Rain drops   作:レモンスカッシュ七号

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みなさん、お久しぶりです。
結構シリアスに出来たと思います。今回はかなーり暗いので頑張ってください!!

では、どうぞ


消えた少女

ケン「…………………」

 

壁に寄り掛かっていた俺は視線を上げる。

 

シズク「………ん」

 

雫と目が合った。さっき見た目だ。さっき見た光景が本当なら、なんと声をかけてあげればいいかわからない。首筋にポタポタ液体がかかる。

 

ケン「なんだ、これ」

 

手で首筋の液体を取って見る。

 

ケン「ひっ⁉︎」

 

その手には赤いヌメッとしたものがべったりと付いていた。上から垂れてきたってことは………

 

シズク「ダメッ」

 

ケン「うっ!?」

 

雫が急に動いて上を見ようとした俺の顔を逸らした。けど、そんなことに意味はなかった。

 

見えた……見えてしまった。血塗れになり、自分の寄り掛かっている壁に貼り付けられている雫の母を………

 

どうする!どうする!なんなんだこれは!?夢なら覚めてくれ!!こんなの雫が………

 

シズク「わ、わたしは大丈夫………」

 

ケン「大丈夫な訳!! いや、落ち着け、俺」

 

雫が大丈夫じゃないのは良く見なくても分かる。目が死んでる。光がなくなってこの状況の辛さを物語っている。

 

雫の手が震えている。そりゃあそうだ、俺が少し冷静に考えていられるのも雫のおかげだ。

雫の手に俺の手を重ねる。なにもしないよりマシだ。

 

どうする、俺。考えろ!今何時だ。……5時か…誠史郎が帰るのは、6時半ごろだから最短でお母さんがおかしいと思うのは、2時間後だな

目の前に窓があるけど、行けるか?いや、まず、状況は走れるのか?

 

厳しいだろうな。俺も走れるかわからないし、どこからあいつら見ているかわからなしな。

 

俺の鞄⁉︎ そうだ、俺の鞄どこだ。

 

鞄を探して、キョロキョロ部屋を見回す。

 

シズク「………ん……」

 

ケン「ありがと、なんかないか」

 

鞄つーかランドセルの中にはノートと筆箱、防犯ブザーがあった。1番使えそうなのは防犯ブザーぐらいか。

いつ使う?そもそも、バレないで持っていられるか?あとは…………

 

シズク「………落ち……ついて…」

 

ケン「落ち着いてるよ!!……ごめん…」

 

怒鳴ってしまった。なんなんだ。もう…

 

「おうおう、やかましーぞ、テメーら!」

 

勢い良く扉を開けて部屋に入って来たのは、俺を殴った奴だった。

 

ケン「………」

 

「んだよ!その目はよっ!」

 

胸ぐら掴まれて壁に叩きつけられる。雫のお母さんの目を見てしまった。

 

ケン「……なんでこんなことを………」

 

「あぁ! 冥土の土産に教えてやるよ」

 

雫を指差して男が

 

「このガキの目が赤くなるんだと、珍しいからとっ捕まえろ。つー依頼が来たわけよ。いい金になるからな」

 

ケン「ならなんでまだここにあるんだよ」

 

「金持ってここで交換なのさ。聞きたいのはそれだけか」

 

 

確認に来ただけだったのか。男はあっさり戻って行った。

 

時間は7時、早ければそろそろ心配してくれてるはずだ。あと、さっき投げられた時に上着のポケットになにか入っていた。

 

ケン「これはラッキー」

 

携帯だ。前、遊んだ時入れっぱだったの忘れてた。

 

確認はもうしばらく来ないはず、今なら!

 

携帯開いて、メールを送る。この場所となにが起きてるかを。

 

 

 

よしっ、送れた。あとは待つだけ……

 

 

……寒いな。

 

ケン「よいしょっと」

 

年寄りクサイ台詞を吐いて立つ。ほとんど部屋着の雫がガタガタ震える前にあったまるものを

 

ケン「っとと」

 

袖を引っ張られた。

 

シズク「……寒い………動か…ないで……」

 

ケン「はいはい」

 

雫の隣りに座り直す。上着を脱いで、雫にかける。多少はマシだろう。

 

 

 

 

 

 

メールを送って1時間、そろそろアクションを起こしてくれてもいいんだけどなー

 

サイレンの音⁉︎やった!

 

すると、確認の時よりも強く扉を開け放つ男達。相当お怒りのようだ。右手に持った拳銃を今すぐにでも撃ちそうなくらい。

 

「テメェら!!なにしやがった!!」

 

雫が俺の背中に抱きつく。こんな状況じゃなければ何かを感じたかもしれないけど今じゃない。

雫はすぐに離れた。そして、雫のもとで何かが落ちた。俺の携帯だ。

 

……雫、まさか⁉︎

 

「テメェか!連絡したのは!!」

 

拳銃が雫を向く。

 

ここからは勝手に体が動いた。引き金が引かれる直前に雫の前に出た俺の体を弾丸は貫いた。貫いてしまった。

 

いままで感じたことのない痛みを死ぬ気で押し殺して雫を見る。雫は力なく倒れて、血溜まりが出来、ゆっくり俺の血溜まりとくっついていた。

 

俺の体を貫通した?………膝に力が入らず俺も倒れた。後ろでたくさんの人がいるのが血に反射してみえた。けどそんなことはどーでも良かった。

 

ケン「な…んで……そんな…」

 

雫の目は赤かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケン「……ここは…………」

 

俺が目を覚ましたのは、あれから3日後だった。話を聞くとあそこにいたのは俺と男だけだったらしい雫の姿は誰もみていないとその話を聞いたあとトイレで

 

ケン「なんでだよっ!!」

 

鏡を殴る。鏡は割れずに手から血が滲み出た。

 

ケン「あれ? 目が………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            …………………………赤い」

 

 




感想、アドバイス、批判よろしくお願いします。
コメント貰えるとモチベーションが上がります。はい、久しぶりの投稿のくせにって話しですね。(╹◡╹)

この小説の題名について

  • 変えても良いよ!
  • 変えたらダメ!
  • 『未来への第一歩』で!!
  • 知るかそんなもん
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