたくし達を集めたのはどうしてなのですか?」
開「先日の事件で現れた奴らと俺の関係、そして俺の過去について話そうと思って、ここに呼んだんだ。」
楯「開理君の過去?」
開「はい、まず奴らの正体は『キル・スプリガン』。亡国機業の中にいた過激思想を持った人間や、危険な科学者達を集めたテロリスト集団です。」
乱「て、テロリスト...。」
オ「亡国機業のなかにもいかれた奴らは少ないがいたからな。そいつらを従えてるってことかよ。」
開「そして、そのキル・スプリガンの創設者にしてリーダーは、俺の父『神代洋一』です。」
開理以外『!?』
一「か、開理兄の親父さんが、テロリストのリーダー!?」
百「てことは、この間はリーダーが直々にヘリで迎えに来てたってこと?」
開「そう、そして俺の母『神代凪』は副リーダーだ。二人とも、遺伝子研究の天才だったんだが、ある時、人類が進化するためといい、紛争の起きている地域に赴き、兵士や市民を誘拐し人体実験を始めた。そのきっかけは、俺だ。」
開理以外『な!?』
円「開理兄さんがきっかけってどういうことですか!?」
開「円夏、お前や束さん達には伝えただろ、『前世』の話。」
RCW組『あっ!!』
束「...もしかして、赤ん坊のころから『特典』が...。」
開「その通り。」
千「なんの話なんだ、前世だの特典だの。」
開「俺は、輪廻転生して前世の記憶を引き継いで産まれたんです。」
学園組『は!?』
千「ど、どういう事だ!?」
開「どういう事も何も、そのままです。よくあるラノベの転生ってやつです。」
簪「...本当のことなの?」
開「俺がISをコアから作れるのは、転生時に自分の欲しい力を一つもらって転生できる『特典』のせいだ。そしてきっかけの話に戻すぞ。俺はその特典で手に入れた『人類を超えた知能と身体能力』をもう既に赤子の状態で持っていた。もともとこの世界で平和に暮らす為にこの能力をもらったんだ。どんな敵が来ても対抗できるようにと。それが裏目に出た。俺の幼い頃からのとんでもない能力を見て、二人は思った。俺を育てれば、『完璧な人間』が作れるのではないか、と。それがすべての始まり。」
百「そ、そんなことがあったんだ。」
開「ついでに言うと、あの時なぜ俺の勘が奴らが来ると予測できたのかは、『この世界がフィクションだから』です。」
学園組『え!?』
開「この世界は俺の前世に存在したライトノベル『インフィニット・ストラトス』の世界です。で、本来なら初戦で乱入者が現れるんですが、今回は俺たちの機体性能を測るためにあえて最後に出てきたんでしょう。まあ、戦いもせずに逃げましたけど。」
楯「と、いうことは、私たちは皆作られた存在ということ?」
開「言い方はあれですが、そうなりますね。まあ、今はこうして生きている存在ではありますから、この先の中身が大体わかる程度だと思ってもらえれば大丈夫です。」
千「そ、そう言われてもだな...。」
開「とりあえず、原作前から中身を俺が半分くらい変えちゃったんだから、もうこの世界は原作とは違いますけどね。だから俺は皆が生きてるって言えるんです。」
虚「なるほど、ですが襲い掛かってきた実行犯は誰なんですか?」
開「名乗ってくれましたよ。『神代切夜』と『神代実里』。そう言ってました。で、奴らは俺の遺伝子ではなく、両親の方の遺伝子を合成して産まれた人造人間だって言ってたんです。つまり、『まだ人間』レベルだという事なんです。両親は束さんよりもヤバいといっても『まだ人間』レベルなんで勝てるんですよ。もし俺の遺伝子だったら、『人間を超えたナニカ』が生まれる可能性もあったんですけど、違ったんで安心しましたよ。といっても、一応は俺の弟妹になるのか?遺伝子上は。」
セ「彼らは本当に作られた人間ということなんですね。」
開「予想ではまだいるだろうなと思ったんですけど、父の性格上、少数精鋭で攻めてくるというのは予想してたんで、奴らに『他にもいるんだろ?お前らみたいに作られた奴が。』って逃げる前に聞いたら動揺してたんで、『二人含めて五人いるって感じか?』なんて言ったら父が『勘が鋭いね』って言ったんですよ。つまり切夜と実里以外にあと三人いるってこともわかりました。」
ス「まだ三人もいるのね...。」
開「まあ何が来ようともぶっ倒すだけなんだけど。とりあえず、皆に質問。
このまま命を懸けて戦う覚悟はある?」
開理以外『!!!』
開「きっと死ぬ可能性は高い、だから俺も皆が死なないように色々手は打つけど、怖いなんて言ってられる時間は、奴らを全滅させるまで来ないと思う。いつ殺されたっておかしくない、そんな状態が何か月、何年も続くかもしれない。それでも、命を懸けて俺と共に戦う覚悟はある?」
簪「私は開理君についていくよ、開理君と一緒に穏やかな日常を取り戻したいから。だから、何があっても開理君を信じるしついていくからね。」
セ「わたくしも開理さんと共に戦います。道を間違えかけたわたくしを正しき道に引き戻してくれた開理さんの役に立てるなら、わたくしは全てを懸けられます。」
楯「開理君には、いろんなところで助けてもらったからね。私が開理君の役に立てるなら、なんだってしちゃうわ!」
百「兄さんに助けてもらった時から、命を懸けてきたんだから最後までついていくよ。」
一「今更引く気もないし、俺も俺の幸せを守りたい。だから、全力で戦うよ!」
円「学園に入って、ようやく普通の人間らしい生活が送れるようになったんですから、その日常を脅かすなら、何が何でも倒します!」
箒「一夏やみんなと過ごす幸せを、邪魔するなら、問答無用で切るだけです。」
鈴「せっかく一夏と結ばれて箒とも仲良くなれたんだから、その幸せを奪わせない、絶対に!」
本「皆の帰る場所は、ちゃんと私たちが守るから、思う存分戦ってきてね~!」
虚「私たちにできることは少ないですが、出来るだけ手伝いたいと思います。」
ス「教師として、大人として、皆の命も平和も守るわ。この身に変えても。」
オ「あっちから喧嘩打ってきたんだ、全力で迎え撃ってやるぜ!」
千「ここまでかかわってしまったからな、最後までお前たちの力になろう。」
束「やられっぱなしは癪だからねぇ、ボコボコにしちゃおう!」
開「皆、いいの...?」
簪「むしろ開理君は大丈夫?私たちにそんなふうに聞くけど、開理君こそ弱気になってない?」
開「...弱気になったことなんてないよ。むしろ何が来ても負ける気はしないから。」
簪「そっか。なら大丈夫だね。」
開「うん。じゃあ、改めて宜しく、皆。」
束「で?ここに来たのはそれだけじゃないんでしょ、かい君?」
開「もちろん、あとで楯無さんの機体改良をするのと、新しく学校に入ってくる俺が作った専用機を持つ人を二人、今から呼びたいんです。」
開理以外『えっ、専用機!?』
開「そろそろ来るかな?あっ、来た。」
自動ドアが開き、現れたのは、金と銀の髪。
シ「初めまして、シャルロット・デュノアって言います。フランス代表候補生で、専用機は『ヴィクト・フローリア』です。これからよろしくお願いします!」
千「お、お前は...!」
ラ「私はラウラ・ボーデヴィッヒ。ドイツの代表候補生だ。専用機は『シュヴァルツェア・グレイブ』だ。宜しく頼む。」
学園組『代表候補生が二人も!?』
物語は大きく動こうとしている。
第二章、終了。
ようやく、ようやくシャルとラウラを出せました!!!そして名前だけですが、神代凪さんも出ましたね。
そしてすでにシャルとラウラは開理作の専用機を持っています。その製作の経緯も今後描けたらと思っています。
次回も不定期なのですが、出来るだけ明日書いて出したいと思います。感想、誤字の報告などドシドシ送ってください!
それではまた次回、読了ありがとうございました。