東方闇時空   作:よひつじ

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UAとかその他諸々、初期と比べてすげぇ増えたなぁとしみじみ思う作者です。評価バーの色が赤になっとったし。

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12月19日 文章を追加しました


能力

 驚愕するリオルとイーブイ。既に程度の能力が何たるかについて__少しだけではあるが、魔理沙に教えられた事がある。彼女が魔法を使える様に__自身ももしかしたら、そういうものが使えるかもしれないとなると、胸が弾む。

 

「そうですね、検証をしましょう」

 

 そう言った後、瞬時の内に気を巡らせ__リオルに向かって、殴りかかった。空気を切りながら放たれた拳__リオルの顔面めがけて弾丸の如く突き進む。

 

「ハァッ!」

 

『せいっ!』

 

 だが、リオルも即座に反応し、不完全ではあるが波導を上半身に集中させ、美鈴の拳を止め__そのまま、吹き飛ばす。

 

「おっとっ……、とっ」

 

 バランスを保ちながら受け身を取り、特に何事も無い美鈴であったが、彼女は既に確証を持てた様だ。

 

「やはりですね……、貴方の能力は__名付けてみるなら、『パートナーと共に有ると、戦闘能力が向上する程度の能力』……と言った所でしょうか」

 

『えっ……』

 

 驚きと同時に喜びが湧き上がってくる。自分とイーブイが共に過ごす事__それを認められたというか、言い難いのだが__そしてリオル自身も完璧には理解出来ていないが__唯、ひたすらに、嬉しかった。

 

「こうなると、イーブイちゃんにも同じ能力があると考えるのが自然だと思います……、ちょっと試してみますか?」

 

 ________________________________________________________

 

『やったよリオル!』

 

『うん!』

 

 共に歓喜するリオルとイーブイ。問題無く能力は二匹とも目覚めた__『パートナーと共に有ると、戦闘能力が向上する程度の能力』に。

 

 因みに蛇足ではあるが、検証はでんこうせっかで行った。大凡四分の三倍程の威力の上昇がみられ__あのきあいだまをこのの状態で放たれたら……、と美鈴が冷や汗を流したのは別の話。

 

 そして、効果範囲は……互いが互いを認識出来たら__いや、一方通行でも構わなかった。しかし、効果は落ちる。

 

 そうなると__波導で生命感知が出来るリオル__彼がいるなら、問題は無い__というか、二匹は基本一緒__依存しているのではと疑ってしまう程に、共に過ごしている。

 

 いや、たとえ依存していたとしても、仕方がないかもしれないが。ずっと、ずっとずっと、共に過ごして__共に冒険、戦い__共に笑って、泣いて、励まして、怒って、悩んで、楽しんで__最後の最後で、泣き別れとなった。

 

 しかし、あのディアルガ__彼がもう一度二匹を結びつけ__人間で例えると、数々の困難を乗り越えた末にようやく結ばれた他の誰よりも深く愛し合うカップルの様なもの__いや、恋愛感情は無いが。

 

 前置きをこれ以上延ばすのも申し訳ないのでもうはっきり言ってしまうと、二匹は依存し合っている。とは言ってもどろどろとした狂気を感じさせるものではなく__もっと清々しいものである__勘違いしてはいけない、その誤解は色々と不味い事になる。

 

 よってこの能力は、常時発動と大して変わらなかった__いや、今回の手合わせの件に関しては、生命感知を全力で行わないと発動しないが。同じ施設内とはいえ、距離は結構離れていたし、リオルは目の前の相手に集中していた。

 

「後、確認の為、もう一度波導を見せてください」

 

 そう言われて、何度も何なのだと思いながらも、波導を流す__そろそろ面倒になってきたので、右手にのみしか流していないが。

 

「成る程……、リオル君。これは、生命力の表れというか……、根源の様なものとみて相違ないですか? いや、おそらく……、間違いなくそうだと思いますけど」

 

 軽く驚嘆するリオル……、見事なまでにに__完膚なきまでに当てられたから__とはいえあくまでも()()だ。何となく__その回答を読めたから。

 

「私が扱う気も同じですよ。多分、違うのは……、認識の違いぐらいだと」

 

 認識? と、疑問に思うリオル__それがどうしたと言うのか。

 

「認識__その一点が変わるだけでも、かなりその在り方は変化する__変幻自在、カメレオンの様にね。例えばオーラの色__貴方は青、私は金__細かい部分は他にもありますけど、一目見てすぐ分かるのはそんな所ですかね」

 

 よく分からないと思いますけど、まぁそんなものなんだなと記憶に留めるぐらいで構わない__そう締めくくる美鈴。

 

「それにしても、まだ粗いですね、気……、いや、波導の扱いが」

 

 それに関してはぐうの音も出ない、同じ様な力を使う者と会うことも無かったし、鍛える方法も__それにそもそも、そんな選択肢が湧かなかった。

 

「一つ提案なんですけど……、私監修の下、波導を鍛えるつもりはありませんか?」

 

 ________________________________________________________

 

 快くその提案を受け入れた__というより、リオルからしたら願ったり叶ったりであったわけで、美鈴には感謝しかなかった。

 修行は翌日からと決まり、今は庭__美鈴がガーデニングをしているらしい。

 その証拠に、花壇にはコスモスやリンドウ、脇にある植木鉢にはポットマムなどが咲いていた。

 

「とは言ってももう少しで枯れちゃいますけどね」

 

 寂しげにそう語る美鈴。確かに、開花時期は九月から十一月程__そろそろ、枯れてしまうだろう。

 

「いや、まだ終わらせませんよ、美鈴さん」

 

 そこに居た__いや、現れたのは早苗だ、ドヤ顔で仁王立ちしている。何処からわいてきた

 

「何をするつもりですか?」

 

「私の能力を忘れてませんか? 私の能力……、『奇跡を起こす程度の能力』を!」

 

 そう言って花達に手をかざし__

 

『咲き誇れ』

 

 そう厳かさを感じさせる声で言い放ち__瞬間、光に包まれた。

 包まれた花達は、分かりにくいが、先程よりも元気がある気がする。

 

「これでこの花達は、来年の冬まで枯れる事は無いでしょう」

 

「すごい……、ありがとうございます」

 

 これなら、リオル君との波導の訓練の時間を増やせる……、そう呟く美鈴。ポケモン好きからしたら今の言動は特に違和感の無いものだが、早苗はどこかおかしいと感じ__いや、ポケモン好きだからこそ逆に気付けたのかもしれない。

 

「えっ、リオル君って、波導が使えるんですか……?」




とは言ってもを使いすぎてる感があるなぁ……。
後、狼戦の時はどうなんだと言われそうなので言っておきますと、あの時は無意識的に発動しています。ただ、能力の事を知らなかったので効果も少しだけでした。
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