部下S:お、お褒めに預かり恐悦至極・・・・・・(ステーキも効果ないかぁ)
誤字修正。HAGI1210様ありがとうございます!
テイク18
ゴブリン退治めっちゃ楽勝でした。
強いわ~俺強いわ~と調子に乗ってると師匠にボコられる。
次は体術らしい。
槍の扱い方はそこそこになったから次はその残念な体術を云々。
いやー。槍の練習の時に足捌きとかも色々教わったけどやっぱ新しい技術を学ぶのは楽しいね。
槍使いは狭い場所だとかなり弱体化しちゃうから対策はとっとけ、という事だが確かにと思う。
洞窟の中とか槍だとね。タマちゃんなら壁ごと貫通しそうだがそれで洞窟崩れちまったらまあ死ぬしな。
ん?この増えたテイクの数はそれが原因かって?
普通に槍の修行中に過労死しましたが何か?
いやぁ、ロディマス師匠にめっちゃ叱られた。ゼロス君が上手く誤魔化してくれたらしいけど二度とこんな無茶はするなと約束させられちまったぜ。
師匠に心配かけるわけにも行かないので死に掛けたらとりあえず隅の影で死ぬか死なないように頑張ろうと思う。
まぁ、体術の修行になってからはそこまで延々動く事はなくなって、主に組み打ちとか打撃の仕方とかを教わってるのでまた倒れるようなことはないだろう(慢心)
「隙あり!」
「ないわ!」
タックルで足を取りにいったら膝で顔をぶっ飛ばされる。
ヨシオくん、ぶっとばされた~!
という具合に車田落ちを見せると追撃の足踏みが顔に来るのでささっと逃げる。
最近防御能力ばっかり上がってる気がする。死にすぎたせいか何食らっても次の動きに繋げられるのだな、これが。
「本当にお前怯まんなぁ」
「慣れてますから」
あっけらかんと答えると師匠が渋い顔で唸る。
どうも師匠は俺が児童虐待かなんかを食らってたと思ってるらしく、こういう事を言うと渋い顔をする。児童虐待ねぇ。相続の関係があって、居れば良いって扱いでずっと放置されてきたから虐待も何も無いんだがなぁ。
割と自由だったしね。20を超えてからは好きに生きろって一生暮らせるお金貰ってそれからはずっとアニメやら漫画やらゲームやらをやり続けてたからね。家事はお手伝いさんにお任せしてたし。
正直今の境遇や生活に物凄く満足してる。危ないかもしれないが死んでもコンテニューできるし、お手伝いさんに何もかもを任せてた時より不自由かもしれないがその分充実感を感じている。
うん。この世界に来て本当に良かったって思ってる。
その辺りを前回蘇った際にあの偉そうな姉ちゃんに伝えてみると涙をぼろぼろ流して「良い話やなぁ、めっちゃ良い人やん私」と言い始めて泣き始めた。
突っ込み所かなって思ったけど、実際感謝しているのでありがとうと伝えておく。また来るのよ~という言葉に了承を伝えて現世に戻ると俺の死体にすがって「戻って来い!死ぬんじゃないぞ!」って師匠が叫んでて慌てて隠れる羽目になったんですがね。あの状況から誤魔化しきったゼロス君やっぱ凄くね?
さて、何か戦になりそうな気配が町に漂っててお仕事が増えてますよっと。
「おりゃ」
「ギャァ!」
槍の一撃で狼みたいな犬っころが消える。うーん、タマちゃんは今日も絶好調だぜ。今宵のタマちゃんは血に飢えておられるぞ。あ、もう居ない。さいですか。
「中々やるじゃない。この調子で前衛は頼むわ!」
「アラホラサッサー」
「あら・・・何?」
「かしこまりましたって事だよ。言わせるな恥ずかしい」
「はぁ?・・・どこの国の言葉かしら」
ぶつぶつと呟く黒い髪の女魔法使いは、今回の臨時パートナーのエリスさんという方です。何でも「実戦経験のない魔道士が許されるのは学生までだよね~キャハッ」というノリで煽られた結果「できらぁ!」と二つ返事に答えてギルドの提示版の前で立ち尽くしていたのを声かけました。ナンパ成功率100%の男ヨシオと言って欲しい。
つまり初めて人を誘って冒険してるって事ですね。言わせるなよ恥ずかしい・・・ほんとにな。
師匠は師匠枠だからなぁ。最近は頼めば付いて来てくれると思うけど・・・・・・
いつまでも師匠におんぶに抱っこじゃいけないと思うんですよね(キリッ)
「次が来たわよ!炎の矢(フレア・アロー)!」
「あいよ。タマちゃんは血に飢えておられるぞ~」
エリスさんの魔法に合わせて突撃。出てきたのは、おっと豚さんじゃないか。人型の魔物は好きだぜ、ゴブリン退治の練習になるからな(外道)
ゴブリン・殺すべし。未だにあいつらからの死因がトップ数なのが心に残ってます。
そのままさくっと全滅させて、とりあえず今日の所はこれで良いかと剥ぎ取りタイム。討伐部位証明がないとお金が貰えないからね。仕方ないね。
あ、エリスさんどうしたの?怖い?おいちゃんに任せとけって。雑用は大分慣れとるからな。
因みに今回の依頼は街道の安全確保のための間引きだ。どうも軍が大規模な出兵のために準備してるから間に合わないらしい。おぜぜが貰えるならまぁどうでも良いんだがね。こっちは。
とりあえずそこそこの数は倒せたのでギルドに言って討伐証明と報奨金を貰う。
いやぁ、普段の倍以上稼げたわ。やっぱチームだと効率良いな。
次もどうよ、と誘うとエリスさんも乗ってくれた。1人だけだとやはり呪文詠唱が怖いらしい。まあ、高速詠唱の技能って難しいらしいしね。
その後、稼いだお金で打ち上げをして別れる。仲間との冒険も良い物だなぁ。師匠に友達が出来たって報告しよ。
そんなこんなで修行も仕事も順調に行っていたある日。
「師匠、場違いすぎて死にそうです」
「・・・すまん。だが、お前にしか頼めんのだ」
血相を変えた師匠に伴われ、王宮に足を踏みいれる。
俺は平凡に過ごしたいんだがどうしてこうなった。
ヨシオ:順調に戦士として成長中。槍の扱いなら師匠に迫るものに。現在外見年齢が10台に戻っていることに気づいてない。
若ロディマス:ヨシオの成長振りに自身の鍛錬の見直しを行っている。
ゼロス:ディルス王国軍壊滅に一役買っていた模様
エリスさん:本名を偽ってヨシオとチームを組む。現在は魔術協会にて修行の身。高速詠唱に苦戦中。