「あがったよー、あらどうしたのなんか距離近くないかしら」
「そ、そうかな普通じゃないかな」
「うーむ、ま、いいわ。私はアイス食べてるから」
「ふぅ」
「何で隠したんだ?」
「な、何でかな、なんとなく浮気してるみたいだったから?」
「何言ってるだよ、戸塚男だろ。冷めない内に風呂入ろうぜ」
「そ、そうだね」
服脱いで全裸になってから視線を感じると思った戸塚が俺のあそこを顔を赤くしながら凝視してた。いや男とはいえそんなに見つめられると恥ずかしいだが。それに戸塚の体の隠し方が妙にエロいくてやばい。
「さすがにそんなに見られると恥ずかしいだが」
「あ、ごめんね、その僕より大きかったからつい」
「そ、そうか俺は先に入ってるぞ」
「うん僕もすぐ入るよ」
「あー気持ちいい」
「はは、お爺ちゃんみたい」
「しょうがないだろ、久しぶりにゆっくり入れるだから。そうえいば姫愛は学校ではどうだ」
「姫愛ちゃんの事?うーんそうだな入学した時から周りに興味がないっていうか他の事に忙しい感じだったかな。勉強も運動もできたし話かければ話てくれる。それになんだか気品と威圧感があってクラスでは王女なんて呼ばれて人気かな。最近は前みたいな雰囲気が無くなり周りに興味を持つようになって色々な人と話すようになったから学校の人気ものになっただよ」
「そうなのか、まあ確かにあいつ人の上に立つような雰囲気と喋り方だよな。それで戸塚と姫愛はどうして知り合ったんだ」
「あーそれは、実は僕学校でいじめらてたんだ」
「悪い、言いにくい事ならいいよ」
「今ならそのぐらい平気だよ、いじめって言ってもそこまで酷くないから。僕の家、貧乏ってわけでもないけどお金持ちってわけでもない普通の家なんだよね。それで将来のためにもいい高校は入ろうと思ってあの高校に特待生で入ったんだ。」
「特待生?」
「特待生は入学費免除だったり色々特典があってね、ただお金持ち学校だけあって周りは偉い人の子供ばかりで、それに僕見た目が女っぽいでしょ。だから自然といじめられて、そこに偶々通りがかった姫愛ちゃんが『女の子をいじめて男として恥ずかしくないの』て言って止めたんだ。内心複雑だったけどねはは、その後は僕の見た目に興味をもって話すようになったんだ」
「姫愛らしいな…………あーもう上がるか」
「そうだね、姫愛ちゃんも待ってるだろうし」
上がって姫愛を見たらベッドの上に座りながら眠っていてた。子供かよ、とりあえず横にして布団を被せた。
「眠ちゃってたね」
「みんなで話そうと思ってベッドで待ってる内に眠たんだろ。俺達も寝ようぜ」
「うん」
「おやすみ」
「おやすみ」
翌日
朝起きたら目の前に美少女がいて吃驚した――いや戸塚だったな、男と分かっててもこれはだめだな。煩悩退散煩悩退散、よし朝飯のしたくするか。
その後は特に何事もなく戸塚と姫愛を見送った。戸塚はそれからよく家に遊びに来るようになり、泊まる事もあるので布団を一つ買った。さすがに泊まる事にあれはまずい。
いつものように家事、情報収集、株、武器の研究などをして二か月が過ぎミッションも三回やった。ミッションはだいたい一か月に一回以上はあり星人の強さもまちまちだった。ただ今のところひょうほん星人より強い奴は出てきてない。ガンツの表面に表れる星人の情報は間違ってないが圧倒的に情報が不足していて違う敵が現れる時があった。
西は単独行動をし基本ステルスを使って生き残る事最優先のようで、和泉あれからそこそこ強い奴とチームを組んでリーダーぽい事をしてる、ただ何処か焦ってるようにも見えたが。
俺と姫愛は二人で組んで聞かれたら答えるといった方針で積極的には関わらないようにしている。戦闘ではガンツバイクとガンツソード、俺がxガンで姫愛がXショットガンを使って姫愛は俺の後ろにいるようにして援護してもらってる。
バイクは大樹達が使ってた巨大なホイール状の二人乗りの奴だ、中と後部に後ろ向きのタンデムシートがある。ソードは刀状の武器でグリップ部分だけだがスイッチを押すと刀身が出現し伸縮自在だが長くなれば重くなるよになっている。この二つは奥の扉の部屋に置いてあった。
Xショットガンはxガンの強化版で威力と射程がxガンより高いが砲身が長いのでソードを使った接近戦ではxガンの方が使いやすい。
「ありがとうございました~」
ゾクッ ゾクッ
っ! やばい早く帰らなきゃ! くそっ慣れてきて油断してたか。
今のは部屋に転送される時に背筋に感じる悪寒だ。いつも外に出るときはスーツを着るんだが、今日は調味料が無くなってコンビニに買いに行こうとして近くだし時間もかからないからスーツは着なかった、一応ソードは毎日持ってるようにしてたからあるが、このままじゃ間に合わないか。星人しだいで生き残れるか変わってくるし後は運に任せるか、はぁ。
武者星人
特徴 武者鎧
好きなもの 強い奴
口癖 カカカカッ
今回は新人はいないようで俺と姫愛、和泉と仲間三人、西だけの七人だ。敵は武者星人、今ある情報だけなら技術が高い可能性があるな、星人は人間より身体能力が高いためただのパンチや蹴りだけでスーツを着てなければ死ぬ、だから技術が基本的に低い。もちろん例外もいるが。
和泉が転送され始め見てたら目が合って「フッ」鼻で笑われた。スーツ着てないのばれて見下されたが同時に安心してる事が感じとれた。俺らも始まったようだ。
「蓮、私から絶対に絶対に離れないでね!」
「分かった分かった」
転送された場所は何処かの広場、和泉達は動いていない、いや何か待ち構えてる感じだ。レーダーを確認するとすでに囲まれて数は俺達の倍ぐらい。なるほど動けないのか、突っ込んだら囲まれて終わりだからな。一人、二、三体倒せば終わりそうだが、ボスがいたらまずいな。
ガチャガチャ、ガチャガチャ
現れたのは色々な武器を持った武者鎧だ。
「出てきたな」
「どうするの、蓮」
「……そうだな、バイクに乗って危なそうな人を援護しながら逃げよう。今回は一人でも死なれたらまずい、それとボスっぽいのがいたら言ってくれ、そいつとは関わらないようにする」
「分かったわ、蓮、今回は防衛以外では戦わないでね」
「ああ」
運転は俺がして姫愛はすでに戦ってる人達を援護して逃げていた。近くによる事で中身が黒い塊だと分かった、人型の黒い塊に目だけが鎧を着てる感じだ。
和泉達が戦ってるのを見るに、相手の技量はそこそこいいみたいだが倒せないほどでは無い、ただ壊しても黒い塊がうごめいて再生していて倒せないでいる。これはまずいな持久戦になったらこっちが負けてしまう、何か考えないと……まず一つとして黒い塊が無くなるぐらいの攻撃をすればいい、再生するのにも時間がかかるみたいだからできそうだが、こっちの武器は時間差があるから一体に集中して攻撃すればできる、だがその内に他に奴らに攻撃される。くそ、駄目だな他のも似たようなのばかりだ。せめて時間差の無い武器があれば。
そもそもずっと再生されるのか? 倒せないような奴ミッションにしないだろうし何か弱点があるはず、体のどこか、特定条件か、どれかが本体か……ん?違和感を感じレーダーと見比べれば、これは一体足りない! という事はそいつが本体か! 急いで姫愛に伝えようとしたら「曲がって!」叫びながら言われ反射的に曲がった。
ドカンッ ズサー
くっ、なんだ! 何かが降ってきたと思ったらバイク事、吹き飛ばされたぞ!
「大丈夫か、姫愛」
「ええ、蓮こそスーツ着てないのによく無事ねって今話してる場合じゃないわ、どうやら大将のお出ましようね」
姫愛に言われ吹っ飛んできた方を見れば、身長二メートル以上で今までの奴らより豪華な鎧を着た奴が此方に歩いて来てた。
「彼奴が本体か。それにしてもめちゃくちゃボスっぽいんだけど最悪だ」
「愚痴言ってる場合じゃないわ、蓮は下がって、周りには他の奴らはいないようだし。それと本体て?」
「ああ、何か弱点があると思ってな、簡単言うなら彼奴を倒したら、他の奴らは動かなくなるか再生できなくる可能性がある」
「そう、なら猶更ひけないわね。すーふっ」
キィィン
xショットガンは吹き飛ばされた時に手元から離れたため、ソードを持って姫愛は突っ込んで行った。
相手の方が力が強いのは明白なので、なるべく鍔迫り合いにならないようにしていたようだが、無理な体勢で避けてそこに刀が振り下ろされ鍔迫り合いになってしまい「ドゴンッ」吹き飛ばされ、俺と離されてしまった。
「姫愛!」
「こっちは大丈夫! それより逃げて! ああもう邪魔!」 キン キン
他の奴らがいる所に飛ばされたのか! 本当にまずいぞこっちはソード一本、相手も刀一本だが身体能力から技術まで違いすぎる。そんな事考えてたら目の前に刀を振り下ろそうと迫って来てた、余所見した一瞬に内に来られて咄嗟に避けたが少し掠ったか。
「ほう今のを避けるか」
「っ! お前も話せるのか」
「ああ、だがそんな事より今のは確かに斬ろうとしたのだが、お前は他の奴より弱いと思ってたが、ふむ見誤ったか」
そんな事を言いながらもずっと攻撃してくる。何とか捌けてるがそれは相手が何故か手加減してるからだ。慣れたと思ったらスピードが上がりそれも慣れたまたスピードが上がる、それの繰り返しだ。馬鹿にしてるのかこれじゃまるで、鍛錬だ。
「何のつもりだ」
「気が付いたか、何貴様はどうやら戦いながら急速に成長しているようだからな。某は強い奴が好きでな貴様は強くなるそれ故だ」
「くっ、嘗めやがって」
だが都合がいい今の内に
ゾーンはトラ星人やひょうほん星人の時になった世界が遅く見え機械的になる奴だ。あれから何回も試したが一回も出来なかった、それで何か条件があると思ってゾーンに入った時を思い出して考えたら、二つとも危機的状況で余計な事は一切考えない目的だけ考える極限の集中状態だった。もしかしたら他にもあるかもしれないが今考えてる暇はない、危機的状況なんてそうそうないから今まで出来なかったが今なら、
まずは相手の事だけを考え目的を持つ、彼奴を殺す、彼奴を殺す、彼奴を殺す、殺す、殺す、殺す、すると段々世界が遅く見え始めついには武者星人以外は見えなくなった。
♦
「むっ」
―動きを解析開始、半身ずれ一歩下がり斜め前に進み下斜めから攻撃―
キン
武者星人の刀で止められた。
「カ、カカ、カカカカカ! いいぞもっと強くなれ!」
―脳フル稼働開始……80、90、100%―
キン キン キィン キン
この戦いを誰かが見てたら驚くだろ、スーツなしで星人と互角に戦ってるのだそう互角に、技術的な事は戦ってる内に上がるとして、身体能力までは上がらい。
脳は十パーセントしか使われていないと言うが、あれは嘘だ。脳には役割がある、右脳、左脳、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉など詳しく言えばもっとあるが脳の部位ごとに各機能があり、視覚は後頭葉、聴覚は側頭葉といったように。これらは何をしている時でもすべての機能が活発に働いてるが、ある機能が他の機能より活動的と言うのがある。だが蓮はゾーンに入る事で各機能をフル稼働させて力を限界まで動かしてるのだ。
今の蓮は戦いが長引けば長引くほど解析し強くなる。眼の動きから筋肉の動き、呼吸、心拍、汗、重心の位置、刀の振り方などを見抜き先読みし、解析し自分に取り入れてるのだ。蓮はそれに完全記憶もある事から時間が経つごとに精確になって行く。
武者星人が唐竹、袈裟切り、逆袈裟、右薙ぎ、左薙ぎ、左切り上げ、右切り上げ、逆風、刺突などあらゆる斬撃をやれば、先読みにより避けられ、解析し体の動きを最適化し、同じことをやれば完全記憶で先に攻撃する。もはや武者星人は蓮の経験値となっていた。そうしてついに、
「カカ! 貴様本当に人間か!」
―180、190、200%、五感超強化―
ギャリギャリギャリ グサッ
一瞬蓮の眼には武者星人の体に黒い点が見えた、そこが直感的に弱点だと分かり、こっちに向かってきた所を刀身どうしを擦り合わせ火花を散らし、相手の重心を動けないように合わせ黒い点に向かって刺突をした。
「かはっ、見事な……り……」
それを最後に武者星人は動かなくなり、他の奴らも動かなくなった。
♦
「かはっ、げほっ」ビチャッ
はっ、俺は今まで……記憶はある、だが自分が自分じゃないようで少し怖い。前と比べて機械よりになってるようだし。限界以上に力を使った事で体が動かなくなり顔中血だらけになってる。やべぇ超痛い、早く転送されないかな。
「蓮! 貴方、大丈夫なの? こんなになって、ごめんなさい私のせいで」
「何言ってだよ、これはスーツを忘れた俺の自業自得だろ」
「でも……」
「でもじゃない。とりあえず話は転送されてからな」
「うん」
こうして初めてのスーツなしの戦いが終わった。