全角ダッシュってどう入力するの……?(ハーメルン側でいい感じの機能追加があり、こちらとしてもようやく判明しました。今少しづつ文を直しています)
「──はいっ! それでは授業を始めたいと思います」
「わーぱちぱち」
適当に返事と取って付けた様な拍手をするフラン。一応リオルとイーブイも手を叩いておく。
──あの会談の様な何かから一週間後、割と作り込まれた昔懐かしな小学校の教室のセットが妖精メイドの手により拵えられた。席は三つしか無い上、こじんまりとしているのだが。ご丁寧に『廊下を走るな』などの張り紙が貼られていて、若干千切れたり古めかしい感じになっている。
……この知識は一体何処から沸いてくるのだろうか?
「まずは数字から! ……とは言っても妹様からすると復習ですけどね」
そう言って少し古ぼけた黒板に『一』から『十』までの数字を書いて、解説を始める。
……ここから先は特に映える様なものでも無いので省略しよう。
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そこから一月。結果だけを話すと、一般的な小学校一年生の一学期中間程には知識が身に付いていた。まぁ、妥当だろうか。
元々の脳力は結構高いので、今年中には普通にコミュニケーションを取る事が出来るだろう。
……文通に限定されるが。
それに手紙でも送ったら、喜ばれるだろう──主に早苗が。少々拙くそれでいて少しの漢字が添えられた幼さ溢れる
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この館にやって来て、今迄を二匹は振り返ってみる。リオルは波導の習得をし、放出さえも可能になった。イーブイだって、進化──可能性の力を手に入れた。それに二匹は言語を教えてもらった。至れり尽くせりにも程がある。それ故に、二匹は何か出来る事は無いかと──恩返しをしたいと、唐突ではあるが思う様になった。
『ねぇリオル、今、起きてる?』
『……うん』
窓から月明かりが差す二匹の寝室にて、イーブイはリオルに声を掛ける。
『此処にやって来てさ、皆に今迄お世話になったわけ何だけど……やっぱりさ、ワタシ達も何か……恩返しをしないといけないなって思うんだ』
成る程、とリオルは思う。いや、自分自身でも考えてはいたのだが、特にこれといったアイデアも出ずに実行する事はしないでいた。
『確かにそれは……そうだね。けど、何をすればいいかな? すぐに思い付くのは、花壇の手入れを手伝うとか……まぁ、そんな感じだね。イーブイは?』
リオルが問うと、イーブイは朗らかに笑みを浮かべる。
『実はね、ちょっと面白い事が思い付いたんだ……明日、早速やってみようかなって』
面白い事と言われて、リオルの探究心が疼く。
『へぇ、どんなものなの? ちょっと聞かせてよ?』
そう質問されたイーブイは、その作戦をリオルに聞かせてみる。
『成る程……、イーブイ、それなら僕にも手伝う事が出来ると思うよ』
少年心に響いた様な、自身の好奇心に突き動かされるのに従い、二匹はどんどん話を進め、作戦を練っていく。そして、數十分が過ぎた頃、改めて二匹はおやすみと互いに呟いてから、眠りにつくのだった。
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