インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
そんな今回は、ヒロイン会議と、出し忘れていた「あの子」を出したいと思います!
それでは、第十五話スタート!
~ラビットクラフトワークス・談話室~
ここは、ラビットクラフトワークスの談話室。いろんな説明や楯無のシミュレーションが終わった後に、簪・セシリア・楯無がシャルを連れて、この部屋に来た。ちなみに束がこの部屋のことを三人に教えたのだ。
簪「...というわけで、シャルロットさん。あなたからは開理君好きのにおいがする...。だから、いろいろ聞かせて...。」
シ「え!?///き、気づかれちゃった!?///」
楯「まあねぇ。私たち三人も、開理君のことが好きだから。そのあたりに敏感になるのよね。」
シ「まさか、三人もライバルが...それに皆さん綺麗だから、叶わないなぁこれは...。」
セ「シャルロットさん、わたくし達は開理さんを奪い合うとかそんなつもりは全くないのですわ!むしろ、全員幸せにしてもらえる方法があるのですよ?」
シ「え?そんな都合のいいこと、あるの?」
簪「もともと開理君の弟の一夏君に適応されてた一夫多妻制を開理君にも適応するっていう話が上がってきてるの。だから、シャルロットさんも一緒に、開理君の彼女、ゆくゆくはこの四人で開理君の奥さんになりたい。そう思ってるんだけど、どうかな...?」
シ「そ、そっか、一夫多妻制があれば、開理さんと結ばれる。皆さんも一緒に幸せになれる。それって最高じゃないですか!」
楯「でしょ?だからシャルロットちゃんにもこの話をしようと思ってね。で、どうかしら?」
シ「よ、宜しくお願いします!」
シャル以外『こちらこそ!』
シ「じゃあ、皆さんは何て呼んだら良いですか?」
簪「私は同い年だし簪でいいよ...。」
セ「わたくしもセシリアで構いませんわ。」
楯「下の名前ならなんでも大丈夫よ?」
シ「じゃあ、簪、セシリア、楯無さん。ですね。私のことはシャルって呼んでください!」
簪「宜しくね、シャル。」
セ「わたくしは癖なのですが、同い年なのですし、シャルさんは敬語ではなく砕けた口調でも全然大丈夫ですわ。」
簪「そうだよ...これからもっと、仲良くなりたいし...。」
シ「そっか、じゃあ楯無さんには敬語で、二人にはため口で話すね!」
楯「あら?私もため口で大丈夫よ~?」
シ「年上の方への敬意って大事じゃないですか。」
楯「あら。嬉しいわ~。」
シ「というわけで、宜しくお願いします!」
簪「うん、宜しくお願いします...!」
セ「これでまた、賑やかになりましたね。」
楯「そういえば、シャルちゃんとラウラちゃんはどのクラスになるのかしら?」
シ「私は四組って聞いています。ラウラは一組だったかな?」
簪「じゃあ、シャルは開理君と私と一緒だね...!」
シ「そうなんだ!宜しくね、簪!」
簪「うん、ラウラさんは、織斑先生のクラスだね...。」
セ「わたくしも在籍していますわ。」
シ「一組は他に誰がいるの?」
セ「一夏さんと百夏さんと円夏さんと箒さんと鈴さんと本音さんですわね。」
簪「すごい固まってるね...ちなみに四組は担任がスコール先生、副担任がオータム先生。」
シ「知ってる人ばっかりじゃん!」
簪「もともとあの二人は束さんの命令で、開理君の観察と保護のために、教師として四組に来たんだって。」
シ「なるほど、それなら納得だね。」
楯「とりあえず、これからよろしくね。シャルちゃん。」
シ「はい!」
~ラビットクラフトワークス・地下研究所~
彼女たちがヒロイン会議を終えた約十分後、束からメールが届き『もう一回地下に集まって~!」と言われ、全員が集合した。
千「束、いったいどうした?」
束「ん~とね、皆に紹介したい子がいるんだよね。」
開「もしや『クロエ』のことですか?」
束「おっ、かい君察しがいいね~。」
箒「クロエ?」
開「俺とスコールさんとオータムさんは知ってる子だな。」
ス「ようやくクロエのことを話すのね。」
束「うん、ちょうどみんな集まってるしね~。じゃあ、く~ちゃ~ん!」
ク「初めまして皆様、クロエ・クロニクルと申します。」
ラ「っ!?」
箒「なんかラウラに似ているな。」
鈴「似ているレベルじゃないでしょ!?」
開「出生は同じだからな。」
開理・束・スコール・オータム・ラウラ以外『出生が同じ!?』
ラ「まさか...貴方は、私の姉妹、なのですか...?」
ク「はい、試験管ベビーとしては私が先に作られました。『ヴォーダン・オージェ』の適正がなく廃棄されて生き延びたところを、束様と開理様に助けていただいたんです。」
開「戸籍上はクロエは束さんの娘ですよ。俺は助けただけの親戚的な役ですよ。」
ク「いえ、あの時お二方が助けてくれなければ、こうして妹と会う事さえできなかったのですから。本当にありがとうございました。」
ラ「知らなかった、私に...姉がいたとは...。」
ク「私も知りませんでしたよ、開理様に教えていただいたんです。『お前には数十人の姉妹がいる。だが過半数がヴォーダン・オージェの適正で廃棄され殺処分された。だが、お前以外にも生きている奴らはいる。そいつらが今を必死に生きていると思うだけで、お前も生きようと思えるんじゃないか?』と言ってくださいました。そして、こうして出会えました。ラウラ、私の妹。」
ラ「あ、姉上と呼んでもいいでしょうか?」
ク「構いませんよラウラ。これからいつでも会えるのですから。今度は普通の姉妹として、一緒に生きていきましょう?」
ラ「っ!!!は...はいっ!」
開「で、クロエとラウラはもともとIS適合性向上のために『ヴォーダン・オージェ』っていう処置をされたんだ。疑似ハイパーセンサーともいわれる、視覚能力を跳ね上げる処置だが、負荷が大きいため、ずっと使い続けると脳が焼き切れるといわれている。でも二人は制御できずにいた。だから俺と束さんで、二人にヴォーダン・オージェを制御できるように手術をしたんだよ。だいぶ大変だったけど。」
千「!!だからラウラに眼帯がなく、両目が使えるのか。」
ラ「はい、まさかもう片方の目も使えるようになるとは思いませんでした。」
ク「私は両目ともヴォーダン・オージェが常に発動していたので、この手術で制御できるようになって、肉眼で物をとらえる喜びを噛み締めています。ラウラの顔も、よく見えますよ。」
ラ「姉上...。」
束「ということで、く~ちゃんは今、この会社の社長秘書をしてくれているのです!」
ラ「おお!姉上が秘書を!」
開「クロエは情報処理能力に長けている。社長秘書何てお手の物だな。」
ク「いえ、まだまだできない部分もあります、もっと精進しなければ...!」
ラ「さすがは姉上だ!慢心せず、しっかりと努力をされている!私も見習わなければ!」
開「こういうところは姉妹って感じだよね。」
束「確かに~。」
ク「ラウラ、積もる話もあるでしょうし、私の部屋に行きましょう。いろんな話を聞かせてくださいね?」
ラ「分かりました姉上!会えなかった分、いろんなことを話したいですから!」
こうして、作られた姉妹はようやく邂逅した。
はい、すぐに仲良くなった簪とシャル。そしてクロエの登場!ラウラがシスコンに目覚めます。初登場から二話でシスコン化、おっとヤバいキャラになる予感。
そしてラウラとクロエはどちらもヴォーダン・オージェを制御できています。つまり二人とも原作では片方だけだったラウラの赤目と同じようにヴォーダン・オージェが発動していた目の方も正常な赤目になっています。クロエが目を開けて、しかも赤目って萌えません?
さて次回は、学園に戻ってくる開理たちと転校してくるシャルとラウラを書く予定です。出来るだけ明日には書きあげます。感想、誤字報告待ってます!
それではまた次回、読了ありがとうございました。