それにしても皆さんバットカンパニー好きですね。私は全く印象に残って無いので、そこまで強いと認識してなかったのですが、動画見たらめちゃ強いやん。
億泰の兄は序盤に死んじゃったからそこまで印象がないせいで、私の中では石と一緒にさせられたアンジェロと同等なんですよね。
そういえばたった二日でユニークアクセス数が2000を超えててびっくりしました。
私は他の作品も書いたことがあるのですが、最初からこんなに見てもらえませんでした。しかもコメントがもう8件も。
通知が来るたびニヤついています。さらには評価をしてくれる人。一言つけて評価してくれる人までも!
この作品を見守ってくれている皆さま。そして皆さまのコメント、評価等が私を支えてくれています。ほんとうにありがとうございます。
どうやら進級は戦闘後に起きるらしい。あの日その事を知った。
「イテテっ、やっぱりまだ痛いな」
痣となった箇所を興味本位で突く。触ったら痛い事なんて分かっているが、つい触ってしまう。
「これが名誉の負傷か……」
また、あのファンファーレが脳内に鳴り響く。
『二階級特進しました。階級が三等陸曹になりました。三等陸曹の階級章を贈呈します』
死んでねぇよ!
全くもって失礼な個性だ。
階級……か。
戦闘後に勲章を貰えるとは、まるで、本当に戦争にでも行ってきたかのようだ。しかし、階級章を付けて何か利点があるのだろうか。
続けて、また、ファンファーレが脳内に鳴り響いた。
『伍長になったことにより新たな技能を取得しました。『銃器の扱いの基本』を取得。『ステータス確認』を取得」
階級が一つ上がるにつれ、一つ便利な技能をくれるらしい。
『銃器の扱いの基本』は便利そうだ。だがステータス確認はもっと便利そうだ。
実際便利だった。『ステータス確認』は、今解放している装備とその詳細などいろいろと書かれているが、途中で飽きて読むのをやめた。しかし、いつのまにかこんな武器まで解放しているとは。
☆
入院中、毎日銃を真っ直ぐ構える練習を行っていた。退院後はさらに、銃の反動に慣れる訓練も追加するはずだった。しかし、そうはいかなかった。
そう、高校の範囲の勉強だ。雄英はエリート校、予習なしで付いていけるほど俺は要領がよくない。凡人だろうが天才だろうが努力はするんだ。
それを否定したい者の気持ちも分かる。俺だってそう思ってしまう心があるのだから。しかし、否定しても自分が上に行ける訳ではないから頑張るのだ!
「分かんねぇよ!」
……が、がんばるのだ。
☆☆☆☆
「しかし、彼はなかなかいいね。残り時間で十分稼げたはずのポイントを捨て、人命救助をするとは、これも個性が『自衛隊』だからかな? この子は是非とも我が雄英に入学させたいね」
「しかし、理事長。もうヒーロー科に空きはありませんよ」
「大丈夫さ。たった一人くらい多くたって問題はないだろ?」
「はあ、理事長がそういうのなら我々も止めませんが、さっきも同じようなことを言って緑谷 出久という少年もいれたじゃないですか」
「いいじゃないか。それでね、この子は君のクラスに入れようと思うんだ。まったく、攻撃されないと個性がロクに使えないなんて……とても面白いじゃないか!」
ネズミは高らかと笑う。
変なのが来たな。とA組の担任はつくづくそう思った。
☆☆☆
入院していて聞けずじまいだったが、果たして出久はどうなったのだろうか。
あまり言いたくはないが、無個性の出久があんなロボットを倒せるとは到底思えない。最悪、レスキューポイントで……無理だよな。誰にも知らされていないのだから。
こうなったら神頼みをするしかない。
嗚呼、神よ! 出久を救い給え!
そうして、訓練はちっとも出来ず……
「行ってきまーす」
「いてら〜」
高校生活を迎える事になった。
しかし、それにしてもこの学校は馬鹿みたいに広い。地図もなく、今自分がどこにいるのか全くもってわからん。
と、そこに上級生と思わしき人が現れた……壁から。
「やあ」
「……」
今何が起きているのか理解できなかった。人の顔だけが壁から出ている。
この人は貞子先輩と命名しよう。
「あは、驚いた? ところで君、新入生だよね? 迷子かい?」
「そ、そうなんです。1のAってどこにあるか教えて頂けませんか?」
「お安い御用さ」
あのひとがいい人でよかった。変な人だけど!
1ーA
そう書かれた教室のドア。この先にはエリートたちがいる。俺はそれについていけるだろうか。
まあ、やってみなければわからない。
「ええい、儘よ!」
勢いよくドアを開け、教室に入る。
「……あ」
「……あ」
爆豪と目が合ってしまった。
俺が受かったのだから、彼が受かるのは当然だ。だが、同じクラスとは思いもつかなかった。
俺はなるべく顔を合わせないようにてくてくと自分の席に着いた。
「……」
「……」
凄く気まずい。
あの日以来、全く話していなかった。それもそのはず、あんなことをしたあとでは気まずくて話など出来ない。
「おい……おいったってんだよ! 返事しろやゴラ!」
「ど、どうしましたか?」
「何シカトしてんだテメェ! 一回俺を倒したからって調子乗ってんじゃねぇよ! なんなら今ここであん時のお返ししてやろうか!」
「おやおや、誰かと思えば慢心して僕にぼこされたエリートくんじゃないか。ちなみに決闘はお断りだ。正々堂々戦ったら俺負けるもん」
「やっぱ調子乗ってんじゃねぇかテメェ!」
この後滅茶苦茶ぼこされた。
数分後、今度は会場で質問していた意識高い系こと飯田さんと爆豪がなにやら言い争っていた。
いいぞ! やってしまえ飯田さん!
その時、ドアが少し開く。
そこには、緑谷 出久が居た。
「出久!」
「ヒロくん!」
感動の再会とでも言おうか。
「どうやったんだ? なあ、どうやって個性もつかえず、あのロボットを倒したんだよ? それともレスキューポイントか? 出久は優しいもんな!」
「そのね、驚かないで聞いて欲しいんだ。僕ね……個性が現れたんだ……」
「はっ⁉︎……」
「まじかよ! こりゃめでたい。今日は赤飯だな!」
「ヒロくん……恥ずかしいからその……もうやめて!」
「そのモサモサの頭は……地味めの」
と出久を呼ぶ声。
その声の正体はショートヘアの明るい女の子。まったく、いつこんな子と仲良くなったのか……うらや、けしからん!
「お友達ごっこがしたいなら他所いけ。ここは……ヒーロー科だぞ」
恐らくA組の担任であろう寝袋に入り、横たわるこの男は10秒チャージを1秒でチャージし、寝袋を脱ぐ。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠けるね」
きっと合理性だけを人間に詰め込むとこんな人間が出来るのだろう。髪はボサボサ、ヒゲはまったく手入れされていない。ぱっと見小汚いと言われてもしょうがないだろう。
「早速だが、体操服に着替えてグラウンドに出ろ。」
「えー、これより個性把握テストを行う」
『個性把握テスト⁉︎』
「入学式は⁉︎」
「ガイダンスは⁉︎」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事に出る時間ないよ」
俺達が今からやるのは個性ありの体力テスト。小学、中学の頃やった体力テストは公正公平を重んじ、個性の使用は禁止だった。それが今、個性の使用を許された。
皆が面白そう面白そうと言うが俺はちっとも面白そうに感じない。何故かって? 個性自体全く使えないし、使い所が無いからだよ!
「
気怠そうな眼つきが、鷹の目のように鋭くなった。俺はそれを見て、全身が小刻みに振動する。
「よし、トータル成績が最下位の者を見込みなしと判断し、除籍処分としよう。生徒の如何は先生の『自由』ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
お父さん、お母さん。入学初日の今日、僕は退学するかもしれません。
「 最下位除籍って、入学初日ですよ⁉︎ いいや、初日じゃなくても理不尽すぎる‼︎」
「そうだそうだ!権力の横暴だ!」
ここは便乗しておこう。
「理不尽、横暴ね……自然災害、大事故、身勝手な
第1種目:50メートル走
飯田さんが3秒04とクラス内最高記録更新を出した。
他にも個性を使い、4秒13、5秒51、5秒58、と皆続々に好成績を残していく。ちなみに俺は6秒81だ。
その後も握力、立ち幅跳び、反復横跳び、とやっていき、最終種目ボール投げとなった。
「ふっふっふ、ソフトボール投げか……まだ一回も試してないが仕方がない。ぶっつけ本番だ。やってやる!」
そう意気込み、円の中に入る。
「『演習モード』来い、60mm迫撃砲 M2!」
そう、これは『ステータス確認』をした時、発見した。詳細を見ると解放条件が手榴弾を使うだった。
つまり、知らず知らずのまま、俺は試験中に迫撃砲を解放していたのだ。
円の中に迫撃砲とその砲弾、自衛隊愛用のガムテープを出現させる。
早速ガムテープでボールを砲弾の先端に巻き付ける。巻きつけ終わり、今度は迫撃砲を三脚に載せる。そして仰角を調整する。といってもどう調整すればどう当たるかなど分からない。ただ、真上に飛ばしても自分に返ってくることだけは分かる。後はボール付きの砲弾を飛ばすだけ。
砲弾を持ち、砲の入り口に砲弾の尻を入れる。
「砲撃よーい! 撃て!」
砲弾から手を離し、耳を塞ぐ。
間の抜けた音がした後、砲から煙が上がる。
「弾着、10秒前。…………弾着! 今!」
砲弾が落ちる音はした。しかし、爆発はしなかった。どうやらこの『演習モード』では恐らく、爆発物は爆発しない仕様となっているのだろう。だから以前手榴弾のピンを抜こうとした時抜けなかったのだろう。
先生のスマートフォンには1500メートルと表示されていた。
脳内でファンファーレが鳴り響く。
『条件を達成しました。野戦特科の資格を贈呈します。また、野戦特科の資格を得たことにより、拳銃の所持を認められました。P220が使用可能になりました』
やったぜ!
そして、次は出久の番だ。
「緑谷くんはこのままではまずいぞ!」
「なんでだよ? 出久には個性が現れたんだろ? だったら……」
「んなのあいつが無個性なくせに嘘をついたからだろ」
「無個性⁉︎ 彼が入試時に何を成したか知らんのか⁉︎」
「そらみたことか! 出久にはもう個性が現れたんだよ! もう無個性じゃありませーん!」
「んだと!」
そう俺らが雑談している間に出久はボールを投げた。
しかし、
「ほら、みたことか。やっぱり無個性のデクじゃねぇか」
「46メートル、個性を消した。それが俺の能力だ。つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前のようなやつでも入学できてしまう。見たとこ個性を制御出来てないんだろ? また、行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったか?」
「そんなつもり……」
「どういうつもりでも周りはそうせざるを得なくなるって話だ。昔、暑苦しいヒーローが大災害から一人で千人以上を救い出す伝説を創った。同じ蛮勇でもお前は一人救けて木偶の坊になるだけ。お前の力じゃヒーローになれない」
鷹のように凝視していた瞳を瞑る。
「個性は戻した。ボール投げは二回だ。とっとと済ませな」
何を言っているのか、蚊帳の外の俺たちには聞こえなかった。
出久は目を閉じ、ぶつぶつと口を動かす。何を考えているのか俺には分からない。出久は目を開ける。
助走をつけ勢いよく、ボールを投げた。
凄まじい速度で空を飛んでいく球。先生のスマートフォンには705.3メートルと表示されていた。
「なっ⁉︎」
「先生……! まだ……動けます!」
そう言う出久の人差し指は太くなり、爛れ、赤黒く変色していた。
どうやら出久は個性の制御を出来ていないらしい。いきなり強い個性が出現して一気に先を越されたと思ったが、そんな心配は無かった。
「どういうこったごら! 訳を話しやがれ!」
爆豪が緑谷に勝負を仕掛けてきた。しかし、いとも容易く先生に無力化された。
爆豪が驚愕し、襲いかかる気持ちも分からなくもない。無個性で、爆豪にとってはそこら辺の石ころという認識だった。それがいま同じ土俵にいる。プライドの塊である爆豪はそれが許せないのだろう。
トラブルはあったが、体力テストの全種目が終了。
「んじゃぱぱっと結果発表。ちなみに除籍はウソな」
その言葉に皆頭の上に『?』を浮かべていた。
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
『はああああっ!?』
「あんなのウソに決まってるじゃない……。ちょっと考えてみれば分かりますわ」
多くのものがそう叫んだ。特に俺と出久は。ちなみに出久は最下位。俺は20位。個性には勝てなかったよ。
「そういうことだ。これにて終わり。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。それと、緑谷。リカバリーガールのとこ行って治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」
俺たちは知らない。担任の相澤先生は去年一クラス全員を除籍処分していることを。
しかし、題名が安直だな。
まだ、能力に憲法9条等を入れてないときは個性把握テストのボールを野戦砲で飛ばしてやろうと考えてました。しかし、そんな武器をいきなり使えてはつまらない。なら武器を縛ればいいと考えました。
バランス崩壊しないレベルで自衛隊のいい武器があれば是非教えてください。
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階級を自衛隊式にすべきか!
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自衛隊式
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大日本帝国式