インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
さて今回は開理たちが敗退組に労いと久々に秋十と散、そして裏で糸を引く謎の男(コードネームでどこの人間なのかはバレバレですが。)の登場。これからどんどん秋十と散は転がり落ちていきますのでお楽しみに。
それでは、第二十話スタート!
~アリーナ・観客席~
箒と鈴は先ほどの一回戦での戦い方などについて反省会をしていた。
箒「百夏さんたちと戦うにはまだまだ実力不足だったか...。」
鈴「でも二人も『まともにここまでSE削られたのは初めて』って言ってたから、そのあたりは誇っていいのかもね。」
箒「そうだな。」
一「おう、二人ともお疲れ。」
そこに三回戦で負けた一夏とラウラも来た。
ラ「負けてしまった。」
鈴「そっちも激戦だったもんね。」
箒「セシリアとシャルは簪や楯無さんのように、開理さんが最大に詰め込んだ機体、そして開理さんがそれぞれに合った練習プログラムを組んでいる。それにいろんな状況に対応できるように座学でのレクチャーなんかもしているらしい。」
鈴「まさに手塩にかけて育ててるって感じよね。」
一「そりゃあの四人と開理兄は両思いだからな。」
ラ「ああ、開理殿は彼女たちに生きていてほしいと思うがゆえに、生き残る術を教えているという事だな。」
鈴「そして開理さんの期待にこたえたいって思うから、あそこまで頑張れるってわけよね。」
一「あぁ~、早く開理兄にも一夫多妻制適用されないかなぁ。見ててもどかしいんだよ。」
ラ「そうだな。まぁ、その時まで見守ろう。」
開「何の話してんだ?」
そこに労いに来た開理と簪。
一「あっ、開理兄!いやあセシリアとシャルロットが強かったなぁって。」
ラ「シャルロットにはもう少し勝ちたいんだが、如何せん戦略がことごとく読まれているからな。」
開「そりゃ、ラウラはシャルと一番戦ってるからどんな戦略で来るかとかを覚えて対策立ててんだよ。」
簪「箒さんと鈴さんも、お疲れ様...。」
箒「油断大敵とはあのことだな。」
鈴「ほんとよねぇ、一言でも呟いたらそれが隙になるんだから。」
ダ「お~いお前ら。」
そこにダリルとフォルテもやってきた。
開「ダリルさんとフォルテさんじゃないですか。」
鈴「あぁ~、お久しぶりです!」
ダ「初戦からヤバいな、今年の一年はとんでもねぇ奴らばっかだぜ。」
フ「学年別にしてもらってよかったっすよ、こんな危険な人たちと戦いたくないっす。」
開「確かに、普通のIS相手なら瞬殺ですからね。」
アナウンス『まもなく第七試合です。観客は指定席に戻り、選手は招集場所に集まってください』
招集アナウンスがかかった。
開「じゃあ行ってくるよ。いこっか簪さん。」
簪「うん...!」
~一方秋十&散ペア~
秋「ハハッ、これで奴も終わりだ、この『催眠ガス内蔵グレネード』と絶対防御貫通のレールガンがあればなぁ!!」
散「そうすれば、秋十が皆に認められ、奴が地に落ちるわけだな!」
秋「そう!文字通り俺がこの学園のトップに上り詰めるんだぁ!!」
そのグレネードとレールガンは、フードを被った男からもらったという。
~回想・数日前~
?『織斑秋十だな?』
秋『誰だ!?』
?『神代開理を倒してほしい、これを使ってくれ。』
秋『なに、奴に対抗できるようになるのか!?』
?『ああ、君と篠ノ之散が力を求めるなら貸そう。ただし、しっかりと仕留めてくれ。』
秋『本当か!?わかった、この織斑秋十の名に懸けて、必ず息の根を止めてやる!!』
?『頼もしいじゃないか、では私の名は『スプリガン』と呼んでくれ。』
秋『ああ、感謝するスプリガン!』
~現在~
秋「待っていろ、神代開理!必ず貴様の化けの皮を剥いでやる!!」
卑怯者達は下卑た笑いを浮かべる。
おかしいな、そんなもので二人には勝てるわけないのに、なぜスプリガンは渡してしまったのか。そして秋十も散も簡単に信じちゃダメな相手なのに信じちゃってるし。ここからアンチが加速します(おそらく)。
さて次回は、いよいよ開理&簪が秋十たちをボコボコにします。そして不正武器を使っているので、秋十と散が...。この世界のIS学園はだいぶ厳しいです。それを覚えててください。
それではまた次回、読了ありがとうございました。