………絶望していた。
1問目を終えた時点では楽勝だろうと踏んでいたが、まさかここまで難しい問題ばかりとは。
やれ「耶倶矢の現在の体温は?」だの
「耶倶矢のスリーサイズは?」だの
とてつもなく難しい問題たちに完全に打ちのめされていた。
無理スギィ!あまりにも無理スギィ!
10問中9門が終了した時点で俺たちのスコアは2対2と拮抗していた。
…9問終わってこのスコアとかクイズ番組だったらお茶の間ヒエヒエ待ったなしなんですがそれは…
「さぁこれが最後の問題よ!第10問!耶倶矢の1番大事な人は誰!?」
…むむ、困った。ここにきて適度な難易度の問題。
さすがに最終問題と言うだけあって難しいことは難しい。
一体アイツの大事な人とは誰なのか…!?
一緒にいる時間が長いのは間違いなく夕弦だが、えっと、その、一応俺もパートナー、な訳だし…?(テレテレ
「辟易 そんなにクネクネしていては何を考えているのか丸わかりです。」
見抜かれてしまった。反省しなければ…でもなぁ…(クネクネ
「………(じとー)」
……おふざけはここまでにして、そろそろ真面目に考えなければ。
――――「制限時間終了よ!さぁ2人ともペンを置いてちょうだい!」
五河琴里の声に、お互いにペンを置く。
考えられることは全て考えた。あとは自分の
「両者、フリップを同時にあげなさい!せーの!」
「回答 叡斗さん」
「まぁ、普通に考えて夕弦だろ」
……それぞれがお互いを答えに挙げるというなかなかアレな結果となったが、実際俺たち以外にアイツと仲良い存在が思いつかないしまぁしゃーない。
「疑問 何故私なのですか 貴方の方が信頼されているのでは?」
「いや、どう考えたって姉妹の方選ぶだろ。流石に家族かこ、恋人かって言えば家族だろ」
もっとも、俺も耶倶矢も親は居ないためよく分からないところもあるのだが…
「落ち着きなさい、2人とも。今議論した所で答えは変わらないわ」
「む…」
「反省 ごめんなさい」
むむっ、即座に謝れるあたりあちらの方が人間性ができているのでは。
「まぁ、何はともあれ正解発表!正解は――「みんな大事」よ!」
………いや、どっちもハズレかーーい!
思わず新喜劇みたいな激寒ツッコミが飛び出したが、これで引き分けが確定し、俺の勝ち越しも決まった。
「よって勝者、叡斗!」
嬉しいなー(棒)
「落涙 悔しくなんかありません。ひぐっ、えっぐ、カグヤぁ…」
なんかめっちゃ泣いてる!?そんなに悔しかったの!?
「再起 貴方は
「まぁ、確かに俺は魔術師だが…まさか」
なんか嫌な予感がする(数分ぶりn回目)。
甲子園強豪校ぐらい嫌な予感してるやんけ!
「布告 そのまさかです
彼女はキメ顔でそう言った。
……普通、そっちがかかってくる側では?
ちなみに主人公くんに耶倶矢の霊力が封印されているため、令音さんの計画は既にルートを外れてしまっています。令音さんが主人公くんから霊結晶を無理矢理摘出する可能性も微粒子レベルで存在している…?