しばらく更新出来ずすみませんでした。
次は関羽を書く予定で、アンケートを見たらまさかのネタ枠のタカヒロが一番多くビックリしました。
親子のデートって、難しく時間がかかってしまいました。
タカヒロのキャラを掴めているのかわからず恐らく所々これ誰?があるかもしれません暖かい目でご覧ください。
ある日、妻が死んだ。私達の娘であるチノを残して…………今思えばその時からだったんだろう。チノがあまり、笑わなくなったのは随分と大人馴染みてしまったのは
そんな、チノが中学生になり今年の春から近くの高校に通う二人の子が家に下宿することになった。
どんな子が来るのかわからないが、どうかチノが良い方向に行ければと願う。
そして、遂に下宿の子達が来た。
一人はココア君。
ストロベリーブロンドの女の子。明るく元気で、チノとは正反対な感じがする。
だか、その明るさのおかげかチノが前より明るくなった。
恐らくチノに言えば怒るだろうが、本当の姉妹のように見える。
そして、もう一人ココア君の義理の弟である保登 シノン君。
黒髪でその、髪は目に少しかかるくらいで目付きは鋭く、ココア君よりも身長は少し高い。
そんな、彼は無口な少年。
必要最低限のことしか話さない。
話しても一言か普通の人の五分の一しか喋らないのだ。
そんな彼だが、性格はとても良いと言えるだろう。
優しく仕事には真面目な青年である。強いて駄目なところをあげるなら天然で鈍感な所だろうか?
彼は、思ったところを恥ずかしげもなく言うのだ。
日曰く可愛いと日曰く撫でたりなど……彼は他意が無い分余計にタチが悪い。
そんな、彼シノン君と私タカヒロは…………2人で街へ買い物に来ていた。
「いや~すまないねシノン君。買い出しに付き合って貰って」
「……………………いえ、大丈夫です。」
そう、私達2人はラビットハウスの買い出しに来ていた。もっとも喫茶店というより夜のバーの買い出しである。買い物内容はボトルのストックが切れたのと新しいグラスやメニュー開発のため他店を観察するためである。
「さて、まずは軽く見て回ってそこからお店を決めよっか。」
「……………………はい」
「……………………」
「……………………」
か、会話がないな。確かにシノン君は当たり前だが私もそこまで饒舌ではないからな
確か、ココア君なら話してなくても会話が出来るらしいが……あいにくそんな能力は持ち合わせていない。
「シノン君、最近どうだい?」
「………………?」
ま、まずい接し方がわからない父親みたいな態度をとってしまった。
「……………………元気……ですよ?」
「あ、あぁ良かった。家のチノが迷惑を掛けてないだろうか?」
「………………」フルフル
「違う?」
「…………むしろ………いつも………助けて…………貰ってます。」
「そうか……」
そんな、途切れ途切れの会話を続けながら私達は目的の1つ酒店に着いた。
ここは、親父の時からの付き合いで酒と言ったらこのお店なのである。
お店に入ると奥の方に新聞を広げながらだるそうに座ってる老人がいた。
髪は白髪で老人と思えない筋肉をしている。
本人曰く酒と筋肉は裏切らない………だそうだ。うむ、よくわからない。
「おう、らっしゃい!」
「どうも」ペコリ
「……………………」
「お?タカヒロか、なんだぁ?随分と久しぶりじゃねえか!?」
「えぇ、ご無沙汰しています。」
「んで?隣にいるやつは誰だぁ?」
「家で下宿してる保登 シノン君です。今日は買い物に付き合って貰っているんです。」
「………………こんにちは」ペコリ
「おう。んまぁ、ゆっくりしてけりゃ」
「………………」ペコリ
そうして、タカヒロは店内を回りながらお店に必要な酒を探していく。
シノンは適当にぶらつきながらお酒を見ていた。
その時少し後ろから声をかけられる。
声をかけてきたのは店主だった。先程はなかった煙草を吸いながらだるそうに見つめてきている。
「おい、坊主?」
「………………はい?」
「おめぇ、彼女いんのか?」
「……………………いません」
「ふ~ん」
突拍子もないことをにやにやしながら聞いてきたと思いきや、その返事でつまらなくなる店主
「…………でも…………」
「ん?」
「……大事な人達……はいます」
「ほう?その大事な人達ってのはどんな奴らなんだ?」
「………………目に入れても痛くない人達?」
「それは、親が子に言う台詞だ」
「………………虎の子、掌中の玉?」
「難しいことわざを知ってるな」
「……………………まとめて…………大好きな……みんな」
「ほ~?んじゃ、最後の質問だ」
「………………?」
「その人達を傷付ける奴が現れたらどうする?」
「……………………」
「いや、みなまで言わなくていい。」
「…………?」
「目は口ほどに物を言うとは良く言ったもんだ。」
「……??」
(言葉にしなくてもそんな輩がいたら容赦しないって言ってるよ)
「言わなくてもわかってるだろうが、大事にしろよ」
「………………」コクッ
「ふっ」
会話が終わりタカヒロが必要なお酒を発注していく。
「うっし。んじゃ、2日後に店に届けるぞ」
「よろしくお願いします。」
「………………お願いします。」
「おう、坊主悪いんだけどあっちから飲み物を取って来てくれるか?」
店主が指差したのはお店の中にある簡易自動販売機だった。販売機といってもお金を入れるやつではなくてガラス張りで開くやつである。
「………………」コクッ
「んでだ、タカヒロ」
「はい?」
「あの坊主良い男だな。」
「えぇ、家の子も凄く懐いてますよ。」
「なんだぁ?あの坊主を息子にするつもりか?」
「家の子次第ですが、だったら嬉しいですね。」
「ふ~ん、んまぁ、大事にしろよ?」
「もちろんですよ」
シノンが少し離れていた間にこのような会話が行われていた。
「それでは、よろしくお願いします。」
「おう!任せとっけ」
「…………ありがとうございます。」
「また来いよ?坊主」
「…………………………」コクッ
「んまぁ、こんなジジィの所に来ても面白くないだろうけどよ」
「………?………………貴方に…………会えるだけで…………嬉しいですよ?」
「ッ!?」
「あ~」
「………………?」
こうして、お酒での買い物は終了した。2人が去った後の店の中で店主は額に手を置いてため息を1つ。
「本当……良い男だな。」
お昼になり、2人は昼食をとることに。近くの喫茶店に入ってそれぞれ注文して食事を開始する。
「ん、美味しいな」
「………………」コクッコクッ
タカヒロはボンゴレパスタとブラックコーヒーを、シノンはチキンドリアとカフェオレを食べていた。
しばらく食べ進めていくとタカヒロからある話が始まる。
「シノン君」
「………………?」
「実は、ココア君のお母さんから連絡が会ってね…」
「…………知ってますよ?」
「・・・え?」
「……ティッピーから…………聞きました。」
「い、いつから?」
「…………プールの日に…………かくかく…………しかしか…………うさうさ……ということで」
「なるほど」
(((今ので伝わったの!?)))※他のお客様達
「これからは、私達も目を光らせるつもりだ」
「……自分は……いいです。」
「なっ!?」
「…………ココア姉達の方を……ココアお願いします。」
(この子は自分よりもココア君達を優先するのか)
「…………それに、……あの男なら……自分よりも…………そっちを狙うから」
「なるほど、人質か」
「…………はい」
(確かに、それを考えるとココア君達を優先するべきなのか?しかし、彼自身にも危険が及ぶ可能性はある。)
「…………でも」
「ん?」
「…………もし、それをするなら…………容赦はしません。」
「ッ!?」ゾクッ
(なんだ!?この寒気はシベリアの作戦時と同じくらいだぞ!?)
「………………?」
(ティッピーが言ってたな。〝シノンは怒らせてはいけない人じゃ〟って…………うん、その通りだな。)
「……どうしました?」
「いや、とりあえず私達で警戒はしていこうと思う。もしもの時はよろしく頼む。」
「…………はい。」
(もしかして、私よりも彼は強いのか?)
「…………美味しい」
(いや、考えすぎだな)
こうして、しばらく食べ進めていくと後ろから声をかけられる。
そこに立っていたのは2人の女性だった。
「あの~ちょっといいですか?」
「はい?」
「………………?」
「ねぇ~私達と遊ばな~い?」
「少しでもいいから……ね?」
「・・・・・」
「……………」
2人は少し互いに見つめ会い、まるで照らし合わせたように立ち上がり女性に一言。
「光栄なお誘いありがとうございます。」
「……………………」ペコリ
「しかし、このあと用事があるので今回はご遠慮させていただきたいと思います。」
「え~」
「残念」
「それでは、」
「………………」ペコリ
そのあと2人は、女性と別れて買い物をして公園で休憩していた。
「ふぅ~買った物は全てラビットハウスに配送したし、少し休憩したら戻ろうか」
「………………」コクッコクッ
ベンチに寄りかかり話していると
「ヘイヘ~イ?そこのお二人さん?」
「はい?」
「………………?」
話しかけてきたのは目立つ男性が2人とその仲間ぽい5、6人。一人はガタイのいい黒人の男性と帽子を被りヘッドホンを着けているチャラそうな男性だった。
そして…………その他
「おいらの女を邪険に扱ってくれたそうじゃねぇか?」
「女?」
「昼間、あんたに話しかけたらやついたろ?ヒデェ扱い受けたって聞いたぞ~?」
(昼間の女の彼氏か?ナンパが上手く行かず私達に腹いせに彼氏にお願いしたと)
「何かの誤解だ。声をかけられたが邪険にした記憶はないぞ?」
「うるせぇ!?」
「はぁ、話し合いでも意味ないか」
「あぁ!?」
「悪いねシノン君下がっててくれ」
「おっと~?」
立ち上がろうとしたシノンの前にチャラ男とその他が立ちはだかった。
そして、タカヒロの前には黒人が立っていた。
「オレ、オマエ、タオス」
黒人の身長はタカヒロよりも高くその筋肉は立派なものだった
「くっ!」
(シノン君が危ないのにこの男……やるな)
「さぁいこうか~?」
そのままシノンはチャラい男に連れられていく
「シノン君!」
「ムシ、シタ、ブッコロス!!」
黒人の男略して黒
黒のパンチを紙一重で避けるタカヒロ。
「はぁ、さっさと君を倒してシノン君の、所へ行くとしょう。」
そこから、男のラッシュを避けていく。
タカヒロは元軍隊である。その実力は、軍隊の中でもトップクラスである。
そんなタカヒロがこんな、黒に負けるわけはない
パンチの間を潜り抜けみぞおちにひじ打ち。
「コノヤロー!」
「ハァ!!」
「グボッ!?」
「セイヤ!」
倒れかけた所に顎へ上段蹴り
黒の意識は消えかけ膝をつき倒れそうになる。
しかし、まだ意識はある。黒は倒れる寸前でタカヒロにアッパーを決めるつもりである。
しかし、そうは問屋が卸さない。
タカヒロはそのまま黒の後頭部へかかと落とし
黒の意識は痛みと共に暗闇へと消えた。
「ふぅ~……はっ!シノン君!!」
シノンのことが心配になり林へと向かう。
「うぅ」
「く、くそ~」
「チェケラ……ガクッ」
シノンの回りに倒れているチャラそうな男略してチャラとその他が倒れていた。
以下回想シーンである。
チャラい男略してチャラとその他に連れてきたのはタカヒロから少し離れた林の中である。
「へへへってめぇの父親はアイツにボコボコだろうよ?」
チャラがチャラチャラとナイフを振り回しシノンを威嚇する。
(…………なんか、デジャブ)
「なんか、言えこの野郎!」
シノンの後ろからその他1が殴りかかる。
それを振り向くことなく頭を横へ傾けて避ける。
そのまま腕をつかみ一本背負い。
「ケバブッ!?」
「なッ!?」
「てめぇやんのか!?」
その他2、3が両隣がら殴りかかる
2の拳を受け止め、払腰をする。3の方向へと
その勢いのままその他2は3にぶつかり倒れる。
「ヤンニョム!?!」
「チキン!?」
その他4が上段蹴り、しかしそれよりも速くシノンが脚を高く上げ4の顎を蹴り上げて、気絶させ。
「ロコモコ!?」
その他5がこちらへ向かってくるタイミングで後ろ回し蹴りにより吹き飛ばす。
「タコスッ!?」
「…………あと、お前だけ」
「チッ、調子こくなよてめぇ!」
ナイフを振り回していた手を止めて、刃先をこちらへ向向けるチャラ。
恐らく殺しはしないだろう。しかし、少し怪我させて怯えさせようとしているのだ。
「死にさらせぇ!」
「……………………やだ」
シノンはチャラのナイフを避けてそのまま右手で顔に手をあて、左手で肩を掴み相手の勢いを利用し地面に叩きつける。
草むらといえ、地面に頭を叩きつけられたら大の男でも気絶するのは必須である。
「ブタキムッ!?」
「…………………………ふぅ~終った」
以下回想終わり!
「こ、これは!?」
「…………?」
「シノン君がやったのか?」
「…………飛び掛かる…………火の粉……振り払う……だけ」
(この子は、なんとも頼もしいんだろう。)
それから、警察への引き渡しや説明など色々終った後の
帰り道
「今日はすまなかったね」
「…………なにがです。」
「買い物に付き合わせてしまっただけでなく。あんな、輩に絡まれるなんて」
「…………タカヒロさんの…………せいではないです。」
「君のその武術はいったい誰に?」
「…………師匠に」
「その師匠はどんな人なんだ」
「……強く……優しく…………暖かい人です。」
「そうか、機会があれば一度会ってみたいね」
「…………その時は……是非」
(フッ、息子がいたらこんな感じなのかな)
(…………不思議な体験をしている気がする………………元父親、今のお父さん…………そして)
シノンはチラッと見上げる。自分よりも少し背の高く、今の父とは違う所もあるがどちらにしても優しく、暖かい人。
(………………クスッ…………お父さんとのデート……楽しいな)
これが、ある親子のデート?だった。
読んで頂きありがとうございました。
アンケートに答えて頂いた皆様本当にありがとうございました。
アンケートはこの話で消します。
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皆様気軽に書いて頂ければ幸いです。
次回も気長にお待ちください。