インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
今回は短めです。原作開始は次回のつもりです。やっぱり不定期なので予告なく出したいと思っています。
それでは、プロローグ4話、どうぞ!
~数か月後・束の秘密基地~
開理「これで皆、大体の基礎は大丈夫そうだな。じゃあ、個人個人のメニューを伝えていく。一夏は、槍と盾の使い方に慣れろ。あとショットガンは、接近戦で相手のスキを突くときに使うものだ。そのタイミングを見極めろ。」
一夏「わかったよ。」
開理「百夏はクローだから、零距離接近戦がメインだ。相手の動きをよく見て躱すことを重要に攻撃してみろ。あと、生身でも空手や柔道などをしてみると、ミネルヴァの時にも役立つぞ。」
百夏「うん。」
開理「あと、俺の作ったISだけの機能だけど、肉弾戦をしてもSEが減らないようになっている。だからいくらでも殴ったり蹴ったりができるってわけだ。」
百夏「なるほど。じゃあ武器を離しても思う存分戦えるってことだね!」
開理「その通り。円夏は二刀流だから、できるだけスキのない動きを心掛けろ。防御面がほとんどない分、ダメージがでかいからな。」
円夏「了解した。」
開理「スコールさんは鎌なのでかなりスキが大きいです。立ち回りを大きくして足を使ったりしてカウンターを狙ってみてください。」
スコール「わかったわ。」
開理「オータムさんは鞭なので遠距離攻撃は撃ち落として、相手を縛って攻撃したり叩きつけたりしてください。茨なのでダメージはとてもでかいです。」
オータム「わかったぜ。」
開理「鈴は槍が二本あるから、二槍流なんてのもありだし、邪魔になったりしたら片方は投げ槍用にしてもいい。とにかく二つの槍で戦い方を見つけろ。」
鈴「わかりました!」
開理「箒は大剣だが、相手の攻撃を剣に当てるとそのダメージを蓄積して、相手に攻撃するときに蓄積したダメージを二倍して上乗せすることができる。基本的に、防御は剣でやれ。」
箒「わかりました。」
開理「今のところは以上だ。これから教えていく応用には高難易度な技もあるが、そうとは言わずに無自覚に刷り込んでいこうと思っている。宜しく頼む。」
一夏「ま、マジか...大変そうだな...」
鈴「がんばろ一夏、箒!!」
箒「そうだな、頑張ろう!」
一夏「お、おう!(そうだよな、二人がこんなにやる気なのに、俺がネガティブでどうすんだ!)」
一夏は、鈴・箒と結ばれ、二人と仲間たちのために強くなろうとしている。箒は、束と再会し、しっかりと仲直りできた。一夏が千冬との通信で、鈴・箒とのダブル交際を発表したとき、千冬は頭を抱えていたが、『しっかりと守り通せよ。』と了承はちゃんともらった。
開理「さて、やることはあと一つ、これも積み上げが大事なんだよな~。」
束「かい君、どうしたの?」
開理「おっ束さん、良いところに。実は相談がありまして...」
束「何々、相談?」
開理「束さんに会社を立ち上げてもらいたいんですよ。」
束「えっ、えぇ~!?か、会社!?束さんが!?」
開理「はい、裏の母体に亡国機業を使い、IS産業関連の会社を作ってもらいたいんです。」
束「い、良いけど、またどうして?」
開理「はい、俺たちはいつかIS学園に入学しなきゃならない。そうなるのは確定なので、そのタイミングは織斑秋十がISを起動させてしまうとき。その時までに、万全の準備を整えておいておきたい。今はもう戸籍上俺の弟妹になってしまった百夏、一夏、円夏の三人、例え篠ノ之束の妹だったとしても、誘拐される可能性の高い箒、中国のIS操縦者ってだけでなんの肩書もない鈴。あいつらにとっての後ろ盾になれるもの、それが『社の企業代表』っていう事だと考えています。」
束「なるほどね~。うん分かった!他ならぬかい君の頼みだしね!」
開理「ありがとうございます。会社名って決まってます?」
束「ん~いきなりだったしな~まだだよ。」
開理「じゃあ『ラビットクラフトワークス』っていうのはどうですか?」
束「『ラビットクラフトワークス』...良いねぇ!それだよ!それで決定!」
開理「じゃあお願いします。」
束「任せて!束さんも精いっぱい頑張ってみるよ!」
開理「はい、ありがとうございます。」
開理「これで準備は出来た...あとは、その時まで待つのみだな。」
もうすぐ、物語の歯車が動き出す...
はい、一夏と百夏は、ダンボール戦機Wのエルシオン(色は青白)とミネルバ(色は赤黒)を元にIS風にアレンジしたものです。オータムのグロキシニアは七つの大罪からパクってます。鈴は名前だけメイドラゴンのカンナちゃんの正式名称をパクりました。
さて、次回から原作開始(のつもり)です。
次回もお楽しみに!
読了ありがとうございました。