インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
モニカラジオ面白かった!直田さんのコーナー無茶ぶりすぎませんか!?大変そうだった...。
それはともかく今回は、戦闘描写ゼロの模擬戦風景とタッグトーナメントのペア、そしてトーナメント表の発表です。今回はめちゃ短めです。
それでは、第十七話スタート!
~翌日の放課後・アリーナ~
ラ「お待たせした。」
開「いやいや、調整とかあったんでしょ?」
ラ「それでも時間通りにやるのは当たり前だ。」
開「まあ気にしないけど、じゃあ始めようか。」
ラ「ああ、開理殿相手がだからな、気は抜けないな。」
開「だからってあんまり張り詰めすぎるなよ。リラックスが一番力が出るんだから。」
ラ「アドバイス感謝する。」
開理とラウラは昨日の歓迎会で話していたアリーナでの模擬戦を行っていた。
百「ラウラすごいね、手加減してるとはいえ兄さんと戦えてるし、あの余裕な表情ってことはラウラも手加減してるのかも。いいねぇ。」
一「ヤバいな、俺たちもうかうかしてられねえな。」
簪「私はまだまだ追い付けそうにないかな...でも、頑張るよ...!」
セ「わたくしも置いていかれないように精進しますわ!」
楯「すごいわねぇ。生徒会長の座もグラグラしてきてるから、おねーさん焦っちゃうわ。」
シ「つ、次は私の番かぁ。善戦できるように頑張るね!」
簪「うん、行ってらっしゃい...!」
そして終了後、数分開けてシャル対開理の模擬戦が開始した。
ラ「やはり開理殿は強いな、最初は互いに手加減していたが、すぐに私は手を抜けなくなり、隙が生まれてしまった。そこを見逃さず倒された。」
円「開理兄さんは、観察力や反射神経においても規格外ですからね。」
鈴「確かに、人間には真似できないよね。」
箒「まあ、私たちは私たちなりの強さを見つけよう。」
簪「で、シャルはどうなってるかな...?」
シャルロットは得意のラピッドスイッチを使い、武器を変えつつ攻撃するが、開理は最小限の動きで避け切る。互いに余裕の表情をしているが、気を抜きすぎたのか、シャルが一瞬考え事をした瞬間、目の前に開理が現れ斬撃を放つ。反射神経で何とか避け切るが、今ので余裕がなくなりどんどん追い詰められていくシャル。
本「わぁ~、シャルルンが危ないね。」
ラ「少しでも気を抜くと一瞬で片がつくからな。」
そんな会話をしてると、シャルが降参した。そうして全員がシャルとラウラの実力を確認した。
~翌日・廊下・掲示板前~
今日はタッグトーナメントの対戦表が発表される。生徒たちが掲示板の前に集まり、自分たちの対戦相手を確認している。
第一学年 トーナメント表
第一試合 百夏&円夏ペアVS箒&鈴ペア
第三試合 一夏&ラウラペアVSセシリア&シャルペア
第八試合 開理&簪ペアVS秋十&散ペア
百「うわぁ、兄さんと簪さん、初戦からアイツらとか~。」
一「もう結果は見えてるな。」
簪「誰が相手でも気は抜かない。開理君と一緒だから優勝したい。」
開「この中の誰でもいいから、決勝で戦いたいんだよな。」
一「じゃあ俺たちが決勝に行って開理兄達の相手をするぜ、なあラウラ!」
ラ「ふっ、任せろ。開理殿に一矢報いて見せよう。」
シ「それは聞き捨てならないなぁ、開理さんと戦うのは私たちだよ、ねえセシリア?」
セ「はい、そのためにもタッグの戦略について話し合いましょう、シャルさん!」
鈴「いやいや、あたしたちも開理さん目指して戦うんだからなめてもらっちゃあ困るわ、ねっ箒!」
箒「ああ、最善を尽くして戦おう。」
百「おっと、私たちも忘れないでよね?こないだは邪魔が入ったけど今度こそ兄さんと本気で戦うんだから!」
円「そうですよ、開理兄さんに勝ってこそ、真の強者といっても過言ではないですから。」
開「やる気がすごいなお前ら...まあ、俺たちは絶対に決勝に行く。ね、簪さん。」
簪「もちろん...開理君とならどんな相手でも勝てる気がするから...!」
もうすぐ、激戦が始まる。
はい、しれっと秋十&散ペアも入ってます。初戦から開理と簪にボコられる運命ですね。シャルとラウラは手加減(50%の力)で開理の手加減(20%)と同等です。二人はこのIOの中でも中堅という感じの強さです。
次回は、最初の二試合を書こうと思います。これも明日書き上げたいなと思っています。
それではまた次回、読了ありがとうございました。