「はい、良く我慢できたわね〜!ご褒美に先生からアメさんあげちゃう!」
「ヒッ…グ、もう終わり?」
「うん!よくできました」
「…さようなら」
「うん!さようなら」
「凛!今の子で最後だ、今年もアトピーの予防に来てくれて助かった!ありがとう」
「長門さん、どうですか?幼稚園の園長は」
「ん?ああ世話の焼ける子ばかりで毎日骨が折れる…だが子供らの笑顔を見るとそんなのも吹き飛ぶ!毎日が楽しいんだ!」
「ふふ、長門さんにぴったりのお仕事ですものね!」
「そうだ!凛も今度一緒に遠足に行かないか?花見はもう行ってしまったんだか6月ごろだ、きっと楽しいぞ!」
「ふふっ、陸奥さんも誘って行きましょう」
「んーあいつか?あいつは…」
「今年の秋冬はチェスターコート主流で行くわよ!…え?ダメダメ!そんなデザインじゃダサすぎでしょ!もっとディテール絞って!…生地見本と全然違うじゃない!…え?発注間違えた!?何やってんのよ!!あーもう今日も残業じゃない!」
「多分忙しいんじゃないか?」
「陸奥さんいまはアパレルのデザイナーでしたっけ?」
「ああ、昔からあいつは服が好きだったからな」
「じゃあ私は行きますね、お茶ご馳走さまでした」
「ああ!今日はありがとう6月だからな!」
「ふふっ、ええ楽しみにしてます」
「いらっしゃいませデース!」
「こんにちは金剛さん」
「ヘイ!凛じゃないですカー!こんな昼間から喫茶店ですカー?仕事大丈夫ネ?」
「はい、今日は往診なので…あら榛名さんは?」
「榛名なら裏の畑で野菜を収穫中ネー」
「あら、楽しそう!私もお手伝いさせてください」
「凛!土いじりだヨー!そんなファッションで!って凛!」
「榛名さん!」
「あ!凛ちゃん丁度お店で出すお野菜を収穫してたんです」
「ええ、金剛さんに聞きました私にも手伝わせてください!」
「凛ちゃん!白衣が汚れちゃいます!」
「わー!立派なジャガイモ!」
「ふふ、今月からビシソワーズにして皆さんに食べていただこうと」
「このキャベツやアスパラ新玉ねぎもとっても美味しそうですね!」
「ええ、今月は旬のお野菜がたくさんありますから!」
「このクレソンもとってもいい香り!」
「この芹やセロリもそろそろなんです!」
「榛名さんの菜園がここまで立派になるなんて、すごいですね」
「ありがとうございます、前からお野菜を育てて見たかったんです」
「夢が叶いましたね」
「ふふ、凛ちゃんお店でこのお野菜食べて行きませんか?」
「ぜひ!」
「もう!凛、やっぱり泥だらけデース!」
「お姉様、凛ちゃんが手伝ってくれてお野菜がこんなに!」
「ワオ!どれもみんなとっても美味しそうデース!」
「あ、凛ちゃんいつものケーキセットどうします?」
「はい!いただきます、あとクッキーお持ち帰りで」
「…凛はその前にこっちきてその泥落とすネー!」.
「…どう?凛ちゃんビシソワーズの味は」
「…はい!これ、とっても美味しいです!」
「よかった〜これでお客様に出せますね!」
「榛名が丹精込めたジャガのスープネ!美味しいに決まってマス!」
「榛名さんの農園のお野菜はどれも美味しいです、このパセリも」
「…榛名、とっても嬉しいです!」
「スープだけじゃなく紅茶も味わって欲しいデース!ウチは喫茶店ネ!」
「へー!青葉さんが!」
「ええ、なんでも世界中をカメラ一つで旅に出るとかで加古さんや古鷹さんが止めても聞かなかったらしいですよ」
「イングリッシュの勉強もしてないのに無謀ネ!」
「まあ、向こう見ずに飛び出して行くのは青葉さんらしいですね!」
「ふふっ、そうですね!」
「そういえば、霧島さんは」
「霧島は外資の投資銀行に勤めてるネー!」
「ふふ、今よ!買い占めなさい!!その銘柄は空売り!さあ!じゃんじゃん稼ぎなさい!!」
「…それはまた、ぴったりの仕事で…」
「他の企業からヘッドハンティングの話も絶えないみたいで…」
「姉としては外国で体を壊さないか心配ネー」
「私、てっきり金剛さんはイギリスに行くのかなと思ってました」
「それも考えたケド…やっぱりみんなのいる日本にいることにしたネ、こうして自分の店も持って榛名もいるからこれがベストデース!」
「…お姉さま!」
「ふふっ…ご馳走さまでした!」
「このお野菜、少しですが持って行ってください」
「え!でも榛名さんが…」
「いいんです!凛ちゃんが手伝ってくれた分ですし…」
「…わかりました、一緒に持っていきます」
「…ご一緒できなくてごめんなさい」
「いえ!ありがとうございます、ではまた」
「ありがとう凛ちゃん!」
「また来るデース!」
「翔鶴さん!」
「いらっ…凛ちゃん!どうしたの?」
「さっき金剛さんのお店に寄ったので翔鶴さんに差し入れです」
「まあ!いつもありがとう!今日は往診だったわよね?」
「はい!長門さんの幼稚園で…もう揉みくちゃにされました」
「ふふっ、人気者は大変ね!」
「白衣が珍しいだけですよ」
「今日はどうする?ネイルしてく?」
「はい!お願いします」
「じゃあそこに座って、デザインはこの中から選んでね!」
「…おっと石橋ジャパン!ここで4番瑞鶴だー!!スタンドの熱気も最高潮!お?何やら相手ピッチャーから何か言われているようだ!!どうしたんですかね?ええ、これは左で打てやという挑発ですね!何ということだ!相手チームから挑発を受けた瑞鶴!どうするのか!?…左に立ったー!!瑞鶴左に立ちました!これはどうゆう事ですかね?ええおそらく、やってやろうじゃねぇかこの野郎!見とけこの野郎!という事ですね」
「…瑞鶴さん相変わらずですね」
「ええ…ほんとに、姉として恥ずかしい…あんなはしたない子に育てた覚えはないのに…」
「ふふっ、でもいつ来てもテレビは瑞鶴さんの試合の中継ですね!」
「そ、それはあの子のお行儀が悪かったら注意するために!」
「やっぱり心配ですか?」
「…いつもそばにいた妹がいないのよ…寂しいわ」
「でも!瑞鶴さんに野球の才能があったなんて!ふふ」
「ええ!私だって思いつきもしなかったわ…はい!今の季節に合わせた桜花爛漫のデザイン!どお?」
「素敵!でも派手じゃないかな?」
「んん!おとなしいデザインよ?私なんてホラ!」
「…さっきからチラチラみてたけど相変わらず長いですね…」
「えー!これくらい普通よ?」
「…それでよく家事できますね」
「家事は旦那の仕事でしょ?あ!旦那といえばこの前ね」
「わーわー!もうお腹いっぱいです!はい!4800円!ありがとうございました!」
「えー!もう帰っちゃうのー?」
「これから行くところがあるのでー!!」
「もう!また来てねー!」
「…翔鶴さんのノロケ始まると長いんだもん…」
「いらっしゃーい!あら凛ちゃん!」
「こんにちは!間宮さん、伊良湖さん!」
「凛さん!いらっしゃいませ!」
「今日は何にする?おススメはサンマ定食よ」
「じゃあそれください!」
「はい!あら、綺麗なネイルね!翔鶴さんのお店?」
「はい!もう少しでノロケ話されるとこでした…」
「ふふっ!じゃあ少し待っててね?」
「お?凛じゃないか!!久しぶりだな!!」
「那智さん!お仕事ですか?」
「ああ!近くで商談があったから間宮に寄ったんだが、凛に会えるとはな!」
「那智さんは会社勤めでしたね」
「ああ!商社の営業さ!」
「お待たせしました〜サンマ定食と牛カルビ定食です」
「お!美味そうだ!いただきます!」
「ありがとうございます間宮さん」
「いいえ!ごゆっくり!」
「凛、今日は長門の幼稚園じゃなかったのか?」
「よくご存知で…」
「あの3人の子供はみんなあの幼稚園だからな、嫌でも聞こえる」
「ああ、そういえばそうでしたね」
「百歩譲って妙高と羽黒は分かる、二人ともいい旦那を持ったからな…足柄が、足柄がなんで!」
「まあまあ!那智さんもそのうちいい人ができますって!」
「凛!誤解するでないぞ!私はこのキャリアウーマンがほんとに楽しいんだ!だから結婚はしない!」
「ふふ、はいはい!」
「う、嘘じゃないぞ!」
「わかってますって!」
「凛…!」
「でも、いつか那智さんが結婚するときは精一杯祝福しますから」
「お…ああ!」
「じゃあ、私は仕事に戻る…元気でなアドミラルルージュ」
「ちょ、ちょっと!その呼び方はやめてくださいって!」
「お前はみんなの命を救った、その勲章だぞ?」
「…血まみれ提督なんて…やめてください」
「はははは!またな凛」
「…私は…1人、救えなかったじゃない」
「那智ちゃん、ありがとう!」
「じゃあ、私も行きます」
「そう、また来てね!」
「はい!サンマ、美味しかったです」
「…それにしてもどこに行ってもあるわね…愛宕さんと高雄さんのポスター、あの二人はモデルから芸能界にデビューして今はCMやドラマでも見ない日はない女優さんになったのよね」
「こんにちは!」
「あーい好きなもん取ってカゴ入れたらこっち持ってこーい」
「もう!そんなやる気のない店番でいいんですか?」
「ああん?なんだ?喧嘩売りに来たのか!?…って凛じゃねーか!」
「こんにちは!天龍さん!」
「いらっしゃーい!あら凛ちゃん!」
「こんにちは!龍田さん!」
「今日はまたどうしたんだよ?」
「駄菓子屋に来たんだからお菓子を買いに来たに決まってるでしょ?」
「チッ、俺はまた説教しに来たのかと思ったぜ」
「ふぅ…こんなんで良く店番してられるわね」
「天龍ちゃんは子供に大人気なのよ〜」
「あら!ふふふ」
「凛!さっさと選んで買いやがれ!!」
「こんにちは!隼鷹さん」
「らっしゃい!お、凛!どうした?」
「お酒を買いに来ました!」
「お!じゃあ昼から酒盛りにするか!」
「隼鷹さんには禁酒してもらってるはずですが?」
「今日くらいいいじゃんかよ〜!」
「もう!お体大切にしてください!」
「酒買いに来た先生に言われても説得力ないな〜」
「ふふっ、私が飲むわけじゃありません」
「ん?…ああ、もう一年経ったか…」
「はい!なのでお願いします」
「…こいつはあたしからだ、持って行ってくれ」
「でも、ちゃんと買っていきますから!」
「あたしは店があるから一緒にはいけないからさ…飲ませてやってくれよ」
「隼鷹さん…」
「こんにちは!暁、響、電」
「凛!いらっしゃーい」
「凛ちゃん!会いたかったのです!」
「凛、今日は何を買いに来たんだい?」
「ふふ、3人にお土産!」
「わー!お菓子こんなにいっぱい!ありがとうなのです!」
「凛も来たしお茶にしよう」
「わ、私はレディーだからお菓子なんか…」
「じゃあ暁の分は電と分けるね」
「わーい!やったのです!」
「わ、私も食べるー!!」
「ごめんね、今日は行くところがあるからお花買ったらすぐ帰るわ」
「そっか…じゃあ何の花にする?」
「今日ある花で一番綺麗なのを包んでくれる?」
「任せて欲しいのです!」
「へへ!お客さん…ご予算はどれくらいで?」
「じゃあ…はい3万円」
「ハラショー」
「この暁が腕によりをかけて見繕うわ!」
「わー!電が選ぶのです!」
「…ふふっ、お供えにしてはちょっと豪華すぎる花になっちゃったかな」
「…凛、毎年ご苦労様です」
「………赤城姉さん」
「………赤城姉さん…」
「凛ちゃん!どうしたらいい!?」
「…」
「凛ちゃん…」
「……多臓器破裂、こんな症例教科書でも見たことない…これじゃあ人工心肺繋いだところで…離脱、出来ない」
「凛ちゃん!」
「…はぁ…ははははは、またこうやって…家族が…はははは」
「凛」
「か、加賀さん!」
「…姉、さん…」
「何故諦めるの」
「赤城姉さんは…もう、臓器が…」
「…私のを使いなさい」
「…何…言ってるの」
「…凛、私の体はもう持たない…なら赤城さんを救ってあげて」
「何言っているのよ!!姉さん!!!」
「凛…」
「ね…姉さん、あのね赤城姉さんは心臓と肺、腎臓、肝臓の一部そのほかにも主要な動脈が機能していないの…移植はできたとしても提供者の臓器を丸ごと入れ替えるくらいの大手術よ!生きているドナーからなんて無理だわ!」
「…なら大丈夫よ凛、私はあの時死んだの…それがここまで生きた、それはあなたの治療のおかげ。そして赤城さんに命を繋ぐ為、今ようやくわかったわ」
「え…」
「天城さんから繋いだ命、私はこの為に今まで生きた。今日は凛に、お別れを言いに来たの」
「ね、姉さん…」
「もうじき、この体は息絶える…そうなったら迷わず、この体の臓器を使って赤城さんを救って」
「…いや…いや!!出来ない!私にはできない!!」
「できるわ、凛になら」
「無理!!できるできないじゃない!!したくない!!」
「お願い、この体の死を無駄にしないで」
「嫌!!なら姉さんを救う!!」
「凛、あなたにばかり悲しい思いをさせてごめんなさい…もう帰らないといけないの…凛あなたは私の妹よ自慢の妹」
「嫌!みんな、みんなそう言って私から離れていく!!」
「…ほんとに泣き虫ね、あなたは一人じゃない赤城さんがいる…それにみんなも、ねえ、間宮さん」
「…加賀さん…はい!凛ちゃんは一人にしません!」
「いや!姉さんに…加賀姉さんにいてほしい!!」
「ふふ、困った妹だこと…あなたは気づいていないかもしれないけど…ずっと鳳翔さんに見守られているのよ、こうしてる今も」
「…え」
「私もそうだった、ずっと母に見守られていたの。気づかないだけよ…これからは私も母と一緒にあなたを見守ることにするわ、今日はそれを伝えに来たの」
「姉さん!!」
「ふふ、愛してるわ…いつまでも…」
「っ!姉さん?姉さん!!姉さん!!!」
「凛ちゃん!!加賀さんの思いを無駄にするつもり!」
「うるさい!!!姉さん!嫌!!起きてよ!!嫌!!」
「凛!!」
「…っ!」
「…お願い…加賀さんの…加賀さんの言う通りにしてあげて」
「…出来ません…出来ませんよ…身内がレシピエントの移植手術だけでも精神的に厳しいのに…ドナーも家族だなんて…姉さんも間宮さんも、私に廃人になれと…そう仰るんですか?」
「ええ!加賀さんの最期の願い、そこに救える命があるのに救わないなら…廃人にでもなんでもなりなさい!!」
「…間宮、さん」
「凛ちゃん…あなたは何の為に医者になったの?」
「………脈なし、対光反射確認できません…午後19時8分死亡を……確認……加賀、姉さん…」
「加賀さん…安らかにお眠りください…」
「…っ!!これより多臓器破裂による臓器不全に対しドナーからのレシピエントに臓器移植を開始します!!!」
「はい!」
「メス!!」
「加賀姉さん、お母さん今年の桜は綺麗でしたよ…2人とも、このお酒が好きでしたね熱燗にできなくて、ごめんなさい」
「もうお花見に行ったんですか?」
「はい!病院のみんなで」
「そうですか、まだ少し肌寒いですからね七分咲きほどだったのではないですか」
「みんな花より団子ですから、団子でもなくお酒ですが」
「団子ですか…もう何年見ていないことでしょうね、お味も忘れてしまいました」
「姉さんはお花見行かないんですか?」
「ええ、御仏に仕える者…この寺より外に出てはならないのです」
「…そうですか」
「凛、少し休んで行きませんか?」
「はい」
「どうぞ」
「ありがとうございます…美味しい」
「よかったです」
「ああ、姉さんこれ榛名さんの農園でとれた野菜です」
「まあ、こんなにたくさん…いつもありがとうございますと伝えてください」
「きっと喜びます」
「…どれも美味しそうですね、食べきれるかしら…ああ、そういえば今年も瑞鶴さんから香典が届きました」
「私はちゃんと伝えましたよ!多額の香典はやめてくださいって姉さんの言った通りに」
「そうですか…では瑞鶴さんのお気持ちなのでしょうね、ありがたく納めます…皆さんが寒くないよう屋根でも付けるために使わせていただきましょうか」
「瑞鶴さんも…加賀姉さんのこと、大分悲しんでいましたからね」
「では瑞鶴さんにもお礼を伝えてください」
「わかりました…もう5年ですね」
「はい、あの戦争が終わって5年経ちました…皆さんお元気ですか」
「はい…さっきのお花も暁達のお店で」
「みんな、元気で何よりです…凛はお変わりありませんか」
「無事に自分の病院も持てましたし…でも今も自転車でこの街を往診の日々です」
「ふふっ、凛には外国の病院から引く手数多だと伺っておりましたのに」
「私は…医師としての私はあの時もう死んだんです。あまりにも家族の死を見過ぎました、今は余生を静かに過ごすだけ…赤城姉さんも尼として、そうでしょ?」
「はい、加賀さんからいただいたこの命…あの戦争で亡くなった敵も味方も、安らかに眠れるよう手を合わせる日々です」
「私達が…戦っていたのは、なんだったんですかね…」
「…何でしょうね…」
「私達は…何がしたかったんですかね…」
「さあ…何ですかね…」
「…ご馳走さまです」
「お粗末さまでした」
「また来ます」
「凛」
「どうしました?姉さん」
「凛、あなたはもう死にたいなんて言いませんか?」
「どうしたんですか?姉さん急に」
「…加賀さんはあなたをみつけた日からずっと心配していました、自分が助けたこの子は生きて幸せになってくれるだろうか、私が余計な事をしたばかりにより辛い人生を生きてしまったら…と」
「私は…ええ!もう一人じゃないですから」
「凛…加賀さん、よかったですね…あなたのおかげで凛は…本当によかった」
「あら、桜の花びら…綺麗…見て赤城姉さん!」
「凛…あら、本当に綺麗ですね何処から飛んできたのかしら」
「…姉さん、明日一緒に桜見に行きましょう」
「…凛、それは」
「だから!私の姉さんとして!ね?」
「ふふ、凛には敵いませんね!」
「私にもし、魂があるとするならそれは2人のものです。私が死する時それは2人の元に帰るでしょう、鳳翔さんが形づくり加賀さんが息吹を与えてくれたものだから。ありがとうお母さん、加賀姉さん」
「…また、ここから。みんなが待ってるわ」