見づらかったらすみません。
今回も暖かい眼でご覧ください。
「補習って連絡するの忘れてバイトかなり遅刻しちゃった、2人とも怒ってないかな」
ココアは学校の補習がありいつもより遅くなってしまい急いで帰っていた。ラビットハウスに着き、制服に着替えようとするココアだったが、なぜかロッカーに制服がなかった。チノに確認しようと店内に行ってみると
「遅れてごめん!ところでいつもの制服がロッカーになかったんだけ……ど?」
そこには、赤色のツインテールの女の子がココアの制服を着ていた。
「あ! おかえりなさい」
「それは私の制服!もしかして私 リストラ!?」
驚きで叫ぶココアであった。
「チノーこのもこもこしたのかわいいな!倒したら経験値入りそう」
そんなやり取りしてると置くから濃紺の短髪の女の子がティッピーを頭に置いて倒そう(?)としていた。
(!?)
「リゼちゃん!?いつの間にこんなちっちゃく……!?」
「ちっちゃ……!?」
「あれよく見たら違う(制服が同じだったから)」
「リゼってこの制服の持ち主?」
「マヤさんティッピー返してください。」
「あとこれ(リゼの銃)もロッカーにあったけど裏の仕事も引き受けてるの?」
「リゼちゃん!大変なもの置き忘れてるよ!」
「2人は私のクラスメートです。」
「マヤだよ」
「メグです」
「ココアさんもリゼさんも帰りが遅いので……ちょうど遊びに来ていた2人が手伝ってくれてたんです。」
「本当にごめんね。そういえばシノンは?」
「シノンさんはいつも通り奥で働いてくれてますよ。」
「…………………………おかえり」
シノンが奥から出てきた。
「う~ごめんね~2人とも。それにしても2人とも制服よく似合ってるよ!あともう2色増えたら悪と戦うのも夢じゃないよ!」
「マジで!?私ブラックがいい!」
「私 ホワイト~」
「何と戦うんです?」
「う~んライバル店かな?」
「ただの営業妨害じゃないですか」
「…………………………」しょぼ~ん
「?シノンさんどうしたんですか」
「…………………………余」
「ん?何て言ってんだ?」
「わかんないよ~」
「えっ~とね〝ココア姉達2人と3人合わせて5人……俺余らない?〟だって!大丈夫だよシノン!シリーズの中には6人もいるわけだしシノンは余らないよ!」
「そこ気にするんだ~」
「そうだねぇ~」
「シノンさん、可愛いです。」
メグはココアに申し訳なさそうに声をかける。
「えっとココアさん……」
「あ、私の事はお姉ちゃんって呼んでね」
「気にしなくていいので」
「チノちゃん羨ましいな~こんな優しそうなお姉ちゃんと一緒に暮らせて」
「!?」
「いえいえ姉らしい事は何も出来てませんが~これパンのお裾分けだよ」
どこからともなくパンを取り出すココア。
「わぁ~ありがとうございます! (モグッ )!? お料理も上手!どうしてこんな素敵な人って教えてくれなかったの!?」
「ココアさんはパンしかまともに作れないんですよ!?それに、そういうことであればシノンさんのほうがいいです。」
「シノンさん?」
メグがシノンの方を向く。
「…………………………??」コテン
「そうです。優しくて、料理も出来てすごく素敵な人ですよ。」
「…………………………そんなこと………………ないよ」
「チノがそこまで言うなんて!」
「シノンさんって呼んでいいですか?」
「…………………………呼びやすい…………ので………………呼んで」
「じゃあシノン兄さん?」
「…………………………んっ」
「シノン!ずるいよー!」
シノンの肩を揺らすココア
「……………………………………ん?」
少し困るシノンだった。
そんなやり取りしているとリゼが慌てて入ってきた。
「すまない!部活の助っ人に駆り出されて…………」
「あ リゼちゃん紹介するね 私の新しい妹達です!」
そう言いながらマヤとメグをぎゅっと自分の方に抱き寄せるココア。
「状況がよくわからないが嘘をつくな」
「そうだ!私としたことがアレをなくしてしまったんだが…誰が見てないか?」
「もしかしてこれ?(リゼの銃)
あとコンバットナイフも入ってたけどこっち?」偽物だよな
「リゼェェーーー!!?ウチに物騒な物を持ち込むでない!」
「………………………………危ないよ」ちょんちょん
マヤの、肩を突っつきながら声をかける。
「え~大丈夫だって……うわ!?」
マヤが足を滑らせ転ぶ手に持ってたナイフはそのまま近くにいたシノンの方へと行く。
「…………………………ッ!」
シノンは咄嗟に後ろに飛び紙一重で避けてバク転する要領で足でナイフを蹴りあげた。なるべくマヤの手を傷つけないように蹴り飛ばしそのまま着地して、転ぶマヤを受け止めて、落ちてくるナイフを器用に空中でキャッチした。そして、マヤに向けて一言
「……………………大丈夫?……………………怪我ない?」
「え、あ、うん」かぁ~~
「………………うん………………気を付けてね」ニコッ
「うん、ごめんなさい」
「………………大丈夫だよ」
「シノンさんすごい身体能力です。」
「シノン!!家のトレーニングに参加しないか!?」
「………………」フルフル
リゼの誘いにゆっくりと首を横に振るシノンだった。そして、他の人達は何故こんなに身体能力がいいのか気になったがリゼとシノンのやり取りで聞くことが出来なかった。
「それよりもシノン返してもらっていいか?」
「…………………………うん………………扱い……………………気を付けてね」
(そのやり取りカッコいい!)
「リゼって役者めざしてるの?それともミリオタ?んでシノン兄は何か武術やってたの?」
「ミリオタってなんです?シノンさんはわかりませんけど」
「まぁいいか。私もCQCとかできるよ」
そう言いながらもリゼとシノンに向かって構えるマヤ
(昨日見たテレビの真似だけど)
「マヤちゃん、また変な影響受けてるー」
「こいつCQCに精通しているのか!?年下ながら軍の関係者か!?」
「…………………………………………違うよ」ポンッ
「わ、わかってるぞ!」
シノンはリゼの肩に手を置きそっと言う。恥ずかしいのか少し顔を赤くして言うリゼだった。
「シノン兄はなんかやってたの?」
「……………………う~ん………………内緒?」
「え~」
頬を膨らませて不満ですと顔で訴えるがそれをスルーするシノンだった。
「リゼって立ち振舞いが普通の女の人と違うね~憧れちゃうな~」
「やっぱり私って浮いてる!?」
「ココアちゃんを私の目標にするね」
「そんな事初めて言われた……!お姉ちゃんって呼んでいいよ!」
マヤとメグがチノに興味津々に聞いてくる。
「「チノはどっちに憧れてる!?」」
チノは少し考え言葉を発する。
「強いて言えば……シャロさん?かシノンさん?」
「「ですよね!」」
「………………………………俺?」
「は、はい。シノンさんは私のあ、憧れなので」
「………………うん…………………………ありがと」ニコッ
「い、いえ」かぁ~
チノはこっそりと心の中でいつか、兄さんと呼ぶことをひそかに決めた。
「じゃあ今日はリゼちゃんと一緒にお客さんしてようかな」
「なんか新鮮だな」
2人は席にすわり今日はお客様をすることにした。
「メグちゃん コーヒー豆は生のまま食べない方がいいよ」
「あはは、知ってるよ」
「え!?常識!?」
「親の影響受けると殺伐とした考えが染み付いて大変だよな お互い」
(? お互い?)
ココアがメグとリゼとマヤが楽しそうに話している。
そこにシノンがケーキを持ってきた。
「シノン?」
「…………………………サービス」
「おぉ!ありがとシノン!」
「いいなぁ~」
羨ましいそうに、見てくるマヤとメグ
「…………………………大丈夫だよ。」
「「え?」」
「………………休憩……………………?」
「えっとね〝休憩時間に2人の分も準備してあるよ。ただ俺の作ったチーズケーキタルトだけど大丈夫?〟だって」
「わぁ~ありがとうございます!」
「全然OKだよ!」
そんな様子を見ていたチノは少し落ち込んでいた。
「……おじいちゃん……この気持ちは何なんでしょうか……」
「う~む」
「…………………………んっ」
「シ、シノンさん?」
いつの間にか戻ってきたシノンはチノの頭にいるティッピーを持ち上げチノの頭に手を置くとゆっくりと撫でで
「…………チノちゃん…………………………あるよ?」
「えっと〝私の分もあるから大丈夫だよ〟ですか?」
なんとなく解読したチノは不安そうにシノンに聞く。
「…………………………」コクッ
シノンは頷き少しにっこりと笑う。
「良かったです。」
それに安堵するチノ。しかし落ち込んだ気持ちは消えなかった。
「あんこに会うついででもチノちゃんが私に相談してくれるなんて嬉しいわ。シノン君も来てくれて嬉しい♪」
「………………………………ん」ヒラヒラ
シノンとチノは甘兎庵にきていた。チノはこのまえの相談をするためにシノンは付き添いとして来た。千夜のお礼に手を振りで答えた。ぽつぽつと千夜に相談し始めた。
「あれから2人が時々来るようになって私だけ置いてけぼりな感じなんです」
(シャロちゃんに教えたら何て言うかしら)
「それに……もやもやするんです」
「嫉妬してるのね」
「しっと?誰にですか?」
「自覚がない!?」
チノの答えにびっくりする千夜
「………………………………嫉妬……してるの?」
「シノン君も気づいてなかったのね」
「シノンさんは嫉妬したことあります?」
「………………………………?…………みんな…………すごいから…………羨ましいかな」
「シノンさんの方がすごいかと」
「何故か照れるわね」
「ココアさんは年下だったら誰だっていいんです。みんな妹なんです」
(誤解を招く言い方だわ)
「リゼさんはマヤさんに親近感を覚えてしまったみたいですし」
「それは何か勘違いしてるんじゃないかしら」
「メグさんもマヤさんもまるで私の事を忘れてしまってるみたいでした。」
「考えすぎよ」
「………………大丈夫………………忘れてないよ」
「そうでしょうか」
チノが少し落ち込むと千夜がチノの手を持ち上げて眼をキラキラさせながらいう
「寂しいならいっそのことウチの子になっちゃいましょ♪」
「ややしいことに」
「シノン君もウチの子になっちゃう?」
「…………………………」フルフル
静かに首を振り
「…………家族は………………あの人達だけだよ」
そう少し遠い目をしていうシノンだった。
そんな相談をしていると後ろから声をかけられる。
「あの……もしかしてラビットハウスのお孫さんでしょうか」
「?はい。うちの常連さんですか?」
不思議そうに答えるチノ
「学生だった頃は……でも最近は心の準備が……もやもやしてしまう気持ちわかります。とても大切な人達に囲まれているんですね」
(相談に乗ってくれてる……?けどなんで目を合わせて話さないんだろう変な所で恥ずかしがり屋に違いない)
(背中合わせで話してるわ……)
「………………ん?」
シノンの席からは後ろ姿が見えたため、どこかで会った気がしていた。
そう言いながら席を立つ青山
「では私はこれで。お会計お願いします。」
「青山さん今日の執筆は進んだの?」
千夜が青山さんに聞く。
「いいえ全く」
(不思議な人だ……)
「……………………………………やっぱり」
「やっぱり?」
チノがシノンに聞いてくる。
「…………うん…………この前…………ココア姉…………あってた。」
「あの小説家さんですか」
「…………………………うん」
「私ったらダメねチノちゃんの相談きちんと乗れなかった」
「そんな事ないです。」
「聞いて貰えて心が軽くなりました。」
少し微笑んで答えるチノ。するとドアが勢いよく開きシャロが入ってくる。
「リリリリリゼ先輩に妹が出来たってどう言う事!?」
「メールしてたんですか?」
「フフフッ」
「………………大丈夫………………なってないから」
「ほ、ほんと?」
「………………うん」コクコク
頷き頭を撫でるシノン
「ちょっ子供扱いしないでよ!」
「………………?………………う~ん」
シノンは少し考えるとシャロの手をそっと自分の口元まで持っていき。
「……………………これでいい?」
そう言いながらも眼を細める(手にキスはしていない)
「あ、あわわわ、」かぁ~
「シノンさん意味がちょっと違います。」
「むしろあってる気がするわ」
「…………………………?」
次の日のラビットハウスにて、ココアとリゼが話している。
「ねぇリゼちゃん。私チノちゃんがあの2人と仲良くしてるの見てたら、嬉しいけどちょっと寂しくなっちゃったんだ。きっと私の知らないチノちゃんの一面をいっぱい見てるんだろうな」
「わ 私だってそう言うのわからなくもないぞ?私だけここに住み込んでないワケだし……」ごにょごにょ
「え?何か言った??」
小さい言葉で言って聞き返すココアに少し恥ずかしそうに誤魔化すリゼ
その様子を奥から覗くチノとシノン
「……シノンさん、もやもやしてたのは私だけじゃなかったみたいです」
「…………………………うん」
少し微笑みティッピーを持つシノン
「やっぱこの4人で仕事してる時が一番落ち着くね~」
「そうかもな」
「コンビネーションもとれてるもんね!」
「そうでしたっけ」
「リゼちゃんがコーヒー豆挽いたりシノンがお料理してチノちゃんがお客さんに運んで私は……日向ぼっこ?」
「サボるな」
シノンは厨房にてティッピーと少し話していた。
「…………………………チノちゃんは………………大丈夫…………そうだね…………ね?ティッピー」なでなで
(こやつは本当にチノのお兄ちゃんになってきてるの)
そんな様子を見ながら微笑ましくなるシノンとティッピーだった。
チノ達の学校にて
「あっチノちゃんおはよー」
「その……もう具合大丈夫?」
心配そうに聞いてくる、マヤとメグ。
「何のことです?」
「最近元気なかったじゃん?」
「声かけにくかったから心配だったの。我慢しちゃ駄目だよ?」
「そうそう、変なとこで遠慮するからさー」
「……大丈夫ですよ。今、治ったみたいです」
「今 治ったの!?」
「なんで?」
笑って答えるチノに治ったことにびっくりするマヤとメグだった。
これが無口な少年と妹達との出会い再びだった。
新コーナーを作ってみました!シノンが何を言ってるのか予想してください!答えは次回の投稿で!
では、シノンさんどうぞ!
「………………………最近……………………気を…………………………………って!」
さぁ!シノンはなんと言ってるでしょうか!ヒントは最近の出来事についてです。