僕の個性は自衛隊   作:こしあんA

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皆さんお久しぶりですね。
演習には実弾も使うとの意見がありましたが仕様ということでなんとかなりませんか?
あと自衛隊ってゴム弾などの非致死性兵器を使えるのでしょうか?

今回はお話を進めるのを手間取り、自分で読んだのですがやはり前話と比べると面白みに欠けるなと思います。


6話 日常に忍び寄る影

ある夜のこと。

人の手らしきモノを体中につけた男と、体が黒いモヤに包まれたバーテンダー服を身につけた男。そして、脳らしきものが剥き出しになった者が、バーに集う。他の者は誰1人としていない。

店内はレトロな雰囲気を醸し出し、さまざまな品種の酒が棚に飾られている。

店内には黒いモヤの男がグラスを拭く音だけが響き渡る。

 

ここは彼ら(ヴィラン)の隠れ家。

手を体中に付けた男は新聞を片手に良からぬ事を話し始める。

「見たか、コレ? 教師だってさ。なァ、どう思う? 平和の象徴がヴィランに殺されたら?」

砂漠のように乾ききった口を引きつらせて嗤う。

 

暗闇で息を潜めていた奴ら(ヴィラン)が密かに動き始めようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数日、マスコミが雄英付近で現れるようになった。

そう、彼らの目的は、

『オールマイトの授業はどんな感じですか?』

教師になったNo. 1ヒーロー。オールマイトだ。

 

オールマイトが教師になったことはすぐ世間に知れ渡り、マスコミは雄英生徒に取材を試みた。

彼らは雄英生徒の登下校の時間帯を狙い集まる。その光景はまるで餌に群がる鯉のようだった。

 

「オールマイトにどのような印象を受けましたか?」

 

俺にまで取材が来た。

 

「朗らかなオッサンですね……そんなことなんかどうでもいいんです! そんなことより自衛隊の素晴ら……」

 

後半はカットされた。

 

そして、取材の被害に相澤先生やA組の生徒まで。

 

「オールマイト……あれ⁉︎ 君『ヘドロ』の時の‼︎」

 

「やめろ」

 

爆豪はヴィランに襲われた事があったらしい。俺は全く興味が無かったせいで記憶に全くない。

爆豪はその日以降ご機嫌斜めだ。これはマスコミがここ(雄英)から立ち去るまで爆豪は直らないであろう。

 

「オール……小汚っ‼︎ なんですかあなた⁉︎」

 

「彼は非番です。授業の妨げになるんでお引き取り下さい」

 

先生は端的に伝え、180度回り、校舎へと戻る。

それを追いかけようと敷地内に入ろうとするメディア。しかし、雄英の警備は不法侵入者の侵入を決して許さない。

 

メディア共の前に壁が立ち塞がった。

 

「たっく、なんだよ。二日も張ってるってのによ!」

「こっちなんか五日だぞ!」

「一言くらいくれてもいいのにさ」

 

不満を漏らすメディアの背後に良からぬ者が壁をじっと見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急で悪いが、君らには学級委員長を決めてもらう」

 

その途端、皆が我こそはと手を挙げる。

普通科なら雑務で皆やりたがらない。しかし、ここヒーロー科では集団を導くというトップヒーローの素地を鍛えられる役なのだ。

 

俺はめんどくさいのは嫌なので、やりたくない。

 

そして、いろいろと話は進んでいき、結局投票で決めることになった。

爆豪の暴走を止めてくれそうな飯田に入れておいた。彼は誰とでも対等に接っし、真面目だ。これほど委員長を絵に描いたような人物はいないだろう。

 

しかし、結果は出久が3票、八百万が2票で出久が委員長、八百万が副委員長となった。

ちなみに飯田はというと1票だった。

 

果たして出久が爆豪を制御できるのだろうか……無理。

そんなこんなで午前はあっという間に終わってしまい、今はお昼。

 

ここの食堂では格安で美味しい食事が頂けるため、ほとんどの生徒はここに集まる。

 

「いざ委員長をやるとなると不安だよ……」

 

出久はハァと大きなため息を吐く。

 

「ツトマル」

「マルマル」

 

「大丈夫さ、緑谷くんのここぞという時の胆力や判断は多を牽引するのに値する」

 

「おいまて、今聞き捨てならないセリフが聞こえたぞ。その言い草だとまるで出久に入れたように聞こえるんだが……あれだけやりたかったんじゃないのか?」

 

「『やりたい』と相応しいか否かは別の話。僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」

 

「ハァッ? そんなことで入れたのか? せっかく爆豪の暴走を止めてくれそうだから入れたってのに!……ん? 」

 

「「「僕?」」」

 

「ちょっと思ったけど飯田くんって、坊ちゃん?」

「そういわれるのが嫌だから一人称を変えてたんだが……俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男。ターボヒーロー『インゲニウム』は知っているかい?」

 

「知らん」

「知ってるよ!……」

 

その後、出久のMG42のような高レートのマシンガントークが炸裂。

途中途中、個人情報までも熱く語る。出久さんや、そこまでいくとヲタク魂というよりストーカー魂と言ったほうが相応しいぞ。

飯田くんも若干引いてるぞ。

 

平日、のどかな学生の昼休み。何気ない日常の風景は耳をつんざくサイレンによって壊された。

 

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難して下さい』

 

次の瞬間、パニックの波が押し寄せる。

出口は我先にと避難しようとする人で詰まっていた。後方からは人が押し寄せ、前は詰まり、身動きが取れなくなった。

 

皆、訳がわからず叫び出す者、前の人、後ろの人に罵声を浴びせる者。

何が起きたか分からないという恐怖が無数の恐怖を呼び、もう収集などつかない。

 

低身長の俺は人の波に攫われ、プレス、肘打ちなどが容赦なく襲いかかる。しまいには肺が圧迫され、呼吸さえ出来なくなり、酸欠に陥った。

 

脳みそが抜き取られたように頭がすっからかんになり、だんだんと視界が暗く、狭くなっていく。

意識が遠のく中、ふと天井を見上げる。

 

苦しみながら意識が消えていくのをなんとなく実感していくなか、ぼんやりと宙に浮く人影が瞳に映る。

 

麗日の個性により宙に浮いた飯田は個性を使い、人の視線が集まる扉の上を目指す。

扉の上のパイプを片手で掴み、叫ぶ。

 

「大丈夫! ただのマスコミです! 何もパニックになることはありません。大丈夫! ここは雄英、最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!」

 

 

 

まるで、耳になにかを詰めたかのように音が聞こえず、もう意識が消えるのだと分かった。もうさっきまでの苦痛も感じなくなった。そんな中、俺が最後に見た光景は、非常口の人のマネをする飯田の姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はっ、夢か! あともう少しでプレス加工される所だった!」

 

数十分後、俺は目が覚めた。さっきの事があった後に自分がプレス加工される夢なんて笑えない。

ベットで寝ているということは、ここは保健室だろう。時計を見る。

悪い知らせだ。後もう少しで5時間目が始まる。

俺はベットから飛び上がり、教室へ目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおお! 走れ! 走るんだ俺! いそがないと相澤先生から大目玉を喰らう!」

 

日々の自衛隊式訓練で培った体力を本当にどうしようもない理由のために使ってしまった。

 

案の定遅刻した俺は大目玉を食らう覚悟をしたのだが、相澤先生は俺の身を案じてくれていた。まったく教師の鏡だな!

尚、遅刻扱い。

 

その後、パニックの原因がマスコミと知った山口は、それはそれはお怒りだった。

 

余談だが、委員長が出久から飯田に変わっていた。

 

数日後

あの日以来、山口はマスコミを見るたび「ペッ!」と唾を吐く仕草をしたり、「あれっ? あれっ? 学校に不法侵入したやつおる? 不法侵入したやつおるのぉぉ?」

などと散々煽り散らしたため、昨日から一切マスコミは来なくなった。

 

相澤先生はやり過ぎと言っていたが『よくやった』という顔をしていた。

たしかにあれが報道されては雄英の評判が地に落ちてしまう。だが、マスコミの行動も散々ネットで叩かれまくっているため報道したくても出来ないのが現状だ。とは言っても、もう少しやり方を考えた方がいいということは否定できない。

 

 

 




シンゴジラ面白い

階級を自衛隊式にすべきか!

  • 自衛隊式
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