個性『ハジケ』   作:鴉星

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自分で何やってんだろうと思いましたが投稿です。

令和最初がこれでいいのだろうか。


ダンス・ダンス・手羽先!

「手羽ー」

 

『手羽ー』

 

「手羽先ー」

 

『手羽先ー!!』

 

 突如として脱出艦近くに現れた合唱団。その先頭に立つ男、合唱山ワルツは右腕にボロボロになったホークスを抱えていた。

 

「ホ、ホークスがやられた!?」

 

「嘘だろ!? 早すぎる!!」

 

 動揺しているヒーローたちを無視し、合唱山は歌い続ける。

 

「手羽先はー」

 

『手羽先はー!!』

 

「美味い!!」

 

『美味い!!』

 

「美味すぎる手羽先ー私の好物ー」

 

『好物ー』

 

「この声もー手羽先のお陰ー」

 

『なんですー』

 

「世界中の鳥を買い占めたいー」

 

『無理だけどー』

 

「それでもいつかは……叶えたいのー」

 

『絶対無理ー!!』

 

「シャラップ!!」

 

 突如としてホークスを合唱団の方へと全力で投げる。

 

『ホークスぅぅぅぅ!!』

 

「ああ、ホークス……なぜ手羽先じゃないのー」

 

 周りのことはお構いなく歌いだす合唱山。

 

「どうして手羽先は手羽先なのー」

 

 合唱山は突然両手に剣を出現させる。そして空より現れた巨大な鳥に乗る。

 

「どうして…………お前らは手羽先じゃないのー」

 

 鳥に乗った合唱山はとてつもないスピードで切りかかる。

 

「みーんな手羽先になればー、幸せになるのにー」

 

「うわああああ!」

 

「お、おい! しっかりうわあああああ!?」

 

 切られた者たちはどんどん鳥になってしまう。

 

「そして私がー美味しく……いただいちゃうぜ!!!!」

 

 突如として獰猛な顔を見せる合唱山。それでも歌うことはやめない。

 

「イタダクゼ、イタダクゼ! そのすべてをな! お前らなんてイタダクゼ! 全ては手羽先のため!!」

 

「バタバタバタバタすんじゃねぇぜ、お前らは俺の獲物さ」

 

「なんてったって、手羽先なのさそれがすべて」

 

 意味の分からない歌を歌いながら容赦なく切りかかる。

 

「テバテバテバテバテバテバテババババババババ! テッバー!」

 

「クルルルウルルルルテルルルバアアアアア! 手羽先ぃぃぃぃ!!」

 

「それが伝説!! ででで伝説! 手羽先伝説! こいつの前じゃいかなる名剣もかすんじまうぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「伝説? 伝説? キララララララッ! 輝く手羽先ィィィィィ!! いやっほおおおおおおお!」

 

 止まることを忘れたかのように合唱山は切っていく。

 

「キュルルルルルルル炭酸弾けるイェ! ボボボボボボエンジン全開ぶっ壊れ、廃車寸前世紀末、これがこの世の現実さ、どいつもこいつも時代に合わない不適合者、俺たちゃ悪党? それもいいなぜなら俺はサァァァァァヤエンドォォォォォウ!!!!」

 

「ぽこぽこぺんぺんぽこぺんぽこぺん! 白菜伐採バンザイ!」

 

「ギリギリギリガンバレナイィィィィ! 助けられないいいいい!」

 

 途中エンデヴァーとナス山を切ってしまったが問題はない。

 

「ナッツナッツ、ナナナナナッツ世界はナッツでできていないよー」

 

「真実は一つ二つ三つあってもいいじゃない。浮気性なあなたのことだからー」

 

「エンタメエンタメそれもエンタメ、タンメンの親戚」

 

「担々麺は従兄弟なブラザー。なぜなら俺はラーメンマスター。マスターマスター神業湯切りで世界を救う」

 

「ここが最後の壇ノ浦なぜなら俺の――ガッ!」

 

 合唱山はここでなぜが舌を噛んでしまう。そしてその痛みで持っていた剣を乗っていた鳥に刺してしまい落下した。

 

「うううっ……いつもここで噛んじゃう……一体なぜ……」

 

『あきらめるのかワルツ』

 

 突如として、スーツを着たスマイリーが空中に現れた。

 

「はっ、スマイリープロデューサー!!」

 

『お前はここで諦めるようなやつじゃないはずだ』

 

「でも……」

 

『諦めるな!! ワルツ。俺がお前を最高の歌手にしてやる!』

 

「はい! 頑張ります!! あ、でもまだこの戦いは続くんじゃ……」

 

『ああ、これ? 視聴者さんがあと三時間も見てるの大変だしカットで』

 

 そこには残り時間10分と表記されていた。

 

 

 

 

 惑星消滅まであと10分

 

 

『理不尽だあああああああ!!』

 

 ヒーローたちの声は届かない。

 

 

 

 

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