インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~ 作:青海 翠果
さて今回は、遂にあの食堂が出ます!そして開理がいろんなことでキレまくる!?
それでは番外編2-1スタート!
~夏休み~
開「百夏、一夏、いったいどこに向かってるんだ?」
百「思い出の場所だよ。」
一「全然いけてなかったから、もしかしたらあいつら怒ってるかも...。」
鈴「大丈夫でしょ、何かあったらアタシたちが説得するから!」
箒「ああ、一夏を危険にさらすわけにはいかないからな。」
一「ありがとな、でも俺がしっかり受け止めなきゃいけないことだから。」
開「で、ここがその目的地か?」
百「変わらないなぁ、ここも。」
そういってとある食堂に入っていく一行。
一「こ、こんにちは~、ってどわぁ!?」
百「一夏!?」
?1「こんの馬鹿一夏!今までなんで顔見せに来なかったんだよ!!」
?2「本当だよ、俺たちのこと忘れてたのか?」
一「い、いや本当に色々あってなぁ?」
開「...何だお前ら、俺の弟に文句があるのか?」(殺気解放)
RCW組(うわぁ、めちゃキレてる...)
?1&2『え?...ひえぇ!?』
開「おい、文句があるのかと聞いてんだよ。」
?1&2『い、いえありません...!』
開「だったら俺の目の前で二度とするな、ぶん殴りたくなる。」
?1&2『ひゃ、ひゃい...。』
一「開理兄、落ち着いてくれよ。こいつらは誘拐される前まで仲の良かったやつらなんだよ。」
開「だからっていきなり襲い掛かって良いわけないだろ。」
そこにもう一人
?3「お兄、なんかすごい怖い気配がしたんだけど!?」
?1「蘭、なんかヤバい人いるから下がってろ!」
蘭?「え!?わ、わかった!」
開「ヤバい人扱いすんじゃねえよ、はぁ。」
一「と、とりあえずみんな落ち着いてくれよ!」
蘭「え?一夏さん!?来てくれたんですか!?百夏さんも!?」
百「やっほー蘭、元気みたいだね。」
開「勝手に話を進めんなよ百夏。」
百「あ、ごめん兄さん。」
~数分後~
一「じゃあ紹介するよ、五反田弾、その妹の蘭、そして御手洗数馬。俺と百夏姉と鈴が中学の時に仲良かったやつらだ。」
弾「五反田弾です。よ、よろしくお願いします。」
蘭「五反田蘭です。よろしくお願いします。」
数「御手洗数馬です。よろしくお願いします。」
開「こっちも自己紹介するか。神代開理だ。色々あって百夏と一夏の義理の兄になった。宜しく頼む。」
弾「話は一夏から聞いてます。でも初っ端からすいませんでした。」
数「俺もすいませんでした。」
開「良いんだ、一夏が顔を出さなかったことに文句言いたかっただけなんだろ?なら一夏がさっさと顔を出せばよかっただけなんだから、なぜ俺を連れてくる必要があったのかわからねえけど。」
百「それは私と一夏の自慢の兄さんを、皆に紹介したかったからだよ。」
開「なるほどな、あと箒は初対面だよな。」
箒「そうですね、篠ノ之箒だ。一夫多妻制が導入された後の一夏の彼女の一人だ。宜しく頼む。」
弾「彼女の一人!?てことは他にもいるのか!?」
鈴「あたしよ。あたしと箒の二人だけ。」
数「やっぱり一夏は前からモテてたと思ってたけど、既に二人も彼女を!」
蘭「一夫多妻制!?そ、それじゃ私も...。」
一「ごめん蘭、俺はもう箒と鈴の二人だけ愛するって決めてるんだ。それに学生の時だけの思いよりもっと大きくて大事な気持ちが出来るはずだから、その時まで頑張るんだ。」
蘭「は、はい...。」
開「いっぱしの大人みたいなこと言うじゃないか一夏。」
一「えぇ!?そうかなぁ?」
開「それで、この食堂のご飯を食べるのか?」
百「そう、厳さーん!」
厳「おう、懐かしい声がすると思ったら、百夏の嬢ちゃんじゃないか。それに一夏の坊主に鈴ちゃんまでいるのかい。懐かしいねぇ。そんでそこの坊ちゃんは、神代開理君だっけ?テレビで見たよ。儂は五反田厳。この店の店主をしてるよ、宜しくのう。」
開「神代開理です、よろしくお願いいたします。それで百夏、このお店の定番メニューってある?」
百「業火野菜炒め定食だね。」
開「じゃあそれで。」
全員が業火野菜炒め定食を頼んだ。
~十数分後~
開「おお、美味しそう。」
一「開理兄、ここでの食事は喋っちゃいけないんだ。」
開「えぇ...美味しいとも言えないの?それはダメだろ。」
厳「なんだ、うちのルールに文句あんのか?」
開「当たり前でしょ、何のために料理作ってんですか?」
厳「あぁ?客に喜んでもらうためだろうが。」
開「なら旨いって言うことが喜びの象徴じゃないですか。」
厳「口から飯を見せるなって習わなかったのか?」
開「それは当然ですよ、でも飲み込んだ後に旨いって言えないことほどご飯を食べにくる客としてつらいことはないですけどね!」
厳「静かに食べるのが基本だろう!」
開「よく泣く赤ん坊もですか?無理でしょ?」
厳「ぐぅ...。」
蘭「あ、あのおじいちゃんが押されてる...。」
開「美味しいのに美味しいって言えないのはかわいそうですよ。」
厳「み、店出た後に言えばいいじゃねえか。」
開「馬鹿ですか!?料理を作る側としては美味しいって言ってもらえることほど嬉しいことはないでしょう!?」
厳「どうせその場のお世辞に決まってる!」
開「ふざけないでください!!客に喜んでもらうために作ってんのにそのルールのせいで客に喜ばれてないことにまだ気づかないんですか、この大馬鹿者が!!」
厳「っ!?」
開「上辺だけでもいい、美味しいって言ってもらえる喜びは料理をするものとして何にも代えられない幸せなんです!それをただの自分勝手なルールで捻じ曲げて、何がしたいんですか貴方は!」
厳「お、俺は...。」
開「矛盾したこと何時までも言ってないで、美味しいって言ってほしいのか、うるさい口を黙らせたいだけなのか、さっさと決めてください!」
厳「俺は...忘れてたのかもな、旨いって言ってもらう事の喜びを。すまんな坊ちゃん、思い出したよ、なんで儂が料理を作るのか。旨いって声が聞きたかったんだ。」
開「っ!じゃあ...!」
厳「今日限りで喋っちゃいけないルールを撤廃する!」
一「ま、マジか!すげぇ、流石開理兄!」
開「いや、俺は思ったことを言っただけだ。」
弾「わぁ、俺開理さんだけは絶対敵に回したくないな。」
蘭「あのおじいちゃんを説得できるくらいだからね。」
開「さて、遅くなっちゃったけど食べようか!じゃあせーの!
食べるメンバー『いただきます!!』
開「...旨っ!!これは旨い!」
厳「っ!?おおっといけねぇ、投げちまうところだった。」
蘭「おじいちゃん、もうルール無くなったんだからお玉投げちゃだめだよ!」
一「あっ、蘭!それはいっちゃだめ『なんだって...?』...あぁぁぁ。」(震え)
開「お球を投げる...?ふざけてんのかあぁ!!!???」
蘭「ひぇっ!?か、開理さん!?」
開「おい爺さん、ルール破ったやつらにはお玉投げてたのかよ...!!!」
厳「うぉ!?そ、そうじゃが...。」
開「料理の道具で人傷つけてんじゃねぇぞこのボケ爺がぁ!!!!!!!!!!!!」
そう、開理は料理や家事関連でふざけたこと(例えば食器で遊んだり人を殴ったり)を見かけたときはいつも以上にキレる。一夏や百夏、箒や鈴は一度学園である事件で開理がこの倍ギレ状態(百夏命名)になったときに本当に恐ろしかったため、二度と見ないようにしていたのだが...。
~約一時間後~
開「はぁ、今日はこのくらいにしときます。まだまだ言い足りないけど。」
開理以外(えっ!?これで言い足りないの!?)
開「それじゃあ、ごちそうさまでした。」
説教しながらも食べていたので、もう既に完食していた開理。お代を払って皆より先に帰っていった。
一「蘭、今度からは開理兄の前でこの手の話はしないでくれよ...。」
蘭「はい...肝に銘じておきます。」
こうして『五反田食堂開理ガチギレの変』は終幕した。
五反田家の方初登場、そして開理ブチ切れ回でした。原作や他の方の二次創作の作品では厳さんが厳しすぎたりお玉投げたりということだったので、食事のマナーが悪いのはどっちだよと開理に私の気持ちを代弁してもらいました。
さて次回は、開理が千冬に相談を持ち掛けられ...?
次回も明日投稿予定です。お楽しみに!感想、誤字脱字報告お待ちしております!
それではまた次回、読了ありがとうございました。