インフィニット・オーネスト ~いつだって、命を懸けて~   作:青海 翠果

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 どうも、青海翠果です。さて今回は、残りの試合を全部盛り込んでおります。話の展開が速いかもですが、どうぞお楽しみください。
 それでは第五話、スタート!


#5 戦ったことにしっかり意味がある

 

 ~アリーナ控室~

 

 

 開理「さ~て、自分では天才と疑うことはないが、身内からの評価は最底辺な、織斑秋十の心を折りに行きますか。」

 

 選手の方はアリーナに出てください。

 

 開理「神代開理、オーネスト。再発進!」

 

 

 ~アリーナ~

 

 

 開理「待たせたな。」

 

 秋十「気にしないよ、君が翠天使かい?」

 

 開理「その名前は嫌いなんだよ、よしてくれ。あ、そういえば初めましてだったな。神代百夏、神代一夏、神代円夏の兄、神代開理だ。宜しくな、自称天才。」

 

 秋十「なっ!?自称じゃない、ちゃんとした天才だ!それに君があの三人の兄だって!?」

 

 開理「お前程度が天才なわけあるか、それに天才は自分で天才なんて言わないのが普通だろ。」

 

 秋十「なんだと!?ま、まあいい、天才の実力を見せてあげよう。」

 

 開理「そうかい、どうでもいいからとっとと始めようぜ。」

 

 試合、開始!

 

 秋十「先手必勝!ハアアアアァァァァァ!!!!!」

 

 開理「遅い、フッ!」

 

 秋十「なっ!?今のスピードを避けたのか!?」

 

 開理「はぁ、やはり初心者じゃこの程度か。モード・セイバー。」

 

 〈saber mode activete〉

 

 秋十「オルコットの時の剣か、だが剣なら!」

 

 開理「あのさ、新しく作られた機体でも、音速を超えてなきゃ俺には勝てないのに、なんで勝てるビジョンが見えてるの?あ、そうか。自分の実力程度に慢心してるからか。」

 

 秋十「くっ、黙れええぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 開理「お前が黙れよ、ハアッ!!」

 

 秋十「グワァッ!!な、なんで、この白式は、ISの中では速い方だって。」

 

 開理「最速がこいつだからだろ、それに、束さんがコアをばらまいたとしても、フレームの作り手が俺以外なら、コアとのつながりのかけらもない欠陥機ばかりができるだろうよ。」

 

 秋十「なんだと!?君だから何ができるっていうんだ!?」

 

 開理「ISコアから全部作れるけど?その証明に、このオーネスト、一夏のエリュシオン、百夏のミネルヴァ、円夏のツクヨミは全部コアから俺が作った。」

 

 秋十「なに!?そんな馬鹿な!?ISコアは束さんにしか作れないはずじゃ!?」

 

 開理「そんなの誰が決めたよ。まあいい、モード・デュアルセイバー。」

 

 〈Dual saber mode activete〉

 

 機械音がそう告げると、もう一つ剣が現れた。

 

 秋十「もう一つ剣が!?」

 

 開理「面倒だから、もう終わりにしようか。リミットリリース!」

 

 〈Limit release dual saber mode full break〉

 

 秋十「クッ、クソオオオオオォォォォォ!!!!」

 

 開理「ゼヤアアアアァァァァァ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 シールドエネルギーエンプティ、よって勝者、神代開理!

 

 観客「オオオォォォォォ!!!!!!!!」

 

 開理「自分で歩けよ、織斑。俺はお前とはあまり関わりたくないんでな。」

 

 秋十「うっ、ううっ...。」

 

 開理は、気絶してる秋十にそう言い放ち、アリーナを後にした。

 

 

 ~アリーナ控室~

 

 

 開理「ふうっ、やっぱ二回連続は疲れるな...。」

 

 セシリア「あっ、開理さん!おかえりなさいませ。」

 

 開理「セシリア、こっち側に来たのか。次はこっちから?」

 

 セシリア「それもありますが、戦い終わった開理さんを労いたくて...でも、わたくしなどに労われても...。」

 

 開理「そんなことはない。よっぽど性格が腐ってなければ、試合の後は敵味方関係ないって言うし、大丈夫だよ。」

 

 セシリア「良かった...!それで、先ほどの戦いはとても素晴らしかったですわ!ですが、そのオーネストという機体はどうやって入手したのですか?」

 

 開理「これ?コアから自作。」

 

 セシリア「えっ!?コアから!?」

 

 開理「一応独学だけど、束さん以外にコアを作れる唯一の人間が俺ってこと。ちなみに、これからセシリアが戦う一夏達五人のISも全部コアから俺が作った。」

 

 セシリア「勝てる気がしませんわ...。」

 

 開理「負けてもいいじゃない、戦ったことにしっかり意味がある。負けても、しっかり君の経験になるだろうし。精いっぱい頑張って。」

 

 セシリア「は、はい!(バトルの時とは違い、なんて優しいのでしょう。この方のためなら、私は...)」

 

 開理「じゃあ俺は、最後の試合だから休んでくるね。また後で。」

 

 セシリア「はい、出来れば、見ていてくださいね!」

 

 開理「もちろん!ファイト!」

 

 セシリア「はい!」

 

 

 ~アリーナ・観客席(楯無・虚サイド)~

 

 

 楯無「これは...凄まじいわね。」

 

 虚「あの正確な射撃や、あの速度の斬撃を、あんな最小限の動きで躱しきるなんて...。」

 

 楯無「私も、まだまだってことね。開理君には勝てる気がしないわ。」

 

 虚「私もです。どうやったらあれほどの技術が...。」

 

 楯無「翠天使の名は伊達じゃないってことなのかしら。それに、たぶん彼、まだ本気出してないわ。」

 

 虚「あれほどの力を出してまだ、何かを持っているんですか?」

 

 楯無「わからないわ。でも、次の会長は開理君に決まったようなものじゃない。」

 

 虚「それはわかります。お嬢様が勝てる気がしないのですから、きっとこの学園の誰も、彼には勝てないでしょうね。」

 

 楯無「今年の一年生は豊作ね~。」

 

 

 ~アリーナ・観客席(簪・本音サイド)~

 

 

 簪「開理君、やっぱりすごい...!」

 

 本音「あれがかんちゃんの言ってた、かいりんなんだね~。とっても強かったね~。」

 

 簪「もしかしたら、お姉ちゃんにも勝てるかもね...。」

 

 本音「確かに~、お嬢様にも圧勝かも~。」

 

 簪「最後の試合も、きっと勝ってくれると思うよ。」

 

 本音「お~、かんちゃんはかいりんが好きなのかな~?」

 

 簪「えっ!?///え、えと、う、うん///だ、だって、あんなに、私を励ましてくれたり、支えてくれたり、好きにならないわけがないじゃん...!」

 

 本音「それほどかいりんが素敵ってことなんだね~、かんちゃんがんばれ~。」

 

 簪「応援は嬉しいけど、他の人には言わないでね...!」

 

 本音「うん、わかってるよ~。」

 

 

 ~アリーナ・観客席(一夏達サイド)~

 

 

 一夏「さすが開理兄、無傷ってスゲーなぁ!」

 

 百夏「兄さん、見せつけたね~。」

 

 円夏「圧倒的勝利だな。私たちもあれほどの技術を身に着けたいものだ。」

 

 鈴「無理だって。あそこまでの技術は、開理さんしかできないと思うよ。でも、やっぱ勝ちたいって思っちゃうのよね。」

 

 箒「そうだな、いつか届きたいと思う目標でありながら、進むたびに開理さんも進むから距離が変わらないんだな。」

 

 一夏「改めて、開理兄ってスゲーってことだよな。」

 

 

 ~アリーナ・指令室~

 

 

 千冬「まさかあれほどとは...私でも勝てないかもな。」

 

 真耶「凄まじかったですね、この学園の誰よりも強いんじゃないですか?」

 

 千冬「だろうな、彼は私よりも若い時からあの機体に乗っていたのだ、私以上の技術を持っていたとしても不思議じゃないな。」

 

 真耶「あれでまだ成長できるっていうんですからとんでもないですよね。」

 

 千冬「それに、きっとさっきの二つの試合、どちらも本気を出していないだろうな。」

 

 真耶「彼に勝てる人は、この世にいるのでしょうか?」

 

 千冬「いや、おそらく本当の世界最強が、開理君なんだろう。モンド・グロッソでも容易く優勝しそうだな。」

 

 真耶「いろいろ規格外ですね。」

 

 千冬「そうだな。」

 

 

 ~休憩室~

 

 

 開理「あ~、疲れた。んで、セシリアと織斑の試合はどうなってるかな?」

 

 シールドエネルギーエンプティ、よって勝者、セシリア・オルコット!

 

 観客「オオオォォォォォ!!!!!!」

 

 開理「ふっ、大丈夫そうだな。じゃあ、労いにでも行くか。」

 

 

 ~アリーナ控室~

 

 

 開理「セシリア、お疲れさん。」

 

 セシリア「開理さん!見てくださいましたか?」

 

 開理「おう、ノーダメだったな。いいことだ。遠距離は、近接に近寄られなければ勝てる、単純だな。」

 

 セシリア「油断せず、細心の注意を払って戦えば、わたくしもあそこまで戦えるということに気づきましたわ。」

 

 開理「誰であろうと、侮るべからずだな。」

 

 セシリア「次の試合も精いっぱい頑張りますわ!」

 

 開理「ああ、善戦を期待してるぞ。」

 

 

 ~数時間後~

 

 

 その後、セシリアは他のメンバーに善戦したものの、残りの全試合は敗北。秋十は傲慢な性格を隠さず出したが、白式の性能を全く発揮することができず、全敗。五人の戦いとなり、残ったのは...

 

 

 

 

 一夏「もうそろそろ、SEが切れそうだな。そっちはどう?」

 

 百夏「こっちもぎりぎりだよ。次の一撃で決着を付けよう。」

 

 一夏「わかった。この一撃で決めるぞ、エリュシオン!」

 

 百夏「最後決めるよ、ミネルヴァ!」

 

 一夏「ラアアアァァァァァ!!!!!」

 

 百夏「ハアアアァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

 

 シールドエネルギーエンプティ、よって勝者、神代百夏!

 

 観客「オオオォォォォォ!!!!!!!!!」

 

 百夏「やったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 一夏「クソッ!!....おめでとう、百夏姉!」

 

 百夏「うん、ありがと、一夏!」

 

 

 

 ~アリーナ控室~

 

 

 開理「百夏の勝ちか、代表対抗戦も楽しみだ。さて、今回のトリとして、最後を綺麗に締めますか。」

 

 選手の方はアリーナに出てください。

 

 開理「神代開理、オーネスト。発進!」

 

 

 ~アリーナ~

 

 

 開理「待たせたな、エリミネア。」

 

 リサーナ「気にしてません、さっさと始めましょう。」

 

 開理「そうだな、始めよう。」

 

 試合、開始!

 

 リサーナ「ハアアアァァァ!!!!(この斧で、このスピードなんて、想定していないはず。先手必勝です!)」

 

 リサーナの機体は、軽く130キロを超えるスピードを出しているのだが、

 

 開理「はぁ、遅すぎだろ。」

 

 リサーナ「えっ?」

 

 開理「モード・ソニック。」

 

 〈sonic mode activete〉

 

 開理「ハアッ!!」

 

 リサーナ「なっ!?一体どれだけの速度を!?」

 

 開理「今のでマッハ4くらいかな、あとその系統の武器のスピードは、今から俺が出すくらいが普通だろ。ミックス、モード・バーサーカー!」

 

 〈mix mode berserker activete〉

 

 そして開理の手には、長さ約2,5メートルの巨大な鉄球棍棒が出た。

 

 リサーナ「そ、そんな巨大な武器で、自分の動きをコントロールできるはずが...。」

 

 開理「どうだろうな、もう色々と面倒なんだ。一撃で終わらせる。リミットリリース!」

 

 〈Limit release sonic mode plus berserker mode full break〉

 

 開理「ドラアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

 

 リサーナ「キャアアアア!!!!!!」

 

 シールドエネルギーエンプティ、よって勝者、神代開理!

 

 観客「オオオォォォォォ!!!!!!!」

 

 開理「ふう、これけっこう疲れるんだよな~。」

 

 リサーナ「うっ、そ、そんな...私が負けるなんて...。」

 

 開理「セシリアにも言ったんだけど、代表候補生『程度』で誇ってんじゃねえよ。そのせいで、相手の実力も正確に測れないのなら、そんなプライド捨てろよ!!」

 

 リサーナ「っ!!」

 

 開理「じゃあな、自分で戻れよ。」

 

 これにて、クラス代表決定戦は終了した。さて、代表は誰になるのか?

 




 リサーナはこの章だけのモブキャラ的な感じです。おそらく今後出てくることはないでしょう。
 あと、オーネストのモードは、武器系のモードはfateのクラス名をあてはめました。剣ならセイバー、槍ならランサー、ハンマーならバーサーカー、スナイパーライフルならアーチャーといった感じです。ガンナーは二丁拳銃です。あともう一つ、ルーラーモードというのがあるのですが、それは今後出てくるのでお楽しみに。
 次回かその次で、第一章は終わるのですが、第二章やそれ以降も出していくつもりなので、どうぞよろしくお願いします。
 それではまた次回。
 読了ありがとうございました。
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