アクセル・ワールド ――もうひとつの世界――   作:のみぞー

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第1話 バーストリンク

 

 

 マサトがその見知らぬアイコンをタップしたとき、アイコンから勢いよく噴き出した炎が彼の体を覆いつくした。

 マサトはおもわず驚き身をすくめるが、すぐにひとつの事柄に気がつく。

 

 ――熱く、ない……

 

 そう、アイコンから噴き出る炎は現実のものではなく、ニューロリンカー越しに見える仮想のエフェクトだったのだ。

 そうとわかればこれから何が起きるのか少しは冷静に見れるかもしれない。しかしそこでマサトは母親からの言葉をふいに思い出す。

 ――不用意に見知らぬアイコンをタップしてはいけません。もしかしたらそれはウイルスで、マサトの大事なゲームのデータを消してしまうかもしれませんよ――

 もしかしてコレが!? 若干涙目になりながら慌てふためくマサトをよそに衰え知らずに燃え盛る炎のエフェクトはどんどんと次の段階へと進んでいく。

 マサトの周りを暴れ、うねっていた炎は徐々に彼の目前に集まりだしひとつの文章をかたどるのだった。

 

 《 WELCOME TO

   THE ACCELERATED WORLD 》

 

 ――うえるかむ……とぅー…………読めない……

 

 最初の英語はよくゲームの最初に登場するので教えてもらったことがあるので知っていた。

 ようこそ! と、歓迎している言葉らしい。

 しかし、その後に続く言葉の意味がわからない。このままずっと表示していてくれるのならば翻訳ツールを使って一生懸命訳すのだが……このソフトのインターフェイスはそんなに優しくないらしい。

 空中に浮かぶ文字はすぐに消え、マサトの前に先ほどのものとは異なるが、再び長々と英文が書かれたウインドウが現れる。

 

 いくら四六時中ネットに籠もっているマサトでもやっているゲームは全部日本製だし、全て子供向けのものなのでマサトにとってこんな難しい英語の羅列は宇宙の遥か彼方に存在するかもしれない宇宙人の言葉にも等しかった。

 

 しかし、一応歓迎されている? ことからウイルスの類ではないと考えたマサトは好奇心の赴くままにウインドウをスクロールしていく。

 所々知っている単語を読み解いていくと、《Attack》《HP》《Win!》《Point》などとゲームでおなじみの単語がよく出てくるではないか。

 もしかして一括で他のゲームと一緒にインストールしたあと忘れていたゲームのアイコンだったのかもしれない、そう考え始めたマサトがついにウインドウの一番最後へとたどり着いた。

 

 そして、その最後に書かれているこの文だけは意味がわかった。“言え”といっているんだ。この単語をはっきりと口に出せと。

 

 いったいこの先何が起きるのか、すこしの不安もあったがそれを覆い隠すほどの興奮がそれを見えなくしてしまっていた。

 

 ――もしかしたら外国のゲームが出来るかもしれない。

 

 長い入院生活で病院から配布されている無料のゲームは飽きるほど遊んでしまったし(それでも娯楽がコレしかないから遊び続けているが……)、コミュニティで時折見る他の子供たちがズルして手に入れた銃を撃ち合うようなゲームの話はとても面白そうだった。海外のゲーム会社が出しているゲームは大抵そういった類のゲームらしい。

 そう、この最後に書かれている“魔法の言葉”を唱えるだけでそんな銃をバンバン撃つ刺激的な世界へとたどり着けるかもしれないのだ。

 

 ――い、一回くらいいいよね?

 

 もしこのゲームの周りのプレイヤーがみんな外国人でも、ボクが子供だと気付いて追い出す大人がいても、一回くらいそういうゲームでも遊んでみたい。……いいじゃないか、誰にも迷惑をかけるわけじゃないんだし。

 

 マサトはそう誰かに言い訳しながらその“魔法の言葉”をたどたどしく唱えるのだった。

 

《 BURST LINK》と。

 

 

 

 

 次の瞬間マサトの耳に届いたのはガラスが割れたような、近くで電気が走ったような甲高い音だった。その音にビックリして思わず目をつむってしまったが、次の音が聞こえないため恐る恐る目を開けてみる。

 

 するとマサトの世界は青く染まってしまっていた。

 

 天井も、壁も、花瓶も、窓の外の景色だって、全てが明るい青のペンキで塗られたような色になっている。

 ……でも、たったそれだけなのだろうか? ゲームのオープニングもなければBGMも流れない。

 結局あの英文はゲーム内容ではなくもっとほかの事を示していたのでは? ただ単にボクが勘違いしただけ? マサトは期待していた分だけより大きく気を落としてしまう。

 

 ただの視界を青く染めるだけのAR拡張アプリ、こんな景色もいつもと趣が違って綺麗だからいいのだけれど……あの興奮を返して欲しい。

 

 マサトはこのまま昼間で寝てしまおう、とショックを抱えたまま“ベッドへと入ろうとした”。

 

「えっ!?」

 

 ベッドに入り込もうとしたところで気が付いた、ベッドにはすでにもうひとりのボクがいるではないか! いや、それよりもさっきまでボクは2本の足で立っていなかったか? 補助台を使わなきゃまともに立てないくらい弱った僕の体が!? マサトは驚きそのままに自分の姿を見下ろした。

 

 その手には指がなく、ただの厚みがあるヒレがあるだけ。お腹は真っ白で真ん丸い。そのお腹の先から申し訳程度に三本の黄色いつめが突き出ている。

 手を口に持っていくとソコにあるのは2つの三角形の底辺をくっつけた様な黄色のくちばしが浮かび上がっていた。

 そこまで確認してようやくわかる。これはマサトがVR内で使っているデフォルメされたペンギンのアバターだ。

 

 つまりこの世界は現実世界ではなく、仮想世界だっていうの? こんなにもリアルなのに……。ベッドのシワまで再現されたこの世界のことをマサトは考え始めていく。

 こんな仮想世界いったい何に使うんだろうか、部屋の模様替えシミュレーション? ゲームだったらパーティーを決める前の待機場所にでも……ッ!?

 マサトはさっきのアプリがこの青い世界を見せるだけのものじゃないことに気がついた。

 

 もっと先があるんだ!

 

 ペンギンとなってしまったマサトは短い手足を必死に動かし、ベッドの脇に腰掛ける。そして再びニューロリンカーのアイコン欄を呼び出すと《ブレインバースト》のアイコンをタップした。

 

 すると開いたメニューの中に《マッチング》の文字を発見。マッチングとは同じゲームを楽しんでいるほかのプレイヤーと競ったり協力したりと一緒に遊びたいとき、そのプレイヤーを指名するため使う機能だ。

 

 マサトは迷わずその文字をタップ、すると英語表記の名前がずらりと一覧に現れた。

 おそらく今一緒に遊べるプレイヤーの名前なのだろう。ウインドウに表示される名前の数は5人、スクロールバーをタップしていくと大体20回でバーが一番下まで来たことからおおよそ100人のプレイヤーの名前がここに載っていることになる。

 

 マサトは迷いながらとあるプレイヤーの名前をタップ、その後何らかの確認画面が表示されたので――このプレイヤーと遊ぶということでいいのか? という確認だろう。それもOKをタップする。

 

 するとライトエフェクトと共に世界の形が変わっていくではないか!

 マサトのいた仮想の病室は消えてなくなり、光と共に再構築されたのはどこかの商店街。上り始めていた太陽は消え、代わりに優しい月の光が世界とマサトを包み込んでいく。空気中には何らかの粒子が浮かんでいるのか月の光を反射してキラキラと舞い踊り、とても幻想的な世界を作り出していた。

 

 そして変化していたのは世界だけではなかった。

 

 いつもより目線が高くなったマサトが地面を見下ろすと、地面に敷いてあるピカピカのタイルが反射して映し出すのはさっきまでのペンギンアバターではなく、そのタイルにも負けないくらい光り輝く銀色の人型だった。

 

 目を覆うV字型のバイザーに、額から生えた4本の角、真ん中の2本は細めで天めがけて上に鋭く突き出ており、残りの両端にある太い2本の角は大きく湾曲し彼の頭の後ろへと流れ出ていた。

 体のほうも両腕、両足は太く逞しい。しかし間接部を見るとその部分だけは細くなっており、どこかもろそうだ。胴体も胸、腹、腰と三つのパーツがつなぎ合わさって出来ているようで屈伸させると腹の部分がパーツとパーツの隙間へと沈み込んでいくような形となる。

 このようなギミックを持つおもちゃをマサトは知っていた。「超可動」と名前のつくアニメキャラの人形がこのような仕組みをしているのをネットで見たことがあるのだ。

 

 つまりボクはおもちゃ……なにかのアニメキャラクターになってしまったのか? しかしこんなの見たことがない。外国のキャラクターなんだろうか……。マサトが自分の体をぐいぐいと捻りながらどれくらい動くのか確かめていると、いつの間に接近してきたのかひとりの男の声がマサトの後ろから聞こえてきた。

 

「うおぉー! 何それ、すげーかっこいいじゃん! そんな全身ピカピカした奴見たことねーぞ!」

 

 マサトが振り向くとそこには綺麗な青い鎧を着込んだひとりの剣士がこっちを指差しながら叫んでいるところだった。

 

「キミは?」

 

 初めて出会うこのゲーム?の登場人物に疑問を投げかけるマサトだったが――

 

「お前から挑んできてそれはないだろー。オレは……えーっと、なんていったっけ……確か、ら、ぴす……そう! ラピスラズリ・スラッシャーだ!」

 

 顔を右上に向け、何かを読んでいる仕草をした後、青い剣士はそう名乗った。

 マサトも視線をそちらの方に向けると、今まで気が付いていなかったが自分の視界の上にはカウントダウンされているドラムロール、その両端から伸びる青いバー、そしてそれぞれのバーの下にある2つの名前がそこにあったのだ。

 

 ひとつには《LAPIS LAZULI SLASHER》の文字が、先ほど剣士が名乗ったラピスラズリ・スラッシャーと読めるのでコレが彼の名前なのだろう。

 するともうひとつはボクの……。マサトがもう片方の名前を見上げるとそこには……

 

 

PLATINUM(プラチナム) DRAGONEWT(ドラゴニュート)

 

 

 そう書かれていた。しかし――

 

 ――これも読めない……

 

 このアプリを起動したときと同様にマサトは見たことのない英単語を読めないのだ。

 とりあえず、自分の名前を読めるらしい青い剣士にマサトの名前を読めるかどうか聞くことにした。

 

「ねえねえ、ボクの名前なんて書いてあるかわかる?」

「ええっ!? うーんっと……ぷ、ぷらちぬ……ぷら……

 ええーっい! わかるか! そのくらい昨日のうちに調べとけよ、もう!」

 

 青い剣士もマサト同様自分の名前以外は読めないらしい、それよりも昨日調べろという言葉が気になった。

 

 昨日? なぜ昨日の内に調べられるのか、そもそもこの名前は勝手に付けられたものだし、このゲームを起動したのだって今日が初めてだ。

 そんなマサトの疑問を口に出して青い剣士、スラッシャーに伝えると、彼は「そうだったのかゴメンゴメン」と軽く謝りこの世界のことを説明してくれた。

 

「といってもオレもあんまり詳しく知らないんだけどさ。一昨日差出人不明のメールがオレの元へとやって来て、そこには新しいゲームを遊んでみませんか?って内容の文章と《BB2039》っていうアプリケーションがくっ付いてきたんだ。

 

 普通だったらそんな怪しいアプリインストールしないんだけど……最近は今までやってきたゲームに飽きてきちゃってたし、ものはためしでインストールしちゃったんだよ。付いてきたゲームをやるための説明書にはインストールしたらニューロリンカーを外さずにそのまま一晩寝てくださいって書いてあったからそのまま一晩ほっといて、昨日初めてゲームをプレイしてみたんだけどさ。これがスゲーのッ! スッゲーリアルだし色んなところぶっ壊せるし!

 

 それにオレと同じような子供たちがいっぱいいてさ、何度か色んなやつにマッチングしてみたけど大人はひとりもいなかったかな。まあ、その中の一人があの長いちんぷんかんぷんの英文を訳したみたいで、これは格ゲーだって言うんだ。

 格ゲーって知ってる? 知らないか。プレイヤー同士が殴ったり蹴ったりしながら戦って、あの上にある相手の青いゲージ……HPだな、あれを先に0にしたほうが勝ちってゲームさ!

 

 野蛮、だなんて言うなよ。男ならワクワクするもんだろ? ……そうだろ!?

 とにかく、これは格ゲーなんだ。対戦ステージは挑戦された奴のいる東京のどこかから始まる。凄いきれいでリアルだろう? このステージは比較的建物が残ってるけど他の対戦ステージは家が木になってたり岩になってたりするんだ! どれもスッゲーぞ!

 

 うーん……オレが知ってるのはコレくらいかな。とりあえずお前の技を確認してみろよ。ゲージの下の名前を触れば出てくるから……」

 

 

 通常、マサトたち小学生以下のできるゲームといったらパズルやクイズ、後は可愛い外見(キノコとか切り株みたい)のモンスターを倒していくほのぼのファンタジーしかない。なのでマサトはスラッシャーから語られた衝撃の事実、男の子なら絶対に憧れる燃えるようなゲーム内容にワクワクしながら自分の技を確かめてみた。

 

 まず一つ目、手を腰だめに構え、真っ直ぐ突き出す《PUNCH(パンチ) !》

 ……二つ目、右足を引き、そのあとそのまま前に脚を突き出す《KICK(キック) !》

 そして最後、腰をしっかり落とし、そのままお尻を相手に突き出す《TAIL(テール) ATTACK(アタック) !》 コレが必殺技である。

 

 マサトは今まで気がつかなかったがこの必殺技を見てようやく自分の尾てい骨から生える大きな尻尾の存在に気がついた。

 腰を覆うような太い根元から、先端に向かって段々細くなっていく銀色の尻尾。

 どのような原理で動いているのかわからないが、マサトに意思に従って右へ行ったり左へ行ったり。どうやらこれもマサトの体の一部として操れるらしい。

 

 それにしてももう少しカッコイイ技はなかったのだろうか……。

 スラッシャーに通常技をひとつ見せてもらうと、スラッシャーの手に持つ幅の細い諸刃の剣が、その持ち主と同様の深い蒼のエフェクトを纏いながら二閃、三閃、商店街の建物をバラバラに断ち切っていた。

 

 マサトも一応通常技の確認のため1回、2回試しに放ってみるが…………想像した以上の派手さは一切なかったといっておこう。

 

 

「さーって、時間もないし確認が終わったらぼちぼち対戦するか!」

 

 スラッシャーのその言葉にちらりと画面真ん中上方にあるドラムロールを確認ずると最初は1800秒もあったその数字はもう4桁を切ってしまっていた。

 

「うん、やろう!」

 

 これ以上確認することはなにも無い。

 マサトはスラッシャーから数歩距離を置き、万全の体制の剣士に向かって構えを取る。

 といってもこの構えは適当だ、ケンカもしたことが無ければヒーローゴッコもしたことの無いマサトにとって戦闘前の構えはただ両手の拳を握り、前に突き出すだけしか出来なった。

 

「いっくぞー!」

 

 マサトから仕掛けるつもりが無いことを感じ取るとスラッシャーは片手剣を頭上に振り上げながらマサトへと思いっきり突っ込んできた。

 

 ――速い! そして……怖い!

 

 初めて感じる相手からの攻撃の意思と、刃物が当たった時の痛みをつい想像してしまったマサトが出来たことは両手を顔の前まで上げて首をすくめることだけだった。

 

 

 

 

「取った! うおおぉおー!」

 

 しかし、それはスラッシャーにとっての必勝パターンだった。

 昨日も大抵のプレイヤーはこの大降りの攻撃を見るだけで足がすくみ、その場に縮み上がってしまうのだ。スラッシャーはその防御ごと相手の体を断ち切ることでさらに相手の闘争心を削り、そのまま一方的に攻撃して勝利を収めてきた。

 

 そう、いくら体が大きく、戦いに適している体になったといっても中の少年少女はまだ小学一年生。かわさなきゃとわかっていても体が怖がってしまうのだ。

 

 スラッシャーはこの銀に輝く巨体の男も今まで通り一方的な攻撃だけで終わるだろう。そう考えていた。

 しかし、実際にはそうならなかった! なぜか!?

 

「な、なにいっ!!」

 

 腕ごと断ち切るつもりでいたスラッシャーの一太刀をマサト、いやプラチナム・ドラゴニュートはその輝く腕で完全に受け止めていたからである。

 

 

 

 

 甲高い金属音と共に自身の腕とスラッシャーの剣が打ち合ったことを感じたドラゴニュートだったが、思っていたよりも全然痛みを感じない……。その感覚を不思議に思い、そっと目を開けるとそこには驚愕の表情(見た目兜に覆われわからないが……)を浮かべるスラッシャーと、その剣を受けて傷ひとつついていない自分の腕が写っているのだった。

 

 ドラゴニュートはもちろんスラッシャーも今はまだわかっていないことだがドラゴニュートの体を構成している金属《プラチナ》はこの格闘ゲーム《ブレインバースト》の中で《メタルカラー》という防御力に秀でた属性であり、その中でも貴金属であるプラチナは切断攻撃にめっぽう耐性があるのだ。

 

 そんな属性の違いをまだ理解していない二人にとって、この一幕はよほど驚愕だった。

 特に今までこの戦法で勝ってきたスラッシャーがうけたショックはドラゴニュートが受けた衝撃よりもよりも何倍も大きかった。

 

 その一瞬の隙をチャンスと思ったドラゴニュートは左手で剣を受け止めたまま練習どおり右手を腰に当て、そのままスラッシャーに向かって真っ直ぐ拳を突き出した!

 スラッシャーはその攻撃が目前に迫った時ようやく気がついたが、時すでに遅くドラゴニュートの通常技を無防備に喰らってしまうのであった。

 

 《メタルカラー》はその自身の体の硬さと重さから攻撃力にも秀でており、その攻撃を喰らい派手に建物内へと突っ込んだスラッシャーはHPバーの約4割近くを削られてしまう。

 

 

 ――すごい! この体はすごいぞ!

 

 

 ドラゴニュートはスラッシャーをぶっ飛ばした自分の右手を握ったり開いたりしながらこの体がいかに素晴らしいかを実感していた。

 普段、病室のベッドに縛り付けられている自分の体が同じようなことをしたとしたら逆に自分の腕がダメージを受けてしまうに違いない。

 それがこの体ならどうだ! スラッシャーが突っ込んでいった建物は最早瓦礫の山となっている。

 それなのに自分の腕には痛みどころか傷ひとつないではないか。

 

 いくらゲームの世界だとは言え、普通なら絶対出来ない破壊と暴力を行なえる背徳感と、この体だったらなんでもできるだろうという万能感にドラゴニュートは打ち震えるのであった。

 

 

 

 


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