インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
さて今回は、束さんが開理と協力してパッケージをインストール、精神世界で開理とオーネストの意味深な会話、そして遂に始まる戦い。その直後、開理が...!?
それでは、第三十話スタート!
~二日目・招集場所~
千「ここで良いか、開理君?」
開「そうですね。海から近いですし。」
ここには追加パッケージを作った専用機を持つ生徒たちが集められていた。
簪「何するの、開理君?」
一「何も聞かされてないけど。」
開「ちょっと待ってて...もしもし、見えました?じゃあこっちに来てください。」
そう開理が言うと、突然現れたのは一人乗りの飛行可能バイク。そして乗っているのは...
束「お待たせ~。」
開理・千冬以外『束さん!?』
千「ようやく来たか、束。」
束「ごめんごめん。レーダーに反応しないように来るのが難しくって。」
開「でも、意外と速かったですね。」
束「ならいいんだけどね。」
百「兄さん、なんで束さんを?」
開「こっからはもう臨海学校気分なんてないよ。」
開理・千冬・束以外『っ!!』
開「昨日、俺たちがバスに乗って移動してるときに、学校ではキル・スプリガンが謹慎室の二人を脱走させた。そしてスカウトした。そしておそらく今日、奴らはここを襲撃しに来る。」
開理・千冬・束以外『えっ!?』
簪「それって本当なの?」
開「スカウトまでは本当。その先は分からない。」
刀「つまりこの後キル・スプリガンと私たちで戦うという事ね?」
開「はい、その前に皆の専用機の追加パッケージを夜中に作っておいた。」
シ「そうなの!?」
円「さすが開理兄さん、用意周到ですね。」
開「これからみんなの機体にインストールしていく。」
束「束さんも手伝うよ!」
開「出来るだけ早くしましょう。」
束「りょうかーい!」
~数分後~
キーボードをひたすら打ちながら、開理と束はパッケージを入れている。
セ「開理さん、この追加パッケージはどんな内容なのですか?」
開「...今はまだ言えない。」
開理・束以外『え?』
開「このパッケージたちは、現時点ではまだ使えないんだ。だけど、この戦いで必要になる。」
千「使用条件は?」
開「それを言うと、皆はそればかり考えて戦いに集中できなくなるから、言えません。」
束「そうだねぇ、でも束さんから見ても『とんでもない力』っていうことは確かだよ。」
開「この戦いは、死んでもおかしくない。少しでも生存率を上げるために、これを入れる。」
そして、インストールが完了した。
開「ん?ちょっと待ってて。」
~精神世界~
開「なんだ?オーネスト。」
オーネスト「307達からの報告です。13時頃、こちらを襲撃するようです。」
開「了解、やっぱり読みは正しかったな。」
オーネスト「マスター...本当にやるつもりなのですか?」
開「ああ、あくまで可能性だけどな。」
オーネスト「ですが!私にはそんな能力は!」
開「分からないだろ、もしかしたらっていう可能性を信じることが大事なんだよ。」
オーネスト「...何を言ってもマスターは変えないのですね。」
開「ああ...逆もあるけどな。」
オーネスト「そんなこと言わないでください!!」
開「...オーネスト。」
オーネスト「...何ですか?」
開「...『最後』まで、宜しくな。」
オーネスト「っ!?最後になんてさせません!」
開「その意気だよ、じゃあ行ってくる。」
オーネスト「...はい。」
~現実~
簪「開理君?」
開「おおっ、びっくりした。」
簪「急に目を閉じたから、どうしたのかなって。」
開「コアと会話してた。」
開理・束以外『えっ!?』
簪「コアとしゃべれるの?」
開「ああ、まあ今のところは俺と束さんだけだけどね。」
束「それで、オーネストちゃんは何て?」
開「13時に奴らが襲撃を開始するそうです。」
千「本当か!?」
開「はい、奴らの機体のコアからの情報提供ですから、間違いないでしょうね。」
束「なるほど、向こうもまさか密告されてるとは思わないかもね~、いや?奴は気づいてるかも?」
開「父ならあり得ますね。」
箒「あの二人も戦うんですか?」
開「新しい機体を持ってるみたい、情報提供はその二人の機体のコアなんだけどね。」
セ「敵の情報を知りたいのですが。」
開「わかった、ちょっとまとめてみるね。」
神代洋一 機体『ロキ』 近接型
神代凪 機体『パールヴァティ』 支援型
神代切夜 機体『グングニール』 近接型
神代実里 機体『ティアマト』 中距離型
神代槇斗(マキト) 機体『トール』 近接型
神代幸音(ユキネ) 機体『テュポーヌ』 中距離型
神代寿葉(コトハ) 機体『セクメト』 遠距離型
織斑秋十 機体『灰翼』 近接型
篠ノ之散 機体『彼岸花』 近接型
束「うわぁ、全部筒抜けって怖いね。」
千「これほどまでに詳細に...。」
開「作戦は、俺と簪でロキを、百夏と一夏でパールヴァティを、箒は妹を止めたいんじゃない?」
箒「!...ばれていましたか。」
開「だと思った。じゃあ箒が彼岸花を、円夏は灰翼でいい?」
円「そうですね、奴の実力を測りたいと思います。」
開「そんな暇はないかもよ。で、後はどうする?」
刀「じゃあ私はグングニールで行くわ。」
鈴「テュポーヌかなぁ。」
シ「セクメトを倒すよ。」
セ「ティアマトにします。」
ラ「では私はトールだな。」
開「OK...この戦いは、ここにいる全員だけじゃない。学園の人たちの命もかかってる。チャンスは一度のみ。行くぞ!」
開理以外『了解!!』
~海上~
洋「...ん?」
切「おい、あれって!」
寿「待ち伏せ...されてませんか...!?」
槇「こちらの情報が漏れていたのか?」
洋「おそらくね、まあいい。奴らを倒すのに変わりはない。」
開「ようやく来たか、待ちくたびれたぞ。」
洋「そうあわてるな。で、どうやってこの襲撃を読んだ?」
開「スカウトした二人のISコアが情報提供してくれたのさ。」
キル・スプリガン『!!』
洋「なるほど、そういうことか。」
凪「コア・ネットワークね。」
切「チッ、だからって俺たちが負けるつもりはねぇよ。」
開「御託はいい、始めよう。」
秋「うるさい、お前らはこれで...!!」
開「っ!!!」
そういって秋十が出したのは、絶対防御貫通のレールガンをさらに改良したもの。
チャージも完了している。
開(しかもこの弾道...簪を狙ってる!!)
それに気づいた開理は全速力で簪に体当たりし、他のメンバーも巻き込んで突き飛ばす。
簪「っ!!開理君!!!!」
秋「終わるんだよぉ!!!!!」
ドガァァァァァァァァァン
開「がああぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
その攻撃を直に受けた開理は叫び声をあげ、
そのまま海へと落ちた。
簪「!!!!!..........開理くぅぅぅぅぅぅぅん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
急展開ですね。初っ端から開理が落とされました。さて、色々伏線を入れたんですが、次回から回収していこうと思います。私の国語力が試されますね。
さて次回は、簪の怒りが爆発して、戦いが始まります。その時、開理は?
次回も明日投稿予定です。お楽しみに!感想。誤字脱字報告お待ちしております!
それではまた次回、読了ありがとうございました。