転送されて和泉が此方を見て驚いてたが俺の採点の時に、
かみしろくん
30てん
total56てん
あと44てんでおわり
名前が変わってるのは多分活躍したからだと思う、それにしても30点か、ひょうほん星人ほどでは無いが結構高い喋れる奴は点数高いのかもな。それに後半分で解放か、ちらりと姫愛を見る、姫愛を残して解放されるなんてできないよな。
「どうゆう事だ!」
考え事してたら和泉が怒鳴ってきた。
「どうゆう事?」
「何でお前が点数を獲得してる!」
「それは、星人を倒したからな」
「なっ! スーツ無しで倒したのか! お前、今まで手加減してたのか。スーツ無しで倒せるなら、有った時はもっと倒せるはずだろう」
「別に手加減はしてない、俺には生きる理由がある、だからスーツが有った時は全力で生き残る事を考えて戦ってた、今回も生き残るためにできる事をやったまでだ」
「生きる理由……くそっ! 意味わかねぇよ! お前何者なんだよ!」
そう言って和泉は出て行った。それにしても和泉がおかしくなったのはひょうほん星人からだよな。確か彼奴、未来を見せる事ができたし、もしかしたら和泉も何か見てそれで焦ってるのかもしれない。その後は和泉の仲間が謝ってきて俺達も帰る事にした。
翌日、さすがに精神的に疲れたので家についたらすぐに寝てしまった。なんだか体の調子がいいと思いながら、朝風呂に行き鏡を見て吃驚した。筋肉がついているのだ、ムキムキマッチョな筋肉という分けじゃないが、昨日の時より確実に見て分かるほど筋肉ができていた。これが長時間かけてできたなら普通だが、昨日の今日でこれは異常だ。俺の体はどうなってるんだ……少し怖くなった時、
「蓮ー、ご飯まだ」
「わ、分かった、少し待ってくれ」
姫愛の声で我に返り急いでシャワーを浴びご飯を作った。それから俺は自分の体の事について考える事は無かった。多分逃げていたんだろう。
最近、姫愛が無防備だ。特に風呂上りなんてパンツと薄いシャツだけで過ごすようになり、時々チラチラ見えてもう我慢の限界だ。こいつわざとじゃないだろうかと思いははじめた。
「おい、姫愛お願いだからズボンぐらいは、履いてくれ」
「んー、なんで?」
「そ、それはだな、えっと、俺の目の毒だからだ」
「――別に見たければみ、見てもいいのよ」
「おまっ、俺だって男なんだぞ、その……」
「そ、そのぐらい大丈夫よ、私夜の女王なんて呼ばれてるんだから。あ、もしかて貴方童貞なのね、そーなんだふーん、ほれほれ」
いきなりシャツをヒラヒラしてきた。こいつっ、何が夜の女王だ、ファーストキスだってまだだったくせに。だが正直このままだと本当に襲いかねない。俺の体は……ここはがつんとやるか。姫愛が座ってるベッドに近づいていった。
「姫愛」
「ん、何がま「ボフンッ」きゃ、ど、どうしたの」
「姫愛の言う通りだよ、我慢できなくなったんだ。」
そういいながら片手は姫愛の両手を頭の上で抑えて、もう一つの手で頬を触り顎にもっていく。
「わ、私たち姉弟だよ」
「姫愛が悪いだ、あんな事するから責任とってもらわなくちゃね」
「さっきのはその……」
口では嫌がってるが感情は怯えと期待でいっぱいだ。このままいけば俺までやばいからそろそろやめるか。顔を少しづつ近づけていくと、姫愛は目を閉じ、俺はその額に「バチンッ」デコピンした。
「いたっ、な、何急に」
「冗談だ」
「冗談? ――そ、そんなの分かってたし」
そうは言うが顔が真っ赤だ。
「それにしては抵抗してなかったな」
「試してたのよ、ふん、もう遅いから寝るわね」
「ああ、おやすみ」
それから姫愛はズボンを履くようになった。
「ふーん、玲花の密会ねー」
「玲花?」
ご飯を作ってたら姫愛が週刊誌を読みながら言った。
「人気巨乳グラビアアイドル、貧乳の敵よ! ふん――あれ、これよく見たら蓮じゃない、ちょっと蓮! これどいう事よ!」
姫愛が怒鳴りながら週刊誌を見せてきた。ん? この顔何処かで……
「あ、」
「あ、って何よ、まさか本当なの、この私と一緒に住んどいて、よりにもよってこんな巨乳なんかと! 信じらんない!「落ち着け」落ち着ける分け「オリジナルだよ」、オリジナル?」
どうや忘れてるようだ。
「何で俺が姫愛の家に住んでるだ」
「あ――で、でもそれとこの巨乳がどうやって知り合うのよ。相手は有名人なのよ」
「ガンツ部屋に行った時の事故、その人庇って巻き込まれたんだよ。テレビとかあまり見ないからそんなに有名人だと知らなかったんだ。多分オリジナルの方はその事故がきっかけで親しくなったんだろ」
「な、なんだ、それならそうと早く言いなさいよね。慌てたじゃない」
ふーん慌てたね、俺はニヤニヤしながら、
「何で姫愛が慌てるんだ、関係ないだろう」
「そ、それは、近くに世界一の女がいるのに他の女と付き合うあんたの目の節穴に慌てたのよ。けっして嫉妬とかそう言うのじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!」
「凄い見事なツンデレだな」
「ツ、ツンデレって、だからそういうのじゃ」
「はいはい分かった分かった」
「絶対分かってない!」
さっきまでの話題なんて忘れて俺達はその日はじゃれあった。
――――――――――――――――――――――
ギョーン ギョーン ギョーン
周りは人、動物、星人あらゆる生物の死体だらけでその中心には俺がいた。
感情のない機械のようにただ殺す。
俺は一体何をしてるんだ? そこにガンツスーツを着た集団が来て先頭にいたのは姫愛だった。姫愛! これはどうなってるんだ!
そう言ってるのに声が出ず俺の意思と関係無く体が勝手に動いていた。その手にはガンツソードを握って一瞬の内に姫愛に向かっていった。
おい! まさか――やめろ! 止まれ! 止まれーーーーーーー!
グサッ
「れ、蓮……」
そんな意思とは裏腹に姫愛の胸にソードが突き刺さった。まるで現実味の無い夢のようだ、そうだこれは夢だ、夢に決まってる。俺が姫愛を殺すなんてあるはずがない。ああ、早く覚めてくれお願いだ、これは夢なんだろう。
「ば、化物が! 死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」「死ね!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「死ね!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン ギョーン
ああ、やっと………………
――――――――――――――――――――――
「はっ、はぁはぁ」
姫愛の家に住むようになって父さん達の夢は見なくなっていたが、武者星人ぐらいからよく今の悪夢を見るようになった。何でこの夢を見るようになったのかは分からない、俺が姫愛を殺すはずが無いんだから。
初めてガンツ部屋に来てから十一か月、後ひと月で一年だ。この十一か月は、朝起きたら家事して調べもの研究偶に戸塚が遊びに来る、夜はガンツ部屋に行き星人と戦い、人が減ったり増えたりの繰り返しで変わりない。
和泉はすでに100点取って解放されている。みんなは和泉が強力な武器を選ぶと思ってただけに驚いてたが、俺は納得してた。彼奴はひょうほん星人に会った時から焦って怯えていたからな。星人と言えば一回だけミッション終了後に星人ぽい奴らに襲撃されたらしい、俺は先に転送されて知らなかった。西は相変わらず一人だ。
姫愛は武者星人から過保護になった、ミッション中は常に一緒にいるのは当たり前で、学校以外の時も一緒にいるぐらいだ。それによく鍛錬もするようになった。そんなに瀕死になったのが心配だったらしい。
調べものして分かった事があった、いずれカタストロフィが起きるというものだ。俺達はそのために戦ってるというのだ。そもそもカタストロフィとは何なのか詳しく調べても分からなくてただ起きるとだけ。西も知ってるらしくガンツの玉で時間が確認できた。姫愛と話し合って候補はあったが、俺はその中で星人が関係してると思ってる。たとえば大規模侵略、地球規模で星人達が暴れまわる、などだ。
どっちにしろ地球の秩序が崩壊すると分かったのでガンツ部屋から解放は無くなった、まあ俺達は最初から解放されようと思ってなかったが。解放されれば記憶が無くなるそれは姫愛が俺の事も忘れるという事だ。俺は忘れないから姫愛だけでも説得しようとしたが無理だった。まあ当たり前だ反対の立場だったら俺もそうする。そんな事もあり、あらためて戦う覚悟を決めた。
最近、髪が長くなってきたのでいっそうの事短髪にしようとしたら、姫愛に止められ、理由を聞いても焦ってるだけで何も言わなくて、戸塚に聞いたら苦笑いしただけだ。自分では顔は悪い方だとは思ってなかっただけにショックだった。結局少し切って後は結ぶだけになった。
ジジジジジジ
今回初参加は三人それに俺、姫愛、西、和泉の仲間三人組で合計十人だ。敵はゾンビ星人で転送場所は墓地だった。見た感じ何もいないがレーダーではすぐ近くに反応がある、という事はゾンビと言うだけに地面か。
「おいおいなんだ外出れんじゃん」
「健ちゃんここ怖い~早く帰ろ」
「おう、そう「ドゴンドゴン」っ! な、なんだ今の」
ドシャ
カップルの新人が帰ろうとした時に、墓の地面を吹き飛ばし敵が現れ、数が結構多い。見た目はまんまゾンビだが地面を吹き飛ばした事から力はそうとうあるので近づけないで、銃で倒す方がいいな。他の奴らもそう思ったのか離れて銃を構え始めた。
「お~なにこれ凄げ~超リアルじゃん」
「君! 迂闊に近づくじゃない!」
カップルの彼氏の方がゾンビの一体に近づいて行った。テレビか何かと思ったんだろうが、周りを見れば分かるだろうに。
「うっ、臭っ、そこまで再現しなくてもいいだろうに「ゔ~」お、何だ俺とやるってのかいいぜ来いよ。っ! いてっ、ちょ力強すぎ、たんまたんま。おい離せよお「ガブッ」いってー! 痛い痛い痛い、なんなんだよ誰か助けてくれよ」
「きゃー! 健ちゃん!」
彼女が急いで向かったがもう駄目だろう。俺達も助けられれば助けたがゾンビの数が多くて動けないし射線の邪魔になって撃てない。
「健ちゃん、やめて! どうしたの!」
どうやら彼氏はゾンビになったようだ。ゾンビと言えば定番だがやっかいだな、これでますます近づけなくなったが、
ギョーン ギョーン ギョーン
近づかかなければいいだけで、順調に倒していった。数もだいぶ減ったがカップルのゾンビは誰も倒してない。ゾンビになったとはいえ他の奴らと違って原型を保ったままだから躊躇ってるのだ。
「うわー! か、体が勝手に」
「おい武士! どうした!」
声が聞こえた方を見てみれば和泉の仲間三人組の一人が変な動きをしていた。どうやら体が勝手に動いてしまうらしい。何か異常は無いかxガンのレントゲン機能で見たが、これは、そういう事か!姫愛にも早く知らせないと!
「姫愛! 敵の正体は寄生虫だ!」
「寄生虫?」
「ああ、だからただ倒しても意味がない、レントゲン機能でよく見れば分かる。それと周りに気おつけろ今まで倒した奴らの分までいる」
「なるほどね、分かったわ」
三人組にも聞こえるように言ったのだが遅かったようだ。
数分後、周りにいた寄生虫達は倒したが、動きが変わった。俺達に向かって来てたのが、三人組の方に向かっていったのだ。そちらを見れば何とか原型は保ってるが筋肉が異常に膨れ上がっている、意識はあるらしくずっと「痛い」「助けてくれ」と喋り続けてる。くそっ、見た目が人間だからと後に回してのが仇になったか、こんなの
生き地獄だ。
見た目が人間とか言ってる場合じゃない、これは殺してやる事が救いだろう。姫愛の方を見れば銃を向けているがトリガーに指が掛かってない。やはりここは俺がやった方が、
「姫愛、ここは俺がやる」
「蓮……いいえ、私もやるわ。貴方だけに任せるわけにはいかない」
そう言ったの姫愛の顔にはさっきまでと違い覚悟ができていた。人を殺すと言う事の。
「そうか、なら一緒にやろう。チャージショットでやれば一回でできる」
数分もしない内に寄生虫すべてをロックオンできた。身体能力が上がっていたが単調だったから避けやすかった。新人三人が倒されていたので西がちゃっかり倒したのだろう。
「準備はできた。後はこのトリガーを押せば終わりだ……姫愛にまでやらせて悪い。俺の心がもっと強ければ」
「そんな事無いわ、私は嬉しい最近の蓮はどんどん強くなっていって、何処か遠くに行っちゃう気がしたから」
「姫愛……俺はずっとお前のそばにいる。絶対にだ」
「ちょ、な、何よ急に、こんな時にバカ。もう、それより早くやるわよ」
姫愛の後ろから両手を重ねxガンとショットガンを持つ。三人組とはあんまり親しく無かったが別に嫌いと言う分けじゃ無い、助けられた時だってある。
人を殺す事の罪の意識に耐えられるか、一人だったら無理だったかもしれない、だが俺には姫愛がいる。本当は一人でやりたかった、でも俺の心はそんなに強くは無い。誰かがいないと前も向けない弱い人間だ。
「ああ……三、二、一」
ギョーン ドシャッ
一斉に三人組が弾けた。
「うっ」
「姫愛、大丈夫か。つらいなら我慢しない方がいい」
姫愛が吐きそうになってたので背中を摩りながら聞いた。
「大丈夫よ。やっぱり蓮は強いのね、自分もつらいのに私の心配をしてくれて」
「そんな事、っ!」
言われて気が付いた。俺は何も感じていなかった、罪悪感や罪の意識は無くだからと言って、喜びや快楽なども感じない。道端の石ころを壊したような無機質なただ殺したとしか感じなかったのだ。
「蓮、どうしたの? 蓮聞いてる?」
姫愛が何か言ってるが耳には入ってこなかった。俺は自分が怖くなった。直感的に気が付いたのだ悪夢を見るようになった理由を、いや気が付いたじゃ無い、気が付かないふりをしてたんだ。自分の体が心が異常な早さで変わって行くのを。今までは相手が星人だから何とかなっていたが、今回は人間だそれも意識のある、それで何も感じないのはさすがに異常だ。元から感じないなら分かるが俺は感受性が高い感じないなんてあるはずがないのに。
いつの間にか家にいた、どうやら意識が外に向かってなかったようだが、完全記憶があるおかげで思い出せる。あの後はすぐ転送され生き残ったのは俺と姫愛と西だけで、俺が百点を取って強い武器を選んでいたようだ。それから話すことも無く家に帰ってきた。無意識に姫愛に聞いていた、
「なあ、俺は人間に見えるか」