メリオダス in ONE PIECE 作:ツーと言えばカーな私
ドンブラコ〜どんぶらこ〜
交代交代で漕いでいる小舟は、ゆっくりにしか進まず、まだ何処にどんな島があるのかも知らない場所で、
目的地は海軍の基地がある島を目指していた。そしてその島には、
しかし、今回はただの食糧調達がメインの目的だった…のだが……。
「見てください、ルフィさん!メリオダスさん!島が見えてきましたよ!」
「ん?おお!遂にみっけたか!」
本来、少年が居なかったら正直たどり着けなかったであろう島は、不思議なものだった。
ロロノア・ゾロについて聞いても、この街の海軍のトップのモーガン大佐について聞いても、畏怖されるのは何故か。まあ、この東の海で恐れられて居るロロノアについては仕方ないと言える。コビーはそれに疑問を持って。ルフィは面白がって。メリオダスはルフィとは違う意味で面白がって居た。
あ、そういえば、キャラについては覚えて居るとは言ったが余りに初期の者は覚えていない、このコビーという少年が雑用として働いていた海賊のアルビダについても少ししか覚えてなかった。
いやそんな事はどうでもいいんだけど。
まあ、取り敢えずその海軍基地のロロノア・ゾロの公開処刑場の塀の外で覗いていた。
「あれって縄解けば普通に抜け出せんじゃねぇのか?」
「何恐ろしいこと言ってるんですか!?縄ほどいた瞬間殺されますよ!?」
「大丈夫だろ、俺たち強えし、それにアイツ剣持ってないじゃん」
「確かにそうですけど!」
「おい、お前ら」
「ん?」
騒ぎ過ぎたのかゾロに気づかれた一行。
「ちょっと縄解いてくれねぇか?九日間飲まず食わずでこのままずっと居てな。…流石に俺でもくたばりそうだぜ」
人間でも飲まず食わずなら三日間が限度、水だけなら七日間が限界なのにも関わらず、九日間飲まず食わずで生きてるのはハッキリ言って人間ではないと断言出来る。……いや本当に生命力バケモンだな…。
「解いてくれるなら礼はする。その辺の賞金首を狩ってその賞金をテメェらにやる。嘘は言わねえよ。俺は約束は守る」
俺は知っている、この男が約束を破らない理由を…。
俺の記憶は大事なところは覚えているという都合勝手が良い頭だ。
「よしっ!じゃあ解くか!」
「おしっ!」
「ちょっと待ってくださいよ2人とも!口車に乗っては駄目です!縄を解いた途端僕らを殺すつもりですよ!」
「殺されねぇよ、俺強えからな!」
「アイツは信じられるって俺は思ってるから、取り敢えず大丈夫だろ」
(この人達はもぉぉぉおー!!)
1人で苦難にうなされるコビーだが…まあ、今後の彼の未来を考えると…頑張れとしか言いようが無い。
ガタッ
そして、突然音がした。
そっちの方に振り向いてみると、1人の少女がおにぎりを包んで塀を越えようとしていた。
その子は子供らしくシーっと静かにするようジェスチャーすると中へ入っていった。
コビーが引き止めたり、ゾロがその少女に向かって帰れ!と叫んだりするが、その幼い少女は外見とは裏腹にコビーより肝が据わっているようで、そのままおにぎりを差し出している。
しかし、そこへと、何か如何にも貴族のボンボンというか、親の権力を使っていばり散らして居そうな奴が来た。コビーはそれを見て安諸するが、そのコビーが予想していた結果とは違う事が起きた。
そいつはモーガンの息子のことを自白して威張り散らしたり、少女の一生懸命作ったという、おにぎりを勝手に食った挙句、踏み散らし罵声罵倒を浴びせ、更には、後ろにいた海兵に少女を塀の外に投げ出せという命令を出した、何という屑ぶりだろうか、何十発も殴りたくなる。
勿論、その海兵は口には言わないが、それを拒む様に固まってしまっていた。
しかし、さっきの小僧が脅しをし投げ出すこと承認してしまった。
「すまない嬢ちゃん…」
小声でそう言い、投げる海兵。
「いやぁぁ!!」
ちょっと狭いので華麗に…という訳ではないが、見事に少女の体をキャッチし、すぐ様安否を確認する。
「よっと。大丈夫か?」
「う、うん…」
「コビー、この子を頼む」
「…は!はい!」
そして心配の声を掛け、少女を安心させようとする辺り、やはりこの子は海軍に相応しい優しい子だ。将来きっと大物になると俺は信じる。
モーガンの息子とかいう奴には見えていないが、どうやら投げたことをおもちゃのような感覚では笑っている。こいつが将来的にコビーの相棒になるとはあまり思えんな…。
そして其奴が去ってから、ルフィはその中に入り、ゾロと何か話しているようだ。
「お前何でここで縛られてんだ?本当は弱えのか?」
「んな訳あるか!俺は
「1ヶ月ぅ?お前スゲェなぁ!俺なら三日間で死んじまうな」
「てめぇとは気力が違ぇんだよ、それにお前らに逃して貰わなくとも問題はねぇ。自力で生き延びて俺の為すべき目的を果たす!海賊になりたいっていう物好きは他を当たるんだな」
それを聞いて、ルフィはそこを去ろうとするが…
「おい、ちょっと待て」
「ん?何だ?」
「
その目線にはさっきのモーガンの息子が何度も踏みつけた、砂糖おにぎりがあった。
「やめとけよ、絶対まずいぞ!」
「いいから食わせろ!」
ルフィは言われるがまま、ゾロにそれを食べさせた。
ジャリジャリと音が口の中で鳴り、当然不味いと言わざるおえないが…ゾロはそれを不味いとは言わず完食した、しかし食べた後に咳ごんだ。
「だから言ったのにー」
「うるせぇ。あとさっきのガキにも言っといてくれ、《美味かった、ご馳走様でした》ってな」
「!…おう!任せろ!」
そうしてルフィは少女の元に走って行き、リレーの交代のように、俺が前に来た。
「お前もアイツの仲間か?」
「おう、そうだぜロロノア、俺はメリオダス、お前のことを思ってなホレ!」
「酒か?有難てぇが辞めときな、あの野郎にバレるぞ」
「気にしない気にしない!ホレ!ぐびっといけ!ぐびっと!」
俺が若干無理やり飲ませると、少し抵抗したが久し振りの水分なのか飲み、ゾロはその酒の美味さに目を見開いた。
「うめぇ……何だこれ?」
「俺の作った酒だ。美味いだろ?」
「ああ……すまねぇな、ありがとう」
「おう!良いってことさ。にしても、よく1ヶ月なんて約束したな、裏切るかもしれないぜ?」
「そん時はそん時だ」
「自暴自棄か。だけどお前のその信念嫌いじゃねぇ、俺からも言うが、お前俺たちの仲間になんねぇか?」
「断る。俺は海賊になるよりも俺には成し遂げることがあるんだ!だから、海賊なんて悪党に成り下がるつもりはねぇんだよ!」
「そんなこと知るか!お前を仲間にするっておれが今決めた!だからお前!俺たちの仲間になれ!」
先程の少女に礼を伝えたルフィが戻ってきて早々に横暴なことを言ってきた。
「だぁぁぁ!?お前まだいたのか!?勝手なこと言ってんじゃねぇ!」
「まあまあ、落ち着けってロロノア」
ここでルフィが疑問に気付いた。
「ん?そういえばお前剣士なんだろ?剣は?」
今更?と俺は内心思う。最初にお前『剣持ってないし大丈夫だろ』とか言ってたよな?本当になんで今更?
「取られたんだよ、あのキノコ頭野郎にな」
「じゃあ、それ取ってくるから、返して欲しけりゃ俺たちの仲間になれ!」
「質悪ィぞてめぇ!!」
しかしそんなことを知らず、ルフィと俺は笑いながら基地に突っ込んでいった。
なんだろうか、今まで退屈な力の制御の日々を送っていたが…やはりこいつらがいると楽しいな!
早速ひと暴れか!
次の瞬間、基地からは爆発音に近い何かが響いた。
次回!(唐突)モーガン大佐!死す!デュエルスタンb…(殴
中途半端なところで終わってしまいましたが…許してください…。
それでは!次回作をお待ちください!