正月、それは新たな一年の始まりの日。
正月、それは社畜に許された一時の休息。
そんな正月に俺は今―――
「確信。やはり夕弦こそが姉なのです。」
「たっ、たまたま調子悪かっただけだし!次は大吉に決まってるし!」
――神社に初詣に来ていま、ちょっと待てムキになって風巻き起こすな!ちょっ――!
それは今日の早朝のこと。
年越しスレスレまで開発部で働き、帰りのタクシーで年を越した俺は死にかけで家に戻った。
ANIM○Xで魁!!男塾の一挙放送をうっつらうっつら観ていると突然家のベルが鳴り、
寝ぼけながらもドアを開けると、
「1つの物語がここに完結し、新たな物語が始まる――そう、前だけを見据えて突き進む獣の時代は終わりを告げ、その矮小な体躯に強大な敵にさえ牙を突き刺す力を秘めた獣の時代へと――」
まーた何か言ってるよこの娘…
翻訳すると、
「今年も終わって、新たな年になりますね、亥年から子年になりますよ」
ということである。
強大な~力を秘めたの部分は多分窮鼠猫を噛む、とかいうその後の結末が容易に想像つくエピソードから来ているのだろう。
それより、何故
「おう、おめっとさん。今年もよろしくな」
殊の他サラッと口から出てきたことに自分でも驚きながら挨拶を返すと、何かが嬉しかったのか、少し頬を赤くしながら微笑んで、こう宣った。
「ふっ、仕方ないからよろしくされてあげるし!」
新年早々全1レベルの煽りを受けながらも質問は忘れない社会人の鑑、どうも僕です。
「それよか何でココに?
俺の質問に対して耶倶矢は、少し気まずそうに目を逸らしながら答えた。
「いや、そのね?夕弦が「急務。耶倶矢を誑かした男がどんな人間なのか確認する必要があります」とかなんとか言ってアンタんとこに行くって聞かなくて…」
どんどん目の泳ぐ速度が上がっていく。
五輪代表もかくやというスピードで目が泳ぎ始めたその時、耶倶矢の後ろから
「滅殺。耶倶矢を騙し手篭めにしようとする悪漢はこうしてやります。てりゃー」
という声とともに鎖のようなものが伸びてきて俺の首を締めて持ち上げ――あかんこれじゃ俺が死ぬゥ!
こうして、
ア パ ー ト こ わ れ る
精霊がやったことだから〈ラタトスク〉から保険がおりるしまぁ、多少はね?
しかし1万字近い文章を毎日更新してる人達たまに見るけどあの兄貴たちどうなってるんですかね…
僕なんて1話につき1000~2000字が限界なんですけど