「はーい、もうおしまい夕立ちゃんよく我慢したわね」
「全然痛くなかったっぽい!」
「これで本部から送られてきた予防薬は全部だけど、病気には十分気をつけるのよ?ちゃんとうがい手洗い忘れずにね」
「凛ちゃん先生お母さんっぽい!あはは」
「あと怪我をしたら必ず見せに来ること!いいわね」
「うん!凛ちゃん先生ありがとう!またねー」
「お大事にー」
「凛ちゃん、夕立ちゃんで最後よ」
「あ、間宮さんありがとうございます」
「朝からずっと診療続きで疲れたでしょ、お昼にしましょう」
「わ、もうそんな時間だったんですね…間宮さんもお疲れ様です、すみませんみんなの食事の支度もあるのに診療所を手伝っていただいて」
「いえ!食堂は伊良湖ちゃんがやってくれてますから、それより私達こそありがとうございます、凛ちゃん立派なお医者様になったのにこんな戦地でみんなの治療やこうして伝染病の予防まで」
「私にできることなんて限られたことなんですよ」
「そんな…」
「でも、間宮さんに感謝してもらえるなんて、少しは恩返しできているみたいですね!」
「もう!凛ちゃん早くしないと昼食無くなっちゃいますよ!」
「あ!凛!お昼の診察終わり?」
「うん、暁達もお昼に帰ってきたの?」
「睦月ちゃん達と警戒交代でお昼に間に合ったのです」
「凛、ここあいてるよ」
「ん、ありがと響」
「お疲れ様です凛さん、今日のお昼はコロッケ定食です」
「ありがとう!伊良湖さん」
「いえ!ゆっくり休んで行ってください!」
「いただきまーす」
「ねえ、凛この前入院した長門さん大丈夫?」
「え?ああ、もう大丈夫よほんとは絶対安静にしてて欲しいんだけど、直ぐに復帰したいからって診療所の中を歩き回って大変なのよー傷開いちゃうかもなのに」
「じゃあ、もうお見舞いに行ってもいいのかい?」
「ええ、大丈夫よ」
「よかったー!じゃあ食べ終わったらいこ!」
「…うう、長門さんに謝まらないとなのです」
「え、なんで?」
「凛は知らなかったね、あの時長門さんは電をかばって被弾したんだ」
「そうだったの…でも大丈夫よ!二週間もあればちゃんと治るから!」
「ほ、ほんとなのです!」
「ええ!今だって元気すぎて困ってるのに…」
「ふふ!凛!それ怪我して入院してる人に言うことじゃないわ!」
「ふふ、ええ!だから電大丈夫よ、みんなお見舞いに来てくれたら長門さんも喜ぶと思うわ」
「…早く食べてお見舞い行くのです!」
「ふふ、はいはい」
「あ、凛」
「あら、那智さん…その腕!」
「ああ、さっき出動した時にな私としたことが一発食らった」
「すぐに来てください」
「だが、昼飯中だろ?」
「いいから早く…電、長門さんは病室にいるから食べ終わったら暁と響とで来ていいからね!」
「わかったのです!」
「伊良湖さん!お昼冷蔵庫お願いします!」
「はい!行ってらっしゃい!」
「…すまない、休憩中だと言うのに」
「まだそんなこと言って、いつも言ってるじゃないですか怪我をしたらいつでも来てくださいって」
「だが、こんな些細な傷で…」
「それは医者である私が判断する事です」
「ふ、凛には敵わないな」
「それに、この裂傷は些細じゃないですね」
「…そうか」
「良く気を失わないで、会話できるなと」
「ふ、お見通しか…さっきから視界が霞む」
「それを早く言ってください!袖の血痕から2.30%だと考えてましたが1000cc以上の出血があるかもしれません!すぐにルートとって輸血します」
「…あ、ああ…まか、せる」
「那智さん!那智さん!もうなんで無茶するのよ!その方が物資余計に使うっていうのに!ああもう!!CPAじゃない!」
「…ん」
「あ、おはようございます那智さん」
「…凛、私は」
「おかえりなさい」
「…あ、ああ…ただいま」
「…ふふふ」
「…はは」
「はは…じゃないわよ!いつも言ってるでしょ!怪我をしたらすぐに見せに来てって!あと10分遅かったら那智さん死んでたわよ!おかげでアドレナリンも使ったしこうして呼吸器つないで麻酔も使ったんですからね!」
「ひ!す、すまない!」
「全く、つぎからはこうゆうことがないように!」
「わ、わかった!」
「腕の傷は一か月あれば治ります、動脈切ってたので一週間は動かさないように!」
「ああ、善処する」
「じゃあ私はお昼を食べに戻りますので、何があったら すぐに!呼んで下さいね?」
「はい!」
「ふふ、お大事に」
「凛、加賀はまだ起きないのか」
「…はい」
「おお!那智!気がついたか!」
「む、長門か、ああさっきな」
「見ろ!電が私のために花飾りを作ってくれてな!私としては当然の事をしただけなんだか、えらく好感度が上がって…ん?どうした」
「ああ、もう一年か」
「ええ、入院してから一年植物状態です」
「…加賀か」
「壮絶だったな、私達本隊が出払ってる隙を突いた深海生艦相手に一人で」
「那智、凛の前でやめろ」
「…」
「すまない」
「…いえ、私が艦娘だったら一緒に戦えたんですけどね」
「凛…」
「長門さん?いつまで歩き回ってるつもりですか?言いましたよね?安静にしててくださいって」
「わ、わかった!すぐに寝る!」
「ふふふ、二人とも静かに寝ててくださいね?」
「はい!行ってらっしゃいませ!」
「長門、あのときこの拠点には加賀と凛だけだったんだよな」
「ああ、加賀は本隊に合流することもできた筈だ…それが」
「いつ…起きるんだろうな」
「起きてもらわねば困る」
「凛はまだ…」
「早く寝るぞ、凛が怖い」
「あら、こんな時間に珍しいですね!」
「赤城先生、またお夜食ですか?」
「はい!今日も出動でいっぱい動いたので!凛ちゃんもですか?」
「ええ、お昼を食べ損なったのでお腹へりました…あったあった、私のお昼〜隣いいですか?」
「はい!どうぞ!」
「いただきます…んどうしました?」
「…コロッケですか…」
「あ、お昼コロッケ定食で」
「私も食べたかったです!いいな…」
「は、半分だけなら…」
「流石は私の優秀な生徒です!」
「加賀さんはまだ目覚めませんか」
「…はい、私が力不足だったばかりに」
「加賀さんはそう思っていないと思いますよ」
「あの時も私がいなければお姉さんは」
「お願い!!このままじゃお姉さんまで!!早くみんなに合流して!」
「言ったはずよ、あなたを戦力として数えると。この拠点で負傷者を治療できるのはあなただけ、その戦力は貴重なものよ私より」
「そんなの嫌!私はもう家族を無くしたくないの!」
「甘えないで!此処は戦場よ…それに、こんなところで妹を見捨てたら姉としての面目が潰れます」
「でも!あの数相手に!しかも敵の艦載機を迎撃するので姉さん、手一杯じゃない!」
「ふっ、妹に舐められたものね…いいから凛は建物に隠れていなさい、これが済んだら今の発言についてお話があります」
「お姉さん!お願い!逃げて!!」
「一航戦、加賀参ります」
「加賀お姉さん!!!」
「ふっ、鎧袖一触よ安心しなさい」
「凛ちゃん!拠点が攻撃されてるって聞いたけど!」
「帰ってきて帰ってきて帰ってきて帰ってきて帰ってきて…」
「凛ちゃん?」
「帰ってきて帰ってきて帰ってきて帰ってきて帰ってきて」
「か、加賀さん!!」
「帰ってきて帰ってきて帰ってきて…お願いだから、帰ってきて!!!」
「ふふ、凛ちゃんは諦めているんですか?このまま加賀さんは目を覚まさないと」
「赤城先生…」
「悲しむことはないです、加賀さんは凛ちゃんを守れた、凛ちゃんは加賀さんを救ったなのにその目が醒めるのが遅いと悲しむのは、まるで巌流島ですね」
「先生…」
「大丈夫です、加賀さんはこんな事で沈む人じゃないです、あなたのお姉さんは」
「ありがとうございます」
「コロッケ、もう半分もらっていいですか?」
「ダメです」
「ぶー!凛ちゃんは悪い子です!」