男が演奏している横に看板が立っている。あなたは看板を読んだ。...投げ銭歓迎!石は投げないでください... あなたは周囲を調べた。... ...何かが見つかりそうだ... 投げやすい小石を見つけた! 作:ネコ文屋
01_新たな地平線を求めて
寝ていた布団をはねのけた。ログイン天誅してくるサムライを長杖で足払いする。
容赦なく襲ってくるおかわりログイン天誅サムライ2に低めの態勢から跳ね上げる突きをお見舞いする。
呻いている間に刀を奪い取り、長屋から外に出ていつもの散歩ルートとなっている城下町へと向かう。
戦闘力不足に悩んでいた時に出会ったマイナーコンテンツVR杖術教室。久しぶりに武道をやってたら楽しかったので、オフラインの免許皆伝まで技術を鍛えた。せっかくだから対人戦に使いたいと思い、その道で定評のある幕末というオンラインゲームを購入してみた。
プレイヤー全員が敵で切りかかってくるというなかなかのクソゲーなのだが、まず杖を見つけるのに苦労した。初期刀で油断大敵とばかりに天誅と叫んで、突撃してくるプレイヤー達。リスポーン地点から抜け出すのに時間がかかった。杖術で戦いたいの、物干し竿を庭から盗んだり、竹林から竹を切って竹槍のようなものを作ったり。
散歩していると団子屋が見えた。ちなみに老人アバターでやっている。杖突いているお爺さんが強いってのはロマンがあるからだ。団子屋でみたらし団子を3本食べる。店の奥の方にはいつもすごい数の団子を食べている男がいる。どうやら有名な団子屋というプレイヤーらしい。団子の串を投げてくるんだとか。
団子を食べたあとは再び戦いを求めて城下町をぶらりと探索。
3人組のサムライが正面からやってくる。
素早く建物の陰に隠れ、背後から奇襲。続けて残りの顎を突き上げる。地面に倒れ伏すまで正中線を連続付き。天誅と叫ばないマナー違反になっているが悶絶、または、気絶させるだけなので許してもらおう。絶対叫ばない方が確実に仕留められるのだが、彼らが天誅と叫んでしまうのは本能的なものなんだろう。きっとそうに違いない。
一人残ったサムライが敵討ち天誅と叫びながら刀を振るうのを少しだけ飛び退って回避。そのままの勢いで前方に跳躍し、頭の斜め上に打ち下ろす。
刀をある程度回収したので質屋に寄って現金化してから、鍛冶屋へと移動。前から頼んでいた鉄杖を入手し、今日は天守閣を見に行くことにした。天守閣には強いNPCがゴロゴロいるのだ。
中でも一番強いNPCがショーグンというらしい。そこまで行けるかは分からないがアタックしてみよう。
老人のアバターだが別に運動性能はデバフを受けるということはない。
城門の見張り2名を正面から倒し、刀を奪ってから縄で縛って放置。場内に侵入し天守閣を目指す。
1時間後
アタックした結果、杖術の限界が見えた。敵を死亡させないのでどんどんNPC増えて、逃げ回っていても詰んでしまう。殺傷力のある矛を持ってきたほうが良いかもしれない。また資金集めからだな。
さてと、そろそろシャンフロに戻るか。魔法の補助という意味では十分だろう。シャンフロでも矛を作ったほうが良いだろうか。
セカンディルの復興も進んできたし、サードレマへと進んでもいい頃だろう。ある程度規模の大きい街だと聞いているしホームを構えてもいい。エリアも3つに分岐するそうだしここはじっくり攻略していこう。
せっかくだし門出の祝いに打ち上げ花火でもやろうかな。花火屋の長屋へと向かう。
お、今日は留守なようだ。筒入りの打ち上げ花火3発と火打ち石をパチる。どこで打ち上げるかな。まぁ適当な屋根でいいか。
適当な家の屋根に登って火打ち石で打ち上げ花火に着火。
「た~まや~、昼だから色がはっきりわからねぇな。」
ま、こんなもんだろう。ログアウトするか。
ログアウト後、花火屋による絨毯爆撃が実施され、周辺の長屋は全壊した。あゝ無情。
書きたいことが出てきたので、サードレマ編続けていこうと思います。